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10話
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12月になって冬休みに入った。
ゆきがきてからもう130日を数えそうだ。
俺も海斗も実家に帰省するということで二人で遊ぶことはなかったが、今年はゆきがいる。
そういえば親になんて説明しようか。
「彼女、でもいいでんすよ?」
「やめろよ、恥ずかしい」
ゆきにそんな風に尋ねると彼女は冗談を交えて返してきた。
「冗談じゃないのに……」
ゆきがそんな風に頬を膨らませてつぶやいていた。
どう返そうと何かしら反応に困ることをされるのは間違いないのでここは手を触れないのが一番だ。
そうそう、最近ゆきはカメラを手に入れた。
本当はスマホを渡そうとも思ったのだが、彼女が嫌がって結局安いデジタルカメラを買うこととなった。
曰く、写真さえ取れれば十分らしいのだが、やはりスマホを買ってやればよかったかと後悔する。
「んふふ。綺麗です」
彼女はそんな風につぶやきながらバスの車窓から外の写真を撮り続ける。
鹿がいればまず俺に報告して、次においしそうだと言う。
その様子を見た俺はやっぱり彼女は犬なのだと実感するとともに飛び出していかないところを見て人間らしさも備え始めているのだと実感した。
「楽しそうだな」
俺は唯の様子を見ながらそう呟いた。
すると彼女は大きく笑って
「はい! 楽しいです!」といった。
函館から俺の地元までバスで約9時間ほどかかる。
まず函館から札幌まででおよそ6時間。
それから地元まで3時間かけてバスで向かう。
最初は楽しそうに雪景色を見ていたゆきも次第に飽きていまは眠っている。
「お兄様……」
どうやら俺の夢を見ているらしい。
俺はそんなゆきが愛おしくなって頬を撫でる。
早紀と海斗の一件以来、ゆきは俺に対して以前に増してと大胆になった気がする。
もちろん嫌なわけではないが、複雑な心境ではある。
幸せそうに眠る彼女を見つめていると気が付けば俺も眠りに落ちていた。
「ここだよ。覚えてるか?」
バス停を降り、数分ほど歩くと一軒家の前にたどり着いた。
ここが俺の家。
よこには数メートルほどおいて川が流れていて、家と川の間にむかしゆきが住んでいた犬小屋がある。
ゆきはそれをぼうっと見つめて「懐かしいです」と微笑んだ。
「変わってないな」
久しぶりにちゃんと、彼女が住んでいた場所を見た気がする。
最近は特に気にすることもなく素通りしていた。
「中に入るのは初めてです」
ゆきはそう言って笑った。
無邪気な彼女の笑みに俺は胸がズキリと痛んだ。
それをごまかすようにして深呼吸すると玄関の戸を開けた。
「ただいま!」
俺がそう声を上げると居間に続く扉が開いた。
「ああ、おかえり」
そこから姿を現したのは父だった。
父は俺の顔を一瞥してから雪のほうを見ると一瞬驚いたような顔をして微笑んだ。
「ゆきちゃんだったか、いつも真が世話になっている」
父言葉にゆきは「いえいえ! いつもお世話になっております!」と大げさに言うと頭を下げた。
その様子を見て父はクスリと微笑むと「まぁくつろいで行ってくれ」といい、居間へと戻っていった。
父に続いて居間へと入っていくとおいしそうなにおいがふわりと漂ってきた。
「あら、帰ってきたのね」
そう言って俺たちを割烹着姿の母が迎えてきた。
母もまたゆきを見るなり「まぁ」と驚いたような顔をして微笑むと「楽しんで」と笑った。
「なんか手伝うことある?」
俺の問いに母は「大丈夫よ」とおっとりとした様子で答えた。
「疲れたでしょ? できたら呼ぶから二人でゆっくりしてなさい」
母の言葉に俺は「わかった」と答えて階段を登って行った。
その後ろにゆきも続いた。
階段を登った向かいにある部屋が俺の部屋だ。
その戸を開けると中はやや埃っぽいにおいがしたがそれほどひどくはなかった。
「父さんが掃除してくれたのかな」
俺はそう呟いて荷物を放り投げた。
中には布団が二枚敷いてあった。
「なにからなにまで申し訳ないですね」
ゆきはそう言って荷物を置いた。
「まぁいいさ、二泊だけなんだし」
今回の帰省はわずかに二泊。
明日の予定は特にないが、ゆきと昔歩いた場所でも巡ろうかと思案する。
布団に倒れこんでぼうっとしているとゆきは隣で体育すわりになってカメラを眺め始めて懐かしそうな顔を浮かべている。
「えへへ、楽しい思い出ばっかりですね」
ゆきはそう言って俺にカメラの画面を見せ来た。
そこには学校の屋上でカメラに向かって肩を組んで笑ってる4人の姿があった。
「この写真、どうしたんだ?」
俺の問いにゆきは「海斗さんからもらったです」と肩を揺らしながら楽しそうに肩を揺らした。
「やっぱり、スマホ買うか?」
俺の問いにゆきは首を振った。
不思議そうな顔をしているとゆきはこう続けた。
「いえ、私はもう勿体ないので」
えらく自己評価がひくいななどと思ったが、本当に欲しいと思ったときは「欲しい」とちゃんと口に出すので、特に必要性を本人が感じていないのだろう。
おれはふとあることを思い出して中学校の頃使っていた学習机の引き出しを開けた。
そこには3世代ほど前のスマホが眠っていた。
ゆきの視線を感じながらそれの電源を入れてみると見事についた。
「これ、使えよ。古い奴だけど」
俺はそう言って手早くワイファイの設定を済ませるとゆきに放り投げた。
ゆきはそれを両手でキャッチすると大事そうに抱きかかえた。
「……お兄様がそういうのなら」
彼女はしぶしぶそう言ったがどこから口調は踊っていた。
「お兄様! さっそく教えてください」
満開の笑みに俺はクスリと笑うと彼女にその使い方をレクチャーした。
その日の夕食は鍋だった。
4人で食卓を囲んでつつく鍋はいつもとは違った落ち着きがあった。
翌朝、12月28日のこと。
朝目を覚ますと隣に寝ていたゆきの姿はなく、階下から香ばしいにおいが漂ってきた。
いまだ覚醒しきらない脳で起き上がり、一階へと降りていくとそこには父と母が心配そうな顔で台所を眺めていた。
「どうしたの?」
俺がそう尋ねると母が口を開いた。
「いやぁ、ゆきちゃんが朝ごはんを作るなんて言い出しちゃってね」
困ったように言う母。
台所を見ると鼻歌を歌いながら慣れた手つきで朝食を作るゆきのすがたがあった。
「あぁ、ゆきなら大丈夫。料理上手だし」
俺はそう言うと、冷蔵庫を開けた。
そのなかから醤油と卵を取り出すとゆきのもとへと向かった。
「手伝うよ」
俺はそう言って後ろからゆきに手に持ったその二つを渡す。
「ありがとうございます。あと、アレもください」
ゆきの言葉に「おう」と頷くと冷蔵庫の野菜室から生姜をとりだす。
ついでに味噌をもって台所の隅に置いておく。
今日のごはんは生姜焼きに目玉焼きだろう。
大体ゆきのしぐさとその場に漂うにおいをかげば何を作ろうとしているのかがよくわかる。
俺とゆきは「アレ」だの「それ」だのと言いながら二人で料理をテキパキと作っていった。
父と母は俺たちの様子を見ながらぽかんと口をを開いて一言。
「熟年夫婦のようだ」
とあっけにとられていた。
ゆきの朝食はたいへん好評で、ほめちぎる母と満足そうな笑みを浮かべながら箸を進める父、そして母に褒められて照れくさそうにしているゆきという奇妙な構図であった。
ゆきがきてからもう130日を数えそうだ。
俺も海斗も実家に帰省するということで二人で遊ぶことはなかったが、今年はゆきがいる。
そういえば親になんて説明しようか。
「彼女、でもいいでんすよ?」
「やめろよ、恥ずかしい」
ゆきにそんな風に尋ねると彼女は冗談を交えて返してきた。
「冗談じゃないのに……」
ゆきがそんな風に頬を膨らませてつぶやいていた。
どう返そうと何かしら反応に困ることをされるのは間違いないのでここは手を触れないのが一番だ。
そうそう、最近ゆきはカメラを手に入れた。
本当はスマホを渡そうとも思ったのだが、彼女が嫌がって結局安いデジタルカメラを買うこととなった。
曰く、写真さえ取れれば十分らしいのだが、やはりスマホを買ってやればよかったかと後悔する。
「んふふ。綺麗です」
彼女はそんな風につぶやきながらバスの車窓から外の写真を撮り続ける。
鹿がいればまず俺に報告して、次においしそうだと言う。
その様子を見た俺はやっぱり彼女は犬なのだと実感するとともに飛び出していかないところを見て人間らしさも備え始めているのだと実感した。
「楽しそうだな」
俺は唯の様子を見ながらそう呟いた。
すると彼女は大きく笑って
「はい! 楽しいです!」といった。
函館から俺の地元までバスで約9時間ほどかかる。
まず函館から札幌まででおよそ6時間。
それから地元まで3時間かけてバスで向かう。
最初は楽しそうに雪景色を見ていたゆきも次第に飽きていまは眠っている。
「お兄様……」
どうやら俺の夢を見ているらしい。
俺はそんなゆきが愛おしくなって頬を撫でる。
早紀と海斗の一件以来、ゆきは俺に対して以前に増してと大胆になった気がする。
もちろん嫌なわけではないが、複雑な心境ではある。
幸せそうに眠る彼女を見つめていると気が付けば俺も眠りに落ちていた。
「ここだよ。覚えてるか?」
バス停を降り、数分ほど歩くと一軒家の前にたどり着いた。
ここが俺の家。
よこには数メートルほどおいて川が流れていて、家と川の間にむかしゆきが住んでいた犬小屋がある。
ゆきはそれをぼうっと見つめて「懐かしいです」と微笑んだ。
「変わってないな」
久しぶりにちゃんと、彼女が住んでいた場所を見た気がする。
最近は特に気にすることもなく素通りしていた。
「中に入るのは初めてです」
ゆきはそう言って笑った。
無邪気な彼女の笑みに俺は胸がズキリと痛んだ。
それをごまかすようにして深呼吸すると玄関の戸を開けた。
「ただいま!」
俺がそう声を上げると居間に続く扉が開いた。
「ああ、おかえり」
そこから姿を現したのは父だった。
父は俺の顔を一瞥してから雪のほうを見ると一瞬驚いたような顔をして微笑んだ。
「ゆきちゃんだったか、いつも真が世話になっている」
父言葉にゆきは「いえいえ! いつもお世話になっております!」と大げさに言うと頭を下げた。
その様子を見て父はクスリと微笑むと「まぁくつろいで行ってくれ」といい、居間へと戻っていった。
父に続いて居間へと入っていくとおいしそうなにおいがふわりと漂ってきた。
「あら、帰ってきたのね」
そう言って俺たちを割烹着姿の母が迎えてきた。
母もまたゆきを見るなり「まぁ」と驚いたような顔をして微笑むと「楽しんで」と笑った。
「なんか手伝うことある?」
俺の問いに母は「大丈夫よ」とおっとりとした様子で答えた。
「疲れたでしょ? できたら呼ぶから二人でゆっくりしてなさい」
母の言葉に俺は「わかった」と答えて階段を登って行った。
その後ろにゆきも続いた。
階段を登った向かいにある部屋が俺の部屋だ。
その戸を開けると中はやや埃っぽいにおいがしたがそれほどひどくはなかった。
「父さんが掃除してくれたのかな」
俺はそう呟いて荷物を放り投げた。
中には布団が二枚敷いてあった。
「なにからなにまで申し訳ないですね」
ゆきはそう言って荷物を置いた。
「まぁいいさ、二泊だけなんだし」
今回の帰省はわずかに二泊。
明日の予定は特にないが、ゆきと昔歩いた場所でも巡ろうかと思案する。
布団に倒れこんでぼうっとしているとゆきは隣で体育すわりになってカメラを眺め始めて懐かしそうな顔を浮かべている。
「えへへ、楽しい思い出ばっかりですね」
ゆきはそう言って俺にカメラの画面を見せ来た。
そこには学校の屋上でカメラに向かって肩を組んで笑ってる4人の姿があった。
「この写真、どうしたんだ?」
俺の問いにゆきは「海斗さんからもらったです」と肩を揺らしながら楽しそうに肩を揺らした。
「やっぱり、スマホ買うか?」
俺の問いにゆきは首を振った。
不思議そうな顔をしているとゆきはこう続けた。
「いえ、私はもう勿体ないので」
えらく自己評価がひくいななどと思ったが、本当に欲しいと思ったときは「欲しい」とちゃんと口に出すので、特に必要性を本人が感じていないのだろう。
おれはふとあることを思い出して中学校の頃使っていた学習机の引き出しを開けた。
そこには3世代ほど前のスマホが眠っていた。
ゆきの視線を感じながらそれの電源を入れてみると見事についた。
「これ、使えよ。古い奴だけど」
俺はそう言って手早くワイファイの設定を済ませるとゆきに放り投げた。
ゆきはそれを両手でキャッチすると大事そうに抱きかかえた。
「……お兄様がそういうのなら」
彼女はしぶしぶそう言ったがどこから口調は踊っていた。
「お兄様! さっそく教えてください」
満開の笑みに俺はクスリと笑うと彼女にその使い方をレクチャーした。
その日の夕食は鍋だった。
4人で食卓を囲んでつつく鍋はいつもとは違った落ち着きがあった。
翌朝、12月28日のこと。
朝目を覚ますと隣に寝ていたゆきの姿はなく、階下から香ばしいにおいが漂ってきた。
いまだ覚醒しきらない脳で起き上がり、一階へと降りていくとそこには父と母が心配そうな顔で台所を眺めていた。
「どうしたの?」
俺がそう尋ねると母が口を開いた。
「いやぁ、ゆきちゃんが朝ごはんを作るなんて言い出しちゃってね」
困ったように言う母。
台所を見ると鼻歌を歌いながら慣れた手つきで朝食を作るゆきのすがたがあった。
「あぁ、ゆきなら大丈夫。料理上手だし」
俺はそう言うと、冷蔵庫を開けた。
そのなかから醤油と卵を取り出すとゆきのもとへと向かった。
「手伝うよ」
俺はそう言って後ろからゆきに手に持ったその二つを渡す。
「ありがとうございます。あと、アレもください」
ゆきの言葉に「おう」と頷くと冷蔵庫の野菜室から生姜をとりだす。
ついでに味噌をもって台所の隅に置いておく。
今日のごはんは生姜焼きに目玉焼きだろう。
大体ゆきのしぐさとその場に漂うにおいをかげば何を作ろうとしているのかがよくわかる。
俺とゆきは「アレ」だの「それ」だのと言いながら二人で料理をテキパキと作っていった。
父と母は俺たちの様子を見ながらぽかんと口をを開いて一言。
「熟年夫婦のようだ」
とあっけにとられていた。
ゆきの朝食はたいへん好評で、ほめちぎる母と満足そうな笑みを浮かべながら箸を進める父、そして母に褒められて照れくさそうにしているゆきという奇妙な構図であった。
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