119 / 235
第七章
狩猟大会・三日目(一)
しおりを挟む
「私もまだ学ぶことの多い身です。ですからどうぞ、皆さんも気負わず楽にしてくださいね」
ヘレナの言葉に、同席した令嬢たちは、ほっとしたように息を吐いた。
長方形のテーブルの上座に座るヘレナの左斜め前に座りながら、ルシアナもにこやかな笑みを令嬢たちに向ける。
狩場に出るのは一日目だけと決めていたため、二日目の昨日はユーディットと共に夫人たちの集まりに参加し、今日はヘレナと共に未婚の令嬢たちとの集まりに参加していた。
三日目の集まりはデビュタントしたばかりの令嬢たちがメインなため、ルシアナも参加することなったのだ。
秋の日差しは心地よく、風に乗って運ばれてくる草木の香りが、王都のガーデンパーティーとは違う心安らぐ時間を演出しているようだった。
ヘレナが紅茶に手を付けたのを見てルシアナも紅茶に手を伸ばし、優雅にカップに口を付ける。しかし、伝わってくるのはその熱さのみで、正直味などわからなかった。
気を抜くと手が震えそうになるのをなんとか堪えながら、澄まし顔でヘレナたちの会話に耳を傾ける。
(――……無理だわ! とても集中できない……!)
――私に言っても仕方ないだろ。
(――ベル以外に誰に言えと言うの……!?)
――それこそヘレナでもユーディットでいいだろ。二人とも番がいるんだし、なんならユーディットはレオンハルトを産んでるんだしな。
(――義理のお母様と閨事の話なんてできないわ……! ヘレナ様にもどんな顔をして話を振ったらいいのか……!)
――ほとんどの生き物が繁殖するために当たり前にやってることだろ? 別に恥ずかしがることは何もなくないか? ルシーだって繁殖行為について学んでいたときは、けろっとしてたじゃないか。
(――だって……だって、あのときはこんなに恥ずかしいことだとは思わなかったのだもの……!)
昨夜、三度も果てへと導かれたルシアナは、これまで感じたことのない気怠さと、いつまでも正常に働かない脳のせいで、寝入るまでずっとぼんやりとしたままだった。レオンハルトに体を清められている間もただぼうっとベッドに横になり、かろうじて動けたのは、レオンハルトに言いつけられた魔法石での施錠のときだけだった。
朝目覚めても夢見心地でしばらくぼんやりとし、訪ねてきたエステルたちが湯浴みの準備をしているのを見て、初めて昨夜の諸々を鮮明に思い出した。
清拭に使ったタオルや、何某かの染みが残るシーツを見て、何ともいたたまれない心地になり、それが今も尾を引いている。
――まぁ、回数を重ねれば慣れて恥ずかしくもなくなるさ。愛情表現の一種なんだから、ねだってたくさんしてもらえばいいだろ?
(――もう、ベルっ)
ベルの愉快そうな声を聞きながら、ルシアナは上がり始めた体温を下げるように、ゆっくりと深呼吸をした。
「あの、シルバキエ公爵夫人」
「はい」
ベルとのやりとりなどまるでなかったかのように、ルシアナは声を掛けた令嬢に楚々とした笑みを向ける。
(確かルメンバッハ伯爵令嬢だったかしら)
彼女はそばかすのある頬を朱色に染めると、恥ずかしそうに視線を下げた。
「あ、あの……わ、私、婚約者がいるのですが、歳の差がちょうど夫人と閣下と同じで……その、どうも妹扱いされているような気がして……ど、どうしたら年上の男性に愛してもらえる魅力的な女性になれるでしょうか……!?」
彼女の発言に、同席していた他の令嬢たちも、興味津々といった視線をルシアナに向ける。
(……尋ねる相手は本当にわたくしでいいのかしら……?)
思いがけない質問に内心動揺したルシアナだったが、それをおくびにも出さず笑みを深める。
「ルメンバッハ伯爵令嬢とご婚約者の方はご縁が長いのですか?」
「は、はいっ。親同士が友人で、幼いころから交流があります」
「確か、国軍第七騎士団で団長を務めている方ですよね?」
ヘレナの問いかけに、ルメンバッハ伯爵令嬢は慌てたように頷いた。
「はい……! フェーリンガー伯爵家の次男、ゲオルク・ヨアヒムがそうです」
(国軍第七騎士団……レオンハルト様と一緒に事前準備を任されていた方たちよね)
ルシアナの記憶の中の情報を肯定するように、ルメンバッハ伯爵令嬢が続ける。
「狩猟大会の準備で会えない間も、まめに手紙をくれたのですが……彼のくれる手紙はいつも、おてんばをしてないか、とか、食べ過ぎてお腹を壊してないか、とか、そのような内容ばかりで……」
彼女の言葉に、他の令嬢たちは「まあ……」「あら……」と眉を落とす。
(確かに妙齢の婚約者に送る手紙の内容ではないような気がするわ)
しかし、と思ったところで、脳内にやれやれといった様子の声が響く。
――一切何の連絡もして来ない奴よりましだな。
(――馴染みがないことは、まず“行う”という発想自体湧かないものよ)
ベルにフォローしつつ、ルシアナは柔和な笑みをルメンバッハ伯爵令嬢へと向ける。
「離れていても考えてくれている、と前向きに考えてみませんか?」
「え……」
「お手紙をまめに送るほど、常に令嬢のことを考えていたのだ、と。わたくしには十分、令嬢が愛されている魅力的な女性に見えますわ」
彼女は恥ずかしそうに頬を染めたものの、あまり表情は晴れない。そんな令嬢に、ルシアナはにっこりと笑いかける。
「姉たちは、駆け引きをするといい、普段と違う行動を取るのがいい、とおっしゃっていましたが、わたくし個人としては、素直に甘えて、自分の気持ちを伝えるのが一番だと考えています。嬉しい、楽しい、好きといった前向きな感情を言葉にして、にっこり笑うのです」
自らの頬に人差し指を当てながらそう言えば、彼女も手を頬に当てる。
「年齢の差はどうしようもありません。どうにもならないものなら、欠点ではなく利点にしてしまえばいいのです。無邪気に甘えられるのは今のうちだけだと、わたくしは考えますわ」
少々茶目っ気を交えて片目を閉じれば、彼女はほうっと息を漏らした。しかしすぐに、「ですが」と視線を下げる。
「私に甘えられて、ゲオルクは嫌じゃないでしょうか……」
自信なさげな彼女の表情に確かな恋情が見えて、ルシアナは目尻を下げた。
「ゲオルク卿は、ルメンバッハ伯爵令嬢が甘えたら嫌そうな態度を取る方なのですか?」
「……いえ、決してそのようなことは……」
「それでしたら、是非、甘えてみてはいかがでしょうか。ゲオルク卿を想うルメンバッハ伯爵令嬢の姿はとても愛らしいですもの。そのような姿で甘えられたら、わたくしだったら愛おしくて仕方なくなりますわ」
「えっ」
令嬢は勢いよく顔を上げると首元まで真っ赤にし、消え入りそうな声で「ありがとうございます」と呟いた。
「まあ。これはゲオルク卿に嫉妬されてしまうかもしれませんね、ルシアナ様」
ヘレナの言葉に、ルシアナはころころと笑う。
「わたくしが会えない間、ゲオルク卿はレオンハルト様とずっと一緒だったのですもの。それでおあいこにしていただきたいですわ」
同席した令嬢たちが「まあ」「ふふ」とそれぞれ顔を見合わせながら微笑み合う。
(……少し残っていた緊張感も、もうなくなったかしら)
テーブル全体を包む和やかな雰囲気に、ルシアナも楽しそうに笑む。しかし、胸元にあるものが熱を持ったのを感じて、すぐにその双眸を細めた。
(――ベル? 何かあった?)
――……気持ち悪い気配が近付いてくる。用心しろ、ルシー。
少しの間を置いて聞こえた、先ほどまでとは違う真剣なベルの声に、ルシアナは深く息を吸い込んだ。
ヘレナの言葉に、同席した令嬢たちは、ほっとしたように息を吐いた。
長方形のテーブルの上座に座るヘレナの左斜め前に座りながら、ルシアナもにこやかな笑みを令嬢たちに向ける。
狩場に出るのは一日目だけと決めていたため、二日目の昨日はユーディットと共に夫人たちの集まりに参加し、今日はヘレナと共に未婚の令嬢たちとの集まりに参加していた。
三日目の集まりはデビュタントしたばかりの令嬢たちがメインなため、ルシアナも参加することなったのだ。
秋の日差しは心地よく、風に乗って運ばれてくる草木の香りが、王都のガーデンパーティーとは違う心安らぐ時間を演出しているようだった。
ヘレナが紅茶に手を付けたのを見てルシアナも紅茶に手を伸ばし、優雅にカップに口を付ける。しかし、伝わってくるのはその熱さのみで、正直味などわからなかった。
気を抜くと手が震えそうになるのをなんとか堪えながら、澄まし顔でヘレナたちの会話に耳を傾ける。
(――……無理だわ! とても集中できない……!)
――私に言っても仕方ないだろ。
(――ベル以外に誰に言えと言うの……!?)
――それこそヘレナでもユーディットでいいだろ。二人とも番がいるんだし、なんならユーディットはレオンハルトを産んでるんだしな。
(――義理のお母様と閨事の話なんてできないわ……! ヘレナ様にもどんな顔をして話を振ったらいいのか……!)
――ほとんどの生き物が繁殖するために当たり前にやってることだろ? 別に恥ずかしがることは何もなくないか? ルシーだって繁殖行為について学んでいたときは、けろっとしてたじゃないか。
(――だって……だって、あのときはこんなに恥ずかしいことだとは思わなかったのだもの……!)
昨夜、三度も果てへと導かれたルシアナは、これまで感じたことのない気怠さと、いつまでも正常に働かない脳のせいで、寝入るまでずっとぼんやりとしたままだった。レオンハルトに体を清められている間もただぼうっとベッドに横になり、かろうじて動けたのは、レオンハルトに言いつけられた魔法石での施錠のときだけだった。
朝目覚めても夢見心地でしばらくぼんやりとし、訪ねてきたエステルたちが湯浴みの準備をしているのを見て、初めて昨夜の諸々を鮮明に思い出した。
清拭に使ったタオルや、何某かの染みが残るシーツを見て、何ともいたたまれない心地になり、それが今も尾を引いている。
――まぁ、回数を重ねれば慣れて恥ずかしくもなくなるさ。愛情表現の一種なんだから、ねだってたくさんしてもらえばいいだろ?
(――もう、ベルっ)
ベルの愉快そうな声を聞きながら、ルシアナは上がり始めた体温を下げるように、ゆっくりと深呼吸をした。
「あの、シルバキエ公爵夫人」
「はい」
ベルとのやりとりなどまるでなかったかのように、ルシアナは声を掛けた令嬢に楚々とした笑みを向ける。
(確かルメンバッハ伯爵令嬢だったかしら)
彼女はそばかすのある頬を朱色に染めると、恥ずかしそうに視線を下げた。
「あ、あの……わ、私、婚約者がいるのですが、歳の差がちょうど夫人と閣下と同じで……その、どうも妹扱いされているような気がして……ど、どうしたら年上の男性に愛してもらえる魅力的な女性になれるでしょうか……!?」
彼女の発言に、同席していた他の令嬢たちも、興味津々といった視線をルシアナに向ける。
(……尋ねる相手は本当にわたくしでいいのかしら……?)
思いがけない質問に内心動揺したルシアナだったが、それをおくびにも出さず笑みを深める。
「ルメンバッハ伯爵令嬢とご婚約者の方はご縁が長いのですか?」
「は、はいっ。親同士が友人で、幼いころから交流があります」
「確か、国軍第七騎士団で団長を務めている方ですよね?」
ヘレナの問いかけに、ルメンバッハ伯爵令嬢は慌てたように頷いた。
「はい……! フェーリンガー伯爵家の次男、ゲオルク・ヨアヒムがそうです」
(国軍第七騎士団……レオンハルト様と一緒に事前準備を任されていた方たちよね)
ルシアナの記憶の中の情報を肯定するように、ルメンバッハ伯爵令嬢が続ける。
「狩猟大会の準備で会えない間も、まめに手紙をくれたのですが……彼のくれる手紙はいつも、おてんばをしてないか、とか、食べ過ぎてお腹を壊してないか、とか、そのような内容ばかりで……」
彼女の言葉に、他の令嬢たちは「まあ……」「あら……」と眉を落とす。
(確かに妙齢の婚約者に送る手紙の内容ではないような気がするわ)
しかし、と思ったところで、脳内にやれやれといった様子の声が響く。
――一切何の連絡もして来ない奴よりましだな。
(――馴染みがないことは、まず“行う”という発想自体湧かないものよ)
ベルにフォローしつつ、ルシアナは柔和な笑みをルメンバッハ伯爵令嬢へと向ける。
「離れていても考えてくれている、と前向きに考えてみませんか?」
「え……」
「お手紙をまめに送るほど、常に令嬢のことを考えていたのだ、と。わたくしには十分、令嬢が愛されている魅力的な女性に見えますわ」
彼女は恥ずかしそうに頬を染めたものの、あまり表情は晴れない。そんな令嬢に、ルシアナはにっこりと笑いかける。
「姉たちは、駆け引きをするといい、普段と違う行動を取るのがいい、とおっしゃっていましたが、わたくし個人としては、素直に甘えて、自分の気持ちを伝えるのが一番だと考えています。嬉しい、楽しい、好きといった前向きな感情を言葉にして、にっこり笑うのです」
自らの頬に人差し指を当てながらそう言えば、彼女も手を頬に当てる。
「年齢の差はどうしようもありません。どうにもならないものなら、欠点ではなく利点にしてしまえばいいのです。無邪気に甘えられるのは今のうちだけだと、わたくしは考えますわ」
少々茶目っ気を交えて片目を閉じれば、彼女はほうっと息を漏らした。しかしすぐに、「ですが」と視線を下げる。
「私に甘えられて、ゲオルクは嫌じゃないでしょうか……」
自信なさげな彼女の表情に確かな恋情が見えて、ルシアナは目尻を下げた。
「ゲオルク卿は、ルメンバッハ伯爵令嬢が甘えたら嫌そうな態度を取る方なのですか?」
「……いえ、決してそのようなことは……」
「それでしたら、是非、甘えてみてはいかがでしょうか。ゲオルク卿を想うルメンバッハ伯爵令嬢の姿はとても愛らしいですもの。そのような姿で甘えられたら、わたくしだったら愛おしくて仕方なくなりますわ」
「えっ」
令嬢は勢いよく顔を上げると首元まで真っ赤にし、消え入りそうな声で「ありがとうございます」と呟いた。
「まあ。これはゲオルク卿に嫉妬されてしまうかもしれませんね、ルシアナ様」
ヘレナの言葉に、ルシアナはころころと笑う。
「わたくしが会えない間、ゲオルク卿はレオンハルト様とずっと一緒だったのですもの。それでおあいこにしていただきたいですわ」
同席した令嬢たちが「まあ」「ふふ」とそれぞれ顔を見合わせながら微笑み合う。
(……少し残っていた緊張感も、もうなくなったかしら)
テーブル全体を包む和やかな雰囲気に、ルシアナも楽しそうに笑む。しかし、胸元にあるものが熱を持ったのを感じて、すぐにその双眸を細めた。
(――ベル? 何かあった?)
――……気持ち悪い気配が近付いてくる。用心しろ、ルシー。
少しの間を置いて聞こえた、先ほどまでとは違う真剣なベルの声に、ルシアナは深く息を吸い込んだ。
10
お気に入りに追加
109
あなたにおすすめの小説

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。

義兄に甘えまくっていたらいつの間にか執着されまくっていた話
よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。大好きな推しであるユリウスと自分が結ばれることはない。ならば義妹として目一杯甘えまくって楽しもうと考えたのだが、気づけばユリウスにめちゃくちゃ執着されていた話。
「義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話」のifストーリーですが繋がりはなにもありません。

私は5歳で4人の許嫁になりました【完結】
Lynx🐈⬛
恋愛
ナターシャは公爵家の令嬢として産まれ、5歳の誕生日に、顔も名前も知らない、爵位も不明な男の許嫁にさせられた。
それからというものの、公爵令嬢として恥ずかしくないように育てられる。
14歳になった頃、お行儀見習いと称し、王宮に上がる事になったナターシャは、そこで4人の皇子と出会う。
皇太子リュカリオン【リュカ】、第二皇子トーマス、第三皇子タイタス、第四皇子コリン。
この4人の誰かと結婚をする事になったナターシャは誰と結婚するのか………。
※Hシーンは終盤しかありません。
※この話は4部作で予定しています。
【私が欲しいのはこの皇子】
【誰が叔父様の側室になんてなるもんか!】
【放浪の花嫁】
本編は99話迄です。
番外編1話アリ。
※全ての話を公開後、【私を奪いに来るんじゃない!】を一気公開する予定です。

魔性の大公の甘く淫らな執愛の檻に囚われて
アマイ
恋愛
優れた癒しの力を持つ家系に生まれながら、伯爵家当主であるクロエにはその力が発現しなかった。しかし血筋を絶やしたくない皇帝の意向により、クロエは早急に後継を作らねばならなくなった。相手を求め渋々参加した夜会で、クロエは謎めいた美貌の男・ルアと出会う。
二人は契約を交わし、割り切った体の関係を結ぶのだが――

【R18】純粋無垢なプリンセスは、婚礼した冷徹と噂される美麗国王に三日三晩の初夜で蕩かされるほど溺愛される
奏音 美都
恋愛
数々の困難を乗り越えて、ようやく誓約の儀を交わしたグレートブルタン国のプリンセスであるルチアとシュタート王国、国王のクロード。
けれど、それぞれの執務に追われ、誓約の儀から二ヶ月経っても夫婦の時間を過ごせずにいた。
そんなある日、ルチアの元にクロードから別邸への招待状が届けられる。そこで三日三晩の甘い蕩かされるような初夜を過ごしながら、クロードの過去を知ることになる。
2人の出会いを描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスを野盗から助け出したのは、冷徹と噂される美麗国王でした」https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/443443630
2人の誓約の儀を描いた作品はこちら
「純粋無垢なプリンセスは、冷徹と噂される美麗国王と誓約の儀を結ぶ」
https://www.alphapolis.co.jp/novel/702276663/183445041

【R18】愛され総受け女王は、20歳の誕生日に夫である美麗な年下国王に甘く淫らにお祝いされる
奏音 美都
恋愛
シャルール公国のプリンセス、アンジェリーナの公務の際に出会い、恋に落ちたソノワール公爵であったルノー。
両親を船の沈没事故で失い、突如女王として戴冠することになった間も、彼女を支え続けた。
それから幾つもの困難を乗り越え、ルノーはアンジェリーナと婚姻を結び、単なる女王の夫、王配ではなく、自らも執政に取り組む国王として戴冠した。
夫婦となって初めて迎えるアンジェリーナの誕生日。ルノーは彼女を喜ばせようと、画策する。

アルバートの屈辱
プラネットプラント
恋愛
妻の姉に恋をして妻を蔑ろにするアルバートとそんな夫を愛するのを諦めてしまった妻の話。
『詰んでる不憫系悪役令嬢はチャラ男騎士として生活しています』の10年ほど前の話ですが、ほぼ無関係なので単体で読めます。

笑わない妻を娶りました
mios
恋愛
伯爵家嫡男であるスタン・タイロンは、伯爵家を継ぐ際に妻を娶ることにした。
同じ伯爵位で、友人であるオリバー・クレンズの従姉妹で笑わないことから氷の女神とも呼ばれているミスティア・ドゥーラ嬢。
彼女は美しく、スタンは一目惚れをし、トントン拍子に婚約・結婚することになったのだが。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる