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王妃奪還作戦【1】
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目に優しいほの暗さと、眠気をそげ落とすような強いカビの臭いと名前もしらない足が30本は生えてるんじゃないかと思うほどのゲテモノ虫が寝転んで居る俺の目の前を横切る……。徴収は徴収でも、流石に初手拘束は酷いと俺思うんだが。一番酷いのは……。
「契約書を書いたらすぐに訓練だ」
俺を横切る虫の上に契約の内容を書いた質の悪い紙が置かれる。この魔封じの手枷でどうやって書けと言うんだかと、ため息が漏れる。兵士は二人で、それぞれ訓練はされているが栄養が足りて無くて顔がこけている。これならば、親父に習った剣と護身術でどうにかできる。運ばれる寸前で手錠の鍵は、住み込みの監視がいる部屋の中だと目星は付けた。俺は、右往左往目線を動かして計画を立てる。それにしびれを切らした兵士が地団駄を踏んだ。
「速く書け!!!」
「悪い、起こしてくれないか? 飯食ってねぇから力が入らなくてよ」
「ッチ、1845号……起こせ」
「……はい」
番号で呼ばれた今にも倒れそうな兵士に身体を起こされる。気が引けるが、おこされたと同時にその腕を掴んで、顔がこけてる割には偉そうに顎を突き出す兵士に向かって、投げた。
「なにッガ! ハァッ……」
「訓練してても腹減ってたら力もでないだろ……悪いな」
番号で呼ばれた兵士は極限状態だったのか、兵士にぶつかった瞬間にすぐに意識が飛んで、偉そうなほうは腰の細い剣を手に掛けたが、腕の手錠で頭を思いっきりぶん殴って抜かれる前に気絶させた。あの化け物パーティーからしちゃ、俺は非戦闘要員と変わらんが俺はそれなりに出来る。自分で言うのもなんだが……料理人の中じゃできるほうだ。
「鍵、鍵、あったあった。汚ぇ……」
拘束されているのは魔封じの手枷だけなので、足は拘束されていないので歩いて鍵のあるところまで行くが……鍵が錆びだらけで、すこし口にくわえるのが戸惑われる。胃を決して口にくわえて手錠を外すと……錆びた鉄と埃が混ざったような苦みと臭いが鼻から逆流してきて、うっかり吐きそうになる。手錠が外れた瞬間に目にじんわり生理的な涙が溢れ、外れた手で口を押さえる。
「おぇ……。きもちわりぃ……」
吐きそうになりながらも、兵士の持っている細い片刃の剣を取り上げて適当に腰のベルトに差し込む。ちょっと細いから普通の剣用のベルトじゃ緩いが、落ちないように気をつければどうにかなるくらいだ。俺はすぐにカリスティアちゃんから貰った魔具を発動させてその場を離れた。
今回、俺がカリスティアちゃんに貰ったのは。
・魔封じ耐性 4つ合ったが3つ発見されて取り上げられた。
・気配遮断
・気配&生命探知遮断
・音声遮断
・インビジブルマント?
魔具事態にもこの遮断効果は適用されるようで、遮断効果がある魔具は気づかれずに取り上げられることはなかった。俺は先に城から脱出して逃げる事と言われて居る。だから、俺はカリスティアちゃんに姿を消せるマントを羽織って方角もわからないままに、壁伝いに進む。
「どいつもこいつも……ひもじい顔してるな」
音声遮断があるから聞こえないとはいえ、声を上げないほうが良いのだがすれ違う誰もが顔がこけてフラフラしている。マシな顔が見えたと思ったら重そうな羽織を着た……というか羽織が多すぎて背負ったと言いたくなるような服の……多分アダムスの貴族かなんか位だ。
到底国としては機能して居るように見えない。独裁国家にすら成れていない此処は……確かにウィーンさんの言うとおりにいっそのこと地図から消えた方が幸せだろうな……なんて思っちまうほどの惨状だ。もう、国民全員を奴隷契約しなければ維持できないなんて……ペルマネンテ以下だ。
顔を振って前を向く、此処は敵陣の中なのだからよそ見は命取りだ。知識の国と呼ばれるこの国がこの惨状で思うなという方が無理なんだがな……。
「貴方はどこですか? 俺は此処です? 貴方はどこですか? 俺はここです? 貴方はどこですか? 俺は……」
アダムスの国のメイド?のような衣服を着た女達が、独り言を繰り返す男に道を空けて頭を深々と下げていた。どこか見たことがあるような槍と短剣を携えた男が俺をよこ……。
「ひゅッ」
横切らずに死んだような目で俺と目を合せた。ヤバい……全身がカッチリと束縛されたように動かなくなり、不自然に自分の息が止る。偶然か……見つかったのかどちらともわからないままに、目が合せられたまま時間が止った。槍と短剣の不釣り合いなリーチ……たしかそれで戦う冒険者が少し前に名を馳せてたはず。
カタカタと音が鳴りそうなほどに身体は震えだす。考えろ、考えろ、頭で念じながらも記憶に探りに入れる。動かぬ時間の中で出来ることがソレしかなかった。たしか、たしか……。
(槍と短剣の二刀流シトル!!! 中堅クラスの冒険者ならまだ)
「俺は此処です? 俺は此処だ、此処だ、此処だ、此処だ、此処だ、此処だ」
最大限働かせられる神経を働かせて、前を向きながら一歩二歩とシトルから下がる。視線は俺が居た場所から固定されたまま、一瞬たまたま気配が漏れただけなのか……? 安堵はできないが少し心が冷静になろうとした頃には。
「貴方は此処です。 貴方は此処だ お前は此処だ」
咄嗟に兵士から奪った細身の剣で受け身を取った。槍の刃がまっすぐ俺の首を狙って薙がれて居た。少し遅かったら俺の首は地面にゴトリと落ちていただろう。
「いあああああああああ!!!!」
「侵入者!!!」
「きゃああああああああ!!!!」
恐怖が伝染して悲鳴が上がる。悲鳴にかき消されながらも目の前のシトルは死んだ目で、ぶつぶつと何かを言うだけだった。こいつも、栄養が足りて無くて顔がこけて腕も訓練されているにしては細い。どうにかやれそうだと、身体をずらして、槍の刃から逃げる。
スッパリと切れたカリスティアちゃんのインビジブルマントを隠れ蓑に、死角から思いっきり魔力を乗せた拳を顔にお見舞いした。シトルの身体が宙に浮いて壁にぶつかるのを見届ける前にがむしゃらに走り出す。騒ぎを聞きつけた兵士が俺の前に立ち塞がるが、どいつもこいつも栄養が足りて無くて俺でも退けられるほど弱っていた。
「もうすぐ! 逃げ」
「貴方の居るところは此処です」
「オイ、冒険者とはいえ、宗教国家出身なのに他国に協力していいのかぁ?」
答えはない。虚ろなままに、どこ、ここ、どこ、ここ、を含む言葉を繰り返し呟くまま。槍の一撃を受け止めたが次は短剣が俺の目玉めがけて突き出されて、間一髪身体を反らして避ける。いや、少し頬に擦った……毒が塗られてないことを祈る。そのままもう一撃シトルの腹に魔力を乗せた蹴りを入れてまたがむしゃらに廊下を走り出す。
(窓がねぇから、多分地下だよな。騒ぎが広がる前に外にでねぇと封鎖されちまう)
攻撃魔術は得意ではないし、父親似なおかげでガタイはいい代わりにMPも魔力も俺は少ない。辛うじて補助として身体に魔力を乗せるしかできない。持久戦はなるべく避けるしかない。あいつらが化け物染みてるおかげだが……実は俺中々いい物件なんだよなぁ……。
(良く言えばダンディ、悪く言えばむさ苦しい顔とガラスのハートのおかげで女とは縁がないが……。俺はこの非常時に何を考えてるんだ。あいつらのノリが移ったか……)
バタバタ足を動かす中で、がむしゃらに進んで行ったら案の定兵士が地上への出入り口を固めて居た。一か八か止らずに突っ込む形で突撃したら、アイツのぶつぶつとした声が聞こえてしまった……挟み撃ちになっちまった。っと運の良さに喜んでは、自分の考えなしに絶望した。だが進むしかない!!!
【傷心魔術 自己顕示欲】
後ろのシトルを確認して前の兵士に向き直ってすぐに、ここ、どこ、以外の言葉が含まれたシトルの声が響き渡った。その瞬間にシトルを見て居た? であろう仲間のはずの兵士がバタバタと白目を拭いて倒れる。先ほどから迎え撃つように指揮していた兵士も、白目を剥いて倒れて、残った兵士は半狂乱になって我先にと地上への道に押しかける。
傷心魔術? 自己顕示欲?
一体何がおきたのか俺にはわからないままに、泡吹いて倒れた面々の共通点を探る。前にはもみくちゃの兵士と後ろには着々と声を発しながら近づくシトル。
(何で死んだ、傷心魔術? 自己顕示欲? 自己……まさか!)
「俺は此処だ。俺は此処だ。俺は此処に居る」
飛びかかるように、俺の首めがけて短剣を振るシトルを弾く、すぐに槍が飛んできて刃の競り合いとなる。一つの手段が浮かんで、冷や汗が額から滲んで一つ鼻先を伝って落ちてゆく。
「目を瞑りながら戦えってことかッッッ! 糞がぁ!!!」
「契約書を書いたらすぐに訓練だ」
俺を横切る虫の上に契約の内容を書いた質の悪い紙が置かれる。この魔封じの手枷でどうやって書けと言うんだかと、ため息が漏れる。兵士は二人で、それぞれ訓練はされているが栄養が足りて無くて顔がこけている。これならば、親父に習った剣と護身術でどうにかできる。運ばれる寸前で手錠の鍵は、住み込みの監視がいる部屋の中だと目星は付けた。俺は、右往左往目線を動かして計画を立てる。それにしびれを切らした兵士が地団駄を踏んだ。
「速く書け!!!」
「悪い、起こしてくれないか? 飯食ってねぇから力が入らなくてよ」
「ッチ、1845号……起こせ」
「……はい」
番号で呼ばれた今にも倒れそうな兵士に身体を起こされる。気が引けるが、おこされたと同時にその腕を掴んで、顔がこけてる割には偉そうに顎を突き出す兵士に向かって、投げた。
「なにッガ! ハァッ……」
「訓練してても腹減ってたら力もでないだろ……悪いな」
番号で呼ばれた兵士は極限状態だったのか、兵士にぶつかった瞬間にすぐに意識が飛んで、偉そうなほうは腰の細い剣を手に掛けたが、腕の手錠で頭を思いっきりぶん殴って抜かれる前に気絶させた。あの化け物パーティーからしちゃ、俺は非戦闘要員と変わらんが俺はそれなりに出来る。自分で言うのもなんだが……料理人の中じゃできるほうだ。
「鍵、鍵、あったあった。汚ぇ……」
拘束されているのは魔封じの手枷だけなので、足は拘束されていないので歩いて鍵のあるところまで行くが……鍵が錆びだらけで、すこし口にくわえるのが戸惑われる。胃を決して口にくわえて手錠を外すと……錆びた鉄と埃が混ざったような苦みと臭いが鼻から逆流してきて、うっかり吐きそうになる。手錠が外れた瞬間に目にじんわり生理的な涙が溢れ、外れた手で口を押さえる。
「おぇ……。きもちわりぃ……」
吐きそうになりながらも、兵士の持っている細い片刃の剣を取り上げて適当に腰のベルトに差し込む。ちょっと細いから普通の剣用のベルトじゃ緩いが、落ちないように気をつければどうにかなるくらいだ。俺はすぐにカリスティアちゃんから貰った魔具を発動させてその場を離れた。
今回、俺がカリスティアちゃんに貰ったのは。
・魔封じ耐性 4つ合ったが3つ発見されて取り上げられた。
・気配遮断
・気配&生命探知遮断
・音声遮断
・インビジブルマント?
魔具事態にもこの遮断効果は適用されるようで、遮断効果がある魔具は気づかれずに取り上げられることはなかった。俺は先に城から脱出して逃げる事と言われて居る。だから、俺はカリスティアちゃんに姿を消せるマントを羽織って方角もわからないままに、壁伝いに進む。
「どいつもこいつも……ひもじい顔してるな」
音声遮断があるから聞こえないとはいえ、声を上げないほうが良いのだがすれ違う誰もが顔がこけてフラフラしている。マシな顔が見えたと思ったら重そうな羽織を着た……というか羽織が多すぎて背負ったと言いたくなるような服の……多分アダムスの貴族かなんか位だ。
到底国としては機能して居るように見えない。独裁国家にすら成れていない此処は……確かにウィーンさんの言うとおりにいっそのこと地図から消えた方が幸せだろうな……なんて思っちまうほどの惨状だ。もう、国民全員を奴隷契約しなければ維持できないなんて……ペルマネンテ以下だ。
顔を振って前を向く、此処は敵陣の中なのだからよそ見は命取りだ。知識の国と呼ばれるこの国がこの惨状で思うなという方が無理なんだがな……。
「貴方はどこですか? 俺は此処です? 貴方はどこですか? 俺はここです? 貴方はどこですか? 俺は……」
アダムスの国のメイド?のような衣服を着た女達が、独り言を繰り返す男に道を空けて頭を深々と下げていた。どこか見たことがあるような槍と短剣を携えた男が俺をよこ……。
「ひゅッ」
横切らずに死んだような目で俺と目を合せた。ヤバい……全身がカッチリと束縛されたように動かなくなり、不自然に自分の息が止る。偶然か……見つかったのかどちらともわからないままに、目が合せられたまま時間が止った。槍と短剣の不釣り合いなリーチ……たしかそれで戦う冒険者が少し前に名を馳せてたはず。
カタカタと音が鳴りそうなほどに身体は震えだす。考えろ、考えろ、頭で念じながらも記憶に探りに入れる。動かぬ時間の中で出来ることがソレしかなかった。たしか、たしか……。
(槍と短剣の二刀流シトル!!! 中堅クラスの冒険者ならまだ)
「俺は此処です? 俺は此処だ、此処だ、此処だ、此処だ、此処だ、此処だ」
最大限働かせられる神経を働かせて、前を向きながら一歩二歩とシトルから下がる。視線は俺が居た場所から固定されたまま、一瞬たまたま気配が漏れただけなのか……? 安堵はできないが少し心が冷静になろうとした頃には。
「貴方は此処です。 貴方は此処だ お前は此処だ」
咄嗟に兵士から奪った細身の剣で受け身を取った。槍の刃がまっすぐ俺の首を狙って薙がれて居た。少し遅かったら俺の首は地面にゴトリと落ちていただろう。
「いあああああああああ!!!!」
「侵入者!!!」
「きゃああああああああ!!!!」
恐怖が伝染して悲鳴が上がる。悲鳴にかき消されながらも目の前のシトルは死んだ目で、ぶつぶつと何かを言うだけだった。こいつも、栄養が足りて無くて顔がこけて腕も訓練されているにしては細い。どうにかやれそうだと、身体をずらして、槍の刃から逃げる。
スッパリと切れたカリスティアちゃんのインビジブルマントを隠れ蓑に、死角から思いっきり魔力を乗せた拳を顔にお見舞いした。シトルの身体が宙に浮いて壁にぶつかるのを見届ける前にがむしゃらに走り出す。騒ぎを聞きつけた兵士が俺の前に立ち塞がるが、どいつもこいつも栄養が足りて無くて俺でも退けられるほど弱っていた。
「もうすぐ! 逃げ」
「貴方の居るところは此処です」
「オイ、冒険者とはいえ、宗教国家出身なのに他国に協力していいのかぁ?」
答えはない。虚ろなままに、どこ、ここ、どこ、ここ、を含む言葉を繰り返し呟くまま。槍の一撃を受け止めたが次は短剣が俺の目玉めがけて突き出されて、間一髪身体を反らして避ける。いや、少し頬に擦った……毒が塗られてないことを祈る。そのままもう一撃シトルの腹に魔力を乗せた蹴りを入れてまたがむしゃらに廊下を走り出す。
(窓がねぇから、多分地下だよな。騒ぎが広がる前に外にでねぇと封鎖されちまう)
攻撃魔術は得意ではないし、父親似なおかげでガタイはいい代わりにMPも魔力も俺は少ない。辛うじて補助として身体に魔力を乗せるしかできない。持久戦はなるべく避けるしかない。あいつらが化け物染みてるおかげだが……実は俺中々いい物件なんだよなぁ……。
(良く言えばダンディ、悪く言えばむさ苦しい顔とガラスのハートのおかげで女とは縁がないが……。俺はこの非常時に何を考えてるんだ。あいつらのノリが移ったか……)
バタバタ足を動かす中で、がむしゃらに進んで行ったら案の定兵士が地上への出入り口を固めて居た。一か八か止らずに突っ込む形で突撃したら、アイツのぶつぶつとした声が聞こえてしまった……挟み撃ちになっちまった。っと運の良さに喜んでは、自分の考えなしに絶望した。だが進むしかない!!!
【傷心魔術 自己顕示欲】
後ろのシトルを確認して前の兵士に向き直ってすぐに、ここ、どこ、以外の言葉が含まれたシトルの声が響き渡った。その瞬間にシトルを見て居た? であろう仲間のはずの兵士がバタバタと白目を拭いて倒れる。先ほどから迎え撃つように指揮していた兵士も、白目を剥いて倒れて、残った兵士は半狂乱になって我先にと地上への道に押しかける。
傷心魔術? 自己顕示欲?
一体何がおきたのか俺にはわからないままに、泡吹いて倒れた面々の共通点を探る。前にはもみくちゃの兵士と後ろには着々と声を発しながら近づくシトル。
(何で死んだ、傷心魔術? 自己顕示欲? 自己……まさか!)
「俺は此処だ。俺は此処だ。俺は此処に居る」
飛びかかるように、俺の首めがけて短剣を振るシトルを弾く、すぐに槍が飛んできて刃の競り合いとなる。一つの手段が浮かんで、冷や汗が額から滲んで一つ鼻先を伝って落ちてゆく。
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