妖鬼譚

キキ

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-序章-

転生したっぽい…

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まず始めに自己紹介しよう。
俺は神凪童子  <カンナギドウジ>  ごく普通の高校二年生だ。
 趣味は読書とこれまた普通。友達も多い訳ではないがそれなりに学校生活は満喫していたはずだ。
いつも変わりの無い日々を送り、そしてこれからも同じ日々が永遠と続いていくのだと思っていた。

ただ今日は違ったんだ

帰る途中大型トラックに轢かれそうな子どもを見つけた。
俺は大慌てでその子を助けようと道路に飛び出しその子を突飛ばした。
そこからはあまり覚えていないのだが…

童子「これどういう状況?」

そこは見渡す限り白が続く空間だった
動揺する脳を必死に落ち着かせ考えた

童子「多分あの時俺は死んだんだよな、
てことは、ここが死後の世界?天国か地獄か死んでから決まるって言うけど地獄だけは嫌だよなぁ」

―――――――

童子「ん?」

―――聞―――

童子「誰かいるのか?」

―聞こえますか―

童子「聞こえてるよ!誰なんだよ一体あんたは!」

興奮や動揺が重なり半ばヤケグソ気味に叫ぶ俺の前に現れたのは、それはとても綺麗な銀の長髪を靡かせる少女だった。

少女「私の名はパンドラ、魔国-ダイダロス-の管理神でふっ!」

……………

童子「……大事なとこで噛んだなぁ…めっちゃ大事な所…噛んだなぁ…」

パンドラ「か、噛んでないです!!良いんですか?!?私は神ですよ?そんな不敬な態度とったら天罰下します!?!??」

童子「分かった分かった!!謝るから天罰とか物騒なことはやめてくれ!!ちょっと気が立っていてさ、それでいきなり現れた女の子が噛みながら私は神とか言い出すもんだからって、、、神様???」

俺の疑問にかわいらしい少女はない胸をはり、嬉しそうに喋りだした

パンドラ「そうですよぉ!私こう見えて神様なんです!しかもただの神じゃぁ、ありません!混沌や恐怖が入り交じり、魔物がうじゃうじゃっ!!そして魔法や技法!地球とはかけ離れた世界!-魔国ダイダロス-の管理神様なのです!!」

童子「どういうことなんだ?そのダイダロスっていう国の管理神様がなんで突然俺の目の前に現れたんだ?」

パンドラ「フッ!よくぞ聞いてくれた!なんとあなた -カンナギドウジ- 君は~地球から私が管理する国ダイダロスに転生するのです!!そして転生に当たる際の基礎知識やギフトを与えるためにぃ~私があなたの目の前に現れたんですよぉ!!」

…要約すると俺はダイダロスという国に転生するらしく、その際の知識やギフトとやらを授けるために俺の目の前に現れたって事かそんなことを考えていたらパンドラが説明してくれた。
まず転生先の国ダイダロスは魔物と呼ばれる存在がいるらしく魑魅魍魎が蔓延っているらしい
、それに対抗すべく人類、ダイダロスで言うヒューマンは魔法や技法と言うものを編み出したんだと、  それでつい460年前に第6回大戦というなの種族戦争が終結し、平和を満喫しているとか。 そしてギフトとは転生するものに神が与える最高級の贈り物。それを持つだけで子どもでも1軍隊に匹敵する戦力になることもあるのだとか、話を自分の頭のなかで整理していたらパンドラが俺の頭に直接、全種族の言語と常識を日本語に変換できるようにしてくれたらしい

童子「それで俺にはどういうギフトが与えられるんだ?」

パンドラ「それは転生してからのお楽しみでーす!ちなみにぃ~今から転生するんだけど、どんな生物かもランダムだから宜しくぅ!あなたに関連が強いものが転生先になりやすいからね!!」

童子「ちょっとまってれよ!まだ聞きたい事とか」

パンドラ「じゃぁねぇ~また会えるといいね!」

俺の話を強制的に中断し禍々しい笑みを浮かべながらパンドラが何かを呟く、その瞬間おれの意識は遠退いていく、、くそ、、、まだ聞きたいことがあったのに、、いきなり転生とかねぇだろ、、どんな適当な神様だよ、、、、



そんな事を思っていたらいつの間にか俺の意識は途切れていた




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