あのDVDのように

くねひと

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#7 最後の調教

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「う…うう……」
 浣腸責めも終わり、僕はマモルを受け入れる為の最後の調教を受けている。こらえようとしてもつい声が漏れてしまう菊花責め……。

 マモルの部屋の柱に立縛りのまま僕は繋がれていた。コールドクリームが塗られた菊門にはバイブレーターが挿入され、しかも落ちないようにと股縄ががっちりとかけられている。そのバイブレーターが先程から僕を狂おしい程に悩ませているのだ。

「シャワーしてくるから、おとなしく待っていろよ」
 マモルはバイブレーターに苦悶する僕を見ながら、服を脱いでいく。インナーウェア、シャツ、そして黒のビキニパンツ……。全裸となったマモルは何を思ったか、脱ぎ捨てたパンツを摘まみ上げると含み笑いを浮かべながら僕に近づいてきた。

「あ…」
 汚れているパンツを僕の顔に被せようというのだ。わずかに顔をよじって抗ってみたものの柱に縄尻を繋がれている後ろ手縛りの身では大した抵抗もできる訳はない。
 難なく顔面に被らされてしまった。それも一番汚れのひどい部分が丁度僕の鼻にあたるように………。
「く、くふぅ……」
 強い異臭がつんと鼻を突く。しかも悔しいことにそんな屈辱的な仕打ちを受けて更に僕の砲身はMの悦びを表わしてぐいと反り返るのだ。

「ここも鍛えておこうか」
 マモルが持ち出したモノはちょっとした大きさの分銅だった。パンツの隙間から何をするのか不安げに見守る僕の前で、何と彼はその分銅を急所縛りの細紐に括り付けたのだ。分銅の重みで僕の砲身はがくんと角度を下げた。
 
 腹に接するくらいに反り返っていた砲身は分銅の為に丁度床に平行なくらいになってしまった。急所の鎌首をくびり上げている細紐が分銅の重みでぎゅっと引き絞られ、肉筒を強く締め付けるような痛みを感じる………。

「お、お願いします。マモル様。このふ、分銅だけは外して下さい」
「駄目だね」
 必死の哀願も叶わず、マモルは部屋を出て行ってしまった……。彼の施した調教に一人もがき苦しむ僕を残して………。

 バイブレーターのくぐもったモーター音がしんとした部屋でやけに響く。男性器をかたどったプラスチック製の玩具は今、僕の臀中で電池の続く限り卑猥な蠕動ぜんどうを繰り返している。
 不意に高まる性感に思わず腰を突き立てると、それは分銅を揺さぶることとなり、股間に激痛をもたらすのだ。息が乱れ、つい深く息を吸えば、顔に被らされたパンツから若い牡臭が鼻を突く。何時果てるともなく続く甘美な責め………。

 ふと前を見れば、姿見に自分の姿が映し出されている。素っ裸で厳しく後ろ手に縛りあげられ、柱に繋がれて………、顔面にはマモルの黒色のビキニパンツをお面のように被らされている……。

 きっちりと掛けられた股縄……体に埋め込まれたバイブレーターは外からは見えないがピンクのコードが菊花の辺りから伸びて腰縄に挟まれたリモコンに続いている……。そのピンク色がとても猥雑だ…。
 そして……、そして急所は細紐で固く結わえられ、紐の先で分銅がぶらぶらと揺れている。そんな浅ましい姿を視覚することによって、Mの情感は更に燃え上っていく……………。
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