歌集「ひまわり」

ふるは ゆう

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ひまわり

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第1首: 背伸びして届かなくなるヒマワリが さらに上むく真夏の日差し

第2首: 日差し避け逃げ込むように軒下へ お湿りぐらい少し欲しいよ

第3首: ひまわりがみんなこっちを向いている 朝礼の日の先生の声

第4首: 遠くから花火の音が聞こえ来る 夏の季節を知らせるように

第5首: 涼しげな浴衣姿で振り返る キミの笑顔が花火とだぶる

第6首: 朝顔がやさしい顔で微笑んだ ボクだけを見て、あい色のキミ

第7首:「出目金はなんで目玉が出ているの?」キミを近くで見たいからだよ!

第8首: 一人では持てないようなおもいでも 二人でならばどうにかなるさ

第9首: 焼き付ける日差しを避けてパラソルに逃げ込むキミと白い砂浜

第10首: 空と海 切れ目つけずに広がってあおあおさが眩しく光る
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