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借りたものはすぐに返してはいけませんでした。
しおりを挟む見た夢を憶えているほうが稀であるレグナスは、今世では少なくとも5歳を超えたあたりからの夢の内容を一切憶えていなかった。
前世では夢を憶えていない人間は精神が安定している、または夢の内容に強い感情を抱かなかったから憶えていないのだと聞いたことがあったが、レグナスにそれが当てはまるかと言えば確かめようもない。
実際些細な事で、レグナスはこれまで夢を気にしたことはなかった。
寝入る事に関しては前世が「寝たら起きなかった死」であったので気にしていたが、それは目覚めれば問題の無い事だった。
そんな、生きてきてからこれまで気にしていなかった事をレグナスが考える事になったのは、珍しく夢の内容を憶えていたからである。
何時もの様に内容は覚えていなくても、夢を見ていた事だけは解るのだから不思議なものだと、そんな事を思いながら目覚めるはずだったレグナスは、ふと開いた視界で目覚めた事を悟り、眼を少し彷徨わせてからすぐ閉じた。
そして少しばかり催している、自分の股の間の物に死にたくなった。
激しく揺さぶられる身体と、中をいっぱいにしながら行き来する物。
極まってなお続くそれに耐えきれずに失禁して、中に入ったままの物を腹の上から撫でられた。
まざまざと感じさせながら中に出されて、そして囁かれた言葉は「孕んでくれないか」だ。
レグナスはその言葉を言った声が誰のものだったのかが解って、見た夢に居た堪れなくなった。
自分に少なからず好意を持っていると解っていても、高潔な騎士をこんな淫夢に出演させるのは失礼にあたるだろう。
中を洗われていかされた事はあっても行為に及んだことはないウルスとの情事を、こんなに生々しく、しかもちょっと睡眠姦っぽい感じで夢に見た自分の想像力の高さに戦慄しながら、レグナスは無かったことにしようと心に決めた。
頭が痛い話だが所詮は夢だ。
幸いな事に夢精までは至っておらず、催した部分も落ち着いてきていた。
自分から言わなければ誰に知られる事もない。
よしと謎の気合い入れた所で、レグナスはやっと自分が冷たい石畳の上に寝ている事に気が付いた。
これは一体と考えても、レグナスの最後の記憶は何かの専門医であるショーン医師に診察されていた所までである。
急に眠たくなって、居た堪れない夢を見て、イマココだ。
無意識に起き上がろうとすれば後手に縛られていて、更に意味が解らなかった。
レグナスには盗賊団の事とか、ウルスから逃げた事もあって、捕まる事に色々と身に覚えがあったがそれにしても脈絡が無さ過ぎた。
診察の結果はどうしたのだろうと考えながら、まさか隔離されるような病気だったのかと不安に思うも、そばにいたウルスや屋敷の人間に一切症状が出ていなかったのだから可能性は低いとレグナスは思い直した。
後手に縛られているだけなら動く事に支障はない。
見覚えのない寒々しい部屋の中を見回して、部屋の端の方に転がったものに気付きレグナスはぎょっとした。
それは厳重にぐるぐる巻きにされた上に、口周りを布できつく塞がれた人間だった。
頬は殴られたのか大きく腫れあがっている。
レグナスは後手に縛られているだけだというのに、この扱いの差は何なのか。
一見芋虫にも見える人間――主人公であるレアにレグナスは駆け寄った。
レグナスの治療魔法はレアと比べれば拙いし、触れていなければ効果が無いが、それでも殴られた痛みを緩和するぐらいはできる。
取りあえず部屋の中は二人だけで、一つだけあるドアの鉄格子部分から見える範囲に人の気配はない。
事情を聞くにも今を逃す手はないだろう。
レアもレグナスが目覚めたのに気が付いたのか、芋虫状態の身体で動き始めた。
動く口元は何かをレグナスに伝えようとしている。
レグナスはもう一度ドアを見て物音に反応した様子がない事を確認し、身を屈めた。
レアには悪いが後手で縛られていて、触れなければ効果がないため不可抗力である。
レグナスはレアの腫れた頬に唇を寄せ、治癒魔法を使った。
盛大に跳ね上がったレアの反応に見て見ぬふりをして、腫れが引くまでよせ続けた。
そして腫れが引いたことを確認すると、今度はレアの口元を覆う布を食んでずらした。
口と口が付かないようには気を付けた。
攻略対象達を差し置いて、モブのレグナスが主人公の唇を奪うのは忍びない。
レアは口の中にまで布を突っ込まれていたのか吐き出していた。
縛られ方もそうだが随分と厳重なそれに一体何をやらかしたのだろうと、自分の知らない空白の時間を怖く思うも、これでレアも喋れるはずだと、レグナスはレアが口を開くのを待った。
レアは口を開いた。
それはもう盛大に開いた。
「ぼ、僕の夢は女性と結婚する事です!!!」
顏を真っ赤にしながら叫ばれた台詞に、なんで今それを言ったの??と一瞬宇宙猫になったレグナスは直ぐにはっとして恐る恐るドアを確認した。
しばらく待っても何も変化がない事から、叫んだ声は聞こえなかったのだろうとレアの方へ顔を戻した。
それにしても随分と志高い夢である。
女性が生まれる事が少ないこの世界で、伴侶に女性を望むことが許されるのはそれこそ王族や高位の貴族ぐらいだ。
稀に女性の方が惚れ込んで低位の貴族との婚姻もあるらしいが、それでも貴族止まり。
例外は国を救うなんて偉業を成し遂げた英雄だが、それほどの危機が起こる事はまずない。
一つレグナスには思い当たる事があったが、それは相当な悪手を選ばなければ起こらない事だ。
レアは裕福な家の生まれとは言っても身分は平民で、女性を娶れる確率はこう言っては何だが低い。
そもそもレアはBLゲームの主人公なのだから、女性に興味を持つことがおかしかった。
攻略対象達との出会いからドキドキの再会イベントはどうしたと、腐女子達の心を躍らせるはずの主人公の有様にレグナスはがっかりした。
気分はお前をそんな子(キャラ)に育てた(作った)おぼえはないだ。
そしてがっかりついでに再会イベントの後に起こるちょっとしたハプニングの存在をレグナスは思い出した。
攻略対象達の好感度の度合いで助けに来るキャラが変わる、スチル回収イベントである。
シナリオ担当がそれはもうこだわった為に、好感度を上げるのを頑張れば最大4人全員が助けに来てくれるという豪華仕様。
スチルのパターンも攻略対象の組み合わせで複数に及び、絵師が血反吐を吐いていた。
今思っても何故そんな案が通ったのかが解らない、どう考えてもやり過ぎなそれに、プログラマーであったレグナスの前世は巻き込まれない様にと身を潜ませていた事を憶えている。
そうかあれかと、レグナスは今の状況に納得しかけだがその場に自分がいる事にやっぱり納得しなかった。
まあとりあえず状況確認かと、自分が叫んだ言葉になのかさらに顔を赤くしているレアにレグナスは言った。
「そうですか頑張ってくださいそれでどうしてこんな事になっているんですか?」
言葉を区切らなかったが意味は十分伝わっただろう。
すんとしたレグナスの顏にレアも我に返ったのか、やっと状況を説明し始めた。
レグナスはシナリオを全部覚えている訳ではないが、このイベントの大体の流れなら知っていた。
一応確認の為と黙ってレアの言葉を聞いていたが、レグナスは聞いているうちにだんだんと自分の顔が強張っていくのを感じた。
絡まれていた子供を庇って破落戸に目をつけられたという所まではいい、ゲームにありがちな展開だ。
それをあのシナリオ担当が書いたと思うと違和感があるが、スチル関連に手をかけ過ぎてそこまで気が回らなかったと思えば納得もする。
だがその結果、今の現状に行きつくとなると話は違ってくる。
レアが言うにはあのギルドの応接室でレグナスと二人きりになった時、いきなり破落戸が入ってきて二人を攫ったらしい。
祭りで人が出払っていると言ってもギルド内でそんな犯行に及ぶとは大胆過ぎるし、いくら攻略対象達が助けに来る展開になる為とは言ってもまだ序盤だ。
人よりもちょっとだけ人生ハードモードのレグナスとは違って、レアは主人公だ。
最初から人攫いに遭い、奴隷に堕ちるなんてバッドエンドにはならなかったはずである。
いくらR18指定のBLゲームだったとしても、序盤の奴隷堕ちをレグナスの前世がちょっとしたものと記憶するはずがない。
そもそも破落戸達の狙いが違ったはずだ。
レアの持つ、高価なものに破落戸達は目を付けたはずである。
レグナスは一つ息を飲み込んでから、レアに聞いた。
「レアさん、貴方魔物よけを持っていませんでしたか?」
魔物が住まう森の中をレアがたった一人で歩けたのは、セルベルから借り受けている魔物よけのおかげである。
とても高価で貴族でも持っている者が少ないそれを、破落戸に見られてしまい襲われるというのが本来のシナリオだったはずだ。
このイベントでレアがなりえるバッドエンドは攻略対象達が誰も助けに来ず、魔物よけを破落戸達に奪われ多額の借金を背負うというものだった。
両親に泣きつくレアのスチルで終わる、ある意味一番平和的に思えるバッドエンド。
よほど下手糞でなければいきつかない、スチルコンプを少しだけ面倒にさせる萌も何もない糞隠しルート。
シナリオ担当はそれを下手糞に捧げるプレゼントだと言っていたが、多分スチルコンプを簡単にさせない為だったに違いない。
借金を背負う羽目になるレアには悪いが、レグナスとしては誰も傷つかないこのバッドエンドが一番好ましかった。
だがこのルートは攻略対象達の好感度を一切上げない場合にしか発生しないものだ。
逆に難しい為にレグナスは諦めていた。
このイベントで重要なのは魔物よけである。
レグナスは何故そんな事を聞くのかと、レアに怪しまれる事を覚悟してレアに魔物よけの事を聞いた。
案の定、レアは何故そんな事を聞くのかと眉を寄せたが答えてくれた。
この街についてすぐにセルベルに返したと、レアはそう言った。
レアが何時この街に到着したのかは解らなかったが恐らく祭りの前だろう。
破落戸に目を着けられるのは祭りの最中だ。
これでは破落戸達が魔物よけに目を付けるはずがない。
シナリオの完璧な破綻を前に、レグナスは目の前が真っ暗になったがここで倒れる訳にもいかないと、何とか持ち直した。
経験者であるレグナスだから解るが、この世界で人を殺すのではなく攫うのは大体がその身を売るためだ。
何の罪も借金もない人間を攫って売るのは犯罪でしかないが、真っ当でない商人がいない訳でもない。
だが魔物よけを持っていなかったからと、いきなり売り飛ばしてやろうという考えに至るのは無理がある。
これは相当な恨みを破落戸から買っているか、相手がいかれているか、もしくは売るためではない別の理由でレアを攫ったかだが、シナリオから大幅にずれた出来事だけにレグナスには見当もつかない事だった。
自分達で逃げるにも、拘束を解いたとしてその後をどうするか。
試しに鑑定スキルでドアを見てみたが、レグナスの目に映ったのは鍵が閉まった状態であると言う事だけだった。
頼みの綱は好感度の度合いで助けに来る攻略対象達だが、街の中で魔物よけをとられるという状況でない今、どうやって此処へ攻略対象達が駆けつけるかだ。
そもそもその好感度がどうなっているかも問題である。
果たしてレアは攻略対象達の好感度を一定まで上げられているのか。
レグナスは急に不安に襲われた。
これがレグナスに対しての好感度であるならば、クロード、セルベル、ウルスに関してはまず間違いなく助けに来てくれるだろう自信が不本意ながらある。
しかし主人公はレアだ。
此処でレグナスへの好感度が効力を発揮するかは謎である。
取りあえず何故か生活魔法に組み込まれている、縄ときの魔法があるにはあるが、謎の体調不良からこっち、レグナスは魔法がうまく使えない時があった。
さっきの治癒魔法はうまくいったし、失敗したとしても治らないだけだが、縄ときの魔法で逆に締めてしまった場合、大いなる危険が伴う。
特にぐるぐる巻きのレアはさらにボンレスハムの様になってしまうかもしれない。
うんうんと悩むレグナスに、レアは申し訳なさそうにレグナスを巻き込んでしまったことを詫びた。
「こんな危険な状況に、そんな状態のグレイリーさんを巻き込んでしまうなんて、本当に申し訳ないです」
誰だグレイリーってと、レグナスは一瞬思ったがそう言えばレアには偽名を名乗ったのだと思い出す。
そしてそんな状態がどんな状態かはまだ診断結果を教えてもらっていないため解らないが、巻き込まれた感はあるので本当になとレグナスは心の中で思った。
「僕は女性と結婚するのが夢ですが、もしもの時は責任を取ります!」
その夢はあまり大きな声で言うものではないし、もしもがあっても取らなくていい。
レグナスはそんな思いを込めて首を横に振った。
「ごたいそうな夢を持ってんなぁぼっちゃん」
ほら第三者に聞かれた。
案の定だ、恥ずかしいぞとレグナスは思いながら、はたと急に割り込んだ声に後ろを振り向いた。
ついさっき鑑定した時には鍵のかかったドアが開いており、そこには破落戸だろう男達が立っていた。
こういった時の主犯格は何時でも真ん中に立っているものだ。
レグナスは嫌らしい笑みを浮かべてレアを見ている真ん中の男をこっそりと観察した。
「うるせぇから塞いでたのに、仲間に取ってもらったか?つい殴っちまったほっぺも治療してもらったみたいで、できたお仲間だな」
ふいに顔を向けられ、咄嗟にレグナスは男から視線を外した。
しかしその仕草が男の癪に障ったのか、レグナスは男に顎を掴まれて、無理矢理顔を向けさせられた。
至近距離で顔を観察され、こんなモブの顏なんて見ても楽しくないだろうにと、レグナスはひたすら耐えた。
「んん~~~??」
「グレイリーさんに触るな!!!」
なんだか思わせぶりにうなり出した男に、レアが叫んだ。
すると男はレアの方を見もせずにレアを殴った。
何の躊躇も見せずに起こった出来事に、レグナスは身体を震わせた。
またやっちまったと男は言うが、その声に罪悪感など皆無だった。
そこにあるのは品物を傷つけてしまったという後悔だけだ。
先ほどレグナスが治したレアの頬の腫れも、この男がやったのだろう。
せめて恨みが大きいだけなら商品として丁寧に扱っただろうに、男はレグナスが一番恐れた「いかれ」のようだった。
「なんだよ、お前やけにこいつを庇うなぁ?触るな近寄るなって、あんまりにも五月蠅くて暴れるもんだからしっかり縛ってやったのに、足りねえってのか?おい、もう一度口ふさいどけ」
「な、駄目だ、グレイリーさんはっむううううう!!!」
男の指示に、レアは言いかけた言葉を最後まで口にできないまま再び口をふさがれた。
言葉にならないうめき声を上げ続けるレアに、こういった輩はあまり刺激しないほうがいいとレグナスは言いたかったが、本人である男を目の前にそれを言うのは憚られた。
「レア」
取りあえず伝わるかは解らなかったが、レグナスは名前を呼び、首を横に振って見せた。
レアはそれを見て目じりに涙を浮かべた。
どうやらぐるぐるに縛られているのも、殴られたのもレアなりにレグナスを守ろうとした結果らしい。
それには素直に感謝するが、レグナスはレアに無駄に傷ついていて欲しくはなかった。
レグナスは男が自分の声に反応した事に気が付かないまま、レアに向けて言った。
「俺は大丈夫だから」
実際、ショーン医師の診察を受けたからか、気分はだいぶ楽だった。
レアを安心させるために笑おうとして、レグナスは男が指を関節とは逆に折り曲げてきた事で笑う事に失敗した。
出たのは逆にレアを心配させてしまうような呻き声だった。
男は笑えなかったレグナスの代わりに、うめき声を聞いて「やっぱりそうか!」とそれはもう嬉しそうに笑った。
男は前世の詐欺の様に「俺だよ、おれおれ」と自身を指差した。
男の顔に見覚えがなかったレグナスは、痛みに顔を歪めながら首を傾げた。
解っていない様子のレグナスに、男は「お前を暴行罪で連行した騎士だよ」と、少し前のウルスと同じ言葉を口にした。
それなら顔を指差されても解るはずがないだろう。
ウルスと同じで、この男も兜をしっかりかぶっていいたのだから。
本当に、もうそういうのはいらないんだと、レグナスはうんざりした。
男はあの後やりすぎて騎士をクビになったのだと語ったが、そんな話をレグナスは聞きたくなかった。
鞭を打った時のお前の声が今までで聞いた中で一番耳に心地よかったなんて告白は、もっと聞きたくなかった。
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