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勉強
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「兄さーん、兄さーん!」
「ん?どうした?ハナ」
「分からない問題があるんだけど」
「ん?いいよ教えてあげるよ」
二人は同じ学年だが勉強はアイトの方ができるのである。入試の点数は300点満点中、ハナは120点に対してアイトは281点である。
「これなんだけどさぁ」
ドサッ!
「おいおい、これなんだけどの量じゃないぞ?ほぼ全教科じゃねーか!」
「仕方ないじゃない!先生の教え方が悪いのよ...」
「同じ先生でも俺はできてるけどね」
「うるさいなぁ~早く教えてよ!」
「分かりましたよ」
・・・
「んで、ここがこうなるだろ?だから、答えは4038になるんだよ」
「・・・分かんない」
「えぇ!?結構分かりやすく教えたはずなんだけどなぁ」
「教え方が悪いんじゃないの?」
「はいはい」
グイッ
「きゃ!」
アイトはハナの肩を掴んで近くに寄せた
「こことここを割るとこうなるから、この定理を使って」
(うぅ~勉強教えてくれる時の兄さんって凄い真剣なのよね...ついつい分かってても分かんないって言っちゃう)
「ハナ?聞いてる?」
「う、うん聞いてるよ!」
「なら良いんだけど...それで、ここをかけたら答えがでるだろ?」
「・・・かっこいいなぁ兄さん」
「ん?なんか言った?」
「いや!?べ、別に!」
「ん?どうした?ハナ」
「分からない問題があるんだけど」
「ん?いいよ教えてあげるよ」
二人は同じ学年だが勉強はアイトの方ができるのである。入試の点数は300点満点中、ハナは120点に対してアイトは281点である。
「これなんだけどさぁ」
ドサッ!
「おいおい、これなんだけどの量じゃないぞ?ほぼ全教科じゃねーか!」
「仕方ないじゃない!先生の教え方が悪いのよ...」
「同じ先生でも俺はできてるけどね」
「うるさいなぁ~早く教えてよ!」
「分かりましたよ」
・・・
「んで、ここがこうなるだろ?だから、答えは4038になるんだよ」
「・・・分かんない」
「えぇ!?結構分かりやすく教えたはずなんだけどなぁ」
「教え方が悪いんじゃないの?」
「はいはい」
グイッ
「きゃ!」
アイトはハナの肩を掴んで近くに寄せた
「こことここを割るとこうなるから、この定理を使って」
(うぅ~勉強教えてくれる時の兄さんって凄い真剣なのよね...ついつい分かってても分かんないって言っちゃう)
「ハナ?聞いてる?」
「う、うん聞いてるよ!」
「なら良いんだけど...それで、ここをかけたら答えがでるだろ?」
「・・・かっこいいなぁ兄さん」
「ん?なんか言った?」
「いや!?べ、別に!」
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