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第一章 切望
09 偏見は消えない
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どっかへ行ってしまった東さんは置き去りにしてカメ爺が本題へ入る。
「さて、紹介も終わったことだし写真撮影と行こうか。
「そうね、今日は何を撮りましょうか?」
「そうだね、雨上がりだし紫陽花でもどうかね」
「いいですね!」
そう言って清水さんは、水飲み場に向かって歩いて行った。
「じゃあペットボトルに水を汲んで行きましょうね」
ん、なんでだ?水を何かに使うのかな?聞いてみようかとしたが、他の人は疑問を抱いていないように無言なので僕も黙っておく事にした。
公園の端っこにある運動場のそばに向かった。
反対方向に走って行った東さんもひょっこりと戻って来ていて、みんなの顔をジロジロと見てニコッと笑っている。
いじられキャラを体現したような人だな。
会って数分の僕でさえもイジろうかも思えるほどの空気感を持っている。
グループに一人居ると楽しいが、二人いると面倒くさいだろう。
ポイントへ着いた。みんなさっきまでの騒ぎようが一変して黙り込んでしまった。
清水さんが先程汲んだ水を出して手にかけ始めた。
そして手をパタパタとさせると手の先から水の玉が弾け飛んだ。
「何しているんですか?」
「これはな、いつも花を撮っていると同じで飽きるだろ?だから水をつけて水滴が滴る様子とか撮るための小道具だな」
おちゃらけている東さんも写真の事になるとこんな真剣な顔になるんだな。
「色々考えているんですね」
「いい写真撮るためだからな!」
えっへんと胸を張る東さん。
「この前、東くんに私が教えたんだけどね」
「それは言わない約束でしょ!」
東さんと清水さんは、漫才でもやっている様に息が合う。
見ていて飽きない。
東さんまでも撮り始めたので、自分も取り敢えずカメラの電源を入れる。
そこに、カメ爺が近寄ってきた。
「撮れそうかい?この前オートで撮っていたみたいだけど、マニュアル挑戦してみる?」
「すみません...あの...マニュアルって何かもわからなくて...」
「ああそうか、ごめんね。私もマニュアルが何って言われても分からないんだけど。そうだね難しいけどオートの今より綺麗に撮れるようになるって感じかな」
「綺麗に撮れるんですか?今でも普通に綺麗ですけど」
「うん、例えば料理だと調味料が使わないとあまり美味しくないでしょ。塩っ気だったり甘みが欲しいよね。そういうのを足していくのがマニュアルかな。まぁ、言葉で言っても伝えるのが難しいから実際にやってみようね」
「はい、頑張ります」
例えとしては解るけど、実際にはかなり難しそうだ。
「まずねダイアルをマニュアルにして、一枚撮ってみよう」
「何もしなくていいんですか?」
「いいよ。撮ってみて」
カシャ撮ってみたが案の定画面は真っ白だった。
「全然ダメです」
「なんでだと思う?」
「明る過ぎるからですか?」
「そう!今の設定だと明る過ぎるんだ。マニュアルはねシャッタスピードとF値とISOっていう3つを組み合わせる方法なんだ」
「シャッタースピードは、なんとなく分かりますけど後はなんですか?」
「シャッタースピードは言葉の通りだから分かるだろうけど一応ね。数字が大きければ大きいほど短い時間で撮ってくれてブレないんだけど暗くなる、数字が小さければ明るくなるんだけどブレやすくなるんだ。次にF値はレンズを絞る値なんだけど感覚的には数字が小さければ明るく大きければ暗い。そしてこれが一番大事で数字が小さければそれだけ背景がボケるんだ。良く花だけくっきりで後ろボケている写真見るでしょ。そんな感じ、ISOってのはね.........」
止まらない説明は永遠と続いた。最後は花火さん以外の、みんなで僕一人に対して教えてくれた。
花火さんは何故だかすごい遠くの方で、紫陽花を全体的に写しているみたいだった。
遠くから撮影しても、木とかが邪魔であんまり綺麗に撮れなさそうだけど、記録用かな?
みんなのおかげで、夕方までには普通に撮れるぐらいになっていた。
なんとなくでしか分かっていないが、自分の写真の可能性が無限に広がっていくような高揚感を抑えられ無くなっていった。
「今日は説明に時間を使わせてしまってすみません。お陰でとても分かりやすかったです」
「いやーごめんね、つい夢中でまくし立てちゃって。」
カメ爺は申し訳なさそうにしているが、僕としては楽しく為になった。
それにしても、こんなに詳しくてカメラを長くやっている人の写真はどれだけ凄いのか見たくなったので、頼んでみる。
「あの、もし良ければ、今日撮った写真を見せてもらえませんか?」
「えっ、恥ずかしいな。」
そう言いながらも、写真を見せてくれた。
「凄い...綺麗...」
これ以上、言葉が出なかった。
たった一輪しか写っていないのに、物足りなさを感じない。
それどころか、その一輪に目が吸い込まれていく。
周りの葉っぱも奥に行くほどぼやけて遠近感を感じる。
自然で作られた緑の背景が、花を際立たせている。
「空太。俺のも見てくれよ」
そう言って東さんがカメラを手渡してきた。
こちらも驚いた。
紫陽花全体ではなく、ごく一部にしかピントが合っていない。
それがまるで一輪でなく沢山の大きな花が集まったように錯覚させる。
「紫陽花の花一つ一つの存在感が凄いですね。」
「だろ。これ自信作」
二人ともピントが写真のごく一部にしか合っていないが。
それがすごく写真を引き締めている。
僕の全体的にピントの合った、花の記念撮影みたいな写真とは全然違う。
「凄いですね。僕も撮れるようになりますか?」
「大丈夫だよ。いっぱい撮っていけばどんどん上達するよ。出来ることならこの公園以外の集まりでも来て欲しいけど、無理せず来れそうだったら言ってね」
カメ爺の言葉は嬉しいのだが、少しプレッシャーを感じる。
「...はい」
上手くはなりたいが、まだ他の場所に行く勇気は出ないのでなんとなく濁すように返事をした。
すると、東さんがガシッと肩に手を置いた。
「空太また来いよ。お前は俺のカメラ友達認定してあるからな、来なかったら泣いちゃうぞ」
「はい、また是非この公園で」
公園で、を強調しておいた。
「そうだわ、アドレス交換しましょうよ。連絡取れないと来ようとしても無理でしょ!」
「うっかり忘れてました。交換しましょう」
カメ爺がそう言って、みんなでアドレスの交換を始めた。
このスマホになってアドレス交換するのは初めてなので、赤外線が無くなっている事に驚いた。
そして、みんなと別れて、ここしばらく味わったことのない小学校の下校時と同じような体が浮かぶような気分でで帰っている。
すると突然、花火さんが呼び止めてきた。
「何か用ですか?」
女の子と二人きりで話すことが久々で緊張して声が上ずってしまった。
「君さ何で学校行っていないの、どうしても気になっちゃって」
「えっと.........」
「病気とか?」
ギクッとした。
なぜこんなに問い詰めるのか意味がわからない。
今の僕には他の人との間に見えないバリアーが張られているのに何故か言葉がすり抜けていった。
「そうなんだ。対人恐怖症って言う精神病なんだ」
「精神病。なにそれ?」
「心の病気の事…」
「体は何ともないの?」
「うん...何ともない」
彼女はとてもイライラしているように見える。
「なによそれ、心配して損した。ただの甘えじゃない」
なにも言い返せず、一言だけ「ごめん」と謝った。
「まぁ、いいわ。じゃあ帰るね、今度の集まりは葛山公園だから。ちゃんと来てよね」
葛山公園は家から30分はかかるので行けそうにないが、彼女の態度を見ているとそうとは言えないので「はい」と答えて今日は帰ることにした。
精神病があまり良く思われてないのは分かっていたが実際目の当たりにすると辛いものがある。
やっぱり話さなければ良かった。
「さて、紹介も終わったことだし写真撮影と行こうか。
「そうね、今日は何を撮りましょうか?」
「そうだね、雨上がりだし紫陽花でもどうかね」
「いいですね!」
そう言って清水さんは、水飲み場に向かって歩いて行った。
「じゃあペットボトルに水を汲んで行きましょうね」
ん、なんでだ?水を何かに使うのかな?聞いてみようかとしたが、他の人は疑問を抱いていないように無言なので僕も黙っておく事にした。
公園の端っこにある運動場のそばに向かった。
反対方向に走って行った東さんもひょっこりと戻って来ていて、みんなの顔をジロジロと見てニコッと笑っている。
いじられキャラを体現したような人だな。
会って数分の僕でさえもイジろうかも思えるほどの空気感を持っている。
グループに一人居ると楽しいが、二人いると面倒くさいだろう。
ポイントへ着いた。みんなさっきまでの騒ぎようが一変して黙り込んでしまった。
清水さんが先程汲んだ水を出して手にかけ始めた。
そして手をパタパタとさせると手の先から水の玉が弾け飛んだ。
「何しているんですか?」
「これはな、いつも花を撮っていると同じで飽きるだろ?だから水をつけて水滴が滴る様子とか撮るための小道具だな」
おちゃらけている東さんも写真の事になるとこんな真剣な顔になるんだな。
「色々考えているんですね」
「いい写真撮るためだからな!」
えっへんと胸を張る東さん。
「この前、東くんに私が教えたんだけどね」
「それは言わない約束でしょ!」
東さんと清水さんは、漫才でもやっている様に息が合う。
見ていて飽きない。
東さんまでも撮り始めたので、自分も取り敢えずカメラの電源を入れる。
そこに、カメ爺が近寄ってきた。
「撮れそうかい?この前オートで撮っていたみたいだけど、マニュアル挑戦してみる?」
「すみません...あの...マニュアルって何かもわからなくて...」
「ああそうか、ごめんね。私もマニュアルが何って言われても分からないんだけど。そうだね難しいけどオートの今より綺麗に撮れるようになるって感じかな」
「綺麗に撮れるんですか?今でも普通に綺麗ですけど」
「うん、例えば料理だと調味料が使わないとあまり美味しくないでしょ。塩っ気だったり甘みが欲しいよね。そういうのを足していくのがマニュアルかな。まぁ、言葉で言っても伝えるのが難しいから実際にやってみようね」
「はい、頑張ります」
例えとしては解るけど、実際にはかなり難しそうだ。
「まずねダイアルをマニュアルにして、一枚撮ってみよう」
「何もしなくていいんですか?」
「いいよ。撮ってみて」
カシャ撮ってみたが案の定画面は真っ白だった。
「全然ダメです」
「なんでだと思う?」
「明る過ぎるからですか?」
「そう!今の設定だと明る過ぎるんだ。マニュアルはねシャッタスピードとF値とISOっていう3つを組み合わせる方法なんだ」
「シャッタースピードは、なんとなく分かりますけど後はなんですか?」
「シャッタースピードは言葉の通りだから分かるだろうけど一応ね。数字が大きければ大きいほど短い時間で撮ってくれてブレないんだけど暗くなる、数字が小さければ明るくなるんだけどブレやすくなるんだ。次にF値はレンズを絞る値なんだけど感覚的には数字が小さければ明るく大きければ暗い。そしてこれが一番大事で数字が小さければそれだけ背景がボケるんだ。良く花だけくっきりで後ろボケている写真見るでしょ。そんな感じ、ISOってのはね.........」
止まらない説明は永遠と続いた。最後は花火さん以外の、みんなで僕一人に対して教えてくれた。
花火さんは何故だかすごい遠くの方で、紫陽花を全体的に写しているみたいだった。
遠くから撮影しても、木とかが邪魔であんまり綺麗に撮れなさそうだけど、記録用かな?
みんなのおかげで、夕方までには普通に撮れるぐらいになっていた。
なんとなくでしか分かっていないが、自分の写真の可能性が無限に広がっていくような高揚感を抑えられ無くなっていった。
「今日は説明に時間を使わせてしまってすみません。お陰でとても分かりやすかったです」
「いやーごめんね、つい夢中でまくし立てちゃって。」
カメ爺は申し訳なさそうにしているが、僕としては楽しく為になった。
それにしても、こんなに詳しくてカメラを長くやっている人の写真はどれだけ凄いのか見たくなったので、頼んでみる。
「あの、もし良ければ、今日撮った写真を見せてもらえませんか?」
「えっ、恥ずかしいな。」
そう言いながらも、写真を見せてくれた。
「凄い...綺麗...」
これ以上、言葉が出なかった。
たった一輪しか写っていないのに、物足りなさを感じない。
それどころか、その一輪に目が吸い込まれていく。
周りの葉っぱも奥に行くほどぼやけて遠近感を感じる。
自然で作られた緑の背景が、花を際立たせている。
「空太。俺のも見てくれよ」
そう言って東さんがカメラを手渡してきた。
こちらも驚いた。
紫陽花全体ではなく、ごく一部にしかピントが合っていない。
それがまるで一輪でなく沢山の大きな花が集まったように錯覚させる。
「紫陽花の花一つ一つの存在感が凄いですね。」
「だろ。これ自信作」
二人ともピントが写真のごく一部にしか合っていないが。
それがすごく写真を引き締めている。
僕の全体的にピントの合った、花の記念撮影みたいな写真とは全然違う。
「凄いですね。僕も撮れるようになりますか?」
「大丈夫だよ。いっぱい撮っていけばどんどん上達するよ。出来ることならこの公園以外の集まりでも来て欲しいけど、無理せず来れそうだったら言ってね」
カメ爺の言葉は嬉しいのだが、少しプレッシャーを感じる。
「...はい」
上手くはなりたいが、まだ他の場所に行く勇気は出ないのでなんとなく濁すように返事をした。
すると、東さんがガシッと肩に手を置いた。
「空太また来いよ。お前は俺のカメラ友達認定してあるからな、来なかったら泣いちゃうぞ」
「はい、また是非この公園で」
公園で、を強調しておいた。
「そうだわ、アドレス交換しましょうよ。連絡取れないと来ようとしても無理でしょ!」
「うっかり忘れてました。交換しましょう」
カメ爺がそう言って、みんなでアドレスの交換を始めた。
このスマホになってアドレス交換するのは初めてなので、赤外線が無くなっている事に驚いた。
そして、みんなと別れて、ここしばらく味わったことのない小学校の下校時と同じような体が浮かぶような気分でで帰っている。
すると突然、花火さんが呼び止めてきた。
「何か用ですか?」
女の子と二人きりで話すことが久々で緊張して声が上ずってしまった。
「君さ何で学校行っていないの、どうしても気になっちゃって」
「えっと.........」
「病気とか?」
ギクッとした。
なぜこんなに問い詰めるのか意味がわからない。
今の僕には他の人との間に見えないバリアーが張られているのに何故か言葉がすり抜けていった。
「そうなんだ。対人恐怖症って言う精神病なんだ」
「精神病。なにそれ?」
「心の病気の事…」
「体は何ともないの?」
「うん...何ともない」
彼女はとてもイライラしているように見える。
「なによそれ、心配して損した。ただの甘えじゃない」
なにも言い返せず、一言だけ「ごめん」と謝った。
「まぁ、いいわ。じゃあ帰るね、今度の集まりは葛山公園だから。ちゃんと来てよね」
葛山公園は家から30分はかかるので行けそうにないが、彼女の態度を見ているとそうとは言えないので「はい」と答えて今日は帰ることにした。
精神病があまり良く思われてないのは分かっていたが実際目の当たりにすると辛いものがある。
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