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コンプリートしました、全然嬉しくありません。
しおりを挟むミルクティー色の髪に新緑の瞳を持つ甘い顔立ちの主人公レア=ボルドギーは、得意な魔法が治癒魔法という、まさに癒し系を体現するようなキャラだった。
小動物の様に小柄ではなく、動物に例えるなら中型犬という、平均的な身長が設定されたのは、揃いも揃って高身長の攻略対象達と並んだ時に、ちょうどよさを求められたのかもしれない。
レアは普通の少年だ。
生まれは平民であるがそれなりに裕福な商人の家の次男で、商会で取り扱う品物を捜す事を条件に旅を許されており、その道中で攻略対象達と出会うのだ。
出会い方は様々だが、この町にいるという事は順調にその道を辿ってきたのだと、そう思いたいが如何せん、
攻略対象であるウルスとクロードがレアの事を欠片もにおわせる様子がなかった。
そしてシナリオで欠片も接点がない筈のレグナスは今、ゲームの主人公であるレアにお姫様抱っこで運ばれている最中である。
自分は本当にバグなのではないかと、そんな事を考えてしまう状況にレグナスは体調の悪さも相まって、最早抗う気力もない。
更に言えば見た感じ同じぐらいの体格であるのに、レアはレグナスを軽々抱き上げた。
その逆ができるかどうかと聞かれれば、レグナスは自信がないと答えるしかないだろう。
実はレグナスは、当初アレギースに盗賊団へ入る事を断られた人間である。
言われた理由は戦闘能力の無さだった。
冤罪だったが、暴行罪で捕らえられた経験があるというのに、レグナスは15歳で果物ナイフすら持ったことがなかった。
クロードは何でもかんでもレグナスに教えたように見せかけて、戦う術を一切レグナスには教えなかった。
レグナスに下手に戦う事を教えて余計な選択肢を与え、あの屋敷の中から逃げ出す事を考えないようにしたのかもしれないとは唯の想像だが、少なくとも次男には護身術を教えていたのだから、レグナスが何かの意図を感じたとしても仕方のない事だろう。
お陰でレグナスは、何ができるのかを聞かれて答えた後に、何処かの事務員でもやっていたほうがいいと、アレギースにまっとうな仕事を進められてしまった。
お上品すぎて貴族のボンボンにしても酷いと言われ、人攫いに捕まり売られた中でそんな人間はレグナスだけだったこともあり、レグナスは自分がいかに世間知らずであるかを自覚することになった。
後から思えばレグナスの事を考えてだったのだろう。
帰る場所がない事は同じでも、レグナスは読み書きができた。
他の仕事に就ける可能性があると、アレギースは思ったに違いない。
けれどその時、アレギースに助けられたレグナス以外の全員が盗賊団に入れたのに、自分だけが入れない事が悔しかった。
あの頃はまだアジトがなく、盗賊団は次の町へ移動している時で、アレギースは盗賊団に入れる事は出来ないが、拾った情けでレグナスを次の町まで連れて行ってくれるとそう言った。
レグナスはならばその間にと、頑張る事にした。
武器の事を聞き、かろうじて使えたナイフを野営の時に必死に練習して、何か役に立つスキルを持っていないかと調べた。
幸い、うまい具合に鑑定のスキルをレグナスは持っていた。
街について、さあお別れだと言ったアレギースに、レグナスは再度盗賊団に入れてくれと、ナイフと鑑定スキルを必死にアピールした。
あの時のアレギースの表情は何とも言えないものだったが、すでにボケボケだったゲレ爺を危ぶんでいたダリルが、レグナスの鑑定スキルにこれ幸いとすぐさま採用してくれた。
戦闘要員ではなく、あくまで盗品管理のための採用であったが、レグナスはかまわなかった。
その後も一応、一欠けらの希望を持って、荒事が中心の盗賊団で下っ端として役に立てるようにと身体を鍛えたレグナスだったが、勉強のように身につかなかったのが現実である。
アレギースもダリルも、現場に連れて行ったとしても、レグナスを一度として前に出すことなく、後ろの方で待機させることが常だった。
だからレグナスは下っ端のAでもBでもない、Cなのだ。
レアにより自らの貧弱さを改めて自覚させられていたレグナスは、いつの間にかとある場所に差し掛かっている事に気が付いた。
主人公が攻略対象と再会する、選択肢の場所である。
大通り沿いにあるその建物は商業ギルドで、そこにいるだろうキャラはアレギースではないと当たりをつけていたレグナスは、これ以上攻略対象との接触を持たない為にと避けていた。
もしここを通ると分かっていたら、レアの腕から無理やりにでも脱出したのにと、レグナスが後悔してももう遅い。
選択肢の場所と主人公が揃ってしまったのだ。
となればそこに攻略対象が現れない筈がなかった。
「おや、そこにいるのはレアさんですか?」
「あ、貴方は」
のんびりとした声がかけられ、レアの足が止まり振り返った。
必然的に腕に抱かれたレグナスも攻略対象と対面することになり焦る。
駄目だ、声からして有名声優で攻略対象の確率が100%でしかないと、レグナスはとっさに顏を両手で覆った。
息苦しそうだからと取られた仮面は、そのままレアの荷物の中にしまわれてしまっている。
顔を隠す手立てが両手しかなく、このまま恥ずかしがり屋さんで通そうかとレグナスは思った。
しかしそんな事を現状が許すはずもなかった。
「その方は?」
レアの腕の中に抱かれたレグナスを示して聞いてくる。
そして急いでいてもよい子であるレアは、その問いに答えた。
「道の端で具合が悪そうにしゃがみこんでいたので、ショーン先生の所へ運ぶ途中なんです」
「ショーン先生の所へ…ですか?本日は休診日だったはずですが」
「そうなんですか?!」
「はい。予定もなく、お祭りの日だからと。ショーン先生の所と言う事はこの方はもしかして…」
「いえ、僕でははっきりとは解らないので、もしかしたらなんですが」
レグナスの事で会話が進む中、気配を消しても何の意味もないと分かっていながらレグナスはじっと黙っていた。
聞く限り最悪な状況で、本当は叫びたかったがレグナスは何とか耐えた。
見も知らぬショーン先生とやらに、なんで今日に限って休んでいるんだと、レグナスは思わずにはいられない。
此処から早急に立ち去りたいというのに、レアが向かおうとしていた病院には医者がいない。
それは行先を失ったも同然で、急ぎだからとレアが動き出す事もないと言う事だ。
どうすればいいのかと、レグナスが指の隙間からそっと前を見れば、真っ黒な眼と視線が合った。
探るように細められた視線に、下手な事をして印象付けるよりはと、レグナスは持ち前のモブ顔を信じることにして、そっと両手を顔から外した。
大丈夫と、レグナスは心の中で自分に言い聞かせた。
このキャラに、ウルスとクロードの様に出会った事はないはずだと。
しかしそんなレグナスの期待は、見事に裏切られることになる。
レグナスの顔を見た瞬間、細められていた眼が少し開かれて、すぐに「みつけた」と言わんばかりに愉快そうに笑ったのだ。
レグナスもまた、その笑みによって思い出す。
4人いる攻略対象のうちの最後の1人、大商人セルベル=ネグレーベ。
黒目黒髪のその商人は黒い服を好んで着ており、切れ長の眼はいつも何かを比べてみているようだった。
整った顏で綺麗な笑みを浮かべながら、人当たり柔らかく紡ぐ言葉もまた綺麗事だ。
裏に気付けない人間を、彼はいつも笑っている。
時に真っ当で、時に不当なその在り方は利己的で、それが許される立場を商人として築いた彼は王族のおぼえもめでたい。
長い黒髪をまとめている飾り紐を、レグナスは一度だけ結んだ事がある。
セルベルを鴉の様だと言ったレグナスに、間違いではないと彼はそう言った。
あの時、レグナスは荷台に積まれた荷だった。
色々なものが押し込められた荷台で、人はレグナスをいれたら5人ほどだった。
街から放逐されてすぐ、騎士がくれたお金をうまく使う事が出来ずに、まんまと騙されたレグナスは、身ぐるみをはがされ人攫いにつかまった。
血の繋がった息子を冤罪で騎士に差し出す、実の父親ほどの屑には早々お目にかかれるものではないだろうという、レグナスの考えは甘かった。
何の恨みが無くても、人は人にこんな事が出来るという事実は、当たり前のように身近なもので、他人事ではないのだと、父親の事も合わせてレグナスは世の中の厳しさを知った。
同時に、自分はそいつらと同じ人であるが、そんな事をしようとは微塵も思わないので、人にも色々いるのだとレグナスは思っていた。
何を思おうとそれは自由だと、縛られた状態で許される事に意識を削がれているうちに、人攫いに荷台から降ろされて、レグナスは他の4人と一緒に並べられていた。
売られるのだと言う事は解っていた。
身ぐるみをはがされて、何も持たないレグナスに残されたのは自分の身体だけである。
人攫いがわざわざレグナスを荷台に詰めて運ぶ意味があるとしたら、それしか思いつかなかった。
それに人攫いはご丁寧に、買い手によってお前達の運命は決まるから、買われるために頑張れとそう言った。
売れ残るたびに買い手のランクは下がっていき、それは待遇と比例するのだと。
運よく居合わせたという、人攫いがことさら丁寧に対応する1番目の買い手を目の前に、売り物仲間達は必死にアピールしていた。
レグナスも今更下手に反抗して自分から現状を悪化させる気などなく、聞かれれば素直に答えた。
年齢、読み書きは出来るのか、魔法は使えるのか、楽器は扱えるのかなど、様々な事を聞かれて、最後に性交の経験はあるのかという言葉に否と答えた。
その後は身体を見られて、騎士に切られた短い髪と、背中の治りきっていない鞭の跡を人攫いが何とか誤魔化そうとして失敗して、最終的に5人いた中でレグナスだけが買われる事になった。
他4人のレグナスを見る目の怖さと言ったらなかったが、そんな事を人攫いも買い手も気にする事はなかった。
買い手はレグナスの事を殊更気に入ったらしく、上機嫌で人攫いに金を渡し、その渡された金額に、人攫いはレグナスを天使と呼んで喜ぶのに忙しかった。
人攫いは、こんなところで最上級の客に会えることは滅多にない、レグナスは運がいいと言った。
そしてお前たちは運がなかったと、買われなかった他4人を再度荷台に押し込めた。
それを最後まで見送ることなく、レグナスは買い手に個室へと連れられて、そこで服を脱ぐ様にと指示された。
何でもないように振る舞おうとしていたが、きっとレグナスは失敗していただろう。
見ない様にしていた買い手の姿を、顔を上げるように言われてやっと、レグナスは視界に映した。
そこにいたのは、黒目黒髪の黒い服を着た男――セルベルだった。
その時は名乗られる事はなかったが、前世のゲームの記憶を思い出した今ならわかる。
裸になるように指示された後、セルベルはレグナスの背中の傷に薬を塗った。
痛みがすぐになくなり、高級な薬であると分かった。
治癒魔法は自分で自分にかける事が出来ない為に、レグナスは痛みをずっと我慢してきた。
その痛みがなくなって、ほっと息を吐いたレグナスは、薬を塗っていたセルベルの手がそのまま臀部へと移動してきた事で、今度はその息を呑むことになった。
生活魔法ならできると答えたレグナスに、此処を綺麗にしなさいとセルベルは言った。
指を少し入れて、身体を綺麗にするのと同じようにすればいいのだと。
セルベルはレグナスが指を入れやすいようにと、薬をそこにも塗り、レグナスの手を掴んで指を入れさせた。
そんな事を、したこともなければされた事もないレグナスは身体の震えが止められず、今何が起こっているのかをよく理解しないまま魔法を使った。
何か不思議な感じがしたがそれだけで、言われた事が出来たのかを確認する前に、レグナスは腕を引かれてベッドへと押し倒されていた。
「精通は?」
その質問をクロードに何度もされていたので、レグナスはいつも通りまだだと答える事が出来た。
しかしその後の質問にちゃんと答えられたかは曖昧である。
試しにと前にも薬が塗られて、セルベルに執拗に前を弄られ、レグナスは半ば強制的に精通する事になった。
精を放ったことで心臓がばくばくと鳴る音が耳にうるさくて、訳が分からないうちに後ろの穴をセルベルの指が出たり入ったりを繰り返していた。
背中に塗られた薬と、下半身に塗られた薬は違うものだったのだと、後になってわかったところで意味はない。
散々セルベルに具合を確かめられたあと、レグナスは最後に四つん這いになった後ろから足の間にセルベルのものを差し込まれてゆすられた。
頭を下げて覗き込めば、大きさの違う二つの性器がこすれ合っているのが見え、その動きが短く漏れ出るレグナスの声と重なっている事が解った。
閨教育は精通もまだだったために、どうやって子供ができるかは教えられたものの、入れて出すという言葉だけでは具体的な行為がどんなものかが解るものではなかった。
けれどレグナスは思った。
入れられてはいない、けれど気が付けば前をこすり合わされるだけではなく、慣らされた後に再び指が出入りしていて、背後から揺らされる動きはもう、犯されているようなものだと。
精通してからすぐに訪れたレグナスの二度目の射精は、同時に果てる様にと合わせられた動きでセルベルのものと一緒に吐き出されて混ざり合った。
耳元で熱い息が吐かれて、顎を取られるままに振り向けば口が合わせられ、半ば放心状態だったレグナスは初めてキスをしたと無意識のうちに口に出していた。
その言葉にセルベルが嬉しそうにしていたのをレグナスはおぼえているはずだった。
その後新しい服を渡され身支度を整えた時に、セルベルの乱れた髪を任されて渡された飾り紐を結んだことだって、忘れるはずがなかった。
それがレグナスの頭の奥にしまい込まれて、思い出せない様になっていたのは、その後に起きたことが原因である。
この場所での仕事がまだ残っているらしいセルベルは、先に次の目的地へとレグナスを向かわせることにした。
後で追いつくつもりだと言い、レグナスに一枚の紙をみせた。
それは契約書であった。
この世界には奴隷と言う存在があるが、レグナスはその前に契約と名前がつく奴隷だった。
セルベルがレグナスを買い取った分の金額を、レグナスが返す事が出来れば解放されると書かれているが、ほぼ無理な話だ。
まず衣食住が補償される事への対価が労働だとして、それ以上に人攫いが舞い上がって喜ぶような金額を稼ぐ手立てがレグナスにはない。
それを再度認識させるためだろうかと思ったが、レグナスの契約書には普通の契約書よりも強い強制力があり、契約を果たすか、レグナスが死ぬまで存在し続ける事を教える為だった。
またレグナスの命が危なくなればそれも解るという。
それだけレグナスを気に入っていると言う事らしいが、逃げない様にとの念押しだともレグナスには感じられた。
セルベルは荷運びの為に雇った男に、レグナスを一緒に連れて行くように言い、くれぐれも大切に扱うようにと念押した。
荷運びの男は少し頭の足りないような顔をしていたが、その言葉に深く頷いた。
だがセルベルが言う大切と、荷運びの男の大切には大きな齟齬が生じていた。
荷運びの男の大切は、ゆっくりと丁寧に運ぶというものだった。
それは純粋な、積み荷に対してのもので、人の扱い方ではなかった。
セルベルはこの男に何度か荷運びの仕事を任せた事があったが、生き物を運ばせたことはなく、そんな認識の違いが発生しているなどとは思わなかった。
そもそも荷物と人間は違うものだ。
食事も宿も必要で、そのために荷運びの男にセルベルは追加の金を渡しもしたし、ついでだからと他で買い付けた奴隷二人も乗せることにした。
何時もしっかりと荷を運ぶその男の仕事ぶりに、何の心配もしていなかった。
けれど荷運びの男はやらかした。
頭の足りなさを実直さで補っていた男は、追加の金の計算も出来ず、本当に運ぶ事しかしなかった。
レグナスが空腹を訴えたため、出発前に水の入った水筒と一個のパンをそれぞれに与えたが、それ以降は荷台につないだまま放置した。
これが家畜だったらもう少し、荷運びの男は様子を見ただろう。
運ぶ途中、五月蠅くないようにと口をふさいで縛って繋いでおきながら、荷運びの男は人間はお利口だから世話はいらないと決めつけた。
何故そんな考えに至ったのかは解らない。
大切にと言われ、荷物を丁寧に運ぶ事で頭の中がいっぱいだったのかもしれないし、最初から狂っていたのかもしれなかった。
ただそれが、今まで露見しなかっただけだ。
結果三日間、レグナスと奴隷二人は荷台につながれたままになった。
荷運びの男が一人食事をする中、水も食料も与えられないまま、どんどん衰弱していった。
これが垂れ流しにでもなれば、臭いで荷運びの男も気づいたかもしれないが、下手に魔法でレグナスが処理できてしまったことがいけなかった。
レグナス達だって、まさかこんなにも放置されるなんて思っていなかったのだ。
レグナスの契約書は命の危機をセルベルに知らせているかもしれないが、駆けつけるには荷馬車が三日かけて移動した分の距離がある。
もう無理だとそう思ってレグナスは目を閉じようとしたが、荷運びの男の叫び声が聞こえて目を閉じるのをとどまった。
そして、開けられる事の無かった荷台の扉が開いた。
扉を開けたのは運んでいる荷を盗もうとした盗賊団の頭目アレギースだった。
人間など盗む気のないアレギースはそれからレグナス達を介抱して、その後は言わずもがなである。
助けられたことが、何よりも強くレグナスの頭に焼き付けられた。
生死の境をさまよった事も関係しているのかもしれない。
アレギースの記憶でセルベルの事は上書きされたかのようで、レグナスはこうしてセルベルに再び出会うまで、セルベルの事を思い出す事が無かった。
けして無くならない契約書の事もだ。
レグナスとは違い、セルベルはレグナスを忘れてなどいなかったのだろう。
契約書でレグナスが生き続けている事を知っていたセルベルは、ずっとレグナスを捜していたのかもしれない。
その証拠に、レグナスを見つけて上がったその口元の笑みは、なくなる事はなかった。
ウルスからの首輪から逃れて、自由になったとレグナスは思っていたが、それは大きな間違いだった。
ずっとずっと、三年前にセルベルに買われたあの日から、レグナスは自由ではなかったのだ。
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