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20.忘れ物にお気をつけあそばせ
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朝目覚めるといつのまにかゼロの仲間たちはいなくなっていた。いつも通りの台所の風景に寂しさを覚えたものの、部屋に残るたこ焼きソースの甘い香りが楽しかった記憶を思い起こさせる。
初対面とは思えないほど気の置けない人たちだった。近いうちにまた遊びに来ると言っていたらしいので、きっとすぐに会えるだろう。
ゼロと過ごす毎日は、穏やかで、それでいてとっても刺激的だ。
ゼロのマッサージ以降、京はデトックスを兼ねて二日に一度は抜いている。トイレに篭って一人黙々と……ではない。もう、京は幾つもの壁を叩き壊して強くなっていた。
行き着いた悟りは、自慰はひとりでする必要はない──だった。
満腹の雷太を一時的に避難させ(教育上良くありません)、二人で京のお気に入りのエロ動画を見て、せっせと抜いている。年頃の男二人、一つ屋根の下。自慰行為は必要な生活の一部だ。こそこそする気持ちは消え失せ、すっかり豪胆になった京はトイレに籠ることなく、ゼロとともに陰と陽のバランス(?)を整えている。
隣り合ってマスをかくのは少し照れるので、背中で隠すようにしているが、互いの息遣いや、時々当たる肘や腕が快感を高めている。ゼロは俺が達するタイミングが分かるのか、いつも気を使って一緒のタイミングで果てる。まるで親友のようだと京は思った。
いつだったか、達した時にゼロの肩に寄りかかってしまった。その時のゼロは珍しく動揺していて大笑いした。
親友、ソフレ、デトックス仲間……ゼロの存在は京の中で日に日に大きくなっていた。
「晩御飯はチヂミやで」
「コマのとんぺい焼きはないのか?」
「昨日食ったやん。……捨て犬みたいな顔すんな、明日っ、明日作るわ」
粉物の素晴らしさを再認識したせいか、あれから数日粉物レシピが続いている。
ゼロはコマ肉で作るなんちゃってとんぺい焼きがお気に召したようだ。呪文のように「コマ、コマ」と呟いていた。ゼロのコマ崇拝は本物だ。
晩ご飯を食べ終わると突然ゼロの携帯電話が鳴った。無機質な電子音がゼロらしい。
ゼロと出会って初めての事だ。いつもはマナーモード設定のはずなのに。よほど大事な連絡なのだろう。
「すまない、外で話す」
「ええよええよ、片付けとくわ」
ゼロは携帯を手にすると玄関から出ていった。仕事の連絡にしては少し慌てていた。
詮索するのは良くないと思い直し、京はいそいそと食べ終わった食器を洗い始めた。集中力が欠けていたのか、手が滑って包丁で指先を切ってしまった。
「あ、っつぅ……やってもうた、あぁ、パックリや」
赤い血が線に沿って滲み出す。深くはないが、洗剤の泡が傷口に染みた。流水で洗い流すと、指を把握し止血した。
鮮やかな赤色。次第に濃さを増し、赤珊瑚のような煌めきを呈している。その血の色を京は食い入るように見つめていた。
こうして包丁で指を切っただけでも痛い。ゼロの頬を染めるほどの出血なら、相手は……どんな怪我を負ったのだろう。夢か現実か、確かめる術はない。本人に聞くしか……でも、聞いてしまったら、今まで通りでいられるのだろうか。
「京」
「うわっ! お、おぉ、なんや、びっくりした! 戻ってたんか」
ゼロが戻っていたことにも気付かないほど思案に沈んでいたらしい。ゼロは荷物を肩から下げると申し訳なさそうに頭を下げた。
「すまない。少し出る。夜中までには戻る」
「え? あぁ、全然いいよ。気をつけてな」
少し慌てた様子でゼロが出て行った。時計を見ると日が変わるまで残り数分。
どうせならやり残していた仕事をやろうと部屋の奥へと顔を向けると、椅子の背にゼロの上着が掛けてあった。
少し雨で濡れたからと、荷物とは別に置いていたことを思い出した。
外の仕事なら上着が必要かもしれない。
一緒に行こうとする雷太を宥めて部屋に残し、京は上着を手にしてゼロの後を追った。
数分前にゼロは出たばかりだ。
それに、上着を忘れたことに気付いてゼロが折り返しているかもしれない。
京はエレベーターを待つ時間も惜しくて、階段を一段とばしで駆け降りると、マンションの前の坂を下る。
両側通行の割には狭い路地で、昔ながらの旧家が軒を連ねる。戦後、山を切り開き分譲地となったため、住人の年齢層はかなり高い。
若人は減り、この時刻になるとすっかり人の気配は消える。終電で帰宅する会社員はそもそも駅近物件に飛びつくので、この寂しさは当然とも言える。仕事帰りの疲弊した身体にこの坂は厳しい。
坂道を長所にできるのは長崎県だけだと軽自身も思っていた。
坂を下り始めると、ぼんやりと人影が見えた。
等間隔に並んだ街灯がゼロとおぼしき大きな背中を照らしている。どうやら間に合ったようだ。
京は突然悪戯心が湧いてきた。いつも冷静なゼロを驚かせてやろうと閃き、気配を消して抜き足差し足近づいていく。
この暗闇で背後から驚かせばあの能面も動くはず。驚愕し、慌てたゼロを想像してにんまりする京。
ぼそぼそと話し声が聞こえた。どうやらゼロは通話中のようだ。
「Sì. Certo che lo so.──Non tornerò più in Italia....」
聞き慣れない外国語だ。どこの国ものかもよく分からなかった。
確かゼロは数ヶ月前まで海外に住んでいた。きっと友人からの電話だろうと、少し距離を取った。
ゼロは立ち止まると通話を切り、そのまま続けて電話を掛け始めた。
京は思わず電信柱の裏に身を隠した。
「It's me.....yeah....f××k!! Don't follow me. I'll kill you if you're in my way.」
次に聞こえたのは英語だ。
もしかして、ゼロって帰国子女なんか? あ、今のは分かる。放送禁止用語やな。
ってか、今……何か、キルユーって言ってへんかった? キルって殺すっていう意味、やない?
英語での激しい口論が始まった。はい、聞き取れません。
英語は学生時代、アルファベットを筆記体で書かされた辺りで離脱したし。とりあえず、言葉の端々にFから始まる放送禁止用語が聞こえた。
喧嘩のような雰囲気に気まずさを覚えた。これは、さっさと上着を渡すべきだった。
電信柱に背中を預けて溜息をこぼした。通話中だが、上着を渡して笑顔で手を振って去流しかない。
「ゼ──あれ、おらん……」
先ほどまで居たはずのゼロの姿がなかった。いつのまにか辺りはしんと静まり返っている。
一本の坂道。点在する街灯を目で追うが、人影はない。ほんの数秒目を離しただけなのに、そこには最初から何も存在していなかったようだった。坂道に京はひとり立っていた。
覚束ない恐怖が押し寄せ、身震いした京は踵を返して坂を上り始めた。数分前までの高揚した気持ちが嘘のようだ。
知らないゼロの一面は思いのほか心を揺さぶった。
返り血を浴びた顔に、さっき耳にした緊迫した声色が重なる。
キル──殺す──誰かを殺す?
いや、何かの間違いや、ゼロはそんな奴やない。ゼロは……。
マンションまで続く坂を歩いていたはずなのに、落とし穴に落ちたように身体が浮いた。一瞬目の前から地面が消え、夜空が見えた。
「なッ──」
激しい背中の痛みと、掌に感じる砂利の感覚で、誰かに投げ飛ばされたのだと気付いた。
衝撃を受け、揺れる視界で周りを見た。どうやら住宅の間を抜ける細道に連れ込まれたようだ。足元を最低限照らすだけの暗い道で、近所に住む京ですら滅多に利用しない道だ。
壁に背を預けて座り込んでしまう。そして目の前には影のように黒ずくめの男が京を見下ろしていた。
「ひっ……んぐッ」
京の悲鳴は男の革手袋に吸い込まれた。逃げようとするが頭を壁に押し付けられて身動きが全く取れない。ただ、手足をバタつかせる事しか出来ない。
苦しい。怖い。逃げたい。
焦れば焦るほど、足掻けば足掻くほど男は京の頭を押さえつけた。口を塞がれたことによる酸欠で京の意識が朦朧とする。
「悪く思うなよ、色男。お前は転倒して頭を打って死んだ」
躊躇うことなく、男は道路脇に置いてあったブロック塀を掴んで、その角を京に向けた。これからの段取りが見えてしまい、京は驚愕のあまり抵抗の手が止まった。
頭をここに打ち付けるつもりだ。
──めっちゃ痛いところ、ってか、マジか!
どうして肉付きの悪い身体なのだろう。猫のように首根っこを掴まれて今ほど後悔したことはない。男の手を振り払おうと暴れるが、釣られた魚の抵抗だ。全く歯が立たない。
無理無理、絶対死ぬ。
脳天割りとかしたことないし、ブロック塀に勝てる気もしない。このままだと、ほんまに……ほんまのほんまに、死ぬ……。
ドゴッ──ドサッ
背後から凄まじい衝撃音がした。
実際に聞いたこともないけれど、コーヒー豆がたっぷり詰まった袋を窓から落としたような音だ。恐る恐る振り返ると、さっきまで意気揚々としていた男が壁際に倒れていた。気を失っているのか、ピクリともしない。弛緩し切った手足が怖かった。
初対面とは思えないほど気の置けない人たちだった。近いうちにまた遊びに来ると言っていたらしいので、きっとすぐに会えるだろう。
ゼロと過ごす毎日は、穏やかで、それでいてとっても刺激的だ。
ゼロのマッサージ以降、京はデトックスを兼ねて二日に一度は抜いている。トイレに篭って一人黙々と……ではない。もう、京は幾つもの壁を叩き壊して強くなっていた。
行き着いた悟りは、自慰はひとりでする必要はない──だった。
満腹の雷太を一時的に避難させ(教育上良くありません)、二人で京のお気に入りのエロ動画を見て、せっせと抜いている。年頃の男二人、一つ屋根の下。自慰行為は必要な生活の一部だ。こそこそする気持ちは消え失せ、すっかり豪胆になった京はトイレに籠ることなく、ゼロとともに陰と陽のバランス(?)を整えている。
隣り合ってマスをかくのは少し照れるので、背中で隠すようにしているが、互いの息遣いや、時々当たる肘や腕が快感を高めている。ゼロは俺が達するタイミングが分かるのか、いつも気を使って一緒のタイミングで果てる。まるで親友のようだと京は思った。
いつだったか、達した時にゼロの肩に寄りかかってしまった。その時のゼロは珍しく動揺していて大笑いした。
親友、ソフレ、デトックス仲間……ゼロの存在は京の中で日に日に大きくなっていた。
「晩御飯はチヂミやで」
「コマのとんぺい焼きはないのか?」
「昨日食ったやん。……捨て犬みたいな顔すんな、明日っ、明日作るわ」
粉物の素晴らしさを再認識したせいか、あれから数日粉物レシピが続いている。
ゼロはコマ肉で作るなんちゃってとんぺい焼きがお気に召したようだ。呪文のように「コマ、コマ」と呟いていた。ゼロのコマ崇拝は本物だ。
晩ご飯を食べ終わると突然ゼロの携帯電話が鳴った。無機質な電子音がゼロらしい。
ゼロと出会って初めての事だ。いつもはマナーモード設定のはずなのに。よほど大事な連絡なのだろう。
「すまない、外で話す」
「ええよええよ、片付けとくわ」
ゼロは携帯を手にすると玄関から出ていった。仕事の連絡にしては少し慌てていた。
詮索するのは良くないと思い直し、京はいそいそと食べ終わった食器を洗い始めた。集中力が欠けていたのか、手が滑って包丁で指先を切ってしまった。
「あ、っつぅ……やってもうた、あぁ、パックリや」
赤い血が線に沿って滲み出す。深くはないが、洗剤の泡が傷口に染みた。流水で洗い流すと、指を把握し止血した。
鮮やかな赤色。次第に濃さを増し、赤珊瑚のような煌めきを呈している。その血の色を京は食い入るように見つめていた。
こうして包丁で指を切っただけでも痛い。ゼロの頬を染めるほどの出血なら、相手は……どんな怪我を負ったのだろう。夢か現実か、確かめる術はない。本人に聞くしか……でも、聞いてしまったら、今まで通りでいられるのだろうか。
「京」
「うわっ! お、おぉ、なんや、びっくりした! 戻ってたんか」
ゼロが戻っていたことにも気付かないほど思案に沈んでいたらしい。ゼロは荷物を肩から下げると申し訳なさそうに頭を下げた。
「すまない。少し出る。夜中までには戻る」
「え? あぁ、全然いいよ。気をつけてな」
少し慌てた様子でゼロが出て行った。時計を見ると日が変わるまで残り数分。
どうせならやり残していた仕事をやろうと部屋の奥へと顔を向けると、椅子の背にゼロの上着が掛けてあった。
少し雨で濡れたからと、荷物とは別に置いていたことを思い出した。
外の仕事なら上着が必要かもしれない。
一緒に行こうとする雷太を宥めて部屋に残し、京は上着を手にしてゼロの後を追った。
数分前にゼロは出たばかりだ。
それに、上着を忘れたことに気付いてゼロが折り返しているかもしれない。
京はエレベーターを待つ時間も惜しくて、階段を一段とばしで駆け降りると、マンションの前の坂を下る。
両側通行の割には狭い路地で、昔ながらの旧家が軒を連ねる。戦後、山を切り開き分譲地となったため、住人の年齢層はかなり高い。
若人は減り、この時刻になるとすっかり人の気配は消える。終電で帰宅する会社員はそもそも駅近物件に飛びつくので、この寂しさは当然とも言える。仕事帰りの疲弊した身体にこの坂は厳しい。
坂道を長所にできるのは長崎県だけだと軽自身も思っていた。
坂を下り始めると、ぼんやりと人影が見えた。
等間隔に並んだ街灯がゼロとおぼしき大きな背中を照らしている。どうやら間に合ったようだ。
京は突然悪戯心が湧いてきた。いつも冷静なゼロを驚かせてやろうと閃き、気配を消して抜き足差し足近づいていく。
この暗闇で背後から驚かせばあの能面も動くはず。驚愕し、慌てたゼロを想像してにんまりする京。
ぼそぼそと話し声が聞こえた。どうやらゼロは通話中のようだ。
「Sì. Certo che lo so.──Non tornerò più in Italia....」
聞き慣れない外国語だ。どこの国ものかもよく分からなかった。
確かゼロは数ヶ月前まで海外に住んでいた。きっと友人からの電話だろうと、少し距離を取った。
ゼロは立ち止まると通話を切り、そのまま続けて電話を掛け始めた。
京は思わず電信柱の裏に身を隠した。
「It's me.....yeah....f××k!! Don't follow me. I'll kill you if you're in my way.」
次に聞こえたのは英語だ。
もしかして、ゼロって帰国子女なんか? あ、今のは分かる。放送禁止用語やな。
ってか、今……何か、キルユーって言ってへんかった? キルって殺すっていう意味、やない?
英語での激しい口論が始まった。はい、聞き取れません。
英語は学生時代、アルファベットを筆記体で書かされた辺りで離脱したし。とりあえず、言葉の端々にFから始まる放送禁止用語が聞こえた。
喧嘩のような雰囲気に気まずさを覚えた。これは、さっさと上着を渡すべきだった。
電信柱に背中を預けて溜息をこぼした。通話中だが、上着を渡して笑顔で手を振って去流しかない。
「ゼ──あれ、おらん……」
先ほどまで居たはずのゼロの姿がなかった。いつのまにか辺りはしんと静まり返っている。
一本の坂道。点在する街灯を目で追うが、人影はない。ほんの数秒目を離しただけなのに、そこには最初から何も存在していなかったようだった。坂道に京はひとり立っていた。
覚束ない恐怖が押し寄せ、身震いした京は踵を返して坂を上り始めた。数分前までの高揚した気持ちが嘘のようだ。
知らないゼロの一面は思いのほか心を揺さぶった。
返り血を浴びた顔に、さっき耳にした緊迫した声色が重なる。
キル──殺す──誰かを殺す?
いや、何かの間違いや、ゼロはそんな奴やない。ゼロは……。
マンションまで続く坂を歩いていたはずなのに、落とし穴に落ちたように身体が浮いた。一瞬目の前から地面が消え、夜空が見えた。
「なッ──」
激しい背中の痛みと、掌に感じる砂利の感覚で、誰かに投げ飛ばされたのだと気付いた。
衝撃を受け、揺れる視界で周りを見た。どうやら住宅の間を抜ける細道に連れ込まれたようだ。足元を最低限照らすだけの暗い道で、近所に住む京ですら滅多に利用しない道だ。
壁に背を預けて座り込んでしまう。そして目の前には影のように黒ずくめの男が京を見下ろしていた。
「ひっ……んぐッ」
京の悲鳴は男の革手袋に吸い込まれた。逃げようとするが頭を壁に押し付けられて身動きが全く取れない。ただ、手足をバタつかせる事しか出来ない。
苦しい。怖い。逃げたい。
焦れば焦るほど、足掻けば足掻くほど男は京の頭を押さえつけた。口を塞がれたことによる酸欠で京の意識が朦朧とする。
「悪く思うなよ、色男。お前は転倒して頭を打って死んだ」
躊躇うことなく、男は道路脇に置いてあったブロック塀を掴んで、その角を京に向けた。これからの段取りが見えてしまい、京は驚愕のあまり抵抗の手が止まった。
頭をここに打ち付けるつもりだ。
──めっちゃ痛いところ、ってか、マジか!
どうして肉付きの悪い身体なのだろう。猫のように首根っこを掴まれて今ほど後悔したことはない。男の手を振り払おうと暴れるが、釣られた魚の抵抗だ。全く歯が立たない。
無理無理、絶対死ぬ。
脳天割りとかしたことないし、ブロック塀に勝てる気もしない。このままだと、ほんまに……ほんまのほんまに、死ぬ……。
ドゴッ──ドサッ
背後から凄まじい衝撃音がした。
実際に聞いたこともないけれど、コーヒー豆がたっぷり詰まった袋を窓から落としたような音だ。恐る恐る振り返ると、さっきまで意気揚々としていた男が壁際に倒れていた。気を失っているのか、ピクリともしない。弛緩し切った手足が怖かった。
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