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ご褒美
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「とりあえずそこでずっと正座してろ俺はコンビニに行ってくるから、絶対に動くなよ」
「・・・はい」
そう言いながらリモコンをテーブルに置いて部屋から出てった
「・・・」
絶対にわざとだ、ここで動いてるのがバレたら即座に首輪を締められる…ここは動かないのが正解だ。
数秒後に車の出る音がした、どうやら本当にコンビニに行ったらしい…ちょっとだけ動こうかな?何分も正座していて足が痺れて、いや駄目だ佐々木さんの信用を得ないと返って死んでしまう…
10分くらいしたあと車が帰ってきた…とりあえず耐えれた…けど、足がヤバいかもしれないここで崩れたら努力が無駄になっちゃう!
「今帰った、て…ふふふハッハッハ!え?本当にずっと正座してたのかぁ?」
「だってあなたがやれって言ったじゃないですか!」
まさか帰ってきた瞬間に爆笑されるとは思わなかった。こっちは足が痺れて仕方ないっていうのに
「お前なんでリモコン押さなかったんだよ解除して逃げれば良かったじゃん」
「それは、あなと信頼を得るために」
「はぁおもしれえ!もうそれは犬って自分でも認めてるってことだろ?よく飼い主が戻ってくるのを待ってましたね偉い偉い」
私は佐々木さんに頭を撫でられた。けど、なんにも嬉しくないしむしろリモコンを使わなかったさっきまでの私を殴りたい
「よし、ご褒美だ正座やめていいぞ」
やっと開放された!頑張ったな私!
「ありがとうございますは?」
「あ、ありがとうございます」
「それでいい、何かしてもらったらありがとうございます。悪い事をしたら申し訳ございません。人間の基本だからな?」
「はい」
そうだ簡単な事だ気前よく返事をしてご機嫌をとってれば良いんだ、それくらいは分かってる
「じゃあ言うことを聞いたご褒美をやろう」
「ご褒美ですか?」
「ほら、好きだろこれ」
そう言って紙皿に盛られたのはドッグフードだった。これがご褒美…どこまで人を犬扱いすれば気が済むのよ。
ポリッポリッ
「ふふ本当に食ってるwww残さず食えよwww」
どんなに嫌でも死なないためには命令を聞くしかない。しかもこれメチャクチャ不味い
「飲み物はここに置いとくからな」
飲み物すらも器に入れられ犬扱い…牢屋のより酷いかもしれない。これを毎日だったら栄養失調で倒れちゃう
「あの、普通のご飯は貰えないのですか?」
「んー今後の働きしだいだな少なくとも今日はそれだけだ」
「・・・はい」
我慢しなきゃ…逆に考えたら命令さえ聞いてれば多分命の保証はあるから
あ
「す、すみません」
「ん?どうした?」
「トイレに行きたいんですけど…」
「・・・はい」
そう言いながらリモコンをテーブルに置いて部屋から出てった
「・・・」
絶対にわざとだ、ここで動いてるのがバレたら即座に首輪を締められる…ここは動かないのが正解だ。
数秒後に車の出る音がした、どうやら本当にコンビニに行ったらしい…ちょっとだけ動こうかな?何分も正座していて足が痺れて、いや駄目だ佐々木さんの信用を得ないと返って死んでしまう…
10分くらいしたあと車が帰ってきた…とりあえず耐えれた…けど、足がヤバいかもしれないここで崩れたら努力が無駄になっちゃう!
「今帰った、て…ふふふハッハッハ!え?本当にずっと正座してたのかぁ?」
「だってあなたがやれって言ったじゃないですか!」
まさか帰ってきた瞬間に爆笑されるとは思わなかった。こっちは足が痺れて仕方ないっていうのに
「お前なんでリモコン押さなかったんだよ解除して逃げれば良かったじゃん」
「それは、あなと信頼を得るために」
「はぁおもしれえ!もうそれは犬って自分でも認めてるってことだろ?よく飼い主が戻ってくるのを待ってましたね偉い偉い」
私は佐々木さんに頭を撫でられた。けど、なんにも嬉しくないしむしろリモコンを使わなかったさっきまでの私を殴りたい
「よし、ご褒美だ正座やめていいぞ」
やっと開放された!頑張ったな私!
「ありがとうございますは?」
「あ、ありがとうございます」
「それでいい、何かしてもらったらありがとうございます。悪い事をしたら申し訳ございません。人間の基本だからな?」
「はい」
そうだ簡単な事だ気前よく返事をしてご機嫌をとってれば良いんだ、それくらいは分かってる
「じゃあ言うことを聞いたご褒美をやろう」
「ご褒美ですか?」
「ほら、好きだろこれ」
そう言って紙皿に盛られたのはドッグフードだった。これがご褒美…どこまで人を犬扱いすれば気が済むのよ。
ポリッポリッ
「ふふ本当に食ってるwww残さず食えよwww」
どんなに嫌でも死なないためには命令を聞くしかない。しかもこれメチャクチャ不味い
「飲み物はここに置いとくからな」
飲み物すらも器に入れられ犬扱い…牢屋のより酷いかもしれない。これを毎日だったら栄養失調で倒れちゃう
「あの、普通のご飯は貰えないのですか?」
「んー今後の働きしだいだな少なくとも今日はそれだけだ」
「・・・はい」
我慢しなきゃ…逆に考えたら命令さえ聞いてれば多分命の保証はあるから
あ
「す、すみません」
「ん?どうした?」
「トイレに行きたいんですけど…」
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