歌集「ひまわり」

ふるは ゆう

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花火

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第11首: 逃げまわる金魚のような君だから 鉢の中では息もしずらい

第12首: 花火咲く こんな思いの私にも響いて咲くよ 泣けるくらいに

第13首: 砂浜で騒いだ花火 次の朝 引いた波間に残る燃えかす

第14首: 眠れずに開いた本の栞には 残る思いも少し色あせ

第15首: そっと火をつけた花火がゆらゆらと不安にゆれる風のない夜

第16首: 氷菓子 並び見上げたその先に真夏を告げる打ち上げ花火

第17首: 花火の火 ゆれて静かに消えてゆく 淡い光に何を思うぞ

第18首: 宿題をたんまり抱え祖父の家 紐解きもせず夏は過ぎゆく

第19首: 雲目指し高き空へと飛びゆかん 逆さに映るバンジーの空

第20首: 指し示すようヒマワリ向く先に ギラギラとした夏が待ってる
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