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同盟はここにあり
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世界は歪んで居る。子供ながらにそう教えられた。毒の効果を知るためにわざと治療をせずに経過を見る医師。そして、その医師が作った物を事実を知らぬ物を見れば、その医師は英雄として称えられる……。裏でどんなことをしていたのかも知らない人々は。
人々は誰しも自分の都合の良い悪人と英雄を求める。
今は、私の愛すべき元婚約者で現在の親友がそれに飲まれまいと足掻いている。私は情報を司る一族の現当主だ。情報を司る物が前線にでるなど、愚行極まりない行いだ。誰が見てもそう言うだろう……。
「帰ったらリエル様にどやされるぞ~お前」
「私はリエル様直々に城と民を任されたのだ。怒られる筋合いなどないさ。私はいつも最善しかとらない」
「最善は最善だけど、お前のその最善は若干愉悦がはいってるよな」
口角を上げてもう1人の親友に笑いかける。そして空を見ればゆっくりと着実に城下へと着弾へ向かう雷の砲弾が目を焼くように光と放つ。泡立つ死の匂いと市民の恐怖がゾクリと笑顔をそそる。こうすれば、こうすれば、我が愛しの君であり親友であり、リエル様に有利に事が運び。
エヴァ王国での王として、英雄として歴史に綴ることができるだろう。
「当たり前だ。私は私の全てを持ってして英雄を作り上げてみせる。そして、それに踊らされている国民を見て地獄にて笑ってやるさ」
「情報を司る一族の例に漏れず……中々の狂い人です」
グランドと待機させている兵士以外の女の声が聞こえる。後ろを向けば銀髪の女がいた。あのときの使者の女ではなく。別のクイックシルバーの女だ。両端に低い位置で結ばれた髪に種族特有の色のない顔がこちらを見ている。この妖精族のクイックシルバーがここに来ていると言うことは。
「準備が整いましたということでよろしいでしょうか?」
「ええそうです。とっくにできてます」
「結構、ありがとうございます。戻ってよろしいですよ」
言うのが先か……言った瞬間に音もなく消えてしまった。「さて」という声を呟いて再度……死を呼び込む雷の砲弾を見て、それでも私は笑いを堪えられなかった。
「それでは【リエル様が】結んだ同盟により、妖精族の手をお借りできるようになりました。それでも、時間が時間ということもありまして、兵士及び残りの魔術師諸君らにも詠唱と魔力補助を行って貰います」
そうして、100は言われ続けた道化顔で国を守る為に残された。魔力を持つ物に向けて踊るようにくるりと振り向き笑いかける。現在のここは城下町の中でも、一番被害のでる着弾中心地だ。今回の事が失敗すれば私もろとも全ての兵士が消えるだろう。そんな緊張感を漂う中で、それでも私は笑った。
「なに、失敗すれば死に……成功すれば生きる。それのみでございます。私も【リエル様に】国を預かった身として前線に立ち。魔力補助を手助けしましょう。とはいいましても、私の種族はドワーフですので、普通の妖精族よりは魔力は劣りますが。頑張ると致しましょう。では、始め」
残りの魔力のある兵士と魔術師お呼びに、クルクラフトから派遣されてきた妖精族の軍でこの雷の砲弾を防がなければならない。
【大規模合同結界】
成功率はお世辞にも高いとは言えませんが、これが最善……私は成功させてみせましょう。
「この命に賭けて」
・
・
あぁ、今度は私の剣が折れたのか。
ゆっくりと暗くなっていく視界と世界に向けて、渾身の悪態をついた。
クソッタレ
「リエルッッ! 生きて!」
【折れた剣で我が身を切り裂けど立ち上がれ、それが……貴方と私の進む反逆の道。名を刻め我が名はなんとする】
無意識だった。必死だった。
あのときのトロールのように、カペルの声とリエルの声で私の意識は覚醒する。痛いけど、辛いけど、切られた身体で、折られた刃に手を伸ばして握り閉めた。子供の時とは違って刃も鋭く自分の力も強い。だからこそ、この綺麗な切っ先は私の手の平の肉を切り裂く。
それでも……。
「なッ」
「うああああああああああああああああああああああああアアアアアアアアアッッッ!!!!!」
腕がなくなっても、足がなくなっても、私は、私なりにリエル・メーカー・アンドールとして、決めたんだ。
前へ……進めッッ!
「折れた剣で、なんでッ!」
「ああああああああああああああ!!!」
型も形式もバラバラだ。けど、油断して間合いに入った槍の機動力と、折れたことによってダガーと同じ位の長さになった切っ先の機動力で、フリアエを翻弄した。そして、機動力について行けずに体勢を崩した瞬間に……。
「いやあああああああああああああああ!!! 痛い、痛いぃぃぃ!!!」
星純の槍を持つ手を一薙ぎして切り裂いた。
痛みになれていない御姫様であるフリアエは、痛みに耐えられずに槍を手放した。とっさに渾身の力を振り絞って槍と蹴り飛ばして端っこの方へと飛ばした。それと共に力が抜けて地面へと顔から倒れる私は……目を瞑って衝撃に備えたけど、いつまで経ってもその衝撃は来ないどころか。
誰かの温もりに包まれているのがわかった。
「私を殺すんじゃないの?」
その誰かの温もりは痛さに、さっきまでもだえていたお母さんが私の身体を支え片手でぎこちなく地面へと座らせてくれた。痛みで歪んだ顔と、なりを潜めるが僅かに灯る……私への。リエル・メーカー・アンドールとアンドール国王への憎悪の目。それでも、先ほどの錯乱なんて嘘のように優しく私を包むように抱きしめた。血の濡れた手で
「もし、私のせいで生きるのが辛いなら。殺してしまおうと思ったの……私の責任として」
「それは、私が4歳頃で保護下にあったらそれは通じるだろうけど。ほら、見てよ。私もう14歳だよ? あと一年で成人。ここまでほっとかれてから、辛いだろうって意見も聞かずに殺されたらたまんないよ。それに、強いて言うならお母さんじゃなくて、あの馬鹿阿呆デブ&不細工アンドール国王のせいだよ」
「そう……ね、何もかも遅すぎて。それでも私は貴方に向き合えなかったのね。もう、大人になるのにね……。」
優しく抱きしめてくれて、しとしと涙を流すお母さん。感覚と喋り方で気が触れてしまっているのはわかっていた。だから、怒るもなにも出来なくて。私は逆にお母さんの頭を撫でて慰めた。不意に何かの視線を感じてその方向を見ると。
「……」
カペルが物陰から顔を出していた。どうやら、あの声は幻聴ではなくて……本物らしい。物陰から私達の様子を伺うカペルに笑いかけて「また、カペルに助けられたね」っと口パクで言えば伝わったのか、カペルの目からほろりと涙が流れた。そうして、暫く微妙な距離感のままに、お母さんを慰め続けて……落ちついた頃に言った。
「フリアエ様、貴方をエヴァ王国女王の権限で……拘束いたします」
「ええ、謹んで……お請けします」
凛とした返事は、ゲームの中で聞いたクロージスよりも……重く響き渡るような声音だった。
ー【小話】血縁ー
医学資料654ページ
身体が貧弱な妖精族と魔力が貧弱な人間族が交わった場合に、一定の確率で中途半端が産まれる。
中途半端は、人間の特性と妖精の特性を正しく継ぐことが出来ずに……自身の身体に合わない強さを持ってしまう。
そのために、初期の生誕~30歳までは無類の強さと頭脳を誇るが、その後は身体が次第に自壊していき。
通常の人間族よりも短い生命となる場合がある。
勿論、超人的な能力を繋がない中途半端もおり、その場合は気付かずに死んでゆく物が多数。
そして……例外なく50年までに、中途半端は死することが確認されている。
また、中途半端の概念自体が近年発見されたことにより、未だ研究が足りておらずに謎の多い生体となっています。
神は天才を好むから、才ある者は早死にすると言われて居ますが。もしかしたら……歴史に名が残る天才はみんな中途半端なのかもしれません。
【研究情報提供者 ソーラ・マーヤン】
人々は誰しも自分の都合の良い悪人と英雄を求める。
今は、私の愛すべき元婚約者で現在の親友がそれに飲まれまいと足掻いている。私は情報を司る一族の現当主だ。情報を司る物が前線にでるなど、愚行極まりない行いだ。誰が見てもそう言うだろう……。
「帰ったらリエル様にどやされるぞ~お前」
「私はリエル様直々に城と民を任されたのだ。怒られる筋合いなどないさ。私はいつも最善しかとらない」
「最善は最善だけど、お前のその最善は若干愉悦がはいってるよな」
口角を上げてもう1人の親友に笑いかける。そして空を見ればゆっくりと着実に城下へと着弾へ向かう雷の砲弾が目を焼くように光と放つ。泡立つ死の匂いと市民の恐怖がゾクリと笑顔をそそる。こうすれば、こうすれば、我が愛しの君であり親友であり、リエル様に有利に事が運び。
エヴァ王国での王として、英雄として歴史に綴ることができるだろう。
「当たり前だ。私は私の全てを持ってして英雄を作り上げてみせる。そして、それに踊らされている国民を見て地獄にて笑ってやるさ」
「情報を司る一族の例に漏れず……中々の狂い人です」
グランドと待機させている兵士以外の女の声が聞こえる。後ろを向けば銀髪の女がいた。あのときの使者の女ではなく。別のクイックシルバーの女だ。両端に低い位置で結ばれた髪に種族特有の色のない顔がこちらを見ている。この妖精族のクイックシルバーがここに来ていると言うことは。
「準備が整いましたということでよろしいでしょうか?」
「ええそうです。とっくにできてます」
「結構、ありがとうございます。戻ってよろしいですよ」
言うのが先か……言った瞬間に音もなく消えてしまった。「さて」という声を呟いて再度……死を呼び込む雷の砲弾を見て、それでも私は笑いを堪えられなかった。
「それでは【リエル様が】結んだ同盟により、妖精族の手をお借りできるようになりました。それでも、時間が時間ということもありまして、兵士及び残りの魔術師諸君らにも詠唱と魔力補助を行って貰います」
そうして、100は言われ続けた道化顔で国を守る為に残された。魔力を持つ物に向けて踊るようにくるりと振り向き笑いかける。現在のここは城下町の中でも、一番被害のでる着弾中心地だ。今回の事が失敗すれば私もろとも全ての兵士が消えるだろう。そんな緊張感を漂う中で、それでも私は笑った。
「なに、失敗すれば死に……成功すれば生きる。それのみでございます。私も【リエル様に】国を預かった身として前線に立ち。魔力補助を手助けしましょう。とはいいましても、私の種族はドワーフですので、普通の妖精族よりは魔力は劣りますが。頑張ると致しましょう。では、始め」
残りの魔力のある兵士と魔術師お呼びに、クルクラフトから派遣されてきた妖精族の軍でこの雷の砲弾を防がなければならない。
【大規模合同結界】
成功率はお世辞にも高いとは言えませんが、これが最善……私は成功させてみせましょう。
「この命に賭けて」
・
・
あぁ、今度は私の剣が折れたのか。
ゆっくりと暗くなっていく視界と世界に向けて、渾身の悪態をついた。
クソッタレ
「リエルッッ! 生きて!」
【折れた剣で我が身を切り裂けど立ち上がれ、それが……貴方と私の進む反逆の道。名を刻め我が名はなんとする】
無意識だった。必死だった。
あのときのトロールのように、カペルの声とリエルの声で私の意識は覚醒する。痛いけど、辛いけど、切られた身体で、折られた刃に手を伸ばして握り閉めた。子供の時とは違って刃も鋭く自分の力も強い。だからこそ、この綺麗な切っ先は私の手の平の肉を切り裂く。
それでも……。
「なッ」
「うああああああああああああああああああああああああアアアアアアアアアッッッ!!!!!」
腕がなくなっても、足がなくなっても、私は、私なりにリエル・メーカー・アンドールとして、決めたんだ。
前へ……進めッッ!
「折れた剣で、なんでッ!」
「ああああああああああああああ!!!」
型も形式もバラバラだ。けど、油断して間合いに入った槍の機動力と、折れたことによってダガーと同じ位の長さになった切っ先の機動力で、フリアエを翻弄した。そして、機動力について行けずに体勢を崩した瞬間に……。
「いやあああああああああああああああ!!! 痛い、痛いぃぃぃ!!!」
星純の槍を持つ手を一薙ぎして切り裂いた。
痛みになれていない御姫様であるフリアエは、痛みに耐えられずに槍を手放した。とっさに渾身の力を振り絞って槍と蹴り飛ばして端っこの方へと飛ばした。それと共に力が抜けて地面へと顔から倒れる私は……目を瞑って衝撃に備えたけど、いつまで経ってもその衝撃は来ないどころか。
誰かの温もりに包まれているのがわかった。
「私を殺すんじゃないの?」
その誰かの温もりは痛さに、さっきまでもだえていたお母さんが私の身体を支え片手でぎこちなく地面へと座らせてくれた。痛みで歪んだ顔と、なりを潜めるが僅かに灯る……私への。リエル・メーカー・アンドールとアンドール国王への憎悪の目。それでも、先ほどの錯乱なんて嘘のように優しく私を包むように抱きしめた。血の濡れた手で
「もし、私のせいで生きるのが辛いなら。殺してしまおうと思ったの……私の責任として」
「それは、私が4歳頃で保護下にあったらそれは通じるだろうけど。ほら、見てよ。私もう14歳だよ? あと一年で成人。ここまでほっとかれてから、辛いだろうって意見も聞かずに殺されたらたまんないよ。それに、強いて言うならお母さんじゃなくて、あの馬鹿阿呆デブ&不細工アンドール国王のせいだよ」
「そう……ね、何もかも遅すぎて。それでも私は貴方に向き合えなかったのね。もう、大人になるのにね……。」
優しく抱きしめてくれて、しとしと涙を流すお母さん。感覚と喋り方で気が触れてしまっているのはわかっていた。だから、怒るもなにも出来なくて。私は逆にお母さんの頭を撫でて慰めた。不意に何かの視線を感じてその方向を見ると。
「……」
カペルが物陰から顔を出していた。どうやら、あの声は幻聴ではなくて……本物らしい。物陰から私達の様子を伺うカペルに笑いかけて「また、カペルに助けられたね」っと口パクで言えば伝わったのか、カペルの目からほろりと涙が流れた。そうして、暫く微妙な距離感のままに、お母さんを慰め続けて……落ちついた頃に言った。
「フリアエ様、貴方をエヴァ王国女王の権限で……拘束いたします」
「ええ、謹んで……お請けします」
凛とした返事は、ゲームの中で聞いたクロージスよりも……重く響き渡るような声音だった。
ー【小話】血縁ー
医学資料654ページ
身体が貧弱な妖精族と魔力が貧弱な人間族が交わった場合に、一定の確率で中途半端が産まれる。
中途半端は、人間の特性と妖精の特性を正しく継ぐことが出来ずに……自身の身体に合わない強さを持ってしまう。
そのために、初期の生誕~30歳までは無類の強さと頭脳を誇るが、その後は身体が次第に自壊していき。
通常の人間族よりも短い生命となる場合がある。
勿論、超人的な能力を繋がない中途半端もおり、その場合は気付かずに死んでゆく物が多数。
そして……例外なく50年までに、中途半端は死することが確認されている。
また、中途半端の概念自体が近年発見されたことにより、未だ研究が足りておらずに謎の多い生体となっています。
神は天才を好むから、才ある者は早死にすると言われて居ますが。もしかしたら……歴史に名が残る天才はみんな中途半端なのかもしれません。
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