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第8章 IDから愛をこめて
第60話 百合営業ふたたび(後編)
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午前10時。
疲れてぐっすりスヤスヤだった私は、事務所からの電話に叩き起こされた。
「ばにらさん! 急ですが、本日事務所に顔を出せますか?」
「どうしたバニかBちゃん。ばにーら、昨日は深夜配信してまだおねむバニよ」
「社長直々に、ばにらさんに頼みたいお仕事があるそうです! どうしてもとのことで! ご足労願えませんでしょうか!」
社長の名前を出されたらサラリーマンは逆らえない。
急いで部屋着から外着に着替えると、私は事務所のある御茶ノ水へと向かった。
御茶ノ水駅から丸善の横を通って南へひた走る。
事務所に滑り込んだのは午後1時過ぎ。休む暇もなく社長室に通されると、私はBちゃんと並んで商談用テーブルに腰掛けた。
執務机で作業をしていた社長がノートパソコンを閉じて私の正面に座る。
いつも通り、社長は穏やかな微笑を浮かべていた。
とても緊急の要件で呼び出されたとは思えない。
物腰の丁寧さが、この社長のいい所なんだけれど、緊張感がないのは正直どうなんだろう。ただ、いつもだったら執務机で話す彼が、わざわざ私の正面に座ったということに、並々ならぬ意気込みを感じた。
「ばにらくん、お休みの所を急に呼び出して申し訳ございません。ただ、本当に喫緊の要件のため、一刻もはやく君と話をしたかったんです」
「……はぁ。いったい、なんの話でしょうか? 私、またなにかしましたか?」
「しました。昨日のことです」
昨日のこと?
何か私ってばしただろうか?
いや、いっぱいしたな。
りんご先輩との略奪が問題になったのか?
コンプライアンスだセンシティブだと厳しい昨今、配信業はちょっとしたことで即炎上に繋がる。なので、発言や行動には注意しなくてはいけない。
けど、略奪プレイはマイクラ配信では割と普通のこと。
あれくらい大丈夫だと思うが――。
首を傾げる私に「まずはお茶でも飲んで落ち着いて」と社長が勧める。
スタッフさんが淹れてくれた麦茶に手を伸ばす。円筒状のグラスには四角い氷が三つ入っている。一息に麦茶を飲み干すと、トーテムポールのようにそれは重なった。
私が麦茶を飲み干したのを確認すると――。
「ニーナくんとの突発コラボについてなんですが」
社長は、ようやく本題に切り込んできた。
曰く、ニーナちゃんの突発コラボが大きな騒ぎになっているらしい。
デビュー前の新人VTuberが、事務所トップのVTuberと絡んだのだ。
それはまぁ、ある意味で仕方のないことだろう。
さらにニーナちゃんは『尊敬するVTuber』として私の名前を挙げており、『デビューしたら、ぜひコラボしたい!』と、自己紹介動画で言及していた。
となれば、突発コラボが盛り上がるのも当然で――。
「インドネシアのVTuberファンはこの奇跡に狂喜乱舞しています。デビュー前に夢を叶えたVTuberとして、ニーナくんは有名になりました。開設1日目にも関わらず、彼女のTwitterのフォロワーは30万人を越えています」
「ひぇ……」
「さらに動画内での絡み方も良かった。拙い英語でなんとかコミュニケーションをとろうとするお二人の姿に、インドネシアはもちろん日本や英語圏でも話題になっています。最後の建設会社のくだりも、今後の二人の関係性をほどよく匂わせてくれていて、個人的にはよくやってくださったと思っています」
「あ、いや、あれは口からでまかせというか。せっかく仲良くなれそうなのに、先輩呼びさせるのもどうかと思っただけで……」
「多くのVTuberファンが、『ニーナくんとばにらくんの関係性』に注目しています。もちろん事務所もこの事態を『ニーナさんを売り出す好機』と捉えています」
「もしかしてですけど……」
このくだり、つい最近も経験したぞ。
社長室になんの説明もなく呼び出されて、突然辞令を言い渡されるの。
けど待って!
ちょっと待って!
私は今、美月さんと――!
「DStarsIDは、アジア圏での事務所のシェアを伸ばすため、どうしても外すことのできないプロジェクトです。このプロジェクトの成功のため、我が社は全力で挑むつもりです。もちろん、なりふりなんて構わず、使えるものは全て使います」
「社長! ちょっと待ってください!」
「ばにらくん、社長命令です。ニーナ・ツクヨミと『百合営業』をしてください」
「…………やっぱり!」
偶然発生したニーナちゃんと私の関係性。
事務所はそれを使い、彼女のデビューにブーストをかけるつもりだ。
私と美月さんの金盾凸待ちからの一連の流れを再演する気なんだ。
よくこんなこと思いつく……!
ただ、VTuberの売り出し方としては何も間違っていない。
先輩VTuberの知名度を借り、コラボで名を上げるのは、新人が成り上がるための一般的なやり方だ。個人勢でも企業勢でもそれは変わらない。
だから、ニーナちゃんとのコラボにはなんの異存もない。
けれども――百合営業となれば話は別だ。
「ずんだ先輩との百合営業はどうなるんですか? ニーナちゃんと交代ですか?」
テーブルを力任せに叩いて立ち上がると、私は社長に食いついた。
青葉ずんだ――美月さんとの『百合営業』はいったいどうなるのだ?
後輩を売り出すために解消するのか?
ゆき先輩の時のように?
飲み干したグラスの中で氷が跳ねて甲高い音を立てる。
汗ばんだ背中に吹き付けるエアコンの冷風が、少し、痛かった。
「落ち着いてください、ばにらくん。ずんだくんとの百合営業については、ただちにどうこうしようとは私たちも思っていません」
「ニーナちゃんとの百合営業がうまくいったら、解消するってことですか?」
「感情的にならないでください。そんなことは僕も思っていませんよ。『ずんばに』は今や、DStarsを代表するカップリングですからね」
「じゃあ、商品価値がなくなったら、ですか?」
「……とにかく、ばにらくんにはこれからニーナくんと積極的にからんでいただきます。具体的には『明日のデビュー配信』に、ゲストとして出演していただきたい」
「明日のって! そんな急な!」
その日は、美月さんと宅呑みの約束をしている。
デビュー配信なんて出たら、当然そんなことをしている時間なんてない。
美月さんを裏切ることになる。
けれど、そんな私の事情などお構いなしに、社長は話を続ける――。
「ニーナくんはデビュー配信で『エンドラ討伐配信』をすることになっています。彼女自身はプライベートでエンドラを討伐した経験があり、装備についても既に十分なものを揃えているとIDの事務所から聞いています」
「だったら、わざわざコラボしなくても……!」
「とはいえ配信は初めてです、ばにらさんにはそのフォローをお願いしたい」
「英語もできないのにですか⁉」
「サポート要員としてあと二名、メンバーに声をかけています。昨日の配信を見る限り、お二人ならきっと大丈夫だと思いますが、会社としては万全を期したい」
もはや私が駄々をこねて中止できる状況ではない。
サポート要員の話をわざわざ出したのも私への牽制だ。
のこのこ事務所にやって来た時点で私の負け。
過去の教訓から「なぜ呼び出されたのか?」くらい考えれば分かっただろう。
それを放棄し、無策でやって来たのが愚かだった。
まったく私は過去から何も学ばない――。
なんてバカなんだろう。
「……ひとつ、お願いがあります」
「なんですか?」
「ずんだ先輩との公式コラボもさせてください。まだしばらく『ずんばに』での百合営業を、事務所としても続けていくつもりなんですよね? だったら――!」
「……分かりました、考えておきましょう」
企業勢VTuber――会社員の私にできる抵抗はそこまでだった。
かくして、私の『ニーナちゃんデビュー配信コラボ』が決定した。
自宅まで帰る道すがら、私は美月さんに「どう宅呑みの件を謝ろうか?」と、ただそれだけを必死になって考えていた。
時刻は午後3時を過ぎた頃。
学校が終った学生たちでひしめく電車の中で、私は手提げ鞄をぎゅっと胸に抱くと、「ごめんなさい、美月さん」と大切なパートナーに対して謝った。
そんなことをしても意味などないのに――。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
再び言い渡された「百合営業」の辞令。
そういう関係性を生み出してしまうばにらが悪いと言えば悪いのですが……ゆきとの一件でトラウマを持ってる彼女に、酷な選択を会社もさせるものです。
いや、むしろそのトラウマを克服させたいのかもしれません。
本作はVTuberお仕事ものなので、社会人的な駆け引きや苦悩が出てくるんですが、「ばにら負けるな! 頑張れ!」と推していただける方は、ぜひぜひ評価や感想などで応援のほどよろしくお願いいたします。m(__)m
疲れてぐっすりスヤスヤだった私は、事務所からの電話に叩き起こされた。
「ばにらさん! 急ですが、本日事務所に顔を出せますか?」
「どうしたバニかBちゃん。ばにーら、昨日は深夜配信してまだおねむバニよ」
「社長直々に、ばにらさんに頼みたいお仕事があるそうです! どうしてもとのことで! ご足労願えませんでしょうか!」
社長の名前を出されたらサラリーマンは逆らえない。
急いで部屋着から外着に着替えると、私は事務所のある御茶ノ水へと向かった。
御茶ノ水駅から丸善の横を通って南へひた走る。
事務所に滑り込んだのは午後1時過ぎ。休む暇もなく社長室に通されると、私はBちゃんと並んで商談用テーブルに腰掛けた。
執務机で作業をしていた社長がノートパソコンを閉じて私の正面に座る。
いつも通り、社長は穏やかな微笑を浮かべていた。
とても緊急の要件で呼び出されたとは思えない。
物腰の丁寧さが、この社長のいい所なんだけれど、緊張感がないのは正直どうなんだろう。ただ、いつもだったら執務机で話す彼が、わざわざ私の正面に座ったということに、並々ならぬ意気込みを感じた。
「ばにらくん、お休みの所を急に呼び出して申し訳ございません。ただ、本当に喫緊の要件のため、一刻もはやく君と話をしたかったんです」
「……はぁ。いったい、なんの話でしょうか? 私、またなにかしましたか?」
「しました。昨日のことです」
昨日のこと?
何か私ってばしただろうか?
いや、いっぱいしたな。
りんご先輩との略奪が問題になったのか?
コンプライアンスだセンシティブだと厳しい昨今、配信業はちょっとしたことで即炎上に繋がる。なので、発言や行動には注意しなくてはいけない。
けど、略奪プレイはマイクラ配信では割と普通のこと。
あれくらい大丈夫だと思うが――。
首を傾げる私に「まずはお茶でも飲んで落ち着いて」と社長が勧める。
スタッフさんが淹れてくれた麦茶に手を伸ばす。円筒状のグラスには四角い氷が三つ入っている。一息に麦茶を飲み干すと、トーテムポールのようにそれは重なった。
私が麦茶を飲み干したのを確認すると――。
「ニーナくんとの突発コラボについてなんですが」
社長は、ようやく本題に切り込んできた。
曰く、ニーナちゃんの突発コラボが大きな騒ぎになっているらしい。
デビュー前の新人VTuberが、事務所トップのVTuberと絡んだのだ。
それはまぁ、ある意味で仕方のないことだろう。
さらにニーナちゃんは『尊敬するVTuber』として私の名前を挙げており、『デビューしたら、ぜひコラボしたい!』と、自己紹介動画で言及していた。
となれば、突発コラボが盛り上がるのも当然で――。
「インドネシアのVTuberファンはこの奇跡に狂喜乱舞しています。デビュー前に夢を叶えたVTuberとして、ニーナくんは有名になりました。開設1日目にも関わらず、彼女のTwitterのフォロワーは30万人を越えています」
「ひぇ……」
「さらに動画内での絡み方も良かった。拙い英語でなんとかコミュニケーションをとろうとするお二人の姿に、インドネシアはもちろん日本や英語圏でも話題になっています。最後の建設会社のくだりも、今後の二人の関係性をほどよく匂わせてくれていて、個人的にはよくやってくださったと思っています」
「あ、いや、あれは口からでまかせというか。せっかく仲良くなれそうなのに、先輩呼びさせるのもどうかと思っただけで……」
「多くのVTuberファンが、『ニーナくんとばにらくんの関係性』に注目しています。もちろん事務所もこの事態を『ニーナさんを売り出す好機』と捉えています」
「もしかしてですけど……」
このくだり、つい最近も経験したぞ。
社長室になんの説明もなく呼び出されて、突然辞令を言い渡されるの。
けど待って!
ちょっと待って!
私は今、美月さんと――!
「DStarsIDは、アジア圏での事務所のシェアを伸ばすため、どうしても外すことのできないプロジェクトです。このプロジェクトの成功のため、我が社は全力で挑むつもりです。もちろん、なりふりなんて構わず、使えるものは全て使います」
「社長! ちょっと待ってください!」
「ばにらくん、社長命令です。ニーナ・ツクヨミと『百合営業』をしてください」
「…………やっぱり!」
偶然発生したニーナちゃんと私の関係性。
事務所はそれを使い、彼女のデビューにブーストをかけるつもりだ。
私と美月さんの金盾凸待ちからの一連の流れを再演する気なんだ。
よくこんなこと思いつく……!
ただ、VTuberの売り出し方としては何も間違っていない。
先輩VTuberの知名度を借り、コラボで名を上げるのは、新人が成り上がるための一般的なやり方だ。個人勢でも企業勢でもそれは変わらない。
だから、ニーナちゃんとのコラボにはなんの異存もない。
けれども――百合営業となれば話は別だ。
「ずんだ先輩との百合営業はどうなるんですか? ニーナちゃんと交代ですか?」
テーブルを力任せに叩いて立ち上がると、私は社長に食いついた。
青葉ずんだ――美月さんとの『百合営業』はいったいどうなるのだ?
後輩を売り出すために解消するのか?
ゆき先輩の時のように?
飲み干したグラスの中で氷が跳ねて甲高い音を立てる。
汗ばんだ背中に吹き付けるエアコンの冷風が、少し、痛かった。
「落ち着いてください、ばにらくん。ずんだくんとの百合営業については、ただちにどうこうしようとは私たちも思っていません」
「ニーナちゃんとの百合営業がうまくいったら、解消するってことですか?」
「感情的にならないでください。そんなことは僕も思っていませんよ。『ずんばに』は今や、DStarsを代表するカップリングですからね」
「じゃあ、商品価値がなくなったら、ですか?」
「……とにかく、ばにらくんにはこれからニーナくんと積極的にからんでいただきます。具体的には『明日のデビュー配信』に、ゲストとして出演していただきたい」
「明日のって! そんな急な!」
その日は、美月さんと宅呑みの約束をしている。
デビュー配信なんて出たら、当然そんなことをしている時間なんてない。
美月さんを裏切ることになる。
けれど、そんな私の事情などお構いなしに、社長は話を続ける――。
「ニーナくんはデビュー配信で『エンドラ討伐配信』をすることになっています。彼女自身はプライベートでエンドラを討伐した経験があり、装備についても既に十分なものを揃えているとIDの事務所から聞いています」
「だったら、わざわざコラボしなくても……!」
「とはいえ配信は初めてです、ばにらさんにはそのフォローをお願いしたい」
「英語もできないのにですか⁉」
「サポート要員としてあと二名、メンバーに声をかけています。昨日の配信を見る限り、お二人ならきっと大丈夫だと思いますが、会社としては万全を期したい」
もはや私が駄々をこねて中止できる状況ではない。
サポート要員の話をわざわざ出したのも私への牽制だ。
のこのこ事務所にやって来た時点で私の負け。
過去の教訓から「なぜ呼び出されたのか?」くらい考えれば分かっただろう。
それを放棄し、無策でやって来たのが愚かだった。
まったく私は過去から何も学ばない――。
なんてバカなんだろう。
「……ひとつ、お願いがあります」
「なんですか?」
「ずんだ先輩との公式コラボもさせてください。まだしばらく『ずんばに』での百合営業を、事務所としても続けていくつもりなんですよね? だったら――!」
「……分かりました、考えておきましょう」
企業勢VTuber――会社員の私にできる抵抗はそこまでだった。
かくして、私の『ニーナちゃんデビュー配信コラボ』が決定した。
自宅まで帰る道すがら、私は美月さんに「どう宅呑みの件を謝ろうか?」と、ただそれだけを必死になって考えていた。
時刻は午後3時を過ぎた頃。
学校が終った学生たちでひしめく電車の中で、私は手提げ鞄をぎゅっと胸に抱くと、「ごめんなさい、美月さん」と大切なパートナーに対して謝った。
そんなことをしても意味などないのに――。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
再び言い渡された「百合営業」の辞令。
そういう関係性を生み出してしまうばにらが悪いと言えば悪いのですが……ゆきとの一件でトラウマを持ってる彼女に、酷な選択を会社もさせるものです。
いや、むしろそのトラウマを克服させたいのかもしれません。
本作はVTuberお仕事ものなので、社会人的な駆け引きや苦悩が出てくるんですが、「ばにら負けるな! 頑張れ!」と推していただける方は、ぜひぜひ評価や感想などで応援のほどよろしくお願いいたします。m(__)m
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