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25.味噌汁と白米
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朝といえば、卵料理でしょう。
ボウルに卵を数個割り入れて、菜箸で手早く混ぜると油でよく熱したフライパンに一気に投入する。玉子の縁が熱で盛り上がり、外側は焼くというよりも、揚げているようだ。塩と胡椒の簡単な味付けが京は好きだ。茄子と薄揚げがたっぷり入った味噌汁をお椀によそって、小口ネギをはらりと落とす。熱々の白ごはんに冷蔵庫から紅白なますが入ったタッパーを取り出すと朝ごはんの完成だ。
京はストライプのエプロンを取ると椅子の背に掛けた。ダイニングテーブルを見渡し、微苦笑しつつ手を合わした。
「えっと、いただきましょか、いただきまーす」
「「いただきます」」
「「……っす」」
「ッチ……密度が高い」
ただ一人、ゼロだけ不機嫌だ。
ダイニングテーブルを肉の輪が閉じ込めている。正確には筋肉。
あれからゼロだけではなく、桜庭組の面々と一緒に食卓を囲むことが多くなった。京から右に壱也、所沢、ゼロ、スケ、カクと並んでいる。
元々は二人掛けのダイニングテーブルだったので、ゼロと二人で使うのにちょうど良かったのだが、所沢たちが御飯時になると押しかけてくるようになり貴族の立食パーティーのような有り様になった。狭い台所でひしめき合う筋肉たち……しかも、夏……蒸し風呂だ。
ゼロは鬼の形相で追い出そうとしたが、それを京が慌てて止めた。皆のおかげで京の命はあるから、当然無下に出来ない。自分の作るご飯でよければ幾らでもごちそうしたかった。
見かねた所沢が四人掛けダイニングテーブルをプレゼントしてくれて、ようやく全員が座って食事が摂れるようになった。
まぁ……四人掛けのテーブルに六人なので余裕はない。しかし、これが台所に置けるギリギリのサイズだ。
「いやぁ、京さんの味噌汁ってお袋の味っすね、マジ神」
「イチ、お前、自分の母親の顔知らないって言ってましたよね? 京、私はワカメも好きなのでよろしくお願いしますね?」
「うるさい」
「ゼロ! そんなん言うたらアカン! いやー皆さんに喜んで頂けて光栄です」
壱也と所沢が味噌汁を音をたてて啜るのを、ゼロが睨みつける。朝からこうして大勢で押しかけられるのが面倒なのだろう。
「カクさんもスケさんも遠慮せず食べてくださいね? 白飯とお味噌汁はお代わりありますから」
京がニコっと微笑むと坊主頭に髭面のカクと赤い髪をハリネズミのように立てているスケが小さくお辞儀をする。いつも黒のスーツとサングラスを身に付けた二人だ。
金剛力士像のような二人だけど、カクは四十代で髭に白髪が少し混じっている。スケは京と同い年ぐらいだろう。
熱々の味噌汁で眼鏡が曇っていても決してサングラスを外さないのが面白い。ゼロはいつも寡黙だけれど、この二人はさらに無口だ。いや、声をちゃんと聞いたことがない。京が積極的に声をかけるが、いつも首肯しかしてくれない。
所沢曰く、二人は飛び抜けてシャイだそうだ。ヤクザだけど。
「大体、京が料理上手だともっと早く教えてくれなかったのですか? 独り占めして……ずるい男ですね、ゼロ」
「たまたま言う暇がなかった」
「貴方、おかずが減るのが嫌だっただけでしょう」
ゼロは所沢の文句を聞き流すと、大好物の紅白なますを自分の元へと引き寄せ、小皿に山盛りに取る。どんなに美味しいおかずを作っても、ゼロの胃袋の最初とシメは紅白なますだ。
「いいなぁ、ゼロさん。美味しいご飯に優しい京さん……最高。この間襲われた傷とかも京さんにやさしーく消毒してもらったりしたんすか?」
「……襲われた傷?」
「え?…………あ、スンマセン」
壱也が頬をひくつかせて視線を泳がせた。テーブルの下で何らかのやりとりがあり、壱也が痛みに悶えながら身を屈めている。京以外のみんなはゼロの傷のことを知っているらしく、気まずそうに箸を動かしていた。
「ゼロ、傷って、もしかして、前に見た肘の打身のこと?」
「…………」
「ゼロ、正直に言わんかったら、もう紅白なます封印──」
「打身と、腕の刀傷、右足の甲と左脇腹の内出血……あとは頭突きをかました時のたんこぶと、あとは鉄扉に──」
「ゼロ、些細なものまで洗いざらい吐かなければ封印とは言われてませんよ? 貴方って人は……」
馬鹿正直に伝えようとするゼロを所沢が止める。ゼロの紅白なます愛は本物であることが証明された。
「京、ゼロは貴方に害を及ぼす刺客を返り討ちにしていました。我々が協力するまではたった一人で行っていたんです。ゼロが優秀であるとはいえ、少しは怪我をしていたようです。まぁ、京には知られたくなかったんでしょう、きっと貴方が悲しむから……大したナイトですね、ゼロ」
「……かすり傷だ。こんなのは怪我じゃない」
ゼロが揶揄うような視線に眉を顰める。
「安心してくださいね、京。こう見えてゼロは世界で活躍していた凄腕エージェントです。ちょっとやそっとでは死にませんから」
「余計なことを言うな。京、身体は丈夫だから気にしなくていい」
「そうそう、大丈夫っすよー。体術なら俺たち全員敵にしても勝つし」
その昔、公園で格闘している時、若木の枝を鞭のようにしならせて撃退した話だとか……ゼロを消そうとしたある組織が逆に壊滅させられた話……さらに、油田王の娘、つまりはお姫様の護衛についたときに、追手から逃げるためにカーテンを使ってホテルの五階からお姫様を抱えて飛び降りた話を聞かされた。
まるで○ルゴ13……生きる伝説エピソードやん。
水を得た魚の如く話し始めた所沢を止められる者はいない。ゼロは早々に諦め、目を転じて呆れている。その他の面々も口元を緩ませながら朝食を胃袋に収めていた。
ゼロが規格外に強いことは分かったが、京の不安は募る。
「──ですから、打ち身は怪我ではないので、気にしないことです。気になるのなら、栄養たっぷりのご飯を作ってはいかがです? そうですね、豚の角煮に、牛肉百パーセントのハンバーグステーキも捨てがたいです……あ、玉ねぎ和風ソースでね、玉ねぎは大きめが好きです」
「あ、俺はにんにくソースがいいっすね! ガツンとくる感じが好きっす」
所沢が恍惚とした表情で遠くを見つめている。壱也も激しく同意し、カクとスケも噛み締めるように頷いている。
そしてゼロも柔らかい笑みを京に向けていた。
「京しか出来ないことだ。頼んだ──俺はケチャップが好きだ」
「……うん、うん、めちゃ作る、何でも作るから」
そうだった。少し前から狙われていたと、ゼロは言っていた。あの時は真実を受け止めるだけで手一杯だった。ちゃんとその意味を理解出来ていなかった。
ゼロはずっと戦ってくれていた。自分の代わりに。
京は胸が痛くなった。怪我をしたゼロに心が痛むと同時に、自分の顔がひどく熱く感じた。
何なんや、この感情は、胸が熱くなるこの感情はッ! かっこいい、カッコ良すぎる最高に! こんなん、知らんわ、こんなん、こんなん────
「惚れてまうやろぉぉぉ‼︎」
京は頬に手を当てて絶叫した。
唖然とする面々を一瞥すると京はゼロの元へと駆け寄り、勢い任せにバックハグをした。ゼロのうなじに顔を埋めて、匂いを擦り付けるように身を寄せる。
「ゼロ、好き、めっちゃ好きぃ!」
「…………」
「ごめん、謝りたいのに、嬉しくて、ごめん。あぁ、もう、ええ奴‼︎ ゼロ最高や!」
「…………」
興奮した京に対して、ゼロは銅像のように動かない。嫌がる素振りは見せず、京の好きなようにさせている。少しして、ようやく落ち着いた京が顔を上げると皆が箸を持ったままカチンと固まっていた。
「……ん? どうしたん、みんな」
雰囲気がおかしいとさすがの京も気付いた。
壱也の手からは箸が一本落ち、所沢は口元を手で覆い目が真っ赤だ。スケ&カクは頬杖をつき、じぃっとこちらを凝視していた。それが合わせ鏡のようで異様だ。まぁ、髪型だけは月と太陽みたいに違うけど。
「え、なぁ、ゼロ……」
「……離れろ、くすぐったい」
恐々といった様子で京がゼロの耳元で囁くと、ゼロはぶるりと身体を震わせ京の頭を鷲掴みした。引き剥がされた京は照れたように笑った。
クレーンゲームのように鷲掴みされたのが面白かった。そっぽを向いたゼロの耳朶がほんのりと赤い。
「怪我痛くない?」
「あぁ、大丈夫だ」
「湿布貼る?」
「しつこい」
「心配するに決まってるやんか。俺も湿布ぐらい上手に貼れるしー?」
京は口を尖らせていたが、くしゃっと相好を崩すとゼロの髪をさらっと撫でて席に戻った。
京が食事を再開したことで、緩やかに、氷が溶けるように各々食事を再開した。
味噌汁と白米の柔らかい香りに包まれて、京の台所はいつまでも賑やかだった。
ボウルに卵を数個割り入れて、菜箸で手早く混ぜると油でよく熱したフライパンに一気に投入する。玉子の縁が熱で盛り上がり、外側は焼くというよりも、揚げているようだ。塩と胡椒の簡単な味付けが京は好きだ。茄子と薄揚げがたっぷり入った味噌汁をお椀によそって、小口ネギをはらりと落とす。熱々の白ごはんに冷蔵庫から紅白なますが入ったタッパーを取り出すと朝ごはんの完成だ。
京はストライプのエプロンを取ると椅子の背に掛けた。ダイニングテーブルを見渡し、微苦笑しつつ手を合わした。
「えっと、いただきましょか、いただきまーす」
「「いただきます」」
「「……っす」」
「ッチ……密度が高い」
ただ一人、ゼロだけ不機嫌だ。
ダイニングテーブルを肉の輪が閉じ込めている。正確には筋肉。
あれからゼロだけではなく、桜庭組の面々と一緒に食卓を囲むことが多くなった。京から右に壱也、所沢、ゼロ、スケ、カクと並んでいる。
元々は二人掛けのダイニングテーブルだったので、ゼロと二人で使うのにちょうど良かったのだが、所沢たちが御飯時になると押しかけてくるようになり貴族の立食パーティーのような有り様になった。狭い台所でひしめき合う筋肉たち……しかも、夏……蒸し風呂だ。
ゼロは鬼の形相で追い出そうとしたが、それを京が慌てて止めた。皆のおかげで京の命はあるから、当然無下に出来ない。自分の作るご飯でよければ幾らでもごちそうしたかった。
見かねた所沢が四人掛けダイニングテーブルをプレゼントしてくれて、ようやく全員が座って食事が摂れるようになった。
まぁ……四人掛けのテーブルに六人なので余裕はない。しかし、これが台所に置けるギリギリのサイズだ。
「いやぁ、京さんの味噌汁ってお袋の味っすね、マジ神」
「イチ、お前、自分の母親の顔知らないって言ってましたよね? 京、私はワカメも好きなのでよろしくお願いしますね?」
「うるさい」
「ゼロ! そんなん言うたらアカン! いやー皆さんに喜んで頂けて光栄です」
壱也と所沢が味噌汁を音をたてて啜るのを、ゼロが睨みつける。朝からこうして大勢で押しかけられるのが面倒なのだろう。
「カクさんもスケさんも遠慮せず食べてくださいね? 白飯とお味噌汁はお代わりありますから」
京がニコっと微笑むと坊主頭に髭面のカクと赤い髪をハリネズミのように立てているスケが小さくお辞儀をする。いつも黒のスーツとサングラスを身に付けた二人だ。
金剛力士像のような二人だけど、カクは四十代で髭に白髪が少し混じっている。スケは京と同い年ぐらいだろう。
熱々の味噌汁で眼鏡が曇っていても決してサングラスを外さないのが面白い。ゼロはいつも寡黙だけれど、この二人はさらに無口だ。いや、声をちゃんと聞いたことがない。京が積極的に声をかけるが、いつも首肯しかしてくれない。
所沢曰く、二人は飛び抜けてシャイだそうだ。ヤクザだけど。
「大体、京が料理上手だともっと早く教えてくれなかったのですか? 独り占めして……ずるい男ですね、ゼロ」
「たまたま言う暇がなかった」
「貴方、おかずが減るのが嫌だっただけでしょう」
ゼロは所沢の文句を聞き流すと、大好物の紅白なますを自分の元へと引き寄せ、小皿に山盛りに取る。どんなに美味しいおかずを作っても、ゼロの胃袋の最初とシメは紅白なますだ。
「いいなぁ、ゼロさん。美味しいご飯に優しい京さん……最高。この間襲われた傷とかも京さんにやさしーく消毒してもらったりしたんすか?」
「……襲われた傷?」
「え?…………あ、スンマセン」
壱也が頬をひくつかせて視線を泳がせた。テーブルの下で何らかのやりとりがあり、壱也が痛みに悶えながら身を屈めている。京以外のみんなはゼロの傷のことを知っているらしく、気まずそうに箸を動かしていた。
「ゼロ、傷って、もしかして、前に見た肘の打身のこと?」
「…………」
「ゼロ、正直に言わんかったら、もう紅白なます封印──」
「打身と、腕の刀傷、右足の甲と左脇腹の内出血……あとは頭突きをかました時のたんこぶと、あとは鉄扉に──」
「ゼロ、些細なものまで洗いざらい吐かなければ封印とは言われてませんよ? 貴方って人は……」
馬鹿正直に伝えようとするゼロを所沢が止める。ゼロの紅白なます愛は本物であることが証明された。
「京、ゼロは貴方に害を及ぼす刺客を返り討ちにしていました。我々が協力するまではたった一人で行っていたんです。ゼロが優秀であるとはいえ、少しは怪我をしていたようです。まぁ、京には知られたくなかったんでしょう、きっと貴方が悲しむから……大したナイトですね、ゼロ」
「……かすり傷だ。こんなのは怪我じゃない」
ゼロが揶揄うような視線に眉を顰める。
「安心してくださいね、京。こう見えてゼロは世界で活躍していた凄腕エージェントです。ちょっとやそっとでは死にませんから」
「余計なことを言うな。京、身体は丈夫だから気にしなくていい」
「そうそう、大丈夫っすよー。体術なら俺たち全員敵にしても勝つし」
その昔、公園で格闘している時、若木の枝を鞭のようにしならせて撃退した話だとか……ゼロを消そうとしたある組織が逆に壊滅させられた話……さらに、油田王の娘、つまりはお姫様の護衛についたときに、追手から逃げるためにカーテンを使ってホテルの五階からお姫様を抱えて飛び降りた話を聞かされた。
まるで○ルゴ13……生きる伝説エピソードやん。
水を得た魚の如く話し始めた所沢を止められる者はいない。ゼロは早々に諦め、目を転じて呆れている。その他の面々も口元を緩ませながら朝食を胃袋に収めていた。
ゼロが規格外に強いことは分かったが、京の不安は募る。
「──ですから、打ち身は怪我ではないので、気にしないことです。気になるのなら、栄養たっぷりのご飯を作ってはいかがです? そうですね、豚の角煮に、牛肉百パーセントのハンバーグステーキも捨てがたいです……あ、玉ねぎ和風ソースでね、玉ねぎは大きめが好きです」
「あ、俺はにんにくソースがいいっすね! ガツンとくる感じが好きっす」
所沢が恍惚とした表情で遠くを見つめている。壱也も激しく同意し、カクとスケも噛み締めるように頷いている。
そしてゼロも柔らかい笑みを京に向けていた。
「京しか出来ないことだ。頼んだ──俺はケチャップが好きだ」
「……うん、うん、めちゃ作る、何でも作るから」
そうだった。少し前から狙われていたと、ゼロは言っていた。あの時は真実を受け止めるだけで手一杯だった。ちゃんとその意味を理解出来ていなかった。
ゼロはずっと戦ってくれていた。自分の代わりに。
京は胸が痛くなった。怪我をしたゼロに心が痛むと同時に、自分の顔がひどく熱く感じた。
何なんや、この感情は、胸が熱くなるこの感情はッ! かっこいい、カッコ良すぎる最高に! こんなん、知らんわ、こんなん、こんなん────
「惚れてまうやろぉぉぉ‼︎」
京は頬に手を当てて絶叫した。
唖然とする面々を一瞥すると京はゼロの元へと駆け寄り、勢い任せにバックハグをした。ゼロのうなじに顔を埋めて、匂いを擦り付けるように身を寄せる。
「ゼロ、好き、めっちゃ好きぃ!」
「…………」
「ごめん、謝りたいのに、嬉しくて、ごめん。あぁ、もう、ええ奴‼︎ ゼロ最高や!」
「…………」
興奮した京に対して、ゼロは銅像のように動かない。嫌がる素振りは見せず、京の好きなようにさせている。少しして、ようやく落ち着いた京が顔を上げると皆が箸を持ったままカチンと固まっていた。
「……ん? どうしたん、みんな」
雰囲気がおかしいとさすがの京も気付いた。
壱也の手からは箸が一本落ち、所沢は口元を手で覆い目が真っ赤だ。スケ&カクは頬杖をつき、じぃっとこちらを凝視していた。それが合わせ鏡のようで異様だ。まぁ、髪型だけは月と太陽みたいに違うけど。
「え、なぁ、ゼロ……」
「……離れろ、くすぐったい」
恐々といった様子で京がゼロの耳元で囁くと、ゼロはぶるりと身体を震わせ京の頭を鷲掴みした。引き剥がされた京は照れたように笑った。
クレーンゲームのように鷲掴みされたのが面白かった。そっぽを向いたゼロの耳朶がほんのりと赤い。
「怪我痛くない?」
「あぁ、大丈夫だ」
「湿布貼る?」
「しつこい」
「心配するに決まってるやんか。俺も湿布ぐらい上手に貼れるしー?」
京は口を尖らせていたが、くしゃっと相好を崩すとゼロの髪をさらっと撫でて席に戻った。
京が食事を再開したことで、緩やかに、氷が溶けるように各々食事を再開した。
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