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声はそこに、手には……
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「んふ、流石私のカリスティアちゃんとグラスちゃん。それぞれきゃわいいく、かっこよくなっちゃってー♪ と感動の再会と生きたいところなんだけど、時間ないのよ。手短に済ませるわ」
「でしたら、リビングにどうぞ、不毛な喧嘩をしないのであればお二人を歓迎します」
「しないわ。じゃ、私はちょっと箒置いてくるわ」
「はーい、ウィーンママいってらっしゃーい」
グラスの一括で喧嘩は一度手が止まり、ラブちゃんが変わらない格好でこちらに微笑んでくる。色々話したいこととかもあるのだけど、ラブちゃんが時間がないと眉を落として残念そうに言う。私もちょっと残念に思うも、短い間でもできないことはないと、グラスから一旦離れて、ラブちゃんの手を繋いでリビングへとラブちゃんを引っ張って中に入れる。本当は両手を繋ぎたかったけど、グラスに買って貰った花を手放したく無いので我慢。
「あら、最初は結構ツンツンだったのに」
「そりゃ、よく分からないオカマが来たら誰だってビビるって……。最初から感謝はしてるし好き嫌いで言ったら好きだよ」
「カリスティア……仮にもラブマルージュ様はおと「誰が男ですって?」乙女ですから、同性に好きは如何なものかと、嫉妬しますよ?」
「私の好きはママ枠でウィーンママとラブちゃん、友達枠でカロネちゃんとリュピアちゃん、恋人枠でグラス、親友枠でグラスってな感じで色々あるのー」
「あー三人でウィーンママ置いて仲良くお話なんてずるいわ!!!」
先ほど分かれたばかりなのに、あっという間に自前の箒を置いてきたウィーンママが、豊満な胸の前で腕を組んで拗ねたように頬を膨らまして、壁から現れた。
「おかえりー!!!」
「おかえりなさいませ」
「あら、おかえりなさい。欠伸がでちゃうほど遅かったわね?」
「海に沈めるわ」
グラスと私は普通に帰ってきたウィーンママを歓迎しておかえりと言うが、ラブちゃんは何でも無いような顔でウィーンママに遅いと言ってのけるのだけど、オール化け物スペックのお前と他人を比べるなと心でツッコんでしまう。おかげでウィーンママがまた機嫌を悪くして空気が険悪になってゆく。
「喧嘩をするのならば、私とカリスティアの家から出て行ってください」
私とカリスティアの? で頭に?マークが浮かぶが、そういえば私はグラスの家にやっかいになることになっていたのを買い物の数時間で忘れてから一度も今まで思い出せなかったがそうだった。思い出してなんか恥ずかしい気持ちが背筋を伝うも、二人の険悪な見つめ合いで現実に引き戻される。そういえば、ウィーンママってエピクの時も今のラブちゃんもそうだけど、結構好戦的だったり?なんて思う。
隣同士だと二人がまた喧嘩を始めそうなので、グラスとウィーンママとラブちゃんと私の配置で話が始まった。話の内容は、ディザというあの真っ白の真っ黒な隈の男が私を殺したがっているという話から始まって、現在のリチェルリットは、姫と国王と民の付き従いたいと思う人物が二極化しているなどの話し、そこまで話してからラブちゃんがなんで無理をしてまで此処に来たのかという話しになったのだ。グラスに買って貰った花を具現化した花瓶に生けながらラブちゃんの話しに耳を傾けた。
「二人というか、この小娘を含めて3人でとある人物を知識の国アダムスから、ここに連れてきて欲しいの……強化剤という名の忘却の薬の治療の為にね……連れ戻せなくてもカリスティアちゃんの具現化でどうにか薬が作れないか試して欲しいの」
「……そんなに切羽詰まった状況になってるの?」
「ええ、最初は村の外れの貴族から、段々と家の望まぬ婚約相手の情報を消したりするために一部の王族と……渡って、市民に拡散されていったわ、リチェルリットと宗教国家は目立った被害がないことから、周りの国から今睨まれてるわねー。天使族も悪魔族は言わずとも……。けど、ディザちゃんはリチェルリットの建国の絵本で、悪魔として一定の存在を保っているから、彼だけ無事ね」
「彼とリチェルリットがこのまま進み行けば、遅かれ速かれ滅びます。全てが」
グラスの一言が空気を重くする。流石に強化剤が滅びの決定打とはならないけれど、確実に一手にはなる。愛が暴走して、他国の国と民を顧みずに前進する悪魔。どういう理屈で、どういう理由でかは説明できないけど、本当に初代国王が悪魔を愛して契約を結んだのならば、これは絶対に間違っていると思う。
(あのエリニュスって人身売買団体のトップの契約は代々……といっても悪魔だから器と名前を変えた同一人物のディザが契約してるから……。まぁ、契約した本人なら抜け道しってるでしょ)
他国を踏み潰して繁栄しようなんて思う国王ならば、それこそ恋煩いしてる悪魔に命令して自分の国以外を攻撃させてるはず。こんな回りくどくて自国民を極限まで危険にさらすようなことはしない。そんなことするような人ならばそもそも、建国なんてできてない。
緊張感のあまり喉が乾いて、話の前にグラスが用意してくれたハーブティーを一気に飲み干す。蜂蜜混じりの甘いハーブティーは美味しい、でも緊張感はハーブティーの蜂蜜のようには溶けてくれなかった。
「それと……アタシの目的はもう一つ。悪魔だから悪魔殺しを知っているでしょ? 同族殺しちゃん」
「ウィーンよ」
「それは、貴女が惚れた身体の子の名前でしょ♪ アタシは悪魔としての貴女の名前を聞いているのよ」
「悪魔だから私の名前と取引しましょ、カリスティアちゃんとグラス君の親権で手を打つわ」
「二人ともやめてよ~!またグラスに怒られるし……。ラブちゃんは忙しいからとっととその治療薬生成できないかを今試すよ……まだ、連れてきて欲しい人の名前とか特徴も聞かないといけないんだから」
消耗が激しくなるのを承知で【忘却を治せる薬】を具現化するために、机に手をかざして魔力を練る。できないこともないけど、今の自分じゃできそうにないほどのMPの消耗が激しい。諦めるわけにはいかないとさらに魔力を込めて見るけど足りなくて、ついにはHPに手を出し始めた所でグラスの静止の声が上がるも……具現化が止められない。
「カリスティア、もう結構です。 カリスティア?」
異変に気がついたグラスに、再度声を掛けられて身体を揺らされるも止めることもできない。止めることができないことすら伝えられない。軽い暴走なのだろうか?自分の命令も聞かずに魔力は勝手に忘却を治せる薬に向かっていく。ついにはHPにまで削られて、順調に衰弱の道を座りながらたどっていく。
【彼から貰った花に触れなさい】
ノイズまみれだったあの声が、今度はノイズもなく頭に流れ込んでくる。グラスやウィーンママやラブちゃんの静止の声はおぼろげになってきて聞こえなくなってゆく。
【大丈夫、かざしていない左手で机の上のお花に触れて】
言葉の言われるがままに、花に触れると机にかざしていた右手から閃光が放たれる。具現化を使っていて初めての反応で、身体をのけぞらせる。やがて閃光が止むと、先ほどまで綺麗に咲いていた花が茶色く枯れていた。なんとなく怖くて、自分の目線を枯れた花以外に移せなくて、かざしてた右手を動かしてみるとツヤツヤとした感触がする。
あれだけ騒いでいた周りの三人が、沈黙に徹してる中で意を決して、枯れた花から自分の右手に目線を向けると……そこには。
「え……」
「でしたら、リビングにどうぞ、不毛な喧嘩をしないのであればお二人を歓迎します」
「しないわ。じゃ、私はちょっと箒置いてくるわ」
「はーい、ウィーンママいってらっしゃーい」
グラスの一括で喧嘩は一度手が止まり、ラブちゃんが変わらない格好でこちらに微笑んでくる。色々話したいこととかもあるのだけど、ラブちゃんが時間がないと眉を落として残念そうに言う。私もちょっと残念に思うも、短い間でもできないことはないと、グラスから一旦離れて、ラブちゃんの手を繋いでリビングへとラブちゃんを引っ張って中に入れる。本当は両手を繋ぎたかったけど、グラスに買って貰った花を手放したく無いので我慢。
「あら、最初は結構ツンツンだったのに」
「そりゃ、よく分からないオカマが来たら誰だってビビるって……。最初から感謝はしてるし好き嫌いで言ったら好きだよ」
「カリスティア……仮にもラブマルージュ様はおと「誰が男ですって?」乙女ですから、同性に好きは如何なものかと、嫉妬しますよ?」
「私の好きはママ枠でウィーンママとラブちゃん、友達枠でカロネちゃんとリュピアちゃん、恋人枠でグラス、親友枠でグラスってな感じで色々あるのー」
「あー三人でウィーンママ置いて仲良くお話なんてずるいわ!!!」
先ほど分かれたばかりなのに、あっという間に自前の箒を置いてきたウィーンママが、豊満な胸の前で腕を組んで拗ねたように頬を膨らまして、壁から現れた。
「おかえりー!!!」
「おかえりなさいませ」
「あら、おかえりなさい。欠伸がでちゃうほど遅かったわね?」
「海に沈めるわ」
グラスと私は普通に帰ってきたウィーンママを歓迎しておかえりと言うが、ラブちゃんは何でも無いような顔でウィーンママに遅いと言ってのけるのだけど、オール化け物スペックのお前と他人を比べるなと心でツッコんでしまう。おかげでウィーンママがまた機嫌を悪くして空気が険悪になってゆく。
「喧嘩をするのならば、私とカリスティアの家から出て行ってください」
私とカリスティアの? で頭に?マークが浮かぶが、そういえば私はグラスの家にやっかいになることになっていたのを買い物の数時間で忘れてから一度も今まで思い出せなかったがそうだった。思い出してなんか恥ずかしい気持ちが背筋を伝うも、二人の険悪な見つめ合いで現実に引き戻される。そういえば、ウィーンママってエピクの時も今のラブちゃんもそうだけど、結構好戦的だったり?なんて思う。
隣同士だと二人がまた喧嘩を始めそうなので、グラスとウィーンママとラブちゃんと私の配置で話が始まった。話の内容は、ディザというあの真っ白の真っ黒な隈の男が私を殺したがっているという話から始まって、現在のリチェルリットは、姫と国王と民の付き従いたいと思う人物が二極化しているなどの話し、そこまで話してからラブちゃんがなんで無理をしてまで此処に来たのかという話しになったのだ。グラスに買って貰った花を具現化した花瓶に生けながらラブちゃんの話しに耳を傾けた。
「二人というか、この小娘を含めて3人でとある人物を知識の国アダムスから、ここに連れてきて欲しいの……強化剤という名の忘却の薬の治療の為にね……連れ戻せなくてもカリスティアちゃんの具現化でどうにか薬が作れないか試して欲しいの」
「……そんなに切羽詰まった状況になってるの?」
「ええ、最初は村の外れの貴族から、段々と家の望まぬ婚約相手の情報を消したりするために一部の王族と……渡って、市民に拡散されていったわ、リチェルリットと宗教国家は目立った被害がないことから、周りの国から今睨まれてるわねー。天使族も悪魔族は言わずとも……。けど、ディザちゃんはリチェルリットの建国の絵本で、悪魔として一定の存在を保っているから、彼だけ無事ね」
「彼とリチェルリットがこのまま進み行けば、遅かれ速かれ滅びます。全てが」
グラスの一言が空気を重くする。流石に強化剤が滅びの決定打とはならないけれど、確実に一手にはなる。愛が暴走して、他国の国と民を顧みずに前進する悪魔。どういう理屈で、どういう理由でかは説明できないけど、本当に初代国王が悪魔を愛して契約を結んだのならば、これは絶対に間違っていると思う。
(あのエリニュスって人身売買団体のトップの契約は代々……といっても悪魔だから器と名前を変えた同一人物のディザが契約してるから……。まぁ、契約した本人なら抜け道しってるでしょ)
他国を踏み潰して繁栄しようなんて思う国王ならば、それこそ恋煩いしてる悪魔に命令して自分の国以外を攻撃させてるはず。こんな回りくどくて自国民を極限まで危険にさらすようなことはしない。そんなことするような人ならばそもそも、建国なんてできてない。
緊張感のあまり喉が乾いて、話の前にグラスが用意してくれたハーブティーを一気に飲み干す。蜂蜜混じりの甘いハーブティーは美味しい、でも緊張感はハーブティーの蜂蜜のようには溶けてくれなかった。
「それと……アタシの目的はもう一つ。悪魔だから悪魔殺しを知っているでしょ? 同族殺しちゃん」
「ウィーンよ」
「それは、貴女が惚れた身体の子の名前でしょ♪ アタシは悪魔としての貴女の名前を聞いているのよ」
「悪魔だから私の名前と取引しましょ、カリスティアちゃんとグラス君の親権で手を打つわ」
「二人ともやめてよ~!またグラスに怒られるし……。ラブちゃんは忙しいからとっととその治療薬生成できないかを今試すよ……まだ、連れてきて欲しい人の名前とか特徴も聞かないといけないんだから」
消耗が激しくなるのを承知で【忘却を治せる薬】を具現化するために、机に手をかざして魔力を練る。できないこともないけど、今の自分じゃできそうにないほどのMPの消耗が激しい。諦めるわけにはいかないとさらに魔力を込めて見るけど足りなくて、ついにはHPに手を出し始めた所でグラスの静止の声が上がるも……具現化が止められない。
「カリスティア、もう結構です。 カリスティア?」
異変に気がついたグラスに、再度声を掛けられて身体を揺らされるも止めることもできない。止めることができないことすら伝えられない。軽い暴走なのだろうか?自分の命令も聞かずに魔力は勝手に忘却を治せる薬に向かっていく。ついにはHPにまで削られて、順調に衰弱の道を座りながらたどっていく。
【彼から貰った花に触れなさい】
ノイズまみれだったあの声が、今度はノイズもなく頭に流れ込んでくる。グラスやウィーンママやラブちゃんの静止の声はおぼろげになってきて聞こえなくなってゆく。
【大丈夫、かざしていない左手で机の上のお花に触れて】
言葉の言われるがままに、花に触れると机にかざしていた右手から閃光が放たれる。具現化を使っていて初めての反応で、身体をのけぞらせる。やがて閃光が止むと、先ほどまで綺麗に咲いていた花が茶色く枯れていた。なんとなく怖くて、自分の目線を枯れた花以外に移せなくて、かざしてた右手を動かしてみるとツヤツヤとした感触がする。
あれだけ騒いでいた周りの三人が、沈黙に徹してる中で意を決して、枯れた花から自分の右手に目線を向けると……そこには。
「え……」
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