歌集「聖夜」

ふるは ゆう

文字の大きさ
上 下
5 / 5

聖夜

しおりを挟む
第41首: 君がため 聖夜の空に雪をまく 差し出す傘に右肩濡らし

第42首: ドア飾る赤いリボンのヒイラギが自慢げに ほら、鈴を鳴らした

第43首: 星1つツリーのあたま乗せたなら 窓辺に置いて空に見せよう

第44首: キラキラと降り出した雨、雪になる 音なき聖夜白く包んで

第45首: 厳かに讃美歌の歌聞えくる 雪のチャペルに白い天使が……

第46首: わかってる今日は会えないことぐらい それでも会いたいイブの夜まで

第47首: イブの夜 貴方はきっと大切な 人と過ごすの 私ではなく

第48首: クリスマス・キャロルが届くこの街で出会いと別れいくつもの嘘

第49首: それ以上、もうそれ以上言わないで 見上げた空の星にじむから

第50首: 涙など枯れてしまえば良いものを 聖夜の雨は少し優しい

  2022年12月 大掃除の合間に晴れた空を仰ぎながら 降羽 優
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

サンタさんの贈りもの

水瀬白龍
現代文学
 僕は絶対に眠らない。お母さんもお父さんも、僕の学校の友達もみんな夜には眠るというのに――サンタさん、どうして僕は眠らないの?  ※カクヨム様・小説家になろう様にて重複投稿しております。

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

春を売る少年

凪司工房
現代文学
少年は男娼をして生計を立てていた。ある時、彼を買った紳士は少年に服と住処を与え、自分の屋敷に住まわせる。 何故そんなことをしたのか? 一体彼が買った「少年の春」とは何なのか? 疑問を抱いたまま日々を過ごし、やがて彼はある回答に至るのだが。 これは少年たちの春を巡る大人のファンタジー作品。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

イケないイヴ

シソ
恋愛
56歳になる理科教師高原は、妻子をノースカロライナ州に残し、単身赴任で青梅で働いていた。あるクリスマスイブ、28歳の独身女国語教師アンナに家に来るよう誘われ…

蜜柑と煙突(サンプル)

月岡 朝海
現代文学
工場の近くにある高校に進学した北澤 詩(きたざわ うた)は、クラスメイトの高橋 丹理(たかはし あかり)に目を奪われる。 彼女の言動に振り回されながらも仲を深めていくが、あることをきっかけに、丹理は教室に姿を見せなくなってしまい……。 「普通」をドロップアウトした高校生同士の、揺れる感情などがテーマです。 boothにて通販受付中です。 興味のある方はWebサイトのリンクからどうぞ。

残業で疲れたあなたのために

にのみや朱乃
大衆娯楽
(性的描写あり) 残業で会社に残っていた佐藤に、同じように残っていた田中が声をかける。 それは二人の秘密の合図だった。 誰にも話せない夜が始まる。

処理中です...