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亡命の結末
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わたくしが亡命することとなった出来事をお話致します。
「わたくしは……このリチェルリットに不要と?」
「エエ、エエ、そうでございます。貴方はこれから生き、大地を空を股に掛け、人々と支えるべき者の心の柱に相応しい! けれど、そんな貴方は歴代の王妃の中で素晴らしくも扱いにくい。正直にぶっちゃけまして、お邪魔です。 ……リチェルリットの為に消えて頂きたい。勿論、痛みはございません……一週間以内でしたらこの世の別れの時間を与えましょう……どう、なさいますか?」
優しすぎる現国王のアルハイルを支えるために、わたくしは前に立ちアルハイルの尻を叩き、男と女や無性の皆様も、性別の壁に囚われずに前に向かって立てる。それを示す花になろう……そう思ってアルハイルと共に政治や、国の運営などに積極的に関わってきた。
その私がどう運命が変わったのか……。邪魔だと断じて悪魔は私を殺そうとした。予測はしていたのです。前からディザの行動は狂気を孕み始めていた。何十年何百年と、愛を求め理解を深めることに傾倒していた彼は、いつからか理解出来ぬ自身を恨み、呪い、儚み、遂には……思わぬ方向へと舵を切ってしまった。それを防ぐ為に尽力していましたが……遂には王妃殺害という凶行に踏み切ってしまった。
「彼女は、私を愛していない。国を愛している。ならば、ならば僕がその愛を育むことが真実の愛だ。やはり人間の愛は物欲と隣り合わせ……はははは」
魔術師として君臨している時に見せる気だるそうな雰囲気はナリを潜め、暗く濁った瞳で歪に笑い、まるでお遊戯のピエロ人形のように、けれど、そこに稚拙な遊び心はない……確かな殺気を持って、瞬く間にわたくしの……喉元に手が置かれたのです。
「よくお考えなさい。囚われた絵本の悪魔……ディザ、ならば何故貴方が金目の物を持って来てもなびかなかったのです? 物欲を愛とする者ならば他ではなく、自己の利益を一と考え、大切な国を貴方に託して、契約なさるはずがございません。しっかりなさい」
「自然の意思が、僕の答え合わせの為に魂を返してくれない。だからわからない、何が正しくてもう……」
「ディザ!」
「女は何なんだ? 生物とはなんだ? 全然わからないことだらけ、アハッハ! こうやって、喉元を掻き切らんばかりに手を置かれても、なお! 慈悲を持って諭す貴方の強さが……邪魔です」
そうして、殺されかけた所で、私は一度殺されたけれど。偶々に一度だけ死を肩代わりする国宝魔具を……あのラブマルージュ様が直前に下さったおかげで、墓に入れられてすぐに生き返りました。そのあとはラブマルージュ様の助けがあって亡命。あの方と共にディザを倒す為にアダムスに潜んでいました。
・
・
「以上です」
カロネちゃんのママの話しがこれで終わったようだ。「喉が渇きました」と真剣さは静まり、魔王城のメイドさんに飲み物を所望し始めるカロネちゃんのママ。話しが終わった所で、私は気になることを考え始める為に、机に肘を付いた。「カリスティア」グラスが窘める声も無視してそのまま軽く考えることにした。
何だかんだあのオカマっていろんな所に出てくるな? そんなことより、この話しの通じなさ……。
「何というか……うーん? 狂人?」
「人間の感性じゃ悪魔の考えわかりにくいわよね。けど、悪魔としちゃ普通なのよ……力はあるけど、感情や心に至っては、他種族の猿まねで、どうしても頭の中でごちゃごちゃになっちゃうのよ。ディザが縋っている存在がわかれば、わかりやすくなると思うわ」
「悪魔や天使のことは結局概念的なんだ。口で説明しようにも、こればっかりは僕らはそういう生き物としか言えないんだ」
私の軽率な発言に、ママと弟さんはそれぞれ人間の皆に説明してくれた。私達人間は向き不向きがあるけれど、感情や心は本能でどのように扱うか最初から知っている。けれど、悪魔はそれを一から手探りで収集しないととかなんとうんとか……。結局の所あまりよくわからなかった。
理由はともあれ、死んだことになっていたカロネちゃんのママが助かってよかった。オカマとかディザとか色々なことがある中で、一つやることを達成することは出来た。
結果はアダムスは崩壊して、その土地は悪魔族の国が所有することになり。アダムスの国の人間は晴れて悪魔族の国の人間となった。悪魔の方は【個人】なので興味がわかない人間がどう生きようが、どこに居ようが、という具合で案外サバサバしてるのだけど。人間の方は何時迫害されるか……という、不透明かつ不確実な予測に駆られて問題行動を起こしまくってるそうだ。「死ぬ予定だったあね様が、アダムスから生きて逃げた人間を保護してくれと言われたからやってるのですが……。はぁ……」っと色欲の魔王もげっそりするほど問題行動が多いらしい……。同族が本当に申し訳ございません。
そうして流れるように一週間が過ぎ……。あの糞忌々しい、デタラメ気候の奥ゆかしい処刑場を通って一旦精霊の国へ帰るという予定になり……。現在はウィーンママとアドラメルクママの家にお邪魔しています。
「グラス……近い、死ぬ」
「……アダムスでどれだけ私の心労が積み重ねられたと思って居るのですか、たったの3日くらい我慢して下さい」
確かにグラスには迷惑掛けっぱなしだから、そこは、ぐうの一言もでないのだけれど。身を清める時とトイレ以外絶対に私を離さないのはやり過ぎではないでしょうか? 「周知の仲なのですから、恥じらうことはありません」と、どこに行くにも私を何らかの形で、抱っこしたり横抱きしながらあっちこっち行ったり。食事の時は赤子のようにグラスの手で食べさせられ……(仕返しで私がグラスに食べさせたら、わざと指ごとパクリと咥えられて、恥ずかしさでグラスの膝からずれ落ちた)仕返しも実を結ばず。
「ヒューヒュー。お熱いのー」
今もリビングで態々水晶磨きながらグラスは私を膝に乗せている。勿論のこと、皆様からの暖かーい目にさらされながら膝に乗せられているので、からかうのが生きがいのスケイスに絡まれた。私もそろそろ仕返しをしようと……アダムスでスケイスが泣いているような気配がしたことを盾にすることにして、これでもかというくらいスケイスに向けてニッコリしながら言ってやった。
「スーケーイースー!!! 契約で実はスケイスがアドラメルクママの事でおおな」
「あーあーあー! デカパイパイホルンスタインの事なんてしりませーんわー」
「はぁ、殺すわよ」
もはや、あきれ顔のママは、瞬時にスケイスの首根っこを掴んで、玄関のドアに向けてずるずると引きずって行く、日光を浴びていた王妃様がちょうど帰ってくる頃だったようで、ママがドアを開ける前に王妃様が外から帰ってきて、ママとスケイスを見たら嫋やかに口角を上げて「あら、お二人ともいってらっしゃい」と進路を譲った。そのすぐにドロウ君がキッチンから、顔を出した。
「殺した後に、何でも良いから肉の美味い魔物取ってきてくれ。アドラメルクさん」
「はーい。いってきまーす」
「ちょっと!? 誰も助けてくれへんの~!!!」
もはや慣れたドロウ君でさえ、二人の喧嘩はいつも通りの日常としてスルーし始めた。スケイスの薄情者、腰抜け、助け、いやー! の声が家から遠のくのをぼんやり聞きながら諦め半分で、グラスの胸に頭を預けてため息をつくと、すかさず頭にグラスの手が降ってきて頭をグリグリと撫でられた。そうして、再度水晶の手入れを再開させるグラスに、なんとなくムッとした感情がわき上がった。
あぁ、私はグラスにもっと構って欲しいのね。わかった。
「グラス」
「なんですか?カリスティア」
声を掛けると、水晶の手入れ作業と止めたグラス。窺うように水晶から手を離して今度は優しく髪を梳くように撫でられる。「どうしました?」と優しい声音が頭の上から掛けられる。
「水晶じゃなくて、私を構って」
グラスの腕を振りほどいて向かい合うように、顔を見て言うと……。グラスの口元が歪に上がったと思うと、左手で自身の口元を抑えて、雪の中の紅梅のように顔が赤らんだ。「わか、りました」どうやら、グラスはこういうことの不意打ちの一撃には滅法弱いことが知れた。シメシメ、なんて思って居ると痛いしっぺ返しが来るからほどほどに、どうやってグラスに構って貰うかを必死で考える。うんうん唸って考えていると。
「でしたら、軽く散歩でも、されたら如何かしら? 魔物こそ蠢いていれど、四季が混雑した此処ならではの幻想的な風景でも楽しんでいらっしゃいな。それに散歩ですから予定を変更しやすい、初心者にはお勧めかと、わたくしからご提案致します」
「ナイスアイディア、カロネちゃんのママーじゃなかった王妃様」
「カロネのママで宜しいのですよ」ふわりと笑う王妃様に甘えて顔が赤くなりながら未だに再起不能なグラスの腕を引っ張る。何だかんだゆっくりデートなど出来ていないのだから、今デートしてもバチはあたらないはず。再起不能なグラスを無理矢理立たせて、グラスの手を引いて、お行儀は悪いが駆け出すように家に飛び出した。
「いってきまーす」
「行って……参ります」
「気をつけろよー」
「お気をつけて、いってらっしゃいませ」
「わたくしは……このリチェルリットに不要と?」
「エエ、エエ、そうでございます。貴方はこれから生き、大地を空を股に掛け、人々と支えるべき者の心の柱に相応しい! けれど、そんな貴方は歴代の王妃の中で素晴らしくも扱いにくい。正直にぶっちゃけまして、お邪魔です。 ……リチェルリットの為に消えて頂きたい。勿論、痛みはございません……一週間以内でしたらこの世の別れの時間を与えましょう……どう、なさいますか?」
優しすぎる現国王のアルハイルを支えるために、わたくしは前に立ちアルハイルの尻を叩き、男と女や無性の皆様も、性別の壁に囚われずに前に向かって立てる。それを示す花になろう……そう思ってアルハイルと共に政治や、国の運営などに積極的に関わってきた。
その私がどう運命が変わったのか……。邪魔だと断じて悪魔は私を殺そうとした。予測はしていたのです。前からディザの行動は狂気を孕み始めていた。何十年何百年と、愛を求め理解を深めることに傾倒していた彼は、いつからか理解出来ぬ自身を恨み、呪い、儚み、遂には……思わぬ方向へと舵を切ってしまった。それを防ぐ為に尽力していましたが……遂には王妃殺害という凶行に踏み切ってしまった。
「彼女は、私を愛していない。国を愛している。ならば、ならば僕がその愛を育むことが真実の愛だ。やはり人間の愛は物欲と隣り合わせ……はははは」
魔術師として君臨している時に見せる気だるそうな雰囲気はナリを潜め、暗く濁った瞳で歪に笑い、まるでお遊戯のピエロ人形のように、けれど、そこに稚拙な遊び心はない……確かな殺気を持って、瞬く間にわたくしの……喉元に手が置かれたのです。
「よくお考えなさい。囚われた絵本の悪魔……ディザ、ならば何故貴方が金目の物を持って来てもなびかなかったのです? 物欲を愛とする者ならば他ではなく、自己の利益を一と考え、大切な国を貴方に託して、契約なさるはずがございません。しっかりなさい」
「自然の意思が、僕の答え合わせの為に魂を返してくれない。だからわからない、何が正しくてもう……」
「ディザ!」
「女は何なんだ? 生物とはなんだ? 全然わからないことだらけ、アハッハ! こうやって、喉元を掻き切らんばかりに手を置かれても、なお! 慈悲を持って諭す貴方の強さが……邪魔です」
そうして、殺されかけた所で、私は一度殺されたけれど。偶々に一度だけ死を肩代わりする国宝魔具を……あのラブマルージュ様が直前に下さったおかげで、墓に入れられてすぐに生き返りました。そのあとはラブマルージュ様の助けがあって亡命。あの方と共にディザを倒す為にアダムスに潜んでいました。
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「以上です」
カロネちゃんのママの話しがこれで終わったようだ。「喉が渇きました」と真剣さは静まり、魔王城のメイドさんに飲み物を所望し始めるカロネちゃんのママ。話しが終わった所で、私は気になることを考え始める為に、机に肘を付いた。「カリスティア」グラスが窘める声も無視してそのまま軽く考えることにした。
何だかんだあのオカマっていろんな所に出てくるな? そんなことより、この話しの通じなさ……。
「何というか……うーん? 狂人?」
「人間の感性じゃ悪魔の考えわかりにくいわよね。けど、悪魔としちゃ普通なのよ……力はあるけど、感情や心に至っては、他種族の猿まねで、どうしても頭の中でごちゃごちゃになっちゃうのよ。ディザが縋っている存在がわかれば、わかりやすくなると思うわ」
「悪魔や天使のことは結局概念的なんだ。口で説明しようにも、こればっかりは僕らはそういう生き物としか言えないんだ」
私の軽率な発言に、ママと弟さんはそれぞれ人間の皆に説明してくれた。私達人間は向き不向きがあるけれど、感情や心は本能でどのように扱うか最初から知っている。けれど、悪魔はそれを一から手探りで収集しないととかなんとうんとか……。結局の所あまりよくわからなかった。
理由はともあれ、死んだことになっていたカロネちゃんのママが助かってよかった。オカマとかディザとか色々なことがある中で、一つやることを達成することは出来た。
結果はアダムスは崩壊して、その土地は悪魔族の国が所有することになり。アダムスの国の人間は晴れて悪魔族の国の人間となった。悪魔の方は【個人】なので興味がわかない人間がどう生きようが、どこに居ようが、という具合で案外サバサバしてるのだけど。人間の方は何時迫害されるか……という、不透明かつ不確実な予測に駆られて問題行動を起こしまくってるそうだ。「死ぬ予定だったあね様が、アダムスから生きて逃げた人間を保護してくれと言われたからやってるのですが……。はぁ……」っと色欲の魔王もげっそりするほど問題行動が多いらしい……。同族が本当に申し訳ございません。
そうして流れるように一週間が過ぎ……。あの糞忌々しい、デタラメ気候の奥ゆかしい処刑場を通って一旦精霊の国へ帰るという予定になり……。現在はウィーンママとアドラメルクママの家にお邪魔しています。
「グラス……近い、死ぬ」
「……アダムスでどれだけ私の心労が積み重ねられたと思って居るのですか、たったの3日くらい我慢して下さい」
確かにグラスには迷惑掛けっぱなしだから、そこは、ぐうの一言もでないのだけれど。身を清める時とトイレ以外絶対に私を離さないのはやり過ぎではないでしょうか? 「周知の仲なのですから、恥じらうことはありません」と、どこに行くにも私を何らかの形で、抱っこしたり横抱きしながらあっちこっち行ったり。食事の時は赤子のようにグラスの手で食べさせられ……(仕返しで私がグラスに食べさせたら、わざと指ごとパクリと咥えられて、恥ずかしさでグラスの膝からずれ落ちた)仕返しも実を結ばず。
「ヒューヒュー。お熱いのー」
今もリビングで態々水晶磨きながらグラスは私を膝に乗せている。勿論のこと、皆様からの暖かーい目にさらされながら膝に乗せられているので、からかうのが生きがいのスケイスに絡まれた。私もそろそろ仕返しをしようと……アダムスでスケイスが泣いているような気配がしたことを盾にすることにして、これでもかというくらいスケイスに向けてニッコリしながら言ってやった。
「スーケーイースー!!! 契約で実はスケイスがアドラメルクママの事でおおな」
「あーあーあー! デカパイパイホルンスタインの事なんてしりませーんわー」
「はぁ、殺すわよ」
もはや、あきれ顔のママは、瞬時にスケイスの首根っこを掴んで、玄関のドアに向けてずるずると引きずって行く、日光を浴びていた王妃様がちょうど帰ってくる頃だったようで、ママがドアを開ける前に王妃様が外から帰ってきて、ママとスケイスを見たら嫋やかに口角を上げて「あら、お二人ともいってらっしゃい」と進路を譲った。そのすぐにドロウ君がキッチンから、顔を出した。
「殺した後に、何でも良いから肉の美味い魔物取ってきてくれ。アドラメルクさん」
「はーい。いってきまーす」
「ちょっと!? 誰も助けてくれへんの~!!!」
もはや慣れたドロウ君でさえ、二人の喧嘩はいつも通りの日常としてスルーし始めた。スケイスの薄情者、腰抜け、助け、いやー! の声が家から遠のくのをぼんやり聞きながら諦め半分で、グラスの胸に頭を預けてため息をつくと、すかさず頭にグラスの手が降ってきて頭をグリグリと撫でられた。そうして、再度水晶の手入れを再開させるグラスに、なんとなくムッとした感情がわき上がった。
あぁ、私はグラスにもっと構って欲しいのね。わかった。
「グラス」
「なんですか?カリスティア」
声を掛けると、水晶の手入れ作業と止めたグラス。窺うように水晶から手を離して今度は優しく髪を梳くように撫でられる。「どうしました?」と優しい声音が頭の上から掛けられる。
「水晶じゃなくて、私を構って」
グラスの腕を振りほどいて向かい合うように、顔を見て言うと……。グラスの口元が歪に上がったと思うと、左手で自身の口元を抑えて、雪の中の紅梅のように顔が赤らんだ。「わか、りました」どうやら、グラスはこういうことの不意打ちの一撃には滅法弱いことが知れた。シメシメ、なんて思って居ると痛いしっぺ返しが来るからほどほどに、どうやってグラスに構って貰うかを必死で考える。うんうん唸って考えていると。
「でしたら、軽く散歩でも、されたら如何かしら? 魔物こそ蠢いていれど、四季が混雑した此処ならではの幻想的な風景でも楽しんでいらっしゃいな。それに散歩ですから予定を変更しやすい、初心者にはお勧めかと、わたくしからご提案致します」
「ナイスアイディア、カロネちゃんのママーじゃなかった王妃様」
「カロネのママで宜しいのですよ」ふわりと笑う王妃様に甘えて顔が赤くなりながら未だに再起不能なグラスの腕を引っ張る。何だかんだゆっくりデートなど出来ていないのだから、今デートしてもバチはあたらないはず。再起不能なグラスを無理矢理立たせて、グラスの手を引いて、お行儀は悪いが駆け出すように家に飛び出した。
「いってきまーす」
「行って……参ります」
「気をつけろよー」
「お気をつけて、いってらっしゃいませ」
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