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四章
別離と出会い その2
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地下一階のその場所では数人の者たちが恐怖に包まれていた。
静寂な重い空気を悲鳴が切り裂いていった。
彼らの前方に、集団を成すハンターツイスターが現れていた。
その姿は植物の如き異形であり、多数の触手を蠢かせて、人間を捕食する恐るべき怪物だった。
その蔦のような触手は静かに伸び、《深きから忍び寄るものたち》の一人を狙って絡みつき始めた。その途端、被害者の顔に恐怖が刻み込まれ、絶叫の声が迷宮の底に響き渡った。
彼の周囲にいた仲間たちは、目を見開き、無力感に押し潰されるような表情を浮かべた。彼らは心の奥底で、恐怖に対する無力感と闘いながら、助ける術を探し続けた。
ハンターツイスターは冷酷に触手を締め上げ、被害者を徐々に丸呑みにしていく。
その瞬間、血の気が引いた顔に苦悶が浮かび、死の淵に立たされる者の姿は、まさに地獄の光景だった。
迷宮の闇がさらに深まり、狂気の匂いが立ち込める中、彼らの運命は絶望の淵に迫っていく。どんな絶望的な状況でも、生き残る意志を持ち続ける彼らの心情は、まさに人間の根源的な闘志を示していた。
それがたとえ《深きから忍び寄るものたち》であったとしてもだ。
そして、今まさに一人の男性、セバスがその足を蔦に絡め取られていた。
「うわぁぁぁぁぁっ 助けてくれぇぇぇぇっ! せめて最後に若い女の子抱かせてからにしてくれぇぇぇっ!」
瞬間、彼の足が軽くなった。
その曲刀の一撃は闇ごと、ハンターツイスターの蔦を両断していた。
「とんでもねぇ悲鳴上げやがって! もうちっとマシな悲鳴はねぇのか? 見ろ、アリアのやつが顔を真っ赤にしてるじゃねぇか!」
「するわけないでしょう! どこかのお嬢様じゃあるまいし!」
彼女は得物のウィップでハンターツイスターの本体を叩きながら抗議していた。
「蔦じゃなくて足のほうを切断しととけば良かったかな?」
「冗談でもそんなこと言わないでくださいよぉ…!」
なんだか情けない声を上げるセバスである。
「それよりダミアンのやつが食われちまった!」
「食ったのはどいつだ?」
それを今日に聞かれて、セバスが指を差したのは、三体いる内の一番奥にいる個体だった。
ハンターツイスターというのは口の部分があり、まるで、長い触手が数本着いた磯巾着のような形をしている。腹部とも言うべき口の下が確かにその個体だけ異様に膨らんでいた。
「どうする? こいつらが出るのは事前に知っていたから油の用意があるけど!」
それは「黒猫冒険物語 パウゼッタ商会」で見繕ってもらったものだ。
彼らは焼いてしまえば手っ取り早いというのが、店員のリュセットの話だった。
「飲み込まれたダミアンがそれでいいよって言ったならな」
キョウのその台詞でアリアは彼が仲間を助けるつもりだと悟った。
それでは油は使えない。
「よし! そこの兄さんたち、援護をしてくれ!」
「具体的に?」
「俺が前方の2体の触手をすべて切る。その2体に二人はとどめを刺してくれ」
今日がそれを言い放つと、二人は怪訝そうな顔を見合わせた。
そんな簡単に触手が切れるのだろうかという顔つきである。
しかし、今日は自信ありげな笑みを見せると、次の瞬間には敵に突っ込んだ。
当然だが、敵は触手を伸ばしてくる。
それを片っ端からキョウは曲刀で切って捨てた。
「まるで、伐採だな」
触手を数本切り落として次の獲物に襲いかかるキョウ。
なるほど、触手の全部を切り落とさなくても、前方のこちらに届くものだけ切り落とせば良い。後ろの触手を前方に回しても、そんなに遠くには届かないし、それならこちらの攻撃が相手の本体に届く。
むろん、相手が体勢を入れ替えてしまえば、その限りではない。
動き自体は遅いので、今が好機と言える。
そこをエリックとランディが見逃すはずもない。
アリアのウィップが飛ぶ。
触手の一本と絡まる。
彼女が触手と絡まったウィップを引くと、ハンターツイスターはやや引っ張られた状態になり、体勢を崩した。
その腹部とも言うべき箇所に深々とエリックの長剣が突き刺さる。
「人を食うなんて!」
その言葉と共にエリックは力を込めて相手を切り裂いてバラバラにした。
その隙にやはり触手を取り払われたもう一体をアリアが同じようにしてウイップで足止めすると、今度はランディがその口を縫い止めるようにして、細身剣を突き刺した。
残りは一体。ダミアンを飲み込んだ個体だった。
キョウは敢然とまるで怯むことなく、突っ込んでいく。
「まずは邪魔くさいそのクソみたいな触手を全部切り取るか」
キョウは触手の一本をこともあろうか、素手で掴むと引っ張った。
そして、それを曲刀で切ると、次の触手と次々と触手を切断していく。
間合いを完全に読んでいる。
触手の届く範囲から的確に触手を掴んでは一つ一つ処理していく。
瞬く間に触手のないハンターツイスターが出来上がる。もはや、それはただの巾着のような大きな植物だった。
「さて、ダミアン、お前に当たったら勘弁な!」
その腹部を曲刀で両断した。
「あっ!」
中から何かか飛び出してきた。
ぴくぴくと動いているハンターツイスターの破片をかき分けて、その飛び出してきた袋を開けると、そこからは一体の人骨が現れた。
「ダミアン! 畜生、遅かったか!」
キョウが大声でその人骨の肩の辺りを揺さぶっていた。
大げさにそんなことをやっている横でアリアたちは残りの個体にとどめを刺していた。
「…いやー、生きてますってば」
ぼそりとそんな声がした。
いまだにキョウは「だみあーん」などとやっている。
そんなキョウの方をダミアンは叩いて、自分の存在を彼に知らせようとしていた。
「ダミアン! もう化けて出たのか!? さてはお前は《闇魂憑依屍鬼》だな?」
《闇魂憑依屍鬼》とは結構高位の魔物である。死体に闇のエネルギー体が取り憑いたものを指していた。
「そんな訳ないでしょう? 誰かしらないけど、先に飲み込まれていた犠牲者で遊ばないでください」
《深きから忍び寄るものたち》の割には常識的なことを言う。
「…ってかくっせぇ…。お前、ダミアン、ものすごくくせぇ」
そう言いながらキョウは自身の袖口で鼻の辺りを覆っていた。
「えっ? 本当に??」
自分では気づかないのかダミアンはとぼけたように言っていた。
「バカ近づくな! 身体洗ってこい!」
なんだか気の抜けるやりとりを始めた二人を見てアリアは安堵したようなため息を吐いた。
「こいつらどこから湧いたのかしら?」
そんな気配は先ほどまではなかった。
この手の移動が遅い魔物がいれば、その近くには何らかの痕跡が残る。
それは犠牲者だったり、這いずり回った跡だったり。
大体がここは地下の一階のまだ入ってきたばかりの場所だ。
もうすでに何組もの冒険者が入っている。あらかた目立つ魔物は退治され尽くしていてもおかしくない。いきなり魔物が出るというのもおかしな話だった。
未踏破の場所であればこそ、魔物との遭遇はあり得るのである。
ここはもうすでに人間たちに征服された領域と言っても差し支えのない場所だった。
「どこからか飛ばされてきているのかもな」
ランディが静かに苦々しそうに言った。
アリアは先ほどのキョウの言葉を思い出した。
「中々一筋縄ではいかないかもな」
エリックがツイスターハンターの粘液が付いた長剣を気にしながら言った。
「奥はいったいどういう風になっているのかしら?」
ふとアリアは迷宮の奥へと続く通路のほうを見た。
そこはまるで永遠に闇が続いているかのような場所だった。
いつか見上げたあの馬車の天井のように暗かったのだった。
静寂な重い空気を悲鳴が切り裂いていった。
彼らの前方に、集団を成すハンターツイスターが現れていた。
その姿は植物の如き異形であり、多数の触手を蠢かせて、人間を捕食する恐るべき怪物だった。
その蔦のような触手は静かに伸び、《深きから忍び寄るものたち》の一人を狙って絡みつき始めた。その途端、被害者の顔に恐怖が刻み込まれ、絶叫の声が迷宮の底に響き渡った。
彼の周囲にいた仲間たちは、目を見開き、無力感に押し潰されるような表情を浮かべた。彼らは心の奥底で、恐怖に対する無力感と闘いながら、助ける術を探し続けた。
ハンターツイスターは冷酷に触手を締め上げ、被害者を徐々に丸呑みにしていく。
その瞬間、血の気が引いた顔に苦悶が浮かび、死の淵に立たされる者の姿は、まさに地獄の光景だった。
迷宮の闇がさらに深まり、狂気の匂いが立ち込める中、彼らの運命は絶望の淵に迫っていく。どんな絶望的な状況でも、生き残る意志を持ち続ける彼らの心情は、まさに人間の根源的な闘志を示していた。
それがたとえ《深きから忍び寄るものたち》であったとしてもだ。
そして、今まさに一人の男性、セバスがその足を蔦に絡め取られていた。
「うわぁぁぁぁぁっ 助けてくれぇぇぇぇっ! せめて最後に若い女の子抱かせてからにしてくれぇぇぇっ!」
瞬間、彼の足が軽くなった。
その曲刀の一撃は闇ごと、ハンターツイスターの蔦を両断していた。
「とんでもねぇ悲鳴上げやがって! もうちっとマシな悲鳴はねぇのか? 見ろ、アリアのやつが顔を真っ赤にしてるじゃねぇか!」
「するわけないでしょう! どこかのお嬢様じゃあるまいし!」
彼女は得物のウィップでハンターツイスターの本体を叩きながら抗議していた。
「蔦じゃなくて足のほうを切断しととけば良かったかな?」
「冗談でもそんなこと言わないでくださいよぉ…!」
なんだか情けない声を上げるセバスである。
「それよりダミアンのやつが食われちまった!」
「食ったのはどいつだ?」
それを今日に聞かれて、セバスが指を差したのは、三体いる内の一番奥にいる個体だった。
ハンターツイスターというのは口の部分があり、まるで、長い触手が数本着いた磯巾着のような形をしている。腹部とも言うべき口の下が確かにその個体だけ異様に膨らんでいた。
「どうする? こいつらが出るのは事前に知っていたから油の用意があるけど!」
それは「黒猫冒険物語 パウゼッタ商会」で見繕ってもらったものだ。
彼らは焼いてしまえば手っ取り早いというのが、店員のリュセットの話だった。
「飲み込まれたダミアンがそれでいいよって言ったならな」
キョウのその台詞でアリアは彼が仲間を助けるつもりだと悟った。
それでは油は使えない。
「よし! そこの兄さんたち、援護をしてくれ!」
「具体的に?」
「俺が前方の2体の触手をすべて切る。その2体に二人はとどめを刺してくれ」
今日がそれを言い放つと、二人は怪訝そうな顔を見合わせた。
そんな簡単に触手が切れるのだろうかという顔つきである。
しかし、今日は自信ありげな笑みを見せると、次の瞬間には敵に突っ込んだ。
当然だが、敵は触手を伸ばしてくる。
それを片っ端からキョウは曲刀で切って捨てた。
「まるで、伐採だな」
触手を数本切り落として次の獲物に襲いかかるキョウ。
なるほど、触手の全部を切り落とさなくても、前方のこちらに届くものだけ切り落とせば良い。後ろの触手を前方に回しても、そんなに遠くには届かないし、それならこちらの攻撃が相手の本体に届く。
むろん、相手が体勢を入れ替えてしまえば、その限りではない。
動き自体は遅いので、今が好機と言える。
そこをエリックとランディが見逃すはずもない。
アリアのウィップが飛ぶ。
触手の一本と絡まる。
彼女が触手と絡まったウィップを引くと、ハンターツイスターはやや引っ張られた状態になり、体勢を崩した。
その腹部とも言うべき箇所に深々とエリックの長剣が突き刺さる。
「人を食うなんて!」
その言葉と共にエリックは力を込めて相手を切り裂いてバラバラにした。
その隙にやはり触手を取り払われたもう一体をアリアが同じようにしてウイップで足止めすると、今度はランディがその口を縫い止めるようにして、細身剣を突き刺した。
残りは一体。ダミアンを飲み込んだ個体だった。
キョウは敢然とまるで怯むことなく、突っ込んでいく。
「まずは邪魔くさいそのクソみたいな触手を全部切り取るか」
キョウは触手の一本をこともあろうか、素手で掴むと引っ張った。
そして、それを曲刀で切ると、次の触手と次々と触手を切断していく。
間合いを完全に読んでいる。
触手の届く範囲から的確に触手を掴んでは一つ一つ処理していく。
瞬く間に触手のないハンターツイスターが出来上がる。もはや、それはただの巾着のような大きな植物だった。
「さて、ダミアン、お前に当たったら勘弁な!」
その腹部を曲刀で両断した。
「あっ!」
中から何かか飛び出してきた。
ぴくぴくと動いているハンターツイスターの破片をかき分けて、その飛び出してきた袋を開けると、そこからは一体の人骨が現れた。
「ダミアン! 畜生、遅かったか!」
キョウが大声でその人骨の肩の辺りを揺さぶっていた。
大げさにそんなことをやっている横でアリアたちは残りの個体にとどめを刺していた。
「…いやー、生きてますってば」
ぼそりとそんな声がした。
いまだにキョウは「だみあーん」などとやっている。
そんなキョウの方をダミアンは叩いて、自分の存在を彼に知らせようとしていた。
「ダミアン! もう化けて出たのか!? さてはお前は《闇魂憑依屍鬼》だな?」
《闇魂憑依屍鬼》とは結構高位の魔物である。死体に闇のエネルギー体が取り憑いたものを指していた。
「そんな訳ないでしょう? 誰かしらないけど、先に飲み込まれていた犠牲者で遊ばないでください」
《深きから忍び寄るものたち》の割には常識的なことを言う。
「…ってかくっせぇ…。お前、ダミアン、ものすごくくせぇ」
そう言いながらキョウは自身の袖口で鼻の辺りを覆っていた。
「えっ? 本当に??」
自分では気づかないのかダミアンはとぼけたように言っていた。
「バカ近づくな! 身体洗ってこい!」
なんだか気の抜けるやりとりを始めた二人を見てアリアは安堵したようなため息を吐いた。
「こいつらどこから湧いたのかしら?」
そんな気配は先ほどまではなかった。
この手の移動が遅い魔物がいれば、その近くには何らかの痕跡が残る。
それは犠牲者だったり、這いずり回った跡だったり。
大体がここは地下の一階のまだ入ってきたばかりの場所だ。
もうすでに何組もの冒険者が入っている。あらかた目立つ魔物は退治され尽くしていてもおかしくない。いきなり魔物が出るというのもおかしな話だった。
未踏破の場所であればこそ、魔物との遭遇はあり得るのである。
ここはもうすでに人間たちに征服された領域と言っても差し支えのない場所だった。
「どこからか飛ばされてきているのかもな」
ランディが静かに苦々しそうに言った。
アリアは先ほどのキョウの言葉を思い出した。
「中々一筋縄ではいかないかもな」
エリックがツイスターハンターの粘液が付いた長剣を気にしながら言った。
「奥はいったいどういう風になっているのかしら?」
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