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第2章 時の使者
18話 因縁(前編)
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それは冬馬たちが小学六年生の頃。まだ世界が止まるなんて考えもしなかった幼い二人のこと。
冬馬たちの住む村は森に囲まれ、一番近い街と呼べる場所には三~四時間かけてようやく着くようなザ・辺境といった場所に所在していた。そんな村にも学び舎はあり、小学校は木造の一階建てと絵にも書いたような田舎の学校で冬馬たちが六年生になった頃には全校生徒数が五人といった具合だったがそれもあって年の差関係なく仲良く生活していた。暑さが目立つ夏で汗が鬱陶しくイライラを助長するかのようにセミがわめき散らかすある日、小学生に担任の教師から衝撃の発言が飛ぶ。
「はい、みなさんにお知らせがありまーす!」
「どーしたの?またイノシシ狩り見学なら行かないよ」
「こらこらケンちゃん、先生の話は最後まで聞くものよ?」
教師の発言に突っかるケンちゃんと言われた子は小学四年生の若干ませた少年の健司だった。スポーツ刈りにタンクトップのアクティブ少年に二十代後半と村には若めの女教師は片目を瞑り先程の発表を再開する。
「実は…村長や校長を始めとした様々な大人からの協力もあって、今年は東京への遠足が可能になりました~!」
「「「「「ええええ!?!?」」」」」
教師の思わぬ発言に一同は驚きが隠せなかった。この辺境の村とは一転してあのビルと言う建物に囲まれているという大都会に行けるのかと衝撃が走り喜びと浮足立った思いに頭が一杯になっていったのだった。
「東京ってあれだろ!?びるがいっぱいあって駅もでっかいあの!」
「あとはいろんなお店屋さんがあってぱねる?っていう大きいテレビもあるんだって!」
「車だっていっぱい走ってるんでしょ!?海外車とかのあるのかな?」
一同の聞いた情報や都市伝説のように扱われてきた情報をこの目で確かめることができると大声で共有し合っていた。当然冬馬とすずも喜びを隠すことなく
「東京ってどんな感じなんだろうね」
「きっと私達が知らないようなすごい機械とかも当たり前にあるんだよ!」
冬馬の問いかけに周囲の倍ほどのテンションで答えるすず。その勢いに本当に最年長なのか疑わしくも感じるがそこに不思議と愛嬌を感じるのだった。
「はいはい。みんな落ち着いて~。日時なんかは追ってお知らせしますのでお父さんお母さんにはいくよーってことだけ教えてあげてくださいね~」
教師が手を軽く叩き、周囲の注目を集めるとそう言い一同の返事を最後にこの話は終了したのだった。
────────────
「東京へ行ったら何買おうかなぁ」
そういうのは小学三年のツインテール少女であるカナである。村の娘とは思えないほど可憐で大人びた服装で若干吊り目がかったカナの話題はやはりファッションだった。
「カナちゃんは将来ファッションデザイナーっていうのになりたいんだっけ?さすがお洋服が気になるんだね~」
「あったりまえよ!流行の最先端に立つにはあの街の服屋さんじゃ足りないもん。東京に行ったらすずも…あっ…」
すずに自信満々に答えるカナだったが最後まで言い切ることなく途切れたのだった。その意味を察したすずもまた先程の明るい表情とは一転してうつむいていた。
「…そうだね。私はもしかしたらいけないかもね。東京なんて言ったら怒られちゃうかも」
「やっぱりおうちの人が厳しいのは大変ね…」
一同が知るすずの家庭の厳しさは東京遠足の同行の可能性を否定していた。それはすず自身も自覚しており半分諦めてがついていたのだった。
「いや、今回に限ってはすずが行けないってことはないと思うよ」
「トウマ…さすがにこれは否定できないんじゃない?」
「そうだよトーマ。多分今回も私は…」
「えーっとそうじゃなくてね。これは村長たちも絡んでるわけだし村のお偉いさんであるすずのお家の人も関わってると思うんだ。つまりこの東京遠足に関して…」
「もう知ってるってこと!?」
「うん。すずが行けないってことは今回に限ってはないと思うよ。もしだめなら最初からこんな提案通すわけないと思うし」
「「確かに!!」」
冬馬の推理に二人が納得し目に希望の光を取り戻すと東京でどんな服を買うか、すずにも似合う服を選んであげようかと想像を膨らませ会話を楽しんでいたのだった。
────────────
「東京かぁ。都会ってどんな感じなんだろうね!」
ひぐらしの鳴き声が響く夕暮れ時の帰り道、坂の端っこを危なげに渡るすずが冬馬に問う。冬馬もまたその問いかけに想像をふくらませる。
「大きい建物がいっぱいでこの村にはないもので溢れてるんだろうな~!」
「車だっていっぱいあるんだよ!」
そう元気な声で車の存在を話す背丈の低い小学二年の少年はその服装からも話す内容からも車好きであることを体現していた。
「車ならここらへんにもたまにくるじゃん」
「あんなバスとかトラクターなんかじゃないよ!!赤色のかっこいいスーパーカーだってあるんだぞ!」
「あはは…翔太はほんとに車が好きだよねぇ」
冷たく返すすずに翔太と呼ばれた少年は目を輝かせて反論する。その勢いに二人は圧倒され苦笑しそう言うことしかできなかったのだった。
「それにしてもすずのお家の人がこんなこと許すなんてね」
「ね。私もこんなことをお母さんが許すなんて思わなかった。まあまだお母さんから行ってもいいとは聞いてないからね」
そう不安げに回答するも心の何処かではほぼほぼ行けるのではないのかと思っていてその日を期待しているのが本音。決してその表情は曇っていなかった。
「でももしダメって言われてもトーマならなんとかしてくれそうな気がしちゃうんだけどね」
「その信頼はちょっと荷が重いけどなぁ」
すずの確固たる確信は冬馬にとって嬉しいものでありながらそれだけ重荷にもなっていた。この村の子供達の中でも最年長ということもあり頭脳派であった冬馬は時に大人たちから知恵を借りられるときもあったほどだ。
あるときは祭りの開催の企画書とともに屋台や舞台の配置を求められ、あるときは村人のお悩み相談所になったものだ。広く見てしまえば突飛した頭脳というわけでもないが小学生にしてはあきらかに論理的思考が発達していて少なくとも冬馬の村で神童とされていた。もちろんそれはすずの家族にも認知されており今となってはすずのお目付け役として信頼されているところであった。
「あのお母さんが認めた人だもん。ダメって言われたとしても冬馬が駄々こねればもしかしたら許してくれるかもしれないし」
「駄々をこねないから許してもらえてるってことを忘れてる気がするな…」
「あ、もうお家だ。今日はトーマは来るの?」
「いや。今日は特に用もないしこのまままっすぐ帰るよ。遠足の件、一応しっかり伝えて答えを聞いといてね」
「はーい!じゃまた明日。ばいばいトーマ」
「じゃあね」
すずの自宅に近づき今日のことを言うよう伝えるとすずは立派すぎるほどの門をくぐり走り冬馬もまた帰路についたのだった。
「にしても立派なお屋敷だなぁ。何度見ても圧倒される」
そう呟く冬馬の目の前にそびえ立つのは立派なすずの自宅でもあり大きなお屋敷であった。すずの実家はこの村でもかなりの重鎮であり村長とも深い関わりのある役員らしい。それだけのこともあって大きな赤いもんが威圧感を漂わせており奥の屋敷に関しては何度訪れても迷子になるほど広い。お手伝いさんが言うにはここらへんではかなり有力な大名の家系だったらしくその名残で忍者用の通路もあったとか。それも嘘とは思えないくらいにはしっかりと建っているため妙に納得してしまっていた。
「冬馬、東京に行ったら海外の車どっちがいっぱい見つけられるか勝負しようね!」
「はいはい。翔太の大好きそうな車を見つけたらまた教えてあげるから楽しみにしててね」
「わーい!!」
存在をすっかり忘れていた少年と会話をしながら帰宅しその日を終えたのだった。これからは当分東京遠足の話で持ちきりになるだろうと。そう思い自身も胸を躍らせつつみんなで出かける遠足という点に気持ちが逸っていくのだった。もちろんそのみんなの中にはすずもいて五人みんなで楽しむことを疑うことはなかった。
「みんなごめんっ!やっぱり私はいけないみたいなんだ…」
まさかそんな発言が飛ぶなんてその晩の冬馬もといすずを除く四人の子供は考えもしなかったのだった。
冬馬たちの住む村は森に囲まれ、一番近い街と呼べる場所には三~四時間かけてようやく着くようなザ・辺境といった場所に所在していた。そんな村にも学び舎はあり、小学校は木造の一階建てと絵にも書いたような田舎の学校で冬馬たちが六年生になった頃には全校生徒数が五人といった具合だったがそれもあって年の差関係なく仲良く生活していた。暑さが目立つ夏で汗が鬱陶しくイライラを助長するかのようにセミがわめき散らかすある日、小学生に担任の教師から衝撃の発言が飛ぶ。
「はい、みなさんにお知らせがありまーす!」
「どーしたの?またイノシシ狩り見学なら行かないよ」
「こらこらケンちゃん、先生の話は最後まで聞くものよ?」
教師の発言に突っかるケンちゃんと言われた子は小学四年生の若干ませた少年の健司だった。スポーツ刈りにタンクトップのアクティブ少年に二十代後半と村には若めの女教師は片目を瞑り先程の発表を再開する。
「実は…村長や校長を始めとした様々な大人からの協力もあって、今年は東京への遠足が可能になりました~!」
「「「「「ええええ!?!?」」」」」
教師の思わぬ発言に一同は驚きが隠せなかった。この辺境の村とは一転してあのビルと言う建物に囲まれているという大都会に行けるのかと衝撃が走り喜びと浮足立った思いに頭が一杯になっていったのだった。
「東京ってあれだろ!?びるがいっぱいあって駅もでっかいあの!」
「あとはいろんなお店屋さんがあってぱねる?っていう大きいテレビもあるんだって!」
「車だっていっぱい走ってるんでしょ!?海外車とかのあるのかな?」
一同の聞いた情報や都市伝説のように扱われてきた情報をこの目で確かめることができると大声で共有し合っていた。当然冬馬とすずも喜びを隠すことなく
「東京ってどんな感じなんだろうね」
「きっと私達が知らないようなすごい機械とかも当たり前にあるんだよ!」
冬馬の問いかけに周囲の倍ほどのテンションで答えるすず。その勢いに本当に最年長なのか疑わしくも感じるがそこに不思議と愛嬌を感じるのだった。
「はいはい。みんな落ち着いて~。日時なんかは追ってお知らせしますのでお父さんお母さんにはいくよーってことだけ教えてあげてくださいね~」
教師が手を軽く叩き、周囲の注目を集めるとそう言い一同の返事を最後にこの話は終了したのだった。
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「東京へ行ったら何買おうかなぁ」
そういうのは小学三年のツインテール少女であるカナである。村の娘とは思えないほど可憐で大人びた服装で若干吊り目がかったカナの話題はやはりファッションだった。
「カナちゃんは将来ファッションデザイナーっていうのになりたいんだっけ?さすがお洋服が気になるんだね~」
「あったりまえよ!流行の最先端に立つにはあの街の服屋さんじゃ足りないもん。東京に行ったらすずも…あっ…」
すずに自信満々に答えるカナだったが最後まで言い切ることなく途切れたのだった。その意味を察したすずもまた先程の明るい表情とは一転してうつむいていた。
「…そうだね。私はもしかしたらいけないかもね。東京なんて言ったら怒られちゃうかも」
「やっぱりおうちの人が厳しいのは大変ね…」
一同が知るすずの家庭の厳しさは東京遠足の同行の可能性を否定していた。それはすず自身も自覚しており半分諦めてがついていたのだった。
「いや、今回に限ってはすずが行けないってことはないと思うよ」
「トウマ…さすがにこれは否定できないんじゃない?」
「そうだよトーマ。多分今回も私は…」
「えーっとそうじゃなくてね。これは村長たちも絡んでるわけだし村のお偉いさんであるすずのお家の人も関わってると思うんだ。つまりこの東京遠足に関して…」
「もう知ってるってこと!?」
「うん。すずが行けないってことは今回に限ってはないと思うよ。もしだめなら最初からこんな提案通すわけないと思うし」
「「確かに!!」」
冬馬の推理に二人が納得し目に希望の光を取り戻すと東京でどんな服を買うか、すずにも似合う服を選んであげようかと想像を膨らませ会話を楽しんでいたのだった。
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「東京かぁ。都会ってどんな感じなんだろうね!」
ひぐらしの鳴き声が響く夕暮れ時の帰り道、坂の端っこを危なげに渡るすずが冬馬に問う。冬馬もまたその問いかけに想像をふくらませる。
「大きい建物がいっぱいでこの村にはないもので溢れてるんだろうな~!」
「車だっていっぱいあるんだよ!」
そう元気な声で車の存在を話す背丈の低い小学二年の少年はその服装からも話す内容からも車好きであることを体現していた。
「車ならここらへんにもたまにくるじゃん」
「あんなバスとかトラクターなんかじゃないよ!!赤色のかっこいいスーパーカーだってあるんだぞ!」
「あはは…翔太はほんとに車が好きだよねぇ」
冷たく返すすずに翔太と呼ばれた少年は目を輝かせて反論する。その勢いに二人は圧倒され苦笑しそう言うことしかできなかったのだった。
「それにしてもすずのお家の人がこんなこと許すなんてね」
「ね。私もこんなことをお母さんが許すなんて思わなかった。まあまだお母さんから行ってもいいとは聞いてないからね」
そう不安げに回答するも心の何処かではほぼほぼ行けるのではないのかと思っていてその日を期待しているのが本音。決してその表情は曇っていなかった。
「でももしダメって言われてもトーマならなんとかしてくれそうな気がしちゃうんだけどね」
「その信頼はちょっと荷が重いけどなぁ」
すずの確固たる確信は冬馬にとって嬉しいものでありながらそれだけ重荷にもなっていた。この村の子供達の中でも最年長ということもあり頭脳派であった冬馬は時に大人たちから知恵を借りられるときもあったほどだ。
あるときは祭りの開催の企画書とともに屋台や舞台の配置を求められ、あるときは村人のお悩み相談所になったものだ。広く見てしまえば突飛した頭脳というわけでもないが小学生にしてはあきらかに論理的思考が発達していて少なくとも冬馬の村で神童とされていた。もちろんそれはすずの家族にも認知されており今となってはすずのお目付け役として信頼されているところであった。
「あのお母さんが認めた人だもん。ダメって言われたとしても冬馬が駄々こねればもしかしたら許してくれるかもしれないし」
「駄々をこねないから許してもらえてるってことを忘れてる気がするな…」
「あ、もうお家だ。今日はトーマは来るの?」
「いや。今日は特に用もないしこのまままっすぐ帰るよ。遠足の件、一応しっかり伝えて答えを聞いといてね」
「はーい!じゃまた明日。ばいばいトーマ」
「じゃあね」
すずの自宅に近づき今日のことを言うよう伝えるとすずは立派すぎるほどの門をくぐり走り冬馬もまた帰路についたのだった。
「にしても立派なお屋敷だなぁ。何度見ても圧倒される」
そう呟く冬馬の目の前にそびえ立つのは立派なすずの自宅でもあり大きなお屋敷であった。すずの実家はこの村でもかなりの重鎮であり村長とも深い関わりのある役員らしい。それだけのこともあって大きな赤いもんが威圧感を漂わせており奥の屋敷に関しては何度訪れても迷子になるほど広い。お手伝いさんが言うにはここらへんではかなり有力な大名の家系だったらしくその名残で忍者用の通路もあったとか。それも嘘とは思えないくらいにはしっかりと建っているため妙に納得してしまっていた。
「冬馬、東京に行ったら海外の車どっちがいっぱい見つけられるか勝負しようね!」
「はいはい。翔太の大好きそうな車を見つけたらまた教えてあげるから楽しみにしててね」
「わーい!!」
存在をすっかり忘れていた少年と会話をしながら帰宅しその日を終えたのだった。これからは当分東京遠足の話で持ちきりになるだろうと。そう思い自身も胸を躍らせつつみんなで出かける遠足という点に気持ちが逸っていくのだった。もちろんそのみんなの中にはすずもいて五人みんなで楽しむことを疑うことはなかった。
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