31 / 51
31、禁じます
しおりを挟む
冬は温かい思い出となり、芽吹きの季節がやってくる。
薔薇が咲くころに、僕たちは王都の屋敷へ戻った。野趣に富んだ城の生活とは一転、都会的な刺激が待っている。
十歳になった僕は、ルイーザの実家に入り浸るようになった。
目的はジェラーニオ夫人が主催するサロンさ。
煙草の匂いが充満するなか、大人たちは濃い酒を飲み、談笑し、批評し議論する。美意識の高い彼らが鑑賞するのは一級の美術品や前衛的な文学の数々……思想はここから生まれ、理論や学問が巣立っていく。トップクラスの知識人が集まる場所。
僕みたいな子供が場違いだってことぐらい、わかっているよ。現にルイーザは僕が煙草臭くなるのを気にして、渋い顔をする。彼女の実家でなければ、子供は出入りできない場所だ。
でもさ、ここは一流のチェスプレイヤーが集まる場所でもあるんだよね。城にいる間は引きこもって独学するしかなかったから、切磋琢磨できるのはとても嬉しいことなんだよ。
僕に足りないのは実戦経験だ。
酸いも甘いも噛み分けた大人相手に、僕はチェスを指した。
初めのうちは何度か負けたよ。やっぱり戦い慣れてないからね。こんなんで夏、本戦を勝ち抜けるのかって思った。タイムリミットはあと二ヶ月。躍起になっていたのかな。
誰彼構わず、対局を申し込む僕にルイーザは眉をひそめた。でも、僕はやめなかった。彼女に好かれたいと思って始めたチェスだけど、いつの間にか存在意義が変わっていたんだ。
「一日、チェスを禁じます」
とうとう、ルイーザにこんなことを言われて愕然とした。
僕は談話室に呼び出されていた。深刻そうな顔で、話があるから来なさいと言われて行ってみれば、これだよ。
「どうしてですか!? ルイーザには、僕の行動を抑制する権利があるんですか??」
「あなたを家族だと思っている。それに、あなたは守らなくてはならない子供よ」
子供扱いしてくるルイーザに僕は反発した。
「自由を制限することが、守ることになるというんですか?」
「場合によってはね。だって、最近のあなたは全然幸せそうじゃないもの」
「幸せか、幸せでないかは僕が決めることです。母親でもないあなたが、僕に命令することはできないはずだ」
それを聞いて、ルイーザは顔を歪めた。眼鏡の奥の目が潤んでいる。
「そうね、わたくしは母親ではないわね。それはわかっているわ。でも、養育する者として、あなたが間違っていたら、教えなくてはいけない」
「自分の道は自分で決めます。置いてくれることには感謝しますけど、言いなりになるつもりはありません」
大好きな彼女を傷つけてしまっただろうか。ルイーザはうつむいて、「ごめんなさい」とつぶやいた。突っぱねてから、僕は慌てた。
「あやまらなくても……」
「差し出がましいことを言ってしまったわね。でも、あなたのことが心配だったの。やっぱり、わたくしなんて、母親にはなれないんだわ……」
「母親にはならなくていいです」
僕の言葉にルイーザは唇を噛んだ。
あーあ、やってしまったな……
僕は拒絶しているわけじゃないんだよ。あなたのことを愛している。けれど、それは母親に対するものではないんだ。
しょげ返る彼女を見て、胸が苦しくなった。彼女は自分が嫌われていると思っている。その正反対だってことに、気づきもしないんだ。僕は感情を抑えきれなくなった。
「あなたのことが好きです」
「え??」
「母親に向ける愛情とはちがうんです」
ついに、告白してしまった! 成り行きで言ってしまったよ。彼女の顔が怖くて見れない。
しばし、沈黙という緊張時間を過ごした。
彼女には愛する夫がいる。僕の気持ちが明るみに出た時、このままここにいられる保証はなかった。プルーニャ邸へ逆戻りか、寄宿舎に入れられるか。本戦に出場どころか、チェスを指すことができなくなるかもしれない。
僕は身を固くして、ルイーザの答えを待った。
ややあって、聞こえてきた彼女の声はなぜか笑を含んでいた。
「では、お友達としてなら、どうかしら? お友達としてのわたくしの助言なら、聞き入れてくださる?」
ちがうんだよなぁ……
勘違いしてくれるのは、この状況下ではありがたいが……
鈍感な彼女は僕の好意が清いものと信じて、疑っていないようだ。
僕はその案を受け入れることにした。
「いいでしょう。助言は聞き入れます」
「あなたにはチェスを楽しんでもらいたいの。勝つことばっかりに気をとられて、楽しむことを忘れていない?」
僕がチェスを楽しんでいない?……うん、たしかにそうだ。王都に帰ってきてからというもの、無我夢中で上達することしか考えていなかった。
ああ、ノエルに気づかされたことを忘れていたよ。
僕は勝つためにチェスをやっているんじゃない。好きだから、楽しいからやっているんだ。「負けるのが怖い」から、「挑戦してみよう」に変わったのではなかったのか。
何をやっているんだろうね。ルイーザのことまで傷つけて、エゴを優先していた。反省した僕が選ぶ道は一択だよ。
「わかりました。一日、チェスを忘れることにします」
ルイーザはパァッと顔を輝かせた。こういうところなんだよな。賢女と思いきや、子供っぽいところもある。そのギャップがたまらないんだよ。ああっと、見とれている場合じゃない。釘を差しておかねば。
「その代わり、ルイーザも僕と過ごしてくださいね。僕からチェスを奪うんなら、当然だ」
双子のお世話は良しとして、ノエルと遊んでと言われたら、嫌だもんね。ノエルとは充分遊んでいるから! 共に過ごす時間は城にいたころより減ったけど、彼はつねに僕の生活圏にいる。
「うん。じゃあ、せっかくだからノエルも一緒に……」
ほーら、来た。
ノエルは友達だよ。ベタベタする必要はない。それに、これはルイーザを独り占めできる千載一遇のチャンスだ!
「何をするにしても、ノエルとは一緒のことが多いですし、僕はルイーザと二人きりで過ごしたいです」
僕の意思は固いぞ? さぁ、どうする??
「そうなのね? 甘えてくれるのは嬉しいわ!」
笑顔が見れてよかった。しかも彼女、照れて赤くなっている。白い肌が染まっているのはエロティックだ。頰から首筋、胸元へと徐々に赤みが薄くなってピンクに変わる。裸に剥いて、そのグラデーションを味わいたい。薄いピンクが白に戻る、その境目を確認したい。
僕のよこしまな妄想など、つゆ知らず、ルイーザは無邪気に予定を立てようとした。
「ローランは何をしたい? チェス以外でやりたいことや、行きたい場所があったら言いなさい」
ルイーザと一緒だったら、なんだって楽しいよ。
「サーカスや観劇もいいわね……街を散策するのもいいし……あっ! 博物館はどうかしら!?」
先月、国内初の博物館が開館した。入館に必要なのは紹介状とドレスコードのみで、ほとんど一般公開されている。
それまでは、貴族が趣味の一部を展示する小規模なものしかなかったんだ。それも、一部の有識者にしか公開されない。
知的好奇心旺盛のルイーザはかねてより、興味があったのだろう。僕も行ってみたいと思っていたよ。ノエルには難しいだろうし、二人でデートするには最適な場所だ。
博物館にはミイラや古代の化石、恐竜の標本、絶滅した動物の剥製なんかがある。
ワクワクするなぁ!!
薔薇が咲くころに、僕たちは王都の屋敷へ戻った。野趣に富んだ城の生活とは一転、都会的な刺激が待っている。
十歳になった僕は、ルイーザの実家に入り浸るようになった。
目的はジェラーニオ夫人が主催するサロンさ。
煙草の匂いが充満するなか、大人たちは濃い酒を飲み、談笑し、批評し議論する。美意識の高い彼らが鑑賞するのは一級の美術品や前衛的な文学の数々……思想はここから生まれ、理論や学問が巣立っていく。トップクラスの知識人が集まる場所。
僕みたいな子供が場違いだってことぐらい、わかっているよ。現にルイーザは僕が煙草臭くなるのを気にして、渋い顔をする。彼女の実家でなければ、子供は出入りできない場所だ。
でもさ、ここは一流のチェスプレイヤーが集まる場所でもあるんだよね。城にいる間は引きこもって独学するしかなかったから、切磋琢磨できるのはとても嬉しいことなんだよ。
僕に足りないのは実戦経験だ。
酸いも甘いも噛み分けた大人相手に、僕はチェスを指した。
初めのうちは何度か負けたよ。やっぱり戦い慣れてないからね。こんなんで夏、本戦を勝ち抜けるのかって思った。タイムリミットはあと二ヶ月。躍起になっていたのかな。
誰彼構わず、対局を申し込む僕にルイーザは眉をひそめた。でも、僕はやめなかった。彼女に好かれたいと思って始めたチェスだけど、いつの間にか存在意義が変わっていたんだ。
「一日、チェスを禁じます」
とうとう、ルイーザにこんなことを言われて愕然とした。
僕は談話室に呼び出されていた。深刻そうな顔で、話があるから来なさいと言われて行ってみれば、これだよ。
「どうしてですか!? ルイーザには、僕の行動を抑制する権利があるんですか??」
「あなたを家族だと思っている。それに、あなたは守らなくてはならない子供よ」
子供扱いしてくるルイーザに僕は反発した。
「自由を制限することが、守ることになるというんですか?」
「場合によってはね。だって、最近のあなたは全然幸せそうじゃないもの」
「幸せか、幸せでないかは僕が決めることです。母親でもないあなたが、僕に命令することはできないはずだ」
それを聞いて、ルイーザは顔を歪めた。眼鏡の奥の目が潤んでいる。
「そうね、わたくしは母親ではないわね。それはわかっているわ。でも、養育する者として、あなたが間違っていたら、教えなくてはいけない」
「自分の道は自分で決めます。置いてくれることには感謝しますけど、言いなりになるつもりはありません」
大好きな彼女を傷つけてしまっただろうか。ルイーザはうつむいて、「ごめんなさい」とつぶやいた。突っぱねてから、僕は慌てた。
「あやまらなくても……」
「差し出がましいことを言ってしまったわね。でも、あなたのことが心配だったの。やっぱり、わたくしなんて、母親にはなれないんだわ……」
「母親にはならなくていいです」
僕の言葉にルイーザは唇を噛んだ。
あーあ、やってしまったな……
僕は拒絶しているわけじゃないんだよ。あなたのことを愛している。けれど、それは母親に対するものではないんだ。
しょげ返る彼女を見て、胸が苦しくなった。彼女は自分が嫌われていると思っている。その正反対だってことに、気づきもしないんだ。僕は感情を抑えきれなくなった。
「あなたのことが好きです」
「え??」
「母親に向ける愛情とはちがうんです」
ついに、告白してしまった! 成り行きで言ってしまったよ。彼女の顔が怖くて見れない。
しばし、沈黙という緊張時間を過ごした。
彼女には愛する夫がいる。僕の気持ちが明るみに出た時、このままここにいられる保証はなかった。プルーニャ邸へ逆戻りか、寄宿舎に入れられるか。本戦に出場どころか、チェスを指すことができなくなるかもしれない。
僕は身を固くして、ルイーザの答えを待った。
ややあって、聞こえてきた彼女の声はなぜか笑を含んでいた。
「では、お友達としてなら、どうかしら? お友達としてのわたくしの助言なら、聞き入れてくださる?」
ちがうんだよなぁ……
勘違いしてくれるのは、この状況下ではありがたいが……
鈍感な彼女は僕の好意が清いものと信じて、疑っていないようだ。
僕はその案を受け入れることにした。
「いいでしょう。助言は聞き入れます」
「あなたにはチェスを楽しんでもらいたいの。勝つことばっかりに気をとられて、楽しむことを忘れていない?」
僕がチェスを楽しんでいない?……うん、たしかにそうだ。王都に帰ってきてからというもの、無我夢中で上達することしか考えていなかった。
ああ、ノエルに気づかされたことを忘れていたよ。
僕は勝つためにチェスをやっているんじゃない。好きだから、楽しいからやっているんだ。「負けるのが怖い」から、「挑戦してみよう」に変わったのではなかったのか。
何をやっているんだろうね。ルイーザのことまで傷つけて、エゴを優先していた。反省した僕が選ぶ道は一択だよ。
「わかりました。一日、チェスを忘れることにします」
ルイーザはパァッと顔を輝かせた。こういうところなんだよな。賢女と思いきや、子供っぽいところもある。そのギャップがたまらないんだよ。ああっと、見とれている場合じゃない。釘を差しておかねば。
「その代わり、ルイーザも僕と過ごしてくださいね。僕からチェスを奪うんなら、当然だ」
双子のお世話は良しとして、ノエルと遊んでと言われたら、嫌だもんね。ノエルとは充分遊んでいるから! 共に過ごす時間は城にいたころより減ったけど、彼はつねに僕の生活圏にいる。
「うん。じゃあ、せっかくだからノエルも一緒に……」
ほーら、来た。
ノエルは友達だよ。ベタベタする必要はない。それに、これはルイーザを独り占めできる千載一遇のチャンスだ!
「何をするにしても、ノエルとは一緒のことが多いですし、僕はルイーザと二人きりで過ごしたいです」
僕の意思は固いぞ? さぁ、どうする??
「そうなのね? 甘えてくれるのは嬉しいわ!」
笑顔が見れてよかった。しかも彼女、照れて赤くなっている。白い肌が染まっているのはエロティックだ。頰から首筋、胸元へと徐々に赤みが薄くなってピンクに変わる。裸に剥いて、そのグラデーションを味わいたい。薄いピンクが白に戻る、その境目を確認したい。
僕のよこしまな妄想など、つゆ知らず、ルイーザは無邪気に予定を立てようとした。
「ローランは何をしたい? チェス以外でやりたいことや、行きたい場所があったら言いなさい」
ルイーザと一緒だったら、なんだって楽しいよ。
「サーカスや観劇もいいわね……街を散策するのもいいし……あっ! 博物館はどうかしら!?」
先月、国内初の博物館が開館した。入館に必要なのは紹介状とドレスコードのみで、ほとんど一般公開されている。
それまでは、貴族が趣味の一部を展示する小規模なものしかなかったんだ。それも、一部の有識者にしか公開されない。
知的好奇心旺盛のルイーザはかねてより、興味があったのだろう。僕も行ってみたいと思っていたよ。ノエルには難しいだろうし、二人でデートするには最適な場所だ。
博物館にはミイラや古代の化石、恐竜の標本、絶滅した動物の剥製なんかがある。
ワクワクするなぁ!!
2
お気に入りに追加
79
あなたにおすすめの小説
【完結】「私は善意に殺された」
まほりろ
恋愛
筆頭公爵家の娘である私が、母親は身分が低い王太子殿下の後ろ盾になるため、彼の婚約者になるのは自然な流れだった。
誰もが私が王太子妃になると信じて疑わなかった。
私も殿下と婚約してから一度も、彼との結婚を疑ったことはない。
だが殿下が病に倒れ、その治療のため異世界から聖女が召喚され二人が愛し合ったことで……全ての運命が狂い出す。
どなたにも悪意はなかった……私が不運な星の下に生まれた……ただそれだけ。
※無断転載を禁止します。
※朗読動画の無断配信も禁止します。
※他サイトにも投稿中。
※表紙素材はあぐりりんこ様よりお借りしております。
「Copyright(C)2022-九頭竜坂まほろん」
※小説家になろうにて2022年11月19日昼、日間異世界恋愛ランキング38位、総合59位まで上がった作品です!


【完結】悪役令嬢は3歳?〜断罪されていたのは、幼女でした〜
白崎りか
恋愛
魔法学園の卒業式に招かれた保護者達は、突然、王太子の始めた蛮行に驚愕した。
舞台上で、大柄な男子生徒が幼い子供を押さえつけているのだ。
王太子は、それを見下ろし、子供に向って婚約破棄を告げた。
「ヒナコのノートを汚したな!」
「ちがうもん。ミア、お絵かきしてただけだもん!」
小説家になろう様でも投稿しています。

王族に婚約破棄させたらそりゃそうなるよね? ……って話
ノ木瀬 優
恋愛
ぽっと出のヒロインが王族に婚約破棄させたらこうなるんじゃないかなって話を書いてみました。
完全に勢いで書いた話ですので、お気軽に読んで頂けたらなと思います。

婚約者に毒を飲まされた私から【毒を分解しました】と聞こえてきました。え?
こん
恋愛
成人パーティーに参加した私は言われのない罪で婚約者に問い詰められ、遂には毒殺をしようとしたと疑われる。
「あくまでシラを切るつもりだな。だが、これもお前がこれを飲めばわかる話だ。これを飲め!」
そう言って婚約者は毒の入ったグラスを渡す。渡された私は躊躇なくグラスを一気に煽る。味は普通だ。しかし、飲んでから30秒経ったあたりで苦しくなり初め、もう無理かも知れないと思った時だった。
【毒を検知しました】
「え?」
私から感情のない声がし、しまいには毒を分解してしまった。私が驚いている所に友達の魔法使いが駆けつける。
※なろう様で掲載した作品を少し変えたものです

王子は婚約破棄を泣いて詫びる
tartan321
恋愛
最愛の妹を失った王子は婚約者のキャシーに復讐を企てた。非力な王子ではあったが、仲間の協力を取り付けて、キャシーを王宮から追い出すことに成功する。
目的を達成し安堵した王子の前に突然死んだ妹の霊が現れた。
「お兄さま。キャシー様を3日以内に連れ戻して!」
存亡をかけた戦いの前に王子はただただ無力だった。
王子は妹の言葉を信じ、遥か遠くの村にいるキャシーを訪ねることにした……。

わたしは婚約者の不倫の隠れ蓑
岡暁舟
恋愛
第一王子スミスと婚約した公爵令嬢のマリア。ところが、スミスが魅力された女は他にいた。同じく公爵令嬢のエリーゼ。マリアはスミスとエリーゼの密会に気が付いて……。
もう終わりにするしかない。そう確信したマリアだった。
本編終了しました。

【完結】悪役令嬢の反撃の日々
くも
恋愛
「ロゼリア、お茶会の準備はできていますか?」侍女のクラリスが部屋に入ってくる。
「ええ、ありがとう。今日も大勢の方々がいらっしゃるわね。」ロゼリアは微笑みながら答える。その微笑みは氷のように冷たく見えたが、心の中では別の計画を巡らせていた。
お茶会の席で、ロゼリアはいつものように優雅に振る舞い、貴族たちの陰口に耳を傾けた。その時、一人の男性が現れた。彼は王国の第一王子であり、ロゼリアの婚約者でもあるレオンハルトだった。
「ロゼリア、君の美しさは今日も輝いているね。」レオンハルトは優雅に頭を下げる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる