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第九章 少女は王宮の夢を見るか
#11
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物心ついたとき、彼女に自由はなかった。彼女はそこでは名前ではなく、番号で呼ばれていた。もっともそれが名前でなく、ただの数字であったことを知ったのは、だいぶ後になってからのことだった。
朝から日が暮れるまで、実験と称して無理に力を使うことを要求され、上手くできなければ飛んでくるのは叱責と罵倒、鞭で打たれることもあった。思考するための言葉も読み書きも教えてもらえることはなく、与えられたのは最低限の命令を理解するための言葉だけ。自分の身に何が起きているのか知る術もなくて、わけもわからず、ただ周りの大人に従うことのみを強いられた。
死なない程度の食事しか与えられず、傷の痛みとひもじさを抱えて、薄暗く冷たい石壁に囲まれた部屋で夜を超える日々。
それが、幼かった日の記憶について、彼女が覚えていることの全てだった。
さして長くもない彼女の回想を聞かされた男たちは、何とも言い難い顔で唸った。
砦に戻ったエディリーンたちは、団長に事の次第を報告した。
同行した騎士たちは、件の襲撃者たちがエディリーンを知っているらしいという事実を隠すわけにもいかず、戸惑い、エディリーンに申し訳なさそうな視線を投げつつ、見聞きしたままを報告した。
報告を聞いたサイラスは、事は自分だけの権限で処理できるものではないと判断し、王宮に伝令を送った。そして、翌日の昼には知らせを受けたアーネストが、ユリウス王子の名代として早馬を飛ばしてやってきた。ユリウス王子自分ではさすがに来ることができなかったようだが、エディリーンを陣営に引き入れたのは彼らだ。話によっては、ユリウス王子の立場が危うくなる可能性もある。慎重に動かなければならなかった。
そして、エディリーンは騎士団長とアーネスト、それにアーネストと共にやって来たもう一人の男の前で、幼い日、ジルに拾われるまでのことを語れる限り語ったのだった。
このことについて詳細に話すのは、実は初めてだった。ジルにもベアトリクスにも、詳しく話したことはない。自身も進んで思い出したいことではなかったし、拾われてしばらくは、毎晩のようにそのことを夢に見て、泣いて怯えていた時期があったから、自然と聞かないでいてくれたのだと思う。それに、話したところで、出生について何がわかるというものでもない程度の話だ。
それでも今、口を閉ざしているわけにはいかなかった。この国に忠誠を誓った覚えはないが、余計な疑いをかけられたくはない。
ここは騎士団長の執務室。広い部屋の中央に置かれた四角い卓を挟んで、サイラスとエディリーンが向かい合っていた。エディリーンの後ろにはアーネスト、サイラスの後ろに王都から来たもう一人の男が、それぞれ控えている。
尋問されているようだが、それに文句を言うつもりはない。状況を鑑みれば仕方のないことだと、エディリーンは思っていた。あの場所が帝国のどこかだったという証拠も、昨日現れた彼らが帝国の人間だという証拠も、今のところはない。だが、自分は帝国と関わりがないと断言できる根拠が、彼女自身にないのだ。
「いくつか、質問させてもらって構わないか」
「何なりと」
エディリーンはやや疲れた様子ながらも、気丈に顔を上げる。
「捕らえられていたということだが、では、どのようにしてそこを脱出したのだ?」
エディリーンは、ふっと遠い目をして空を見つめる。
「……多分、外に出たいと願ったから……」
あの日――あの場所で過ごした最後の日、どこからか声が聞こえたのを覚えている。これまで聞き慣れた冷酷な声とは違う、温かく包み込むような声だった。こちらへおいで、強く願ってごらんと。
だから、願った。そうしたら光に包まれて、気が付いたら知らない場所にいた。それがおそらく、彼女が生まれて初めて発動させた魔術だった。無意識に、何の準備もなく転移術を使ったとすれば規格外もいいところの力だが、今はそのことは置いておく。
その後は、気が付いたらどこかの森の中にいて、一人彷徨って死にかけていたところをジルに救われた。そして、ジルには剣の扱いを、ベアトリクスには魔術を、そしてそれぞれから生きる術を教わって、今に至る。
「しかし、人に名前を付けず、番号で呼んでいたとは……」
サイラスは顎髭を撫でつけながら、一人ごちる。
かつてエディリーンがいた場所がどんなところで、何をしていたのか。彼女の話だけでははっきりしたことは何もわからないが、ろくなものではなかったことは、想像に難くない。
この名前を付けてくれたのは、ジルだった。何かの物語に出てくる、自由を求めて冒険をしたお姫様の名前らしい。それを聞いた時は、大層な名前をつけてくれたものだと思ったが、あの人にもらった大切なものの一つだ。
「件の襲撃者とあなたに繋がりがあるとすれば、そこでということになるが……。心当たりは?」
続くサイラスの質問に、エディリーンは首を横に振る。サイラスの後ろでは、アーネストと同行してきた男が、何も言わずに紙に二人のやり取りを書きつけている。
あの頃の記憶は曖昧で断片的で、語れることはそう多くない。あの襲撃者たちの口振りからすると、彼らもあそこにいたのかもしれないが、確かなことは何も言えない。多くを覚えていられる年齢ではなかったのかもしれないし、無意識に記憶の底に沈めているのかもしれない。現に、今も言葉にして外に出そうとすると、胸の奥が苦しくなる。
「――わかった。それでは、今度どうするかだが。ともかく、件の人物の捜索及び捕縛が最優先だな。エディリーン殿にも協力してもらいたい」
エディリーンは伏せていた瞳を胡乱げにちらと上げる。
「……わたしを捕らえなくてよいので?」
「何故だ?」
「今言ったことは全部嘘で、わたしは帝国の密偵か何かかもしれない」
挑むような目を向けてくる彼女に、サイラスは少し目を瞠ったのち、微笑んだ。
「とてもそうは見えんな。それに、あなたがここにいるのは、様々な偶然が重なってのことだろう? 密偵として潜り込むなら、もっと上手いやり方がいくらでもある。アーネスト殿、貴殿もそう思うだろう?」
「そうですね」
サイラスはそれまで黙って二人のやり取りを見守っていたアーネストに、水を向けた。
「それに、幼少期に受けていた扱いと、彼らが彼女を殺すと言ったことを考えれば、彼女は保護されるべき対象です」
保護対象と言われたエディリーンは、不満そうに横目でアーネストを見やる。しかし、何か言うことは控えた。
「では、この話はひとまずここまでだ。我々は引き続き、事態の対処に当たる。お二人も、ご足労いただき感謝する」
アーネストと、サイラスの後ろにいたもう一人の男は、礼を返した。
団長室を出たエディリーンは、扉が閉まると長く息を吐いた。
「大丈夫か、エディリーン?」
話している間、エディリーンの声は普段より沈んでいたし、膝の上で握った拳はわずかに震えていた。
「……平気だ」
エディリーンは自分がいつ生まれたのかを知らない。ジルに拾われた時、身体の大きさや知能の発達具合からして四、五歳くらいだろうと言われた。もっとも、栄養不足で発育がよくなかったし、言葉もろくに教わっていなかったので、正確なところはわからない。
それから十四年ほどの年月が過ぎ、あの日々は遠い彼方のものになったと思っていた。自分が不幸だと思ったことはない。けれど、あの幼い日の出来事が何だったのか、それがわからないことが澱のように胸の奥にわだかまっている。その中から、小さなやせ細った子どもが絶望に満ちた目で、時折こちらを見上げてくるのだった。
あの子供の瞳から、逃げられない。けれど。
「奴らは、わたしが必ず捕らえる」
そして、知っていることを全て吐かせる。逃げられないのなら、立ち向かうまでだ。
そう決意した。
朝から日が暮れるまで、実験と称して無理に力を使うことを要求され、上手くできなければ飛んでくるのは叱責と罵倒、鞭で打たれることもあった。思考するための言葉も読み書きも教えてもらえることはなく、与えられたのは最低限の命令を理解するための言葉だけ。自分の身に何が起きているのか知る術もなくて、わけもわからず、ただ周りの大人に従うことのみを強いられた。
死なない程度の食事しか与えられず、傷の痛みとひもじさを抱えて、薄暗く冷たい石壁に囲まれた部屋で夜を超える日々。
それが、幼かった日の記憶について、彼女が覚えていることの全てだった。
さして長くもない彼女の回想を聞かされた男たちは、何とも言い難い顔で唸った。
砦に戻ったエディリーンたちは、団長に事の次第を報告した。
同行した騎士たちは、件の襲撃者たちがエディリーンを知っているらしいという事実を隠すわけにもいかず、戸惑い、エディリーンに申し訳なさそうな視線を投げつつ、見聞きしたままを報告した。
報告を聞いたサイラスは、事は自分だけの権限で処理できるものではないと判断し、王宮に伝令を送った。そして、翌日の昼には知らせを受けたアーネストが、ユリウス王子の名代として早馬を飛ばしてやってきた。ユリウス王子自分ではさすがに来ることができなかったようだが、エディリーンを陣営に引き入れたのは彼らだ。話によっては、ユリウス王子の立場が危うくなる可能性もある。慎重に動かなければならなかった。
そして、エディリーンは騎士団長とアーネスト、それにアーネストと共にやって来たもう一人の男の前で、幼い日、ジルに拾われるまでのことを語れる限り語ったのだった。
このことについて詳細に話すのは、実は初めてだった。ジルにもベアトリクスにも、詳しく話したことはない。自身も進んで思い出したいことではなかったし、拾われてしばらくは、毎晩のようにそのことを夢に見て、泣いて怯えていた時期があったから、自然と聞かないでいてくれたのだと思う。それに、話したところで、出生について何がわかるというものでもない程度の話だ。
それでも今、口を閉ざしているわけにはいかなかった。この国に忠誠を誓った覚えはないが、余計な疑いをかけられたくはない。
ここは騎士団長の執務室。広い部屋の中央に置かれた四角い卓を挟んで、サイラスとエディリーンが向かい合っていた。エディリーンの後ろにはアーネスト、サイラスの後ろに王都から来たもう一人の男が、それぞれ控えている。
尋問されているようだが、それに文句を言うつもりはない。状況を鑑みれば仕方のないことだと、エディリーンは思っていた。あの場所が帝国のどこかだったという証拠も、昨日現れた彼らが帝国の人間だという証拠も、今のところはない。だが、自分は帝国と関わりがないと断言できる根拠が、彼女自身にないのだ。
「いくつか、質問させてもらって構わないか」
「何なりと」
エディリーンはやや疲れた様子ながらも、気丈に顔を上げる。
「捕らえられていたということだが、では、どのようにしてそこを脱出したのだ?」
エディリーンは、ふっと遠い目をして空を見つめる。
「……多分、外に出たいと願ったから……」
あの日――あの場所で過ごした最後の日、どこからか声が聞こえたのを覚えている。これまで聞き慣れた冷酷な声とは違う、温かく包み込むような声だった。こちらへおいで、強く願ってごらんと。
だから、願った。そうしたら光に包まれて、気が付いたら知らない場所にいた。それがおそらく、彼女が生まれて初めて発動させた魔術だった。無意識に、何の準備もなく転移術を使ったとすれば規格外もいいところの力だが、今はそのことは置いておく。
その後は、気が付いたらどこかの森の中にいて、一人彷徨って死にかけていたところをジルに救われた。そして、ジルには剣の扱いを、ベアトリクスには魔術を、そしてそれぞれから生きる術を教わって、今に至る。
「しかし、人に名前を付けず、番号で呼んでいたとは……」
サイラスは顎髭を撫でつけながら、一人ごちる。
かつてエディリーンがいた場所がどんなところで、何をしていたのか。彼女の話だけでははっきりしたことは何もわからないが、ろくなものではなかったことは、想像に難くない。
この名前を付けてくれたのは、ジルだった。何かの物語に出てくる、自由を求めて冒険をしたお姫様の名前らしい。それを聞いた時は、大層な名前をつけてくれたものだと思ったが、あの人にもらった大切なものの一つだ。
「件の襲撃者とあなたに繋がりがあるとすれば、そこでということになるが……。心当たりは?」
続くサイラスの質問に、エディリーンは首を横に振る。サイラスの後ろでは、アーネストと同行してきた男が、何も言わずに紙に二人のやり取りを書きつけている。
あの頃の記憶は曖昧で断片的で、語れることはそう多くない。あの襲撃者たちの口振りからすると、彼らもあそこにいたのかもしれないが、確かなことは何も言えない。多くを覚えていられる年齢ではなかったのかもしれないし、無意識に記憶の底に沈めているのかもしれない。現に、今も言葉にして外に出そうとすると、胸の奥が苦しくなる。
「――わかった。それでは、今度どうするかだが。ともかく、件の人物の捜索及び捕縛が最優先だな。エディリーン殿にも協力してもらいたい」
エディリーンは伏せていた瞳を胡乱げにちらと上げる。
「……わたしを捕らえなくてよいので?」
「何故だ?」
「今言ったことは全部嘘で、わたしは帝国の密偵か何かかもしれない」
挑むような目を向けてくる彼女に、サイラスは少し目を瞠ったのち、微笑んだ。
「とてもそうは見えんな。それに、あなたがここにいるのは、様々な偶然が重なってのことだろう? 密偵として潜り込むなら、もっと上手いやり方がいくらでもある。アーネスト殿、貴殿もそう思うだろう?」
「そうですね」
サイラスはそれまで黙って二人のやり取りを見守っていたアーネストに、水を向けた。
「それに、幼少期に受けていた扱いと、彼らが彼女を殺すと言ったことを考えれば、彼女は保護されるべき対象です」
保護対象と言われたエディリーンは、不満そうに横目でアーネストを見やる。しかし、何か言うことは控えた。
「では、この話はひとまずここまでだ。我々は引き続き、事態の対処に当たる。お二人も、ご足労いただき感謝する」
アーネストと、サイラスの後ろにいたもう一人の男は、礼を返した。
団長室を出たエディリーンは、扉が閉まると長く息を吐いた。
「大丈夫か、エディリーン?」
話している間、エディリーンの声は普段より沈んでいたし、膝の上で握った拳はわずかに震えていた。
「……平気だ」
エディリーンは自分がいつ生まれたのかを知らない。ジルに拾われた時、身体の大きさや知能の発達具合からして四、五歳くらいだろうと言われた。もっとも、栄養不足で発育がよくなかったし、言葉もろくに教わっていなかったので、正確なところはわからない。
それから十四年ほどの年月が過ぎ、あの日々は遠い彼方のものになったと思っていた。自分が不幸だと思ったことはない。けれど、あの幼い日の出来事が何だったのか、それがわからないことが澱のように胸の奥にわだかまっている。その中から、小さなやせ細った子どもが絶望に満ちた目で、時折こちらを見上げてくるのだった。
あの子供の瞳から、逃げられない。けれど。
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