宴の翌朝

くねひと

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#2 縛られて感じてしまうのはなぜだろう?

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 縛られて感じてしまう………。
 なぜだか分からないが、子供のころからそうだった。
 マンガの中でも、主人公が敵に捕まって縛り上げられたりする場面があると、いつまでも食い入るように見入っていたものだった。それだけではない。実際に友達に縛られたときもそうだった。股間が疼くようにほてり、幼い局部はしっかりと硬化した。

 どろぼうごっこや、忍者ごっこ、子供の遊びの中には縛ったり縛られたりすることが結構多い。ミツルはできるだけ縛られたかったが、それを友達に察知されるのを恐れ、ときには本意ではなくとも、無理やり友達を縛る側に回ったりしたものだが、縛るよりは縛られるときの方が断然感じたのも事実だった。

 そんなミツルの性癖を見抜いた友達もいた。ある雨の日のこと………。友達の名前は仮にAとしておこう。ミツルはAの家の彼の勉強部屋で両手を後ろ手に縛り上げられていた。なぜ縛られるはめになったのかは今では思い出せない。

 お前、ててるんじゃないか……
 ミツルの前に回ったAはミツルの半ズボンの前が膨らんでいることを鋭く指摘したのだった。

 ち、違うよ……
 じゃあ、確かめてみようか…
 そして、Aはミツルのズボンのベルトを緩めると、ホックを外し、チャックをさっと下に下ろしたのだ。突然のことにミツルはどうすることもできない。ましてや抵抗しようにも両手は後ろ手に縛り上げられており、Aのいたずらを防ぐ手立てはないのだ。あっという間もなく、半ズボンは足首まですとんと落ちてしまった。

 更にAの両手がジュンの白いパンツの裾をつまみ、ぐいっと引かれた。パンツの中を覗き込むA………
 ああ、み、見ないでよ………
 Aの眼前に幼い怒張を晒し、しかもどうすることもできない。
 ほら、ててるじゃないか…
 Aはニヤニヤ笑いながら、ジュンの反り返る怒張を指でパチンと弾いたのだった…

「そのままじゃ、風邪を引いちゃうかな」
 ジュンはクスクス笑いながら露わになっているミツルのお尻を軽く叩くと、それでも夏布団をそっとミツルにかけてくれた。
「おやすみ、いい夢をみなよ。まあ、それで寝られたらだけどね………」
 ジュンは一番低くしていた部屋の照明を消した…………。
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