25 / 232
第二章
シュネーヴェ王国国王との謁見(二)
しおりを挟む
ライムンドとルシアナの間に無言の時間が流れるが、それを先に破ったのは、ライムンドだった。
「はは、そうか。そう言ってもらえたら安心だ。なあ、レオンハルト」
「はい」
静かに頷いたレオンハルトに、今度はライムンドが無邪気な笑みを向ける。
「国境沿いからずっと一緒に来たのだろう? 彼女の精霊剣は見せてもらったか? 私では見せてやることができないからなぁ!」
明るく笑うライムンドとは裏腹に、他の人々は驚きに目を見開き、ざわり、と空気が揺れる。
(……素晴らしいわ。とても剣を持ちそうにないわたくしに対する探りとしても、精霊剣を見せて欲しいという願いとしても。何も気付いていないふりをしているわたくしは、この言葉に応えるしかないもの)
ルシアナは小さく息を吸うと、レオンハルトが言葉を発するより早く、朗々とした声を出す。
「まあ。わたくしったらうっかりしておりましたわ。閣下と共通のお話ができる話題ですのに」
頬に手を当て、深く息を漏らしたルシアナは、続けて「そうだわ」と両手を合わせる。
「せっかくですからこの場に出してもよろしいでしょうか? わたくしを家族として迎えてくださる国王陛下にも、わたくしの剣を見ていただきたいですわ」
にこにこと笑うルシアナに対し、周りの人々は言葉を失ったように、ルシアナを凝視した。レオンハルトも驚いたような視線をルシアナに向けている。
一国の王の前に他国の人間が武器を持ってくるというのは、献上でない限り、挑発的であり得ない行動だ。しかし、向こうから明確に言葉に出されてから剣を見せるのは、ルシアナにとっては悪手だった。
(警戒されすぎるのもいけないけれど、だからといって言われないと何もわからない、言われたからとその通りに行動するような者だと思われるわけにはいかないわ)
ルシアナの無邪気な振る舞いが、素の行いというわけではない、と知らしめなければいけない。そして、目の前の人物なら、あえて知らしめた、ということを理解するだろうとルシアナは考えていた。
そんなルシアナの思惑通り、ライムンドは愉快そうに口角を上げると、すぐに企みも何もないような笑みへと表情を変える。
「私の心を読まれてしまったかな? 実は私もレオンハルト以外の精霊剣を見たことがなくてな。是非見たいと思っていたんだ」
「まあ、それならよかったですわ」
「ははは!」
「ふふふ」
お互い笑みを交わしていると、「ところで」とライムンドが首を傾げる。
「先ほどこの場に出す、と言っていたが……王女は今精霊剣を持っているのか?」
(やっぱり精霊剣について詳しいことは知らないのね)
探るような視線を受けながら、ルシアナは両手を胸元に手を当て目尻を下げる。
「はい。精霊剣は常にわたくしと共にありますわ」
ルシアナは視線を下げると大きく息を吸う。
「――ルベルージュ」
そう呟くや否や、胸元に真っ赤な炎が現れる。そっと体から両手を浮かせれば、胸元の炎から柄頭が顔を覗かせていた。両手を体から離していくのに合わせ、炎からは柄頭、グリップ、鍔、剣身が順番に姿を見せていく。
まるで体内から剣を取り出しているかのような光景に、シュネーヴェ王国の人々が息を吞むのがわかった。
(少々大袈裟な演出になってしまったわね)
ふっと小さく笑みを漏らしながら両手を大きく開けば、赤い炎を纏った剣がその場に姿を現した。
宙に浮かび、剣先が天へと向いたそれの柄を持てば、とぐろのように剣を覆っていた炎が消え、柄から剣身のすべてが白銀に輝く美しい剣が顕現する。
鍔には、透明度が高く、それでいて燃えているように真っ赤な魔石が煌めいていた。
(こうして対面するのは、わたくしも久しぶりだわ)
ルシアナは、剣を横に倒すと、剣先から鍔に向け、剣身をなぞるように手を動かす。すると、それに合わせ、剣身には白地に金の装飾が施された鞘が被せられていった。
いまだ呆然とルシアナを見つめるレオンハルトたちを一瞥すると、同じように目を見張るライムンドへ向け、ルシアナは穏やかな笑みを向ける。
「こちらがわたくしの精霊剣、ルベルージュでございます。ご覧いただきました通り、わたくしに加護を与えてくれているのは火の精霊ですわ」
ルシアナの呼びかけに我に返ったのか、ライムンドはルベルージュを見ながら、感嘆の溜息を漏らす。
「いや……素晴らしい。それにとても美しい剣だ」
しみじみとそう呟くと、ライムンドはふっと眉尻を下げて笑った。
その表情はとても優しく、これまでの作られたものとは違い、心からのものだとわかる。
「……すまない、ルシアナ嬢。貴殿が本当に精霊剣の使い手なのかわからず、試すようなことをしてしまった。まぁ、その思惑に気付いたうえで乗ってくれたのだろうが」
ルシアナは肯定も否定もせず、ただ笑みを返す。その姿に、ライムンドは愉快そうな笑みを漏らした。
「はは、我々は求めていた以上のものを受け取ったようだな。トゥルエノ王国には誠心誠意報いよう。もちろん、ルシアナ嬢にもな」
そう言っていたずらっ子のように目を細めたライムンドに、ルシアナもふふっと笑みが漏れる。
「『家族になる』というお言葉をいただけただけで、わたくしは十分ですわ。シュネーヴェ王国の国民となった暁には、国王陛下の臣下として、全身全霊をもってお仕えいたします」
「ああ。感謝する、ルシアナ嬢」
ライムンドは温かな表情を浮かべたまま、ルシアナを見続けるレオンハルトへ目を向ける。
「レオンハルト」
呼びかけられたレオンハルトは、素早くライムンドに向き直り、頭を下げた。
「頼んだぞ」
「は。かしこまりました」
ライムンドは大きく頷くと、にこやかな表情で再びルシアナを見る。
「後日改めて王城へ招待する。一緒に食事でもしよう」
「ありがとうございます、国王陛下。楽しみにしておりますわ」
「ああ。今日は会えてよかった。――テオバルド」
「はい、陛下」
ライムンドの呼びかけに、カーペットの側にいたライムンドと同じ髪と瞳の色を持つ男性が頭を下げる。
「レオンハルトとルシアナ嬢を入口まで送りなさい。害虫駆除も忘れずにな」
「かしこまりました。お任せください」
男性――テオバルドは、ルシアナと目が合うと、にっと人懐こい笑みを浮かべた。
「はは、そうか。そう言ってもらえたら安心だ。なあ、レオンハルト」
「はい」
静かに頷いたレオンハルトに、今度はライムンドが無邪気な笑みを向ける。
「国境沿いからずっと一緒に来たのだろう? 彼女の精霊剣は見せてもらったか? 私では見せてやることができないからなぁ!」
明るく笑うライムンドとは裏腹に、他の人々は驚きに目を見開き、ざわり、と空気が揺れる。
(……素晴らしいわ。とても剣を持ちそうにないわたくしに対する探りとしても、精霊剣を見せて欲しいという願いとしても。何も気付いていないふりをしているわたくしは、この言葉に応えるしかないもの)
ルシアナは小さく息を吸うと、レオンハルトが言葉を発するより早く、朗々とした声を出す。
「まあ。わたくしったらうっかりしておりましたわ。閣下と共通のお話ができる話題ですのに」
頬に手を当て、深く息を漏らしたルシアナは、続けて「そうだわ」と両手を合わせる。
「せっかくですからこの場に出してもよろしいでしょうか? わたくしを家族として迎えてくださる国王陛下にも、わたくしの剣を見ていただきたいですわ」
にこにこと笑うルシアナに対し、周りの人々は言葉を失ったように、ルシアナを凝視した。レオンハルトも驚いたような視線をルシアナに向けている。
一国の王の前に他国の人間が武器を持ってくるというのは、献上でない限り、挑発的であり得ない行動だ。しかし、向こうから明確に言葉に出されてから剣を見せるのは、ルシアナにとっては悪手だった。
(警戒されすぎるのもいけないけれど、だからといって言われないと何もわからない、言われたからとその通りに行動するような者だと思われるわけにはいかないわ)
ルシアナの無邪気な振る舞いが、素の行いというわけではない、と知らしめなければいけない。そして、目の前の人物なら、あえて知らしめた、ということを理解するだろうとルシアナは考えていた。
そんなルシアナの思惑通り、ライムンドは愉快そうに口角を上げると、すぐに企みも何もないような笑みへと表情を変える。
「私の心を読まれてしまったかな? 実は私もレオンハルト以外の精霊剣を見たことがなくてな。是非見たいと思っていたんだ」
「まあ、それならよかったですわ」
「ははは!」
「ふふふ」
お互い笑みを交わしていると、「ところで」とライムンドが首を傾げる。
「先ほどこの場に出す、と言っていたが……王女は今精霊剣を持っているのか?」
(やっぱり精霊剣について詳しいことは知らないのね)
探るような視線を受けながら、ルシアナは両手を胸元に手を当て目尻を下げる。
「はい。精霊剣は常にわたくしと共にありますわ」
ルシアナは視線を下げると大きく息を吸う。
「――ルベルージュ」
そう呟くや否や、胸元に真っ赤な炎が現れる。そっと体から両手を浮かせれば、胸元の炎から柄頭が顔を覗かせていた。両手を体から離していくのに合わせ、炎からは柄頭、グリップ、鍔、剣身が順番に姿を見せていく。
まるで体内から剣を取り出しているかのような光景に、シュネーヴェ王国の人々が息を吞むのがわかった。
(少々大袈裟な演出になってしまったわね)
ふっと小さく笑みを漏らしながら両手を大きく開けば、赤い炎を纏った剣がその場に姿を現した。
宙に浮かび、剣先が天へと向いたそれの柄を持てば、とぐろのように剣を覆っていた炎が消え、柄から剣身のすべてが白銀に輝く美しい剣が顕現する。
鍔には、透明度が高く、それでいて燃えているように真っ赤な魔石が煌めいていた。
(こうして対面するのは、わたくしも久しぶりだわ)
ルシアナは、剣を横に倒すと、剣先から鍔に向け、剣身をなぞるように手を動かす。すると、それに合わせ、剣身には白地に金の装飾が施された鞘が被せられていった。
いまだ呆然とルシアナを見つめるレオンハルトたちを一瞥すると、同じように目を見張るライムンドへ向け、ルシアナは穏やかな笑みを向ける。
「こちらがわたくしの精霊剣、ルベルージュでございます。ご覧いただきました通り、わたくしに加護を与えてくれているのは火の精霊ですわ」
ルシアナの呼びかけに我に返ったのか、ライムンドはルベルージュを見ながら、感嘆の溜息を漏らす。
「いや……素晴らしい。それにとても美しい剣だ」
しみじみとそう呟くと、ライムンドはふっと眉尻を下げて笑った。
その表情はとても優しく、これまでの作られたものとは違い、心からのものだとわかる。
「……すまない、ルシアナ嬢。貴殿が本当に精霊剣の使い手なのかわからず、試すようなことをしてしまった。まぁ、その思惑に気付いたうえで乗ってくれたのだろうが」
ルシアナは肯定も否定もせず、ただ笑みを返す。その姿に、ライムンドは愉快そうな笑みを漏らした。
「はは、我々は求めていた以上のものを受け取ったようだな。トゥルエノ王国には誠心誠意報いよう。もちろん、ルシアナ嬢にもな」
そう言っていたずらっ子のように目を細めたライムンドに、ルシアナもふふっと笑みが漏れる。
「『家族になる』というお言葉をいただけただけで、わたくしは十分ですわ。シュネーヴェ王国の国民となった暁には、国王陛下の臣下として、全身全霊をもってお仕えいたします」
「ああ。感謝する、ルシアナ嬢」
ライムンドは温かな表情を浮かべたまま、ルシアナを見続けるレオンハルトへ目を向ける。
「レオンハルト」
呼びかけられたレオンハルトは、素早くライムンドに向き直り、頭を下げた。
「頼んだぞ」
「は。かしこまりました」
ライムンドは大きく頷くと、にこやかな表情で再びルシアナを見る。
「後日改めて王城へ招待する。一緒に食事でもしよう」
「ありがとうございます、国王陛下。楽しみにしておりますわ」
「ああ。今日は会えてよかった。――テオバルド」
「はい、陛下」
ライムンドの呼びかけに、カーペットの側にいたライムンドと同じ髪と瞳の色を持つ男性が頭を下げる。
「レオンハルトとルシアナ嬢を入口まで送りなさい。害虫駆除も忘れずにな」
「かしこまりました。お任せください」
男性――テオバルドは、ルシアナと目が合うと、にっと人懐こい笑みを浮かべた。
14
お気に入りに追加
109
あなたにおすすめの小説
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。

甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。
海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。
ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。
「案外、本当に君以外いないかも」
「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」
「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」
そのドクターの甘さは手加減を知らない。
【登場人物】
末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。
恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる?
田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い?
【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】
【完結】目覚めたら男爵家令息の騎士に食べられていた件
三谷朱花
恋愛
レイーアが目覚めたら横にクーン男爵家の令息でもある騎士のマットが寝ていた。曰く、クーン男爵家では「初めて契った相手と結婚しなくてはいけない」らしい。
※アルファポリスのみの公開です。

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。

婚約者が巨乳好きだと知ったので、お義兄様に胸を大きくしてもらいます。
鯖
恋愛
可憐な見た目とは裏腹に、突っ走りがちな令嬢のパトリシア。婚約者のフィリップが、巨乳じゃないと女として見れない、と話しているのを聞いてしまう。
パトリシアは、小さい頃に両親を亡くし、母の弟である伯爵家で、本当の娘の様に育てられた。お世話になった家族の為にも、幸せな結婚生活を送らねばならないと、兄の様に慕っているアレックスに、あるお願いをしに行く。

【完結】異世界に転移しましたら、四人の夫に溺愛されることになりました(笑)
かのん
恋愛
気が付けば、喧騒など全く聞こえない、鳥のさえずりが穏やかに聞こえる森にいました。
わぁ、こんな静かなところ初めて~なんて、のんびりしていたら、目の前に麗しの美形達が現れて・・・
これは、女性が少ない世界に転移した二十九歳独身女性が、あれよあれよという間に精霊の愛し子として囲われ、いつのまにか四人の男性と結婚し、あれよあれよという間に溺愛される物語。
あっさりめのお話です。それでもよろしければどうぞ!
本日だけ、二話更新。毎日朝10時に更新します。
完結しておりますので、安心してお読みください。
嫌われ女騎士は塩対応だった堅物騎士様と蜜愛中! 愚者の花道
Canaan
恋愛
旧題:愚者の花道
周囲からの風当たりは強いが、逞しく生きている平民あがりの女騎士ヘザー。ある時、とんでもない痴態を高慢エリート男ヒューイに目撃されてしまう。しかも、新しい配属先には自分の上官としてそのヒューイがいた……。
女子力低い残念ヒロインが、超感じ悪い堅物男の調子をだんだん狂わせていくお話。
※シリーズ「愚者たちの物語 その2」※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる