7 / 7
代わり人は私
しおりを挟む
リツは幸子からもらったという鮮やかな桃色の着物を胸に抱いた。
「私、これを着させていただいて、死神様とともに参ります」
「何言ってんの。マジで救いようのないお人好しなんだから!」
あかねは怒気を孕んだ声で言った。
「あかねさんにはご両親がいるでしょう。あなたが居なくなったらどれほどお嘆きになるか。私には嘆く両親も弟妹もいません。私が死神様と行きます!」
「私が行くって言ってるでしょ!」
「いいえ! ダメです!」
「ダメとか言われる筋合いねーし! アンタみたいなクッソお人好し見てるとイライラする!」
「まあ、乱暴なお言葉遣い。この先も生きて、もっと綺麗な日本語をお勉強なさって下さい」
「綺麗な言葉も喋れるわ! とにかく私が行くって言ってんだろうが!」
「行くのは私です!」
「救いようのないアホッ! 行くのは、わ・た・し!」
「救っていただかなくて結構! 行くのは、わ・た・し・で・すッ!」
「わからずやッ!」
「どっちが! 意地っ張り!」
「ぶりっ子!」
「どういう意味よ! 駄々っ子!」
あかねとリツが今にもつかみかからんばかりに顔を近づけた時だった。
「ギャウニャオーーーーー!」
凄まじく荒々しい鳴き声とともに、黒い物体が宙を舞い、二人の頭を引き離すように踏みつけて跳ね飛んだ。
「フシャーーーー!」といきり立った声を出し続ける総毛立った黒猫が、死神の腕の中におさまっていた。
「マルオ… マルオなの」
リツがビックリした表情で、何度か瞬きしながら黒猫を見つめている。
「知ってるの?」
「若奥様が結婚前から飼ってた猫ちゃん… 生きてたのね… マルオ」
「そんなバカな…」
あかねは半笑いで顔をゆがめる。
マルオを抱いた死神が、位置を確認するように立ち直し、威風堂々胸を張る。
「お前らぁぁ! 二人ともぉぉ! 不合格だぁぁぁ!」
「もういいわ、それ。飽きた」
あかねがフンと鼻を鳴らして視線を背ける。
死神の目が泳ぎ、咳払いを一つ。口をパクパクと動かし始める。
ギョェッ… キキキェ~…
瞬時に般若の形相のあかねから、鋭い眼光が飛んでくる。
死神は口を閉じ、視線を落とした。
「と… と、とにかく、お前たちは不合格だ… ああ… もう気の強い女は同行する気が失せる…」
「死ぬのに合格不合格があるわけ? ほんっと、アホだわぁ」
「本当に死神様も頭が、少~しお弱いようですね」
死神は疲れ切ったように姿勢を崩した。
あかねが死神の丸くなった背中を半眼で見る。
「未熟な魂は必要ないの?」
「マルオを連れて行く。彼女はリツの着物の裾に隠れて、共に写真の中にいたのだ」
「ねえ、リツさん、今、死神が『彼女』って言ったけど、マルオ、女の子?」
「はい… どうしてマルオと付けたんだか…」
「お前たちのような、偉大な死神であるこの私を罵るような不届き者より、マルオのほうがはるかに謙虚で礼儀正しい」
話しているうちに調子づいてきた死神が、背筋をピンと伸ばして胸を張る。
「私はぁぁ! 偉大なるぅぅ! 死神なのだぁぁ!」
その甲高い声を、あかねとリツのはしゃいだ声がかき消していく。
「うちの先祖、名前のセンスないわぁ。パパの名前も『ゆうり』っていうの。どうよ、このセンス」
「ゆ…り… 女の子みたいな名前ですね」
「でしょう。名前の通り女々しくて頼りない」
「あかねさん、言い過ぎ!」
「この偉大な死神のぉ… 私は偉大なぁ… 死神なのだぁ…」
蔵の中には、あかねとリツの弾けるような笑い声が響いている。
「この私を… 偉大なる死神の私を… む、無視しおって… ふ、不届き者め…」
ワナワナと震える死神の腕の中に抱かれたマルオが、機嫌をとるように「ニャウニャウ」と死神に頭を摺り寄せ、チラリとリツとあかねを見やった。その瞳は二人を優しく包み込むように微笑んでいた。
死神は二人を一瞥すると、フンと鼻を鳴らして一瞬のうちに消え去ってしまった。
「あ、マルオ消えた…」
「マルオ… マルオ…」
リツがマルオの名を呼び、あたりを見回す。
「マルオ… マルオがいない…」
今まで確かに見えていた死神とマルオが居た場所に向かって、リツが手を合わせる。
「ごめんなさい… マルオ、ごめんなさい…マルオ… マルオ…」
リツが声を震わせ、瞳を潤ませる。
あかねがリツの肩を優しく抱き寄せた。
「マルオっていくつ?」
「若奥様が子供のころに拾われたそうで、確か17歳になるかと…」
「17! 老猫じゃない」
「でも、若奥様のご実家で飼われていた猫ちゃんは、26歳まで生きられたそうです」
「26歳! …まあ、それに比べれば未熟な魂と言えなくもないか」
リツがこぼれ落ちそうになる涙を拭い、微かに唇を震わせ、戸惑い気味にあかねを見つめる。
「私は生きていけるのでしょうか… 明治の代に生まれた女なのに…」
「あ、それ言っちゃダメね。平成って言わないと」
「へーせって…?」
「とりあえず着物脱いでスカートにしよっか」
あかねが、はいているスカートをつまみ上げた。
「す、すかあと… 腰巻ですか…」
リツが眉間に薄っすらと皺を寄せる。
「すかあとはイヤです。ま、股がスースー寒そうだし…」
「寒くない、寒くない。レギンスはけば暖かだよ」
あかねが、はいているレギンスをつまんで弾くと、リツの眉間の皺がさらに深くなる。
「そんな、く、黒くして… あ… あ、足を出すなんて恥ずかしいです…」
「今どき何言ってんのよ」
「だから、明治の代の女ですから」
「だからぁ、それ言っちゃダメだって」
蔵から聞こえるガールズトークを、しばらく屋根の上で聞いていた死神とマルオが、目を合わせてニヤリと笑う。
おもむろに立ち上がると、二人は天高く飛び立ち、天空の彼方へと消え去った。
終わり
最後まで読んでいただきありがとうございました。
心から感謝いたします。
Picrewのお遊びです。
死神になるようなイケメンを探してみました。
こんな感じでいかがでしょう(^◇^;)
「ストイックな男メーカー」「ストイックな男メーカー2nd」で作りました。
衣装は和服にマントみたいなのをイメージしてましたが、ないので西洋風にしてみました。
キリッとした死神
微笑む死神
同一人物です!(^◇^;)
あかねちゃん…あまりの口の悪さに、イメージがほぼギャグ漫画のようになったり、イメージが定まりませんでした。
それなら死神もそうだろうと突っ込まれそうですが、イケメン作りたくて…(^◇^;)アカネ…ゴメン
最後までお付き合いくださりありがとうございました。ごめんなさい。
「私、これを着させていただいて、死神様とともに参ります」
「何言ってんの。マジで救いようのないお人好しなんだから!」
あかねは怒気を孕んだ声で言った。
「あかねさんにはご両親がいるでしょう。あなたが居なくなったらどれほどお嘆きになるか。私には嘆く両親も弟妹もいません。私が死神様と行きます!」
「私が行くって言ってるでしょ!」
「いいえ! ダメです!」
「ダメとか言われる筋合いねーし! アンタみたいなクッソお人好し見てるとイライラする!」
「まあ、乱暴なお言葉遣い。この先も生きて、もっと綺麗な日本語をお勉強なさって下さい」
「綺麗な言葉も喋れるわ! とにかく私が行くって言ってんだろうが!」
「行くのは私です!」
「救いようのないアホッ! 行くのは、わ・た・し!」
「救っていただかなくて結構! 行くのは、わ・た・し・で・すッ!」
「わからずやッ!」
「どっちが! 意地っ張り!」
「ぶりっ子!」
「どういう意味よ! 駄々っ子!」
あかねとリツが今にもつかみかからんばかりに顔を近づけた時だった。
「ギャウニャオーーーーー!」
凄まじく荒々しい鳴き声とともに、黒い物体が宙を舞い、二人の頭を引き離すように踏みつけて跳ね飛んだ。
「フシャーーーー!」といきり立った声を出し続ける総毛立った黒猫が、死神の腕の中におさまっていた。
「マルオ… マルオなの」
リツがビックリした表情で、何度か瞬きしながら黒猫を見つめている。
「知ってるの?」
「若奥様が結婚前から飼ってた猫ちゃん… 生きてたのね… マルオ」
「そんなバカな…」
あかねは半笑いで顔をゆがめる。
マルオを抱いた死神が、位置を確認するように立ち直し、威風堂々胸を張る。
「お前らぁぁ! 二人ともぉぉ! 不合格だぁぁぁ!」
「もういいわ、それ。飽きた」
あかねがフンと鼻を鳴らして視線を背ける。
死神の目が泳ぎ、咳払いを一つ。口をパクパクと動かし始める。
ギョェッ… キキキェ~…
瞬時に般若の形相のあかねから、鋭い眼光が飛んでくる。
死神は口を閉じ、視線を落とした。
「と… と、とにかく、お前たちは不合格だ… ああ… もう気の強い女は同行する気が失せる…」
「死ぬのに合格不合格があるわけ? ほんっと、アホだわぁ」
「本当に死神様も頭が、少~しお弱いようですね」
死神は疲れ切ったように姿勢を崩した。
あかねが死神の丸くなった背中を半眼で見る。
「未熟な魂は必要ないの?」
「マルオを連れて行く。彼女はリツの着物の裾に隠れて、共に写真の中にいたのだ」
「ねえ、リツさん、今、死神が『彼女』って言ったけど、マルオ、女の子?」
「はい… どうしてマルオと付けたんだか…」
「お前たちのような、偉大な死神であるこの私を罵るような不届き者より、マルオのほうがはるかに謙虚で礼儀正しい」
話しているうちに調子づいてきた死神が、背筋をピンと伸ばして胸を張る。
「私はぁぁ! 偉大なるぅぅ! 死神なのだぁぁ!」
その甲高い声を、あかねとリツのはしゃいだ声がかき消していく。
「うちの先祖、名前のセンスないわぁ。パパの名前も『ゆうり』っていうの。どうよ、このセンス」
「ゆ…り… 女の子みたいな名前ですね」
「でしょう。名前の通り女々しくて頼りない」
「あかねさん、言い過ぎ!」
「この偉大な死神のぉ… 私は偉大なぁ… 死神なのだぁ…」
蔵の中には、あかねとリツの弾けるような笑い声が響いている。
「この私を… 偉大なる死神の私を… む、無視しおって… ふ、不届き者め…」
ワナワナと震える死神の腕の中に抱かれたマルオが、機嫌をとるように「ニャウニャウ」と死神に頭を摺り寄せ、チラリとリツとあかねを見やった。その瞳は二人を優しく包み込むように微笑んでいた。
死神は二人を一瞥すると、フンと鼻を鳴らして一瞬のうちに消え去ってしまった。
「あ、マルオ消えた…」
「マルオ… マルオ…」
リツがマルオの名を呼び、あたりを見回す。
「マルオ… マルオがいない…」
今まで確かに見えていた死神とマルオが居た場所に向かって、リツが手を合わせる。
「ごめんなさい… マルオ、ごめんなさい…マルオ… マルオ…」
リツが声を震わせ、瞳を潤ませる。
あかねがリツの肩を優しく抱き寄せた。
「マルオっていくつ?」
「若奥様が子供のころに拾われたそうで、確か17歳になるかと…」
「17! 老猫じゃない」
「でも、若奥様のご実家で飼われていた猫ちゃんは、26歳まで生きられたそうです」
「26歳! …まあ、それに比べれば未熟な魂と言えなくもないか」
リツがこぼれ落ちそうになる涙を拭い、微かに唇を震わせ、戸惑い気味にあかねを見つめる。
「私は生きていけるのでしょうか… 明治の代に生まれた女なのに…」
「あ、それ言っちゃダメね。平成って言わないと」
「へーせって…?」
「とりあえず着物脱いでスカートにしよっか」
あかねが、はいているスカートをつまみ上げた。
「す、すかあと… 腰巻ですか…」
リツが眉間に薄っすらと皺を寄せる。
「すかあとはイヤです。ま、股がスースー寒そうだし…」
「寒くない、寒くない。レギンスはけば暖かだよ」
あかねが、はいているレギンスをつまんで弾くと、リツの眉間の皺がさらに深くなる。
「そんな、く、黒くして… あ… あ、足を出すなんて恥ずかしいです…」
「今どき何言ってんのよ」
「だから、明治の代の女ですから」
「だからぁ、それ言っちゃダメだって」
蔵から聞こえるガールズトークを、しばらく屋根の上で聞いていた死神とマルオが、目を合わせてニヤリと笑う。
おもむろに立ち上がると、二人は天高く飛び立ち、天空の彼方へと消え去った。
終わり
最後まで読んでいただきありがとうございました。
心から感謝いたします。
Picrewのお遊びです。
死神になるようなイケメンを探してみました。
こんな感じでいかがでしょう(^◇^;)
「ストイックな男メーカー」「ストイックな男メーカー2nd」で作りました。
衣装は和服にマントみたいなのをイメージしてましたが、ないので西洋風にしてみました。
キリッとした死神
微笑む死神
同一人物です!(^◇^;)
あかねちゃん…あまりの口の悪さに、イメージがほぼギャグ漫画のようになったり、イメージが定まりませんでした。
それなら死神もそうだろうと突っ込まれそうですが、イケメン作りたくて…(^◇^;)アカネ…ゴメン
最後までお付き合いくださりありがとうございました。ごめんなさい。
0
お気に入りに追加
6
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
明治大阪 呪われ若様とお憑かれ女中さんのまんぷく喜譚
真鳥カノ
キャラ文芸
大阪の一角に佇む奇妙な飯屋『ぼんくらや』。
そこは誰のための店か。
人間ではない。そう、行き場をなくしてお腹を空かせるあやかしのための店だった。
店主はあやかしとの戦いで力をなくした料理人。
彼の料理を食べた女中がまんぷくになると……?
お人好しな元あやかし祓いと、お人好しな女中による美味しい明治和風ファンタジー。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/chara_novel.png?id=8b2153dfd89d29eccb9a)
乙女フラッグ!
月芝
キャラ文芸
いにしえから妖らに伝わる調停の儀・旗合戦。
それがじつに三百年ぶりに開催されることになった。
ご先祖さまのやらかしのせいで、これに参加させられるハメになる女子高生のヒロイン。
拒否権はなく、わけがわからないうちに渦中へと放り込まれる。
しかしこの旗合戦の内容というのが、とにかく奇天烈で超過激だった!
日常が裏返り、常識は霧散し、わりと平穏だった高校生活が一変する。
凍りつく刻、消える生徒たち、襲い来る化生の者ども、立ちはだかるライバル、ナゾの青年の介入……
敵味方が入り乱れては火花を散らし、水面下でも様々な思惑が交差する。
そのうちにヒロインの身にも変化が起こったりして、さぁ大変!
現代版・お伽活劇、ここに開幕です。
夢の言葉は魔法の呪文【改訂版】
☆リサーナ☆
恋愛
「庶民だった私がお嬢様〜?!」
元一般庶民だったお嬢様と、記憶を失くした召使いの身分差恋物語。
幼き日に他界していた父が名家の跡取り息子だと母の死をキッカケに知らされたアカリは、父方の祖父に引き取られる。
しかし、そこで待っていたのは跡継ぎを作る為の政略結婚。
今までの自分を否定され続け、花嫁修行を強いられる毎日に孤独を感じ、ある日脱走を試みた彼女が出会うのは珍しい白金色の髪と瞳を持つ男性。
彼こそがアカリの運命を変える、召使いバロン。
果たして、記憶を失くしたという彼の正体は?
時間を共にすると同時に膨れ上がる、二人の想いは?!
素敵な表紙絵・扉絵(挿絵)は、
専属絵師様:不器用なヤン様が、手掛けて下さっています。
〈別サイトにて〉
2018年8月1日(水)
投稿・公開
2018年9月13日(水)
完結
この物語はフィクションです。
登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
妖狐
ねこ沢ふたよ
キャラ文芸
妖狐の話です。(化け狐ですので、ウチの妖狐達は、基本性別はありません。)
妖の不思議で捉えどころのない人間を超えた雰囲気が伝われば嬉しいです。
妖の長たる九尾狐の白金(しろがね)が、弟子の子狐、黄(こう)を連れて、様々な妖と対峙します。
【社】 その妖狐が弟子を連れて、妖術で社に巣食う者を退治します。
【雲に梯】 身分違いの恋という意味です。街に出没する妖の話です。<小豆洗い・木花咲夜姫>
【腐れ縁】 山猫の妖、蒼月に白金が会いにいきます。<山猫> 挿絵2022/12/14
【件<くだん>】 予言を得意とする妖の話です。<件>
【喰らう】 廃病院で妖魔を退治します。<妖魔・雲外鏡>
【狐竜】 黄が狐の里に長老を訪ねます。<九尾狐(白金・紫檀)・妖狐(黄)>
【狂信】 烏天狗が一羽行方不明になります。見つけたのは・・・。<烏天狗>
【半妖<はんよう>】薬を届けます。<河童・人面瘡>
【若草狐<わかくさきつね>】半妖の串本の若い時の話です。<人面瘡・若草狐・だいだらぼっち・妖魔・雲外鏡>
【狒々<ひひ>】若草と佐次で狒々の化け物を退治します。<狒々>
【辻に立つ女】辻に立つ妖しい夜鷹の女 <妖魔、蜘蛛女、佐門>
【幻術】幻術で若草が騙されます<河童、佐門、妖狐(黄金狐・若草狐)>
【妖魔の国】佐次、復讐にいきます。<妖魔、佐門、妖狐(紫檀狐)>
【母】佐門と対決しています<ガシャドクロ、佐門、九尾狐(紫檀)>
【願い】紫檀無双、佐次の策<ガシャドクロ、佐門、九尾狐(紫檀)>
【満願】黄の器の穴の話です。<九尾狐(白金)妖狐(黄)佐次>
【妖狐の怒り】【縁<えにし>】【式神】・・・対佐門バトルです。
【狐竜 紫檀】佐門とのバトル終了して、紫檀のお仕事です。
【平安】以降、平安時代、紫檀の若い頃の話です。
<黄金狐>白金、黄金、蒼月の物語です。
【旅立ち】
※気まぐれに、挿絵を足してます♪楽しませていただいています。
※絵の荒さが気にかかったので、一旦、挿絵を下げています。
もう少し、綺麗に描ければ、また上げます。
2022/12/14 少しずつ改良してあげています。多少進化したはずですが、また気になる事があれば下げます。迷走中なのをいっそお楽しみください。ううっ。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
人生を共にしてほしい、そう言った最愛の人は不倫をしました。
松茸
恋愛
どうか僕と人生を共にしてほしい。
そう言われてのぼせ上った私は、侯爵令息の彼との結婚に踏み切る。
しかし結婚して一年、彼は私を愛さず、別の女性と不倫をした。
残影の艦隊~蝦夷共和国の理想と銀の道
谷鋭二
歴史・時代
この物語の舞台は主に幕末・維新の頃の日本です。物語の主人公榎本武揚は、幕末動乱のさなかにはるばるオランダに渡り、最高の技術、最高のスキル、最高の知識を手にいれ日本に戻ってきます。
しかし榎本がオランダにいる間に幕府の権威は完全に失墜し、やがて大政奉還、鳥羽・伏見の戦いをへて幕府は瓦解します。自然幕臣榎本武揚は行き場を失い、未来は絶望的となります。
榎本は新たな己の居場所を蝦夷(北海道)に見出し、同じく行き場を失った多くの幕臣とともに、蝦夷を開拓し新たなフロンティアを築くという壮大な夢を描きます。しかしやがてはその蝦夷にも薩長の魔の手がのびてくるわけです。
この物語では榎本武揚なる人物が最北に地にいかなる夢を見たか追いかけると同時に、世に言う箱館戦争の後、罪を許された榎本のその後の人生にも光を当ててみたいと思っている次第であります。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
だいたい全部、聖女のせい。
荒瀬ヤヒロ
恋愛
「どうして、こんなことに……」
異世界よりやってきた聖女と出会い、王太子は変わってしまった。
いや、王太子の側近の令息達まで、変わってしまったのだ。
すでに彼らには、婚約者である令嬢達の声も届かない。
これはとある王国に降り立った聖女との出会いで見る影もなく変わってしまった男達に苦しめられる少女達の、嘆きの物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる