【欧米人名一覧・50音順】異世界恋愛、異世界ファンタジーの資料集

用語・仕組み・制度など

１日歩くとどのくらい進む？ 馬車だと？ 馬なら？（移動速度）

★一般的な旅のデータ
　１日でどのくらいの距離を移動できるか？
　＊１日の移動時間は６～８時間とする。

★人間
◎徒歩/普通
　4～6km/時速、25～40km/１日
◎駆け足/遅い
　6～8km/時速、36～64km/１日（健康～ダイエットの速度）
◎ランニング/早い
　10～12km/時速、60～96km/１日（鍛えてる人の速度）
◎マラソン/最速
　約20km/時速、120～160km/１日（陸上選手の速度）

★馬
◎常歩じょうほ（ウォーク）5～8km
　ゆったりと馬が歩く速度で、4本の脚を交互に地面につける歩行方法。
　常足は、馬が移動する際に最も一般的に使用する歩行方法で、長時間歩くことができ、馬の負担が少ないため、長距離移動に適している。

◎速歩はやあし（トロット、ダク）8～13km
　2本の脚が交互に地面を蹴る歩行方法。
　競馬の中距離や長距離レースなどで使用される馬の歩行方法の一つ。
＊斜対歩しゃたいほ
　ふつうの競走馬の速歩。
　左前→右後、右前→左後と対角線に結ばれた2本の肢がそれぞれ1組ずつ地面に着いたり離れたりする歩法で歩く。
　馬にとって自然な速歩は斜対歩。
＊側対歩そくたいほ
　左前－左後、右前－右後と、同じ側の前後の肢が、それぞれ1組ずつ地面に着いたり、離れたりする歩法。
　繋駕速歩競走や日本の古馬術では、側対歩が採用されている。
　側対歩の場合は揺れが少なく、日本やモンゴルなどの地方では騎射の時狙いが付けやすい事からこちらが採用されていた。

◎駈歩かけあし（キャンター）19～24km
　3本の脚で地面を蹴るため、馬の負担が少なく、長時間続けられることが特徴。
　騎乗者には、ブランコのような大きくゆったりとした前後の揺れが伝わる。

◎襲歩しゅうほ（ギャロップ）40～60km/時速、休み無しで１～２kmが限界
　全速力で走る際の馬の歩き方で、3本以上の肢が接地している時期がなく、4本いずれもが接地していない時期がある（飛ぶように走る）
　稀に数キロ連続で走れる馬もいる。
　馬が疲れていたり、地形や天候条件が悪かったりすると、速度は低下する。

◎状況の異なる移動時間
＊あまり急がない、平均的な徒歩の旅人……30～45km/１日
＊少し急いでいる、または元気の良い普通の単騎手……50～60km/１日
＊駅馬車……50～60㎞/１日（10km/時速）
＊郵便馬車……192㎞/17時間（11.5㎞/時速）
＊迅速馬車……180㎞/6時間（30㎞/時速）
＊替え馬で乗り継ぐ急使……240㎞～440㎞/１日
＊モンゴルの騎馬飛脚（13世紀）……375㎞/１日
＊インドの早飛脚（14世紀）……300km/１日
＊平野部での教皇急使（14世紀）……100㎞/１日
＊山間部での教皇急使（14世紀）……50㎞/１日
＊フランス・西の急使（14世紀）……150～200㎞/１日
＊インカ帝国の飛脚人（標高高い）……10㎞/時速、240㎞（リレー式）
＊南米の騎馬郵便（16世紀）……44㎞/１日

◎ライン河・ポー河の河船
＊ガレー船（櫂）……最初の約８㎞/１時間
　その後は2.7～2.8㎞/１時間、　帆を付けると11㎞/１時間、以上
＊帆船……5㎞/時速、120～200㎞/１日
＊船（風、海流、櫂）……11～13㎞
＊バイキング船（1893年造船）……16～20㎞