課外調教

くねひと

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#8 涙の口舌奉仕 その2

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 更に鮎原は顔を曽根の股下に埋めると、曽根の玉袋さえ口に含みしゃぶり始めた。そうして曽根の局部全体を丹念に舐め上げた後に、鮎原は再度曽根の怒張を口にほおばるのであった。喉深くくわえ込む度に、剛毛が鮎原の顔を撫で、ムッとする程の牡の汗臭い匂いが鼻を突く。

 不思議なことにそうして口舌奉仕に没頭する内、いつしか曽根に抱いていた嫌悪感は消え失せ、妖しい昂奮の中、棕櫚縄しゅろなわに絡め取られている鮎原の肉筒は、これ以上ない反り返りを示し始めているのだった。
 やがて……絶頂が近づいてきたのか、曽根は立ち上がると、両手で鮎原の髪の毛を鷲攫わしづかみにしながら、今度は自分から激しく腰を使い始めた。

「むう…う…」
 息もできなくなる程の激しい曽根の突き上げ。鮎原はともすれば開き気味になる唇をしっかりとすぼめ、曽根が肉筒を突入させる際の挿入感をより強くすると共に、口中に侵入した肉竿には激しく舌を絡め、曽根の快感を倍加させるよう健気に努力する。

「うおっ…」
 一声大きく声を上げて曽根の腰の動きが止まった。同時に鮎原は口中に曽根の牡精が噴き散らされるのを知覚した。曽根が昇り詰めたのだ。放出した快感の余韻を楽しむかのように、幾度か軽く腰を動かした後、曽根はゆっくりと巨筒を鮎原の唇から引き抜いていった。

「飲め!」
 曽根の命令に、口一杯の牡精の為声を出せない鮎原はコックリと頷くと、……ゴクリと喉を鳴らして曽根の精を一気に飲み干した。飲み干した後、それまで気が付かなかった牡精独特の匂いがつんと鼻を突き、鮎原の体は得体の知れない昂奮でガクガクと震え出してくるのであった。

「清めろ」
 曽根は椅子にどっかりとふんぞりかえると、言葉短く後始末を命じる。
「……はい…」
 命じられるがままに、鮎原はぬめる曽根の鈴口を舌で綺麗に清め上げていく。曽根の筒中に残っていた男の精を総て絞り出そうと鮎原は強く肉筒をしゃぶり抜くのだが、それでも何かの拍子で白い精が数滴フローリングの床にこぼれ落ちた。

「おい、床に先生の精がこぼれ落ちたじゃないか」
「す…すみません」
 慌て気味に鮎原は顔を床に近づけると、両膝をつき上体を前に倒した。その姿勢は尻を高く突き出すことになるのだが、今の鮎原はそんな浅ましい姿勢を曽根に眺められていること等にはもう頓着していなかった。
 犬のように大きく舌を出し、フローリングの床にこぼれた精をぬぐい取っていく………。
 そんな鮎原を見ながら曽根は調教の成果が現われ始めてきたと、思わず頬が緩んでくるのであった。
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