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四天王審査編
望み
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「コードネームナイツのムクロ選手!ここで脱落であります!残るは9人であります!」
デオッチのアナウンスはレボとウォムにも届いていた
「ムクロ…というと千里眼のオドオドした子ですね…」
(オドオドキャラはウォムとかぶるからな!いなくなって良かったな!キャハハ!)
(うるさい!なによ…オドオドキャラって…そんなに変?)
「変だな」
「へっ!?」
ウォムは心の中のカミカゼとの会話が声に出てたと思い戸惑う
「気づかないか?3勢力全員が揃っていた時の人数と今の人数が合わないんだ」
「え…えっと、我々革命軍が3人、元四天王達も3人…そしてコードネームナイツが4人…これで合計10人ですね」
ウォムはせっせと指を立てて数える
「あぁ、そしてその後脱落したのは…ネネフと、ムクロ、今の残り人数は8人の筈だが」
レボはウォムの伸ばした指を2本折る
「アナウンスでは…9人!?誰かが生きてる…まさかネネフさんが!?」
「いや…現にネネフの脱落アナウンスの時に告げられたのは10人、その時から既にいたんだ…誰でもないもう1人が」
(あの時は零との戦いで気付けなかったし、運営のミスだと思っていたが…どうやらそうじゃないみたいだな)
「一般の魔族でしょうか?」
「いや、俺達以外の魔族は全員コードネームナイツが殺した…取り逃がすミスもしないだろうし」
「じゃ…じゃあ…誰、でしょうか」
ウォムも気づいてしまったがレボに質問をした
「・・・ディーネだ、四天王の…俺達が殺した筈の…」
「はっ!も、申し訳ございません!またしても…またしても失敗してしまいました…!」
(もう…許されない…何度私はミスを…レボ先輩に見限られてもおかしくない……だめだ、弁明の言葉すら出てこない)
ウォムは再びレボに土下座をする、しかしそれは先程とは段違いの誠意がこもっていた
「・・・はぁ…戦場で戸惑ったらどうなるんだ?」
「は!?こ、殺されます…」
(これは…部活中いつもレボ先輩が私に言ってくれた言葉)
「分かってるならもっと冷静になれ、お前に死なれたら困るんだ」
レボはウォムのあごに手を添えて自分の顔に向ける
(うぉぉ!!おいウォム!これあごクイって奴だぞ!?やべーレボ様のあごクイだぁ!!)
しかしカミカゼの声はウォムには届かなかった
「レ、レボ先輩…」
「お前が四天王になる事、それが俺の望みなんだ」
(魔王城の内側から崩壊させその後俺がエボルの代わりに魔王になる、この計画にはウォムが必要だ)
ウォムは急激に顔を赤くする、ちなみにレボの言動には恋愛感情は全く無い
「だ…駄目ですレボ先輩…そ、そんな事言われたら…も、もっと…戸惑っちゃう…」
「ふっ、そうか、それは悪かったな……ほら立て」
「・・・はい」
(レボ先輩…私は貴方の望みを全力で叶えてみせます)
「俺達のこれからについて考えるぞ」
「へぇ!?」
(これからって…まさか結婚!?家に訪問とか!?)
(もしかして子供の数とか!?ウォム頑張っちゃえよ!)
ウォムとカミカゼはどちらも正常な考えができなかった…台無しである
デオッチのアナウンスはレボとウォムにも届いていた
「ムクロ…というと千里眼のオドオドした子ですね…」
(オドオドキャラはウォムとかぶるからな!いなくなって良かったな!キャハハ!)
(うるさい!なによ…オドオドキャラって…そんなに変?)
「変だな」
「へっ!?」
ウォムは心の中のカミカゼとの会話が声に出てたと思い戸惑う
「気づかないか?3勢力全員が揃っていた時の人数と今の人数が合わないんだ」
「え…えっと、我々革命軍が3人、元四天王達も3人…そしてコードネームナイツが4人…これで合計10人ですね」
ウォムはせっせと指を立てて数える
「あぁ、そしてその後脱落したのは…ネネフと、ムクロ、今の残り人数は8人の筈だが」
レボはウォムの伸ばした指を2本折る
「アナウンスでは…9人!?誰かが生きてる…まさかネネフさんが!?」
「いや…現にネネフの脱落アナウンスの時に告げられたのは10人、その時から既にいたんだ…誰でもないもう1人が」
(あの時は零との戦いで気付けなかったし、運営のミスだと思っていたが…どうやらそうじゃないみたいだな)
「一般の魔族でしょうか?」
「いや、俺達以外の魔族は全員コードネームナイツが殺した…取り逃がすミスもしないだろうし」
「じゃ…じゃあ…誰、でしょうか」
ウォムも気づいてしまったがレボに質問をした
「・・・ディーネだ、四天王の…俺達が殺した筈の…」
「はっ!も、申し訳ございません!またしても…またしても失敗してしまいました…!」
(もう…許されない…何度私はミスを…レボ先輩に見限られてもおかしくない……だめだ、弁明の言葉すら出てこない)
ウォムは再びレボに土下座をする、しかしそれは先程とは段違いの誠意がこもっていた
「・・・はぁ…戦場で戸惑ったらどうなるんだ?」
「は!?こ、殺されます…」
(これは…部活中いつもレボ先輩が私に言ってくれた言葉)
「分かってるならもっと冷静になれ、お前に死なれたら困るんだ」
レボはウォムのあごに手を添えて自分の顔に向ける
(うぉぉ!!おいウォム!これあごクイって奴だぞ!?やべーレボ様のあごクイだぁ!!)
しかしカミカゼの声はウォムには届かなかった
「レ、レボ先輩…」
「お前が四天王になる事、それが俺の望みなんだ」
(魔王城の内側から崩壊させその後俺がエボルの代わりに魔王になる、この計画にはウォムが必要だ)
ウォムは急激に顔を赤くする、ちなみにレボの言動には恋愛感情は全く無い
「だ…駄目ですレボ先輩…そ、そんな事言われたら…も、もっと…戸惑っちゃう…」
「ふっ、そうか、それは悪かったな……ほら立て」
「・・・はい」
(レボ先輩…私は貴方の望みを全力で叶えてみせます)
「俺達のこれからについて考えるぞ」
「へぇ!?」
(これからって…まさか結婚!?家に訪問とか!?)
(もしかして子供の数とか!?ウォム頑張っちゃえよ!)
ウォムとカミカゼはどちらも正常な考えができなかった…台無しである
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