歌集「呪い歌」

ふるは ゆう

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第21首: 物語り終わってそっと吹き消した ろうそくの火はあと一つだけ

第22首: あかりつく いるはずのない部屋の窓 うごめく影は人にあらずや

第23首: ろうそくの最後のあかり今消えた もうここからは誰も語れず

第24首: 壁をはいあかりをけてうごめいた 何かの影がまとわるように

第25首: このドアはけして開けてはいけないと 言われたドアの取っ手が動く

第26首: 混雑時 一つ残った空き部屋の なぜか気になる絨毯じゅうたんのシミ

第27首: この部屋は大丈夫だと足早に 掃除の女 外へと逃げる

第28首: 格安で泊れた部屋のテーブルの 下に貼りつく新品のふだ

第29首: 村はずれ ここまで来れば大丈夫 思った先に斧を持つ影

第30首: 走っては追いつけるはずあるものか ハンドル握る腕が震える
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