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第12話この異世界でも理不尽なことにはモヤモヤする……
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ローザのフェラテクはすごかった。クレアと比較してどちらが気持ち良かったか聞かれると、正直難しく甲乙つけがたい。ただ、明らかに2人のフェラは性質が違っていた。クレアのフェラは、非常に攻撃的なフェラである。相手の感じているところを徹底的に攻めていく。躊躇せずに抜きにかかってくる。
対してローザのフェラは、母性的な包容力を感じる優しくねっとりしたフェラだ。絶妙に緩急を使い分け、相手が「もう射精したくてしょうがない!」というところまで高めてから抜きにかかる。ローザもクレアの持っているフェラテクは、もちろん全てこなすことができるが、決して自分のタイミングで抜いてしまうことはない。常に相手の様子を確認し「まだ我慢する? それとも、もう出しちゃいたい?」という風に相手の意思を尊重するフェラだった。クレアのフェラは搾り取られる感じ、対するローザは、彼女の口内にぶちまけたくなるフェラである。
「んんん、すっごいわね。6発もドっピュンしちゃったね♡」
ローザが喉にからまった精液を水で流し込み、笑顔を見せる。
「ローザさんのフェラ、すごく気持ち良かったです。すっきりしました」
「でしょ。ユージ君が気持ち良く射精してくれて嬉しいわ」
うわっ、なにこの美女、天使なの? エロ天使かよっ。
「ところで、精液飲んでしまってよかったんですか? 飲まなきゃ、武具修理に使えたんじゃ?」
「もし君が精液提供したことがバレたら、『ドラゴンブレス』からどんな目に合うか分からないもの。魔除けとしてありがたく頂戴するわ」
ローザがニッコリ微笑んだ。
自分のほうがすごく困っていて大変なのに、俺の心配をしてくれたのか。どうにかしてローザを助けてあげたい。
「俺に出来ることがあれば、なんでも言ってください。あと体、無理しないでくださいね。エリーが心配しますから」
「わかったわ。気を付ける」
俺とローザが戻ろうとしたとき、エリーの叫び声が聞こえた。
2人で工房を走って飛び出した。
店内には190センチもありそうな屈強な大男が立っており、周囲が荒らされている。エリーが泣きながら母親に抱き着いた。
「よぉ、ローザ。そろそろ考えは変わったかい?」
「何度来たって答えは同じよ。私はこの店で職人を続ける!」
ローザが微動だにせず、大男をにらみつけた。
「ホント、強情な女だぜ。それもいつまで続くだろうなぁ。本音はそろそろ限界なんだろぉ?」
大男が腰に差していた剣を抜き、窓ガラスを粉々に砕いた。
店内にエリーの鳴き声が響く。
「あのぉ、ちょっとすみません……」
「あぁ? なんだてめぇ?」
おぉ、正面から向かい合うとホントでかいな……
「えっと、ユージっていいます。エリーの友達です。店内で乱暴はやめてもらえないっすか? エリーも怖がってますし……」
うわっ。剣とか初めて見た。こえぇぇ。
「俺が『ドラゴンブレス』マスター、レイド様と分かって口きいてんのかぁ? ガキはすっこんでろ!」
レイドが剣を振り上げた。
わわわっ! やばい、やばいって!
「ストップ、ストップ! 待って、止まって、動かないで!」
自分でも訳の分からないことを叫びながら、俺は反射的にに両手を前にかざした。
「んぐぐぐぐぐぐっ! くっ」
レイドが剣を振り上げたまま、顔を真っ赤にして俺をにらみつける。腕と剣がプルプル振動している。
うわっ、めっちゃブチ切れてるよ。神様、仏様お助けください!
俺がお祈りした直後、レイドが息を荒げながら剣を鞘に納めた。
おぉぉ! 神様に祈りが通じた。あるいは仏様かもな。
「このままじゃすまねぇからな。ローザ、必ずうちの職人になってもらうぞ!」
大声で啖呵を切ると、レイドは何度も自分の手と剣を見比べ、首をかしげながら小走りに店を飛び出していった。
「ユージ君! ホント無茶するんだからっ」
ローザが歩み寄り、俺の手をギュッと握りしめる。
「いやぁ、反射的に足が前に出てしまって……」
苦笑いする俺をローザが涙目で見つめる。
本当に自分でもびっくりしたが、まさかあの場面であんな大男の前に出ていくとは……。異世界きてから俺、ちょっと変わった?
「ユージ君、あいつに目をつけられたら大変よ。君までつらい思いをすることになるわ。きっと、君の周囲の人まで傷つけることになる。私は心配ないから、もうお店には来ないで」
ローザの声は震えていた
「……わかりました。それじゃ」
俺はローザとエリーに別れを告げ、モヤモヤした気分のまま店をあとにした。
対してローザのフェラは、母性的な包容力を感じる優しくねっとりしたフェラだ。絶妙に緩急を使い分け、相手が「もう射精したくてしょうがない!」というところまで高めてから抜きにかかる。ローザもクレアの持っているフェラテクは、もちろん全てこなすことができるが、決して自分のタイミングで抜いてしまうことはない。常に相手の様子を確認し「まだ我慢する? それとも、もう出しちゃいたい?」という風に相手の意思を尊重するフェラだった。クレアのフェラは搾り取られる感じ、対するローザは、彼女の口内にぶちまけたくなるフェラである。
「んんん、すっごいわね。6発もドっピュンしちゃったね♡」
ローザが喉にからまった精液を水で流し込み、笑顔を見せる。
「ローザさんのフェラ、すごく気持ち良かったです。すっきりしました」
「でしょ。ユージ君が気持ち良く射精してくれて嬉しいわ」
うわっ、なにこの美女、天使なの? エロ天使かよっ。
「ところで、精液飲んでしまってよかったんですか? 飲まなきゃ、武具修理に使えたんじゃ?」
「もし君が精液提供したことがバレたら、『ドラゴンブレス』からどんな目に合うか分からないもの。魔除けとしてありがたく頂戴するわ」
ローザがニッコリ微笑んだ。
自分のほうがすごく困っていて大変なのに、俺の心配をしてくれたのか。どうにかしてローザを助けてあげたい。
「俺に出来ることがあれば、なんでも言ってください。あと体、無理しないでくださいね。エリーが心配しますから」
「わかったわ。気を付ける」
俺とローザが戻ろうとしたとき、エリーの叫び声が聞こえた。
2人で工房を走って飛び出した。
店内には190センチもありそうな屈強な大男が立っており、周囲が荒らされている。エリーが泣きながら母親に抱き着いた。
「よぉ、ローザ。そろそろ考えは変わったかい?」
「何度来たって答えは同じよ。私はこの店で職人を続ける!」
ローザが微動だにせず、大男をにらみつけた。
「ホント、強情な女だぜ。それもいつまで続くだろうなぁ。本音はそろそろ限界なんだろぉ?」
大男が腰に差していた剣を抜き、窓ガラスを粉々に砕いた。
店内にエリーの鳴き声が響く。
「あのぉ、ちょっとすみません……」
「あぁ? なんだてめぇ?」
おぉ、正面から向かい合うとホントでかいな……
「えっと、ユージっていいます。エリーの友達です。店内で乱暴はやめてもらえないっすか? エリーも怖がってますし……」
うわっ。剣とか初めて見た。こえぇぇ。
「俺が『ドラゴンブレス』マスター、レイド様と分かって口きいてんのかぁ? ガキはすっこんでろ!」
レイドが剣を振り上げた。
わわわっ! やばい、やばいって!
「ストップ、ストップ! 待って、止まって、動かないで!」
自分でも訳の分からないことを叫びながら、俺は反射的にに両手を前にかざした。
「んぐぐぐぐぐぐっ! くっ」
レイドが剣を振り上げたまま、顔を真っ赤にして俺をにらみつける。腕と剣がプルプル振動している。
うわっ、めっちゃブチ切れてるよ。神様、仏様お助けください!
俺がお祈りした直後、レイドが息を荒げながら剣を鞘に納めた。
おぉぉ! 神様に祈りが通じた。あるいは仏様かもな。
「このままじゃすまねぇからな。ローザ、必ずうちの職人になってもらうぞ!」
大声で啖呵を切ると、レイドは何度も自分の手と剣を見比べ、首をかしげながら小走りに店を飛び出していった。
「ユージ君! ホント無茶するんだからっ」
ローザが歩み寄り、俺の手をギュッと握りしめる。
「いやぁ、反射的に足が前に出てしまって……」
苦笑いする俺をローザが涙目で見つめる。
本当に自分でもびっくりしたが、まさかあの場面であんな大男の前に出ていくとは……。異世界きてから俺、ちょっと変わった?
「ユージ君、あいつに目をつけられたら大変よ。君までつらい思いをすることになるわ。きっと、君の周囲の人まで傷つけることになる。私は心配ないから、もうお店には来ないで」
ローザの声は震えていた
「……わかりました。それじゃ」
俺はローザとエリーに別れを告げ、モヤモヤした気分のまま店をあとにした。
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