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第24話この異世界美女の母親もやはりエロかった……

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 クララをどこからどう見ても、母親には見えなかった。現在20歳のクレアを若い時に産んだとしても、クララの年齢は30代後半から40代前半といったところ。とてもそんな年には見えない。メリハリのあるボディラインは、クレアよりスタイルがいいくらいだ。
「ちょっと君、人の母親の体を嘗め回すような視線で見ないでくれる?」
 クレアの肘打ちが再び脇腹を直撃する。
「す、すみません。お母さんというより、クレアさんのお姉さんみたいですね」
「あら、勇者様はお世辞がお上手ね。でも嬉しいわ」
 クララが口元に手を当て笑う。
「今後のことについて、君に話があるの」
「目を覚まされたばかりですみませんが、お聞きいただけますか?」
 美人母娘に頼まれた俺は、1階奥の客間で話を聞くことにした。
 話の内容は、まず俺の生活拠点をこの町一番の宿屋へ移動するということだった。宿屋が部屋も食事も無償で提供してくれるとのことで、生活環境はこの店よりも断然よいそうだ。この話をクレアは少し寂しげに語っていた。
「あのぉ、ちょっといいですか?」
「はい、なんでしょう?」
「大変図々しいとは思うんですが、このままこちらに居候させてもらうわけにはいかないっすか?」
「え? うちの店に?」
 俺の申し出に、クララは驚いていた。
「宿屋の件はありがたい話なんですが、俺的には知ってる人が近くにいてくれる環境の方が落ち着くんで」
 俺はクレアに視線を向けた。目の合ったクレアが、少し頬を赤らめてうつむいた。
「なるほど、そういうわけですね。クレア、なんで早く言わないの? 言ってくれたら商工会でママが断ったのに」
「な、なんの話よっ。わ、私はただ、ユージが宿屋の方が過ごしやすくていいのかなって思っていて、せっかく仲良くなれたのにお別れするのは少し寂しいなって……」
 いつもハキハキした声で話すクレアが、めずらしく小声でボソボソ言っている。俺より3つ年上で、しっかりしたお姉さんっぽい印象しか無かったが、母親の前ではこんな可愛らしい表情もするんだな。
「すみません。無理言っちゃって」
「いえ、構いませんよ。勇者様に滞在していただけるのですから、当店におきましては光栄です」
 クララの言葉を聞いてホッとした。
「それじゃ私、商工会に行って話してくるわね。あとユージが目覚めたこと、スキルバにも伝えてくるから」
 クレアの声が弾んでいる。彼女は嬉しそうな顔で部屋を飛び出していった。
「ふふふ。ああ見えて、まだまだ子供なんだから」
 クララが温かい目で微笑んだ。
 しまった、クレアのお母さんと2人っきりだ……。どうやって場を持たせようか?
 俺の性格は人見知りだ。ある程度仲良くなれば普通に話せるのだが、初対面でしかもクレアの美人お母さん相手に、うまく話せるわけもない。薬屋でスキルバと2人きりになったときは、治療を受けるという目的があったから会話もできた。しかし、この無目的な状況でフリートークは荷が重すぎる……。
「お体の具合はいかがですか?」
「ああ、えっと、まだ少し痛みますけど、平気ですよ」
 クララが心配そうに俺の体を気遣ってくれた。
 やっぱ母娘だな。美人なとこも似てるけど、性格も優しい。
 クララが突然立ち上がり、俺の隣に腰を下ろす。
「3日間も眠っていらしたから、溜まっていらっしゃるでしょう? お抜きいたしましょうか?」
 俺の股間にクララの白い手が触れた。
 上品な口調で下ネタを言う美人お母さん、めちゃくちゃエロい!
「いやいやいや! 全然平気ですよ。クララさんはおいくつのときクレアさんを出産されたんですか? すごいお若いですよね?」
 固くなってしまった股間をごまかすため、話題を変える。
「17であの子を産みましたから、37歳です」
 37歳にはとても見えない。10歳上若く見える。
「そうなんですねー。やっぱりお若いですねー」
「大変ですわ、勇者様。股間がもうこんなにパンパンに腫れて」
 ズボンの上からクララが優しく撫でまわす。
「さあ、どうぞ私の中にお出しになってください」
 クララがスカートを脱ぎ始めた。
 な、中出し!? クレアのお母さんにそれはまずいだろっ。
「いえいえ、やっぱり大丈夫ですから」
 脳裏にクレアの笑顔が浮かんだ。意志を強く持つんだ、俺。
「ああ、そういうことでしたら」
 クララが急に抱きついてきた。
「おわっ」
「勇者様、クレアのフェラチオはいかがでしたか?」
「へっ? あの、えっと……」
 想定外の質問に、俺は動揺した。
「クレアはこの町のフェラテクナンバー2なのはご存知かしら?」
「はい、知ってます……」
「娘にフェラを教えたのは私なんです。ちなみに私、10年前までフェラテクナンバー1でしたの」
 俺の股間は、もう完全にMAXまで固くなっていた。
 元フェラテクナンバー1の美人お母さん、エロ要素しかないクララを目の前に、俺の理性は完全に崩壊した。
「さあ、遠慮なさらず私のお口で気持ち良く射精してくださいませ。溜まった精液は一滴残らず搾り取らせていただきます」
 クララが妖艶な笑みを浮かべ、ゆっくりと俺の股間に顔をうずめた。
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