ノーパイズリ・ノーライフ

パイ吉

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第8話 パイズリ温泉へようこそ⑧(間宮綾乃の場合)

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 私はパイズリするのが大好きだ。私が胸でおちんちんを挟むと、男性は皆喜んでくれる。パイズリしている時、男性の気持ちよさそうにしている顔、我慢できずに射精してしまう切なそうな表情を見るとゾクゾクする。女の子みたいに喘ぎ声を上げながら、胸の谷間の中でドピュドピュ射精してしまう男性がたまらなく愛おしい。胸の中に熱い精液が放出される感覚も心地いい。ズリ後に胸を開いて見せると男性は目を輝かせ、まるで宝物を見つけた少年のような顔になる。私自身、大量の精液で白くドロドロになった胸を見ると、達成感と満足感に満たされる。

 初パイズリは中3の夏休みだった。当時付き合っていた彼氏にお願いされて初めておちんちんを挟んだ。「パイズリ」という言葉は知っていたし、胸でおちんちんを挟むHな行為ということも知っていた。しかし、どういう風にすればいいのか全く分からず、言われるまま仰向けになり、私に馬乗りになった彼氏のおちんちんを胸で挟んだ。当時のバストサイズは94センチのFカップ、ビンビンに反り返った彼のおちんちんは何度も胸から飛び出し、パイズリするのがすごく難しかった。それでも彼はとても興奮してくれて、激しく腰を振り続け、私の初パイズリで絶頂を迎えた。ドピュドピュドピュっと大量の精液が何度も噴射し、私の顔をベトベトに汚した。男の人の射精を目の当たりにしてすごく驚いたけれど、精液のむせかえるような臭いに興奮を覚えたこと、大きな胸を使って男性のおちんちんを感じさせたことに、征服感を覚えたことを今でもはっきり記憶している。

 私は中学時代、勉強はできたが地味で大人しく目立たない存在だった。男の子から人気のある子は、お化粧も上手くて派手で綺麗な子たち。モテる子たちはいつも男の子のグループと一緒に遊びに行っていた。私も興味はあったけど男の子と話すのは苦手だし、委員長もやっていたから外での遊びは控えていた。
 そんな私にも彼氏ができて、これが人生の転機となった。彼は根っからのズリキチでセックスよりもパイズリを好んだ。私もパイズリするのが楽しくて仕方なかった。そういう意味で、相性は非常に良かったと思う。
 私が地元の高校に進学し、彼が東京の大学付属校へ進学したのをきっかけに交際は終了した。ほとんどパイズリしかしなかったし、恋人関係とは呼べないかもしれないが、私にとってはいい思い出である。

 私の実家は山奥で民家もほとんどないような地域だけれど、駅前にはそれなりのお店が揃っていて、田舎町とはいえ不便ではない。遊び盛りの若い子たちは物足らなさを感じるかもしれないけれど、私は地元の町をけっこう気に入っている。

 私が実家の旅館を手伝うようになったのは高校に進学してからだ。女将である母親は、「綾乃の人生なんだから好きにすればいのよ」が私の子供のころからの口癖で、いつも私の意思を尊重してくれた。仕事で忙しかったという理由もあるが、母親は私に必要以上に干渉することは無かった。勉強のことや進路のことで母親が口を挟むことは一度も無かった。そんな優しいお母さんを手伝いたい、喜ばせたいという気持ちで家業を手伝い始めたのがきっかけである。とはいえ最大の理由は、ズリキチの彼氏と別れてパイズリできなくなり、欲求不満を解消したいから。

 それにしても今日のお客様、佐藤様はパイズリしていてすごく楽しかった。反応が初々しくて、射精を必死にこらえている様子がすごく可愛い。人懐っこい感じで子犬みたい。うぶに見えるのに、平気で「綺麗」とかストレートに口にして、私のほうがドキドキしてしまった。
 私の胸とおちんちんの相性もすごくいい感じ。私の胸の中で2回も射精したのに、今もビンビンにおちんちんが反りかえって……。

「綾乃さん、綾乃さん。えっと、大丈夫ですか?」
「えっ、ああ、すみません。私ったらボーっとしてしまって。失礼いたしました」
 佐藤様が呼びかける声で私は我に返った。
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