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蓋然
12.
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帰国から10日後、慎一郎は取引先と会食ののち、差し入れをもって千晶を訪ねた。
連絡を入れたら忙しい、ナツが会いたがっていたとやんわり断られた。もちろん言葉の真意はわかったが、来るなと言われれば行きたくなるもの。
千晶の研修先の大学病院は土曜の午前も診療を行っている。午後2時を回っても、まだ私服姿の人々は多く診察も続いているようだ。
6階に設けられた中庭に着くと、千晶もすぐにやってきた。二人とも時間きっかり派だ。
「はい、いかめしとサンドウィッチ、プリンもつけといたよ」
「ありがと、帰ってきたんだ」
千晶の視線が上下する。帰ってきちゃったよ、のニュアンスだ。
「まぁね、足はついてるだろ?」
「私に見えるなら幽霊じゃないね」
千晶は見えない人だ、慎一郎は見たことがあるが黙っている。
どっちが幽霊なのか、千晶はオンラインより実物はましな顔色だが、線が細い。ユニフォームの質感が安っぽくサイズも合っていないため、余計に貧相に見える。
「俺でなくてもいい、だから、やってみるよ」
「ふふっ、」
笑いあったその目は、どうしようもないな、君もね、である。
「これこれ。いただきます」
遠慮している時間はないと千晶は慎一郎の隣に座り、キャベツ入りのヒレカツサンドをもぐもぐとほおばる。
変わらず食べている時は満足そうだが、動作がおぼつかず生気が薄い。
白衣は着ないのかとかどうでもいい話をしながら、慎一郎もコーヒーを飲む。
「っ……」
「ん?」
俯いた千晶の頭頂部横に慎一郎の視線が釘付けになる。散々髪に障った呪いか、ひっ詰め髪に地肌が透けて見えた。
「あー、これね。笑えよ、えりえりらまさばくたに」
「……」
「換毛期かい?くらい言ったらどう?」
「……」
「笑えよ、なんだっけ、ぜんぶ頭に還る的な諺があったでしょ」
「……」
明日は我が身――じゃなくても笑えない、慎一郎の視線が泳ぐ。おぼろげな雰囲気だが、パーツとして肌は荒れていないし、髪にはつやもある。昔はストレートだったが少しくせが出てきたようだ、つまり、欠けた部分が引き立っている。
『シンイチロー、お前は髪の代わりに機知が抜けちまったようだにゃ、英国育ちの名が泣くぜ』
「……もうやめよ」
*
双子は千晶の大学卒業後、主に実家で世話になっている。一足先に母親が東京に戻り、遅れて父親も。弟の七海もまだ実家暮らし。千晶だけ花屋の二階で一人暮らしをしている。
「こんにちは、遅くなってすまない」
「お疲れさま、アキには会えた?」
「ああ、涙の再開は期待してなかったけどね『ほんとに生きて帰ってき(ちゃっ)たんだ』だってさ」
「ふふっ、どっちがゾンビだよってね」
柔らかな笑みで出迎えたのは七海、先に風呂に入れとバイキン扱いだが、彼の指示に従えと千晶から言われている。両親は買い物へ、二人は昼寝中。ちなみに七海の彼女は仕事。
「笑えよ、って笑えなかったよ」
「そこは笑って『君の神は薄情らしいね、慈悲深い俺の神に縋るかい?』位言ってよ、ね」
弟は何のことかすぐに察して、残念そうに苦笑した。
この姉弟の自虐ネタが封印されないのは笑う奴がいるからか、数人の顔が思い浮かび、慎一郎も乾いた笑いを浮かべた。
「結局俺が毟られるオチかい? 食べられてるから平気、藤堂さんも頑張ってるんでしょ、って言われちゃ返す言葉もなくてね」
「休め辞めろ、そう言わなかっただけで十分ですよ、アキだってわかってる」
千晶が散々悩んで出した選択だ。来月にはまた環境も変わる、その前に一週間八王子の保健所へ、そこには実家から通う予定だ。
「毛の件は本人的にはノーマターですよ。アキは顔にでないでしょ、今回やっと目に見える形に現れて喜んでる節すらあるんです」
「そうらしいね。無茶ぶりが減ったって笑ってたよ」
顔にでないほうがいい、男なら。そして上に立つものなら健康問題を抱えていると思われるだけで命とりだ。但し、頭髪の薄い人間を謝罪に立たせると、相手の譲歩を引き出し易いのも事実。
「あれ見るとこっちがしっかりしなきゃと思わせるんだもの」
慎一郎の呆れ半分なトーンに、七海も言葉を選びつつ補足した。
体調は去年のほうが悪かった、髪は今年の春先にごっそり抜けたが復活しつつある。千晶なりに養生している。
ざっくり言えば体質だ。繊細さは通常長子に出やすいが、高遠兄弟の場合は逆だった。末の七海が一番敏感で目に見える症状が現れ、千晶は不調を訴えるが医者にいっても異状なし。健康優良児だった両親も頭を抱えた。表に出るのも出ないのもそれぞれに苦労がある。二人は試行錯誤を繰り返しながら十代後半にはうまく自分の身体と付き合えるようになっていった。
虚弱とは違うから周囲に気づかれることなくやってきた。
生物の身体は複雑に成り立っている。鍛え耐性がつく者もつかない者もいる。弟は改善したが姉は無理が効かない。どこへ行っても何を食べても平気で体力底なしの兄は、数年に一度突然ぶっ倒れる。彼の身体も無意識にバランスをとっているのかもしれない。そして鈍感だが弟妹の繊細さを最初から受け入れ、解決の後押しをしてくれた。環境も身体も変化を続ける、適応しようする源こそ生命であり理論はあとからついてくるのだと。
「ああ」
慎一郎はようよう頷く。こういうことは当人より別の人間から聞かされると納得してしまう。千晶の職業上、経験則的な体調管理を口にはできないのもわかる。七海の指示に、というのも弟のほうが敏感に察知できて動けるからか。
「一病息災、限度は分かってるから大丈夫ですよ、それよりメンタルがね」
「そうだね」
表面の事象にとらわれ本質を見過ごしてしまうところだった。自覚している部分はいい、怖いのは無自覚なストレスだ。
困っていることに気付かなければ、助けは求められない。
「兄と居ても難しい話をするばかりで、愚痴らないんですよ。アキの女友達はほぼバリキャリ志向ですし、どこかで発散できてるといいんですが」
慎一郎は千晶の優しすぎる部分に、一抹の危うさを感じている。
「それでも、アキは――カズも、潰れはしないと思いますよ。今は金のためとか嘯いてますけどね。二人の辞書にはサンクコストがない、なんでも誰でも切り捨てられる。彼らにあるのは信念――それもまた適当にやってるだけとかはぐらかせてさ、」
金のためというならもっと巧い方法はある、金が無くてもいくらでもやりようがある。姉も兄も捨て鉢、もとい捨て身な面がある、ただ、最悪な事態にはならないと七海は考える。
守るべき存在がある、それを口実にしない強さがある。
「あぁ、強いね」
君もそうだろう、と慎一郎が視線を送ると、七海は首を振った。
「俺はまだ結果を求めるし、評価されたい、必要とされたい」
「俺もだよ。まだやめられない」
連絡を入れたら忙しい、ナツが会いたがっていたとやんわり断られた。もちろん言葉の真意はわかったが、来るなと言われれば行きたくなるもの。
千晶の研修先の大学病院は土曜の午前も診療を行っている。午後2時を回っても、まだ私服姿の人々は多く診察も続いているようだ。
6階に設けられた中庭に着くと、千晶もすぐにやってきた。二人とも時間きっかり派だ。
「はい、いかめしとサンドウィッチ、プリンもつけといたよ」
「ありがと、帰ってきたんだ」
千晶の視線が上下する。帰ってきちゃったよ、のニュアンスだ。
「まぁね、足はついてるだろ?」
「私に見えるなら幽霊じゃないね」
千晶は見えない人だ、慎一郎は見たことがあるが黙っている。
どっちが幽霊なのか、千晶はオンラインより実物はましな顔色だが、線が細い。ユニフォームの質感が安っぽくサイズも合っていないため、余計に貧相に見える。
「俺でなくてもいい、だから、やってみるよ」
「ふふっ、」
笑いあったその目は、どうしようもないな、君もね、である。
「これこれ。いただきます」
遠慮している時間はないと千晶は慎一郎の隣に座り、キャベツ入りのヒレカツサンドをもぐもぐとほおばる。
変わらず食べている時は満足そうだが、動作がおぼつかず生気が薄い。
白衣は着ないのかとかどうでもいい話をしながら、慎一郎もコーヒーを飲む。
「っ……」
「ん?」
俯いた千晶の頭頂部横に慎一郎の視線が釘付けになる。散々髪に障った呪いか、ひっ詰め髪に地肌が透けて見えた。
「あー、これね。笑えよ、えりえりらまさばくたに」
「……」
「換毛期かい?くらい言ったらどう?」
「……」
「笑えよ、なんだっけ、ぜんぶ頭に還る的な諺があったでしょ」
「……」
明日は我が身――じゃなくても笑えない、慎一郎の視線が泳ぐ。おぼろげな雰囲気だが、パーツとして肌は荒れていないし、髪にはつやもある。昔はストレートだったが少しくせが出てきたようだ、つまり、欠けた部分が引き立っている。
『シンイチロー、お前は髪の代わりに機知が抜けちまったようだにゃ、英国育ちの名が泣くぜ』
「……もうやめよ」
*
双子は千晶の大学卒業後、主に実家で世話になっている。一足先に母親が東京に戻り、遅れて父親も。弟の七海もまだ実家暮らし。千晶だけ花屋の二階で一人暮らしをしている。
「こんにちは、遅くなってすまない」
「お疲れさま、アキには会えた?」
「ああ、涙の再開は期待してなかったけどね『ほんとに生きて帰ってき(ちゃっ)たんだ』だってさ」
「ふふっ、どっちがゾンビだよってね」
柔らかな笑みで出迎えたのは七海、先に風呂に入れとバイキン扱いだが、彼の指示に従えと千晶から言われている。両親は買い物へ、二人は昼寝中。ちなみに七海の彼女は仕事。
「笑えよ、って笑えなかったよ」
「そこは笑って『君の神は薄情らしいね、慈悲深い俺の神に縋るかい?』位言ってよ、ね」
弟は何のことかすぐに察して、残念そうに苦笑した。
この姉弟の自虐ネタが封印されないのは笑う奴がいるからか、数人の顔が思い浮かび、慎一郎も乾いた笑いを浮かべた。
「結局俺が毟られるオチかい? 食べられてるから平気、藤堂さんも頑張ってるんでしょ、って言われちゃ返す言葉もなくてね」
「休め辞めろ、そう言わなかっただけで十分ですよ、アキだってわかってる」
千晶が散々悩んで出した選択だ。来月にはまた環境も変わる、その前に一週間八王子の保健所へ、そこには実家から通う予定だ。
「毛の件は本人的にはノーマターですよ。アキは顔にでないでしょ、今回やっと目に見える形に現れて喜んでる節すらあるんです」
「そうらしいね。無茶ぶりが減ったって笑ってたよ」
顔にでないほうがいい、男なら。そして上に立つものなら健康問題を抱えていると思われるだけで命とりだ。但し、頭髪の薄い人間を謝罪に立たせると、相手の譲歩を引き出し易いのも事実。
「あれ見るとこっちがしっかりしなきゃと思わせるんだもの」
慎一郎の呆れ半分なトーンに、七海も言葉を選びつつ補足した。
体調は去年のほうが悪かった、髪は今年の春先にごっそり抜けたが復活しつつある。千晶なりに養生している。
ざっくり言えば体質だ。繊細さは通常長子に出やすいが、高遠兄弟の場合は逆だった。末の七海が一番敏感で目に見える症状が現れ、千晶は不調を訴えるが医者にいっても異状なし。健康優良児だった両親も頭を抱えた。表に出るのも出ないのもそれぞれに苦労がある。二人は試行錯誤を繰り返しながら十代後半にはうまく自分の身体と付き合えるようになっていった。
虚弱とは違うから周囲に気づかれることなくやってきた。
生物の身体は複雑に成り立っている。鍛え耐性がつく者もつかない者もいる。弟は改善したが姉は無理が効かない。どこへ行っても何を食べても平気で体力底なしの兄は、数年に一度突然ぶっ倒れる。彼の身体も無意識にバランスをとっているのかもしれない。そして鈍感だが弟妹の繊細さを最初から受け入れ、解決の後押しをしてくれた。環境も身体も変化を続ける、適応しようする源こそ生命であり理論はあとからついてくるのだと。
「ああ」
慎一郎はようよう頷く。こういうことは当人より別の人間から聞かされると納得してしまう。千晶の職業上、経験則的な体調管理を口にはできないのもわかる。七海の指示に、というのも弟のほうが敏感に察知できて動けるからか。
「一病息災、限度は分かってるから大丈夫ですよ、それよりメンタルがね」
「そうだね」
表面の事象にとらわれ本質を見過ごしてしまうところだった。自覚している部分はいい、怖いのは無自覚なストレスだ。
困っていることに気付かなければ、助けは求められない。
「兄と居ても難しい話をするばかりで、愚痴らないんですよ。アキの女友達はほぼバリキャリ志向ですし、どこかで発散できてるといいんですが」
慎一郎は千晶の優しすぎる部分に、一抹の危うさを感じている。
「それでも、アキは――カズも、潰れはしないと思いますよ。今は金のためとか嘯いてますけどね。二人の辞書にはサンクコストがない、なんでも誰でも切り捨てられる。彼らにあるのは信念――それもまた適当にやってるだけとかはぐらかせてさ、」
金のためというならもっと巧い方法はある、金が無くてもいくらでもやりようがある。姉も兄も捨て鉢、もとい捨て身な面がある、ただ、最悪な事態にはならないと七海は考える。
守るべき存在がある、それを口実にしない強さがある。
「あぁ、強いね」
君もそうだろう、と慎一郎が視線を送ると、七海は首を振った。
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