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歪み時計編

現金な四天王

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あけましておめでとうございます!魔王のエボルです、今年はメドゥーサ年ですね、実は僕年男です……そんな僕ですが四天王のうちの2人とエッチをしてしまいました…それも同時に…その後の2人は更に僕によそよそしくなったり、逆にイチャイチャしようとしてきたり……傍から見たら「絶対なにかあったやん」と思われそうなくらい…魔王として何とか策を打たなくちゃ

と、何やかんやで今日は正月明け始めての仕事です、アロマさんもディーネも帰って来ていつもの賑わいが戻りました

「みんなー明けましておめでとう!」

『おめでとー』

「アロマさーん!」

『お年玉ちょーだい!』

「いや、あげないわよ」
 
こんな冗談が言える程には成長したんだな僕、ちょっと感動

「えー!なんでだよ~」

「1人だけなんだから、若い世代に渡すべきよ」

「そうだそうだー」

「ぐっ……なんて生意気な小娘達なの…」

「あ、でも自分はエボル先輩からのお年玉がほしいっすね~」

(減給された分を取り返さなくちゃ!)

「良いわねそれ!エボルちゃーん、お・年・玉♡」

え?お年玉の矛先が僕に!?

「金!金!」

(カッコいいオモチャ買いたい!)

「私達が有効に使ってあげるわよ!感謝しなさい!」

(綺麗な服買って…エボルと…)

「あげません!と言いたいところだけど…」

「と、ところだけど?」

「機械仕掛けの島っていう所に歪み時計バロックロックっていうアイテムがあるんだけど、それが人間達に渡る前に回収したいんだ……ってあれ?皆?」

前回の太陽の剣とは打って変わって着々と行く準備してるんですけどこの人達!?現金な奴らだな~

「つまり、お年玉を貰えるのは最初に持ち帰った1人って事よね?」

「え、あ、うん」

本当は皆にあげる予定だったけど、こっちの方がお金浮くし!ラッキー!

「ほら、エボル、スターターピストル持って!」

「は、はい」

どこから持ってきたんだこれ

「い、位置について…」

ざざっ

「よーい…」

・・・

「どん!」

パァン!

瞬間移動テレポート!!』

「いや、テレポートなんかい!」

ってツッコミを入れてももう誰もいないし…まぁいち早く歪み時計バロックロックを回収できるから良いか、あの時計は使うとその名の通り時空を歪める事ができるからね、人間に渡ると戦いが若干不利になってしまう

まぁ人間も四天王もそう簡単に獲得できるようなダンジョンじゃないんだけ…

「よっしゃ~金ゲット~!」

「あれ~?」




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