27 / 56
第2章 時の使者
10話 サッカーと食べ物
しおりを挟む
「それにしても食料か…コンビニの物も無くなってたところだしちょうど良かったな」
「そういえば主様ってご飯食べてるんスか?」
「…人は一日くらい何も食べなくても死なないんだよ?」
「いや分かんないけど良くないことだと思いまスよ…それ」
嘘はついていない。ちょっとふらついて力が出なくなるだけである。
「あほトーマ。そんなわけないでしょ!」
「す、すず様!?おはようございます…!」
すず様、と呼ばれた少女は冬馬の頭を軽く叩いて突っ込む。その声に安心感を覚えつつ振り向くといつも見てきた恋人が頬を膨らませて立っていた。
「すず、おはよ」
「おはよ。じゃない!私を置いてってどこ行ったかと思ったら一日ご飯食べてなかったなんて…」
「ごめんごめん。それに水はちゃんと飲んでたから」
「あたりまえなの!」
普段から吊り目気味ではあったが怒るとよりそれが目立っていた。他の使者たちの取り付く島もなく、ただただ怒られている姿を見ている他なかった。
「すず様も昨日からなにも食べてないんッスか?」
「全然食べてるよ!ばかトーマのことだし自分の分も私に回してたんでしょ」
「うぐ……まぁ水は飲んでたから…」
「それだけじゃだめだって言ってんの!」
「くすくす…主様完全に嫁に弱い夫ッスね…」
そう言いながら怒られる冬馬を嘲笑している道化服の少女はさながら主従関係を忘れているようにも見えた。
「ところですず様、こちらにはどのようなご用事で?」
「いや特に無いんだけどね、会議室が騒がしかったからなにかと思って見に来たの」
「うるさかったですか…大変申し訳─」
「あー!いいのいいの!起きる時間だったし気にしないで?」
全く持って関係ないのに丁寧に詫びている衣都遊の姿を不憫に思いながらもすずがお怒りの話題から逸れたことに感謝していた。
「ところで平治くんたちは?」
「あぁ…」
すずの疑問に賛同し聞きたがる者たちと醜態を晒すべきかと戸惑う者たちと思い出し笑いをする者で三様に別れていた。
「それがですね…」
衣都遊は動く人間がいた事、そしてその人間のことを上空めがけてキックオフしてしまったことなど事の経緯を分かりやすく話す。これは衣都遊なりの優しさでもあり平治らの前で醜態を語るという恥ずかしすぎて死ねるほどの仕打ちを避けるためのものでもあったのだ。
「な、なんていうか……くくく…」
「ま、まぁミスなら誰にでもあるし許してあげてるし…」
「てかトーマ、その人間ってさ…」
「多分別人。仮に本人でも殺してはいないよ。まぁここに連れて来たら尋問は避けられないだろうけどね…」
人として冷たいとは思う。同じ境遇で偶然止まらなかっただけかもしれないのに突如謎の生命体に捕まり、尋問を受けさせられるなんて考えただけだも恐ろしい。しかしここで甘さを見せるのは悪魔の心臓を持った身として、また覚悟を持って呪いを受けた者としての責任が取れない。この世界を維持し続けたいという決意は人間の苦痛を避けて通れるほど優しくはない。心を鬼にすると言うよりもそれを当たり前にしてしまわなければ、人間を辞めなければ生きていくこともままならないのだろう。
「た、ただいま帰りました…。遅くなってしまい…」
名もなき使者に連れられて会議室へと入ってきたのは平治ら一行であった。疲れ切った様子の皆だがなにより帝中と程愾の表情は曇りきっていた。曰く、平治を探しても見つからず合流できた頃には人間探しを断念していたらしい。
「おかえり。着いてきてすぐのところ申し訳ないけど、報告会を本格的に再開するよ」
「か、かしこまりました…」
その状態で悪く思いながらもこれ以上話を伸ばすこともできない。なにせ一時間もないほどの土地探しに全員が集まるまでこれだけの時間がかかってしまったのだから。
「早速だけど僕らのグループはここ、おそらく公園だね。ここがいい土地なんじゃないかなと判断したよ。平坦で作りやすいと思う」
冬馬は机の上の地図から件の土地を指差し、提案した。
「ぼ、ボクたちもここです!この土地を見つけました…!」
その広さ故か見つけた場所が違いブッキングすることがなかったが同じ公園を発見していたらしい。
「ちなみにその人間ってどこにいたの?」
「こ、ここです…」
冬馬の質問に平治は恐る恐る指を差して答える。その先には特に目立った店などもないただの入り組んだ住宅街であった。万夏の可能性が極端に減り別人だと確証した。
「私たちはここら辺にいたからぁ、いい場所を見つけられなかったけどぉ…ごはんをいっぱい集めてきたのぉ!」
眠たげな声はいつまで経っても変わらずもはや、元からその声であるといった感じだった。指差す先は大きな道路を跨いだ先のマンションの多い通り、公園など付近にはなかった。これなら見つからなかったことも納得がいく。
「ん?ごはん?」
氣琵の言葉に反応したのは空腹人間代表のすずであった。おそらくすずに使者が空腹を感じないことなどは知らない。そのため反応した理由など明確としか言いようがなかった。
「ジンがご飯を作りたかったみたいでぇ…」
「へぇ!かわいいね!」
「え、変とか思わないの…?」
「ん?思うわけなくない?料理できる人とか最高でしょ!大好きだよ」
そのすずの回答に目を見開く氣琵。事情などを知らないにしてもそんなことを恥ずかしげもなく、生物としても違う相手が作るご飯に抵抗を持たないこと、本能的に見下していた人間にこうも驚かされるとは─
「全くぅ…人間っていうのはみんなこうなのかねぇ…」
誰に宛てるまでもなく呟く。いい意味で裏切られたことによりどこか心地よかった。
「あ、そういえば火に関することなんだけど…」
「火?」
「そう。ファイヤー」
料理するにあたって一番必要なもの、“火”の調達は冬馬たちの難関でもある。ガスコンロなどは基本機能しないため火を生じさせるのは難しい、それこそ─
「そ、それならボクの研究室に火を出すボールが…」
「ファイアボールか!それさえあればあとは十分…!」
冬馬は机を前にして力を使う。ブラックホールのような穴からはコンロのような形をした物体が生まれる。
「ここに火をぶつけてくれさえすれば火力調整、つけたり消したりと用途に応じて使えるようになってるから」
「す、すごぉ…」
「仁悟にでも渡しといて。詳しい使い方は後で説明するから、とりあえずは…」
「ありがとぉ!これならジンも楽しく…」
目を輝かせて感謝しているのは友達が喜ぶ姿が目に浮かぶからだろう。きっと氣琵自身も不安だったのだろう。当の本人がいないこの場でここまで勝手にして良いものなのか分からないが喜んでくれれば上々なによりこれは仁悟の望みだけで済む話ではない。
「これは僕らにとってもいい話なんだよ。料理が枯渇した今、食料課題を解決すればよりこの軍は強くなる。指揮者が餓死するようじゃチームの恥だからね」
「それでもだよぉ。ありがとぉ…」
涙声で感謝する氣琵に頬が緩むがとうとうここで─
「え?」
冬馬の限界が来てしまい会議室中に豪快に腹のなる音を響かせたのだった。
「そういえば主様ってご飯食べてるんスか?」
「…人は一日くらい何も食べなくても死なないんだよ?」
「いや分かんないけど良くないことだと思いまスよ…それ」
嘘はついていない。ちょっとふらついて力が出なくなるだけである。
「あほトーマ。そんなわけないでしょ!」
「す、すず様!?おはようございます…!」
すず様、と呼ばれた少女は冬馬の頭を軽く叩いて突っ込む。その声に安心感を覚えつつ振り向くといつも見てきた恋人が頬を膨らませて立っていた。
「すず、おはよ」
「おはよ。じゃない!私を置いてってどこ行ったかと思ったら一日ご飯食べてなかったなんて…」
「ごめんごめん。それに水はちゃんと飲んでたから」
「あたりまえなの!」
普段から吊り目気味ではあったが怒るとよりそれが目立っていた。他の使者たちの取り付く島もなく、ただただ怒られている姿を見ている他なかった。
「すず様も昨日からなにも食べてないんッスか?」
「全然食べてるよ!ばかトーマのことだし自分の分も私に回してたんでしょ」
「うぐ……まぁ水は飲んでたから…」
「それだけじゃだめだって言ってんの!」
「くすくす…主様完全に嫁に弱い夫ッスね…」
そう言いながら怒られる冬馬を嘲笑している道化服の少女はさながら主従関係を忘れているようにも見えた。
「ところですず様、こちらにはどのようなご用事で?」
「いや特に無いんだけどね、会議室が騒がしかったからなにかと思って見に来たの」
「うるさかったですか…大変申し訳─」
「あー!いいのいいの!起きる時間だったし気にしないで?」
全く持って関係ないのに丁寧に詫びている衣都遊の姿を不憫に思いながらもすずがお怒りの話題から逸れたことに感謝していた。
「ところで平治くんたちは?」
「あぁ…」
すずの疑問に賛同し聞きたがる者たちと醜態を晒すべきかと戸惑う者たちと思い出し笑いをする者で三様に別れていた。
「それがですね…」
衣都遊は動く人間がいた事、そしてその人間のことを上空めがけてキックオフしてしまったことなど事の経緯を分かりやすく話す。これは衣都遊なりの優しさでもあり平治らの前で醜態を語るという恥ずかしすぎて死ねるほどの仕打ちを避けるためのものでもあったのだ。
「な、なんていうか……くくく…」
「ま、まぁミスなら誰にでもあるし許してあげてるし…」
「てかトーマ、その人間ってさ…」
「多分別人。仮に本人でも殺してはいないよ。まぁここに連れて来たら尋問は避けられないだろうけどね…」
人として冷たいとは思う。同じ境遇で偶然止まらなかっただけかもしれないのに突如謎の生命体に捕まり、尋問を受けさせられるなんて考えただけだも恐ろしい。しかしここで甘さを見せるのは悪魔の心臓を持った身として、また覚悟を持って呪いを受けた者としての責任が取れない。この世界を維持し続けたいという決意は人間の苦痛を避けて通れるほど優しくはない。心を鬼にすると言うよりもそれを当たり前にしてしまわなければ、人間を辞めなければ生きていくこともままならないのだろう。
「た、ただいま帰りました…。遅くなってしまい…」
名もなき使者に連れられて会議室へと入ってきたのは平治ら一行であった。疲れ切った様子の皆だがなにより帝中と程愾の表情は曇りきっていた。曰く、平治を探しても見つからず合流できた頃には人間探しを断念していたらしい。
「おかえり。着いてきてすぐのところ申し訳ないけど、報告会を本格的に再開するよ」
「か、かしこまりました…」
その状態で悪く思いながらもこれ以上話を伸ばすこともできない。なにせ一時間もないほどの土地探しに全員が集まるまでこれだけの時間がかかってしまったのだから。
「早速だけど僕らのグループはここ、おそらく公園だね。ここがいい土地なんじゃないかなと判断したよ。平坦で作りやすいと思う」
冬馬は机の上の地図から件の土地を指差し、提案した。
「ぼ、ボクたちもここです!この土地を見つけました…!」
その広さ故か見つけた場所が違いブッキングすることがなかったが同じ公園を発見していたらしい。
「ちなみにその人間ってどこにいたの?」
「こ、ここです…」
冬馬の質問に平治は恐る恐る指を差して答える。その先には特に目立った店などもないただの入り組んだ住宅街であった。万夏の可能性が極端に減り別人だと確証した。
「私たちはここら辺にいたからぁ、いい場所を見つけられなかったけどぉ…ごはんをいっぱい集めてきたのぉ!」
眠たげな声はいつまで経っても変わらずもはや、元からその声であるといった感じだった。指差す先は大きな道路を跨いだ先のマンションの多い通り、公園など付近にはなかった。これなら見つからなかったことも納得がいく。
「ん?ごはん?」
氣琵の言葉に反応したのは空腹人間代表のすずであった。おそらくすずに使者が空腹を感じないことなどは知らない。そのため反応した理由など明確としか言いようがなかった。
「ジンがご飯を作りたかったみたいでぇ…」
「へぇ!かわいいね!」
「え、変とか思わないの…?」
「ん?思うわけなくない?料理できる人とか最高でしょ!大好きだよ」
そのすずの回答に目を見開く氣琵。事情などを知らないにしてもそんなことを恥ずかしげもなく、生物としても違う相手が作るご飯に抵抗を持たないこと、本能的に見下していた人間にこうも驚かされるとは─
「全くぅ…人間っていうのはみんなこうなのかねぇ…」
誰に宛てるまでもなく呟く。いい意味で裏切られたことによりどこか心地よかった。
「あ、そういえば火に関することなんだけど…」
「火?」
「そう。ファイヤー」
料理するにあたって一番必要なもの、“火”の調達は冬馬たちの難関でもある。ガスコンロなどは基本機能しないため火を生じさせるのは難しい、それこそ─
「そ、それならボクの研究室に火を出すボールが…」
「ファイアボールか!それさえあればあとは十分…!」
冬馬は机を前にして力を使う。ブラックホールのような穴からはコンロのような形をした物体が生まれる。
「ここに火をぶつけてくれさえすれば火力調整、つけたり消したりと用途に応じて使えるようになってるから」
「す、すごぉ…」
「仁悟にでも渡しといて。詳しい使い方は後で説明するから、とりあえずは…」
「ありがとぉ!これならジンも楽しく…」
目を輝かせて感謝しているのは友達が喜ぶ姿が目に浮かぶからだろう。きっと氣琵自身も不安だったのだろう。当の本人がいないこの場でここまで勝手にして良いものなのか分からないが喜んでくれれば上々なによりこれは仁悟の望みだけで済む話ではない。
「これは僕らにとってもいい話なんだよ。料理が枯渇した今、食料課題を解決すればよりこの軍は強くなる。指揮者が餓死するようじゃチームの恥だからね」
「それでもだよぉ。ありがとぉ…」
涙声で感謝する氣琵に頬が緩むがとうとうここで─
「え?」
冬馬の限界が来てしまい会議室中に豪快に腹のなる音を響かせたのだった。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

日本列島、時震により転移す!
黄昏人
ファンタジー
2023年(現在)、日本列島が後に時震と呼ばれる現象により、500年以上の時を超え1492年(過去)の世界に転移した。移転したのは本州、四国、九州とその周辺の島々であり、現在の日本は過去の時代に飛ばされ、過去の日本は現在の世界に飛ばされた。飛ばされた現在の日本はその文明を支え、国民を食わせるためには早急に莫大な資源と食料が必要である。過去の日本は現在の世界を意識できないが、取り残された北海道と沖縄は国富の大部分を失い、戦国日本を抱え途方にくれる。人々は、政府は何を思いどうふるまうのか。
第一機動部隊
桑名 裕輝
歴史・時代
突如アメリカ軍陸上攻撃機によって帝都が壊滅的損害を受けた後に宣戦布告を受けた大日本帝国。
祖国のため、そして愛する者のため大日本帝国の精鋭である第一機動部隊が米国太平洋艦隊重要拠点グアムを叩く。

家の庭にレアドロップダンジョンが生えた~神話級のアイテムを使って普通のダンジョンで無双します~
芦屋貴緒
ファンタジー
売れないイラストレーターである里見司(さとみつかさ)の家にダンジョンが生えた。
駆除業者も呼ぶことができない金欠ぶりに「ダンジョンで手に入れたものを売ればいいのでは?」と考え潜り始める。
だがそのダンジョンで手に入るアイテムは全て他人に譲渡できないものだったのだ。
彼が財宝を鑑定すると驚愕の事実が判明する。
経験値も金にもならないこのダンジョン。
しかし手に入るものは全て高ランクのダンジョンでも入手困難なレアアイテムばかり。
――じゃあ、アイテムの力で強くなって普通のダンジョンで稼げばよくない?

会社の上司の妻との禁断の関係に溺れた男の物語
六角
恋愛
日本の大都市で働くサラリーマンが、偶然出会った上司の妻に一目惚れしてしまう。彼女に強く引き寄せられるように、彼女との禁断の関係に溺れていく。しかし、会社に知られてしまい、別れを余儀なくされる。彼女との別れに苦しみ、彼女を忘れることができずにいる。彼女との関係は、運命的なものであり、彼女との愛は一生忘れることができない。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる