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二章 凝縮版

1話 起きなさい!~二人だけの秘密

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これは今から何年も前の話

「...なさい、起きなさい!アリスタ!」

「うぇ!?あ、ミコルさん、ラテスさん!おはようございます!もう朝ご飯できました?」

「何言ってるの!昼ご飯ができてるわよ!」

「え?昼?...もう?」

「そーよ」

「うわぁぁ!!ヤバイ!ゼオスと遊ぶ約束してたんだった!ごめんミコルさん!ご飯いらないや!行ってきまーす!」

「ちょ、待ちなさ...もう、アリスタは本当に忙しい子ね」

「なぁに、あのくらいが丁度いいよ」

「もお、あんたはアリスタに甘いのよ!もっと厳しくしないと!」

「まぁまぁアリスタの親になったんだから、優しく、時に厳しくくらいが良いんだよ」

「私は反対ですよ!あんなヤンチャしすぎて怪我でもしたら......」

「大丈夫、あの子は強いさ」

「どっからその自信がでるのよ」

少年アリスタは捨て子で、今はラテス夫妻の養子となり暮らしている...。

「ごめーん!ゼオス!!」

「遅いぞアリスタ!12分の遅刻だ!」

「いや、細かいなぁ、それで?今日は何して遊ぶ?」

「今日は洞窟に行くぞ!」

「おぉ、洞窟かぁ楽しそうじゃん!」

「だろ!早く行こうぜ!」

「ひゃー暗いな」

「松明持ってきて正解だったぜ」

「ところでゼオス?」

「ん?」

「洞窟に来てなにするんだ?」

「そりゃあもう冒険だろ!」

「冒険?」

「そう!もしかしたらこの奥深くに財宝がいっぱいあるかもよ!」

「うぉぉ!すげー!」

「だろ!早く行こうぜ!」

「うん!」

 二人は5分程度歩き続けた

「あれ?行き止まりか?」

「なんだよ全然短いじゃん」

「まぁ、洞窟なんてこんなもんでしょぉぉぉぉぉぉー!」

なんとアリスタは地面に穴があるのに気づかずに落ちてしまった!

「え!?アリスタ!!」

「おーい!ゼオス!!すごいよ!お前も早く来て!」

「えぇ、まぁ仕方ない、よっ」

ヒューーーん

ズドン

「いてて」

「見ろよゼオス」

「ん?、うわぁ!」

なんと穴の先には金貨、武器、装飾物などの宝の山があった! 

「え!!すご、やべぇ」

「どうする?こんなに沢山もって帰れないよね、まず大人にバレたらまずいし...」

「うーんどうしよ、じゃあお互い一個ずつ持って帰るってのは?」

「お、いいね、俺はなに持って帰るか決めたよ」

「うん、俺も決めた」

「じゃあいっせーので指さそ」

「うん」

「「いっせーので!!」」

なんと二人が指をさしたのは同じ物だった。それは他の宝をも寄せ付けない素晴らしい煌めきを放つ虹色の剣だった!その剣は地面に刺さっていて、まるで誰かを待ってるみたいだった。

「うわぁ被っちゃったか」

「まぁそりゃそうだろね1番かっこいいし」

「どうする?じゃんけん?」

「んー、あれ?なんか剣の後ろに看板が...」

なんと看板には
「この剣は魔切の剣、その名の通り魔を切る剣、この剣勇者の血筋以外扱えず、引き抜くことすらできない」
と書いてあった!

「勇者の血筋しか使えない剣かぁ」

「まぁ、とりあえず抜いてみようかな?別に勇者の血筋じゃなくても死にはしないでしょ」

そう言うとゼオスは魔切の剣を抜こうとした

「ふんにゅーー...はぁ、はぁ無理!本当に抜けない!!」

「えぇー?まじで?」

「いや、マジ!アリスタも抜いてみろよ絶対無理だから!」

「よーし、」

アリスタは剣に手をかけた

ガタン!剣はアリスタが触れた瞬間倒れた 

「えぇ!?」

「アリスタ!?それって、引き抜いた判定なの!?」

「いや、分かんないけど、どうしよう?」

「どうしようたって...てかアリスタって勇者の血筋なの!?」

「お、俺捨て子だから、もしかしたら!」

「うわっすげー!」

「と、とりあえずこの剣持って帰るか、ミコルさんとかに聞けば分かるかも知れないし」

「そうだね、ん?どうやって帰るんだ?」

「あ、」

「くっそ、帰り方が分かんない、なぁアリスタ、勇者の力でなんとかできないの?」

「いやいや、さすがにいきなりはできないよ!いきなりじゃなくても無理だし」

「えーじゃあどうすんのさ?俺達は一生ここからでれないの?」

「うーん」

「おこまりのようね」

アリスタとゼオスが悩んでいると後ろから少女が姿を現した、少女の背中には小さな羽が生えている

「だ、だれだお前!?魔物か?」

「や、やばい、食べられる...」

「そんな事しないわよ、バカね。私はサキュバスのカリンっていうの」

「さ、サキュバス?サキュバスって童話とかにでてくるエロい奴」

「なんちゅう覚え方しとるのよバカ!」

「だ、だってぇ~...てか、お前そんなエロくないじゃん」

「そりゃそうよ私は全年齢対象の姿ですもん。あんたらに私の真の姿を見せるなんておよそ10年早いわよ」

「へーサキュバスの世界にもそんなのがあるんだな」

「なに感心してんだよゼオス、ただ単にこいつもまだまだガキンチョって事だろ?」

ピキッ

アリスタの言葉がカリンの逆鱗に触れた!

「バカにしてんじゃないわよ!私だって本来はナイスバディなのよ?あんたらの年齢に合わせた体にしてあげてるのに!」

「ふーんじゃあ見せてみろよ」

「み、見せても良いけど...絶対触んないでよ?」

「分かったって!早く早く!」

「よーし、変身!」

カリンがそう叫ぶと辺りに一瞬霧がでてきた、霧が晴れた時には成熟した体つきのカリンがいた。カリンは体が大きくなったため、先ほどまで着ていた服は破けてしまい全裸である

「うぉぉ!裸だヤベェ!」

「は、初めて見た」

2人のエロガキは興奮しまくりである

「ね?言ったでしょ?実際はナイスバディだって!」

カリンは両手を体に当てているため胸などが丸見えである

「・・・触らせて!」

「僕も!触らりたい!」

「ダメよ!触らない約束だったでしょ」

「そんな事言われたって触るもんね!」

2人は初めて見た女性の裸体目掛けて走った

「もう、ばか、睡眠魔法!」

カリンは呆れ2人に睡眠魔法をかけた。

「ぐ、スースースー」

ゼオスは眠ってしまった! 
 
「あ!ゼオス!仕方ねえな俺だけ楽しむか!」

「あれ?なんであんたは私の魔法が効かないのよ?」

「そりゃあ俺は昨日は10時間寝てたからな!全然眠くないんだ」

「なんじゃその理屈は!」

「ほーら触っちゃうぞ」

「だからダメだっグルルルルルルル」

カリンのお腹の音がなった。カリンは胸などは隠さないくせにお腹はすかさず隠した。

「う、こんな時に!・・・はぁ、少年、好きなだけ触りなさい」

「え?いいの!?」

「ただし、さらにエッチな事もしてもらうわ!私達サキュバスは人間の精気を食事として生きているの...これなら利害一致ね」

「で、でもゼオスは?」

「私の魔法は強力だからどんなに騒いでも起きないわ。さぁ、楽しみましょう!」

カリンはそう言うとアリスタの服を脱がした!

「あーら、ここはまだまだ小物ね」

「う、うるせーよ」

「仕方無いわね、カリンお姉さんが大きくしてあげる♥️」

そう言うとカリンはアリスタの物を口に突っ込んだ

「う"っ、す、凄い!」

「どほ?きもひーひ?」

「や、やばい!凄い気持ちい!」

「ふふふ、そーれひょう」

カリンはそう言うと顔の動きを早くした

「う、なぁカリン・・・なんか出そう...」

「ほのはは、はひてひーほ(そのまま出していーよ)」

「う"ん」

ビュルルラルルル

アリスタはカリンの口の中で出してしまった

「ん♥️、ゴックン」

「え!飲んじゃった!」

「なかなか良い味してるわよ♥️お腹いっぱい!」

「あ、そういやそれがサキュバスの食事だったわけか」

「そうなのよ1週間に一回は取らないと死んじゃうのよ~」

「そうなんだ...俺とは遊びだった訳か...はぁ」

「こいつ、ガキンチョの癖になんて言葉使いやがるんだ。くそ、罪悪感が私を締め付ける...」

「あーあ、自分は満足に食事して俺にはなんにもしてくれないのか」

「あ、あそこまでしてあげたのに!生意気よ!」

「あーあ続きしたいなぁ」

「っ、・・・」

「ニヤニヤ」

「・・・はぁ、分かったわよ勝手にいれれば良いじゃない」

そう言うとカリンは自分の局部をガバッと開いてアリスタ

「おお、すげぇ!そうこなくっちゃ!」

「よーし入れるぜ!」

ズン!

「うぐっ入ったぁ、あぁ痛ったぁ~」

なんとカリンから血のようなものが出てきた

「え!?血っ?なんで、お前初めてなのか?」

「う、うるさいわね!いつもは口だけでしかしてないもん!あ、あんたが特別なんだからね!」

カリンは顔を赤らめた。それもそのはず、サキュバス属は普段はカリンが言っていたように本番はしないからである。ましてや人間相手にやるのは御法度である

「あん!ん♥️ふぁっ」

「あれ?さっきまで大人ぶってた癖に」

「だ、だっへ、本番ふぁ、ヤったことないんらもん♥️」

「なんか可愛いなぁ」

「ばっ!可愛いとか言うなしぃ」

だんだんとカリンの声が裏返ってくる 

パンパンパンパン!

アリスタの腰の動きはだんだんと加速していく。ちなみにゼオスは起きる気配は全くない

「あぁ、凄い気持ち良いよ!カリン!」

「そ、そうでしょ・・・無理!あん!ひゃ、そ、そろそろ!ひゃばい!イグ!子供相手に!人間相手に!」

いつもは食事の一環として人間を利用している彼女だが逆に人間の子供に使われている。彼女が絶頂を向かえるのは最大の敗北である。今彼女はこんな事になるんだったらヤるんじゃなかったと後悔している。

「ほらほらーイッちゃいなよ!」

「や!いぎだぐない!ハァハァ、ぜっだいやだ!ハァハァ」

だんだんとカリンの息づかいがどんどん荒くなってきている...だがそれと同時にアリスタの動きもさらに激しくなっている!

「ほらほら!」

「あぁ!もう本当にん!無理!抜いて!やめてぇ!」

カリンはそう叫ぶも自分からは止めようとしない。 もう限界である。

ビクンビクン!

「んあぁぁぁ!」

カリンはとうとう絶頂を向かえてしまった。同時にアリスタも絶頂を向かえた

「ハァハァ、や、やられた、ビクン、こんなガキンチョにぃ、悔しい!」

「いゃあ気持ち良かったよ!」

「な、ハァハァ、生意気にぃ」

「なぁなぁ、続きしようよ」

アリスタは少し痙攣しているカリンに再びにじみよった!

「ふぁ、ふ、ふざけないで!私をイカせたくらいで!ロープあげるから勝手にこの洞窟から消えなさい!私はもう帰るわよ!」

カリンは体をヒクヒクさせながら洞窟の奥に消えようとした。

「それと!そこの寝てる奴には記憶改変魔法かけてるから、ばらさないでね!」

「え、なんで?」

「・・・なんでも良いじゃない!とりあえず黙ってなさい!それが気に入らないならあんたの記憶も変えるわよ!」

「わ、分かったって!秘密にする!初体験を失いたくないし笑笑」

「はぁ、気を付けて帰るのよ」

「はーい」

こうしてアリスタとカリンの不思議な関係は終わった。



「ん、あー、あれ?アリスタ?俺もしかして寝てた?」

「うん、ぐっすり」

「あ!そういや洞窟から出れないんだった!」

「その事なんだけどロープ見つけたからこれ使って帰れれるよ」

「おぉ!ナイス!じゃあ帰ろっか!」

「うん!」

じゃあね、カリン

こうして2人は無事洞窟から出た。
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