沈黙の代償

くねひと

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#10 悪夢の記憶

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 三浦は悔いる………
(俺は須藤の責めに感じてしまったのだ!幾ら頭で否定しようと、須藤の執拗な調教に俺の肉体は屈服し、Mとしての悦びさえ感じ始めているのではないか)
 鏡の中の怒張を哀し気に見つめながら、三浦の心は重く沈んでいく。

「フフフ、こうしてちょっとケツをいじられただけで、こんなにチンコをビンビンにしちまって。お前ももう一人前のマゾだな」
 三浦の心の内を見透かしたかのように、須藤が嘲りの言葉を投げ付ける。そして悪戯っ子よろしく、これ見よがしに三浦の怒張を指先でツンツンと突いてみせるのだ。

 しかし、そうした須藤の嘲弄ちょうろうに三浦が反発することはなかった。
 三浦には分かっていた。自分はマゾじゃないとむきになって否定してみても、それはただ須藤を喜ばすだけ、……奴の思う壷なのだ。

 それに現実問題として、いくら須藤の仕打ちに怒りを感じようと、こうして両手を縛り上げられている身で何ができよう? 下手に歯向かっても手酷てひどい仕置きを喰らうのが落ちなのだ。

 実際、三浦は調教の初めの頃、須藤に反発して今思い返してもおぞましさに身体が震えてくる程の仕置きを体験しているのだ…………。
 部屋こそ違うが、同じこのビジネスホテルの一室で………。そして丁度今と全く同じ様に、三浦は全裸後ろ手縛りで須藤の前に立たされていた。

 無遠慮に三浦の股間に手を伸ばしてくる須藤の指先を避けようと、思わず上げた片足が………物のはずみで須藤の顔面を蹴ることとなってしまったのだ。

 須藤にしてみれば手向かいされるなどとは夢想だにしていなかったのだろう。三浦の蹴りをまともに顎に食らい、須藤はもんどり打ってひっくり返ったのだった。

(まずいことになった……)三浦は狼狽するが、後悔先に立たずであった。
「この野郎」
血相を変えて起き上がった須藤は渾身の力を込めて三浦の頬を張り飛ばした。一瞬頭が真っ白になり、……そしてすぐに焼けるような熱さを三浦は両頬に感じた。

「来い!」
 須藤は手荒く三浦の男根を引っつかむと、バスルームまで引き立て、そして、逆エビに縛り上げると、立て続けに三発のイチ○○浣腸を三浦の双臀に注入したのであった。
 ……時をおかずして猛烈な便意が三浦を襲った。

「な、縄を解いて……ト、トイレに、………トイレに行かせて下さい。お願いします!」
 三浦は須藤に哀願するしかなかった。
「もう、今後は絶対にあらがったりはいたしません。ご命令には絶対服従いたします。で…ですから、縄を…縄を解いて下さい。は、早く………でないと………」

 しかし須藤はそんな三浦の哀訴に全く耳を貸そうとはしなかった。
 糞が漏れるというなら、勝手に漏らせばいいだろうが……。
 そう冷たく言い放つと、バスルームのドアをバタンと閉じ、……そして部屋を出て行ってしまったのだ………。
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