6 / 16
第1章 過去との再会
6.自覚
しおりを挟む
ハァ…ハァ……
電気もつけず暗いままの部屋の中には大河の荒い息づかいだけが響いている
月明かりだけが僅かに二人を照らしていた
路地裏で下着を汚してしまった深月は言われるがままに大河の部屋についてきた
玄関に入るなり大河は深月を後ろから羽交い締めにした
深月に抵抗する気が無いと知ると、その体勢のままズボンを剥ぎ取り、ボクサーパンツに指をかける
「みつ、見て」
深月が下を向くと、大河はボクサーパンツの前側を掴み中が見えるように引っ張った
深月のペニスと精子でベトベトになったパンツの内側が露になり、恥ずかしさのあまり一瞬で顔が紅潮する
そのまま大河は深月のペニスへと手を伸ばし
グチュグチュという音を立てながら弄り始めた
「ん...あ...」
深月の膝はガクガクし立っていられなくなったが
後ろから大河が左手で抱えるように支えている
「うっ…」
深月は大河の腕に抱えられたまま2回目の射精をした
放心したようにぼんやりしていると大河は深月のパンツから右手を引き抜いた
白くねばついた精子で汚れた大きな手を、深月の目の前にかざし、親指と人差し指をつけたり離したり繰り返す
その度に深月から出た精液はネチョネチョと音を立てて筋を立てる
それを敢えて深月に見せていた
羞恥に耐えられなくなった深月が小さく
「やめろよっ」
と言うと、それまで深月を支えていた腕は離され
玄関口の廊下に深月の体は打ち付けられた
仰向けにされ、パンツを下ろされる
両足を拡げられ深月の恥ずかしい部分は丸見えになった
「ほんとに、やめろ」
「そういうけど、みつの下の口は素直だよ。ピクピクしちゃって期待してる。かーわいい」
抵抗する深月を横向きにし、左足を自分の右肩にかけると、大河は腰を上げ一気に奥まで挿入した
「アーー!!」
「みつ、きもちい?」
「痛いっっっ」
深月は痛みで体を更に捻り、目から涙が口から涎が垂れてきた
大河はそのまま玄関で、リビングで、ベッドでと際限無く深月を求め、もう何回目なのもわからない程抱かれた
ーーー ーーー ーーー ーーー
意識がはっきりした時、部屋は電気が点けられ明るくなっていた
心配そうに覗きこむ大河が安堵したように微笑んだ
「深月、目が覚めた?」
深月は頷いた
「まだ夜中の3時だよ。体ベタベタで気持ちが悪いだろ、風呂入れてくるから」
大河は立ち上がると素っ裸のまま浴室の方へと歩き出した
(体中が痛くてベタベタする…)
深月は起き上がろうとしたが、腰と下半身に強烈な痛みが走りベッドにまた倒れこんだ
動こうとしたせいか、深月の孔からドロドロと精子が流れ出ていく
(俺は…)
その時、サイドテーブルに置いてあった携帯がブルルと震えた
右に頭を傾けてみると【里美さん】の文字が目に飛び込んできた
10回くらいブルブルと震えて携帯は静かになった
(俺は…また同じことを繰り返そうとしているのか…)
深月の目からは涙が溢れてきた
気付いてしまった
まだ、大河を好きだということに
離れれば忘れられる、忘れていると思っていたのに
実際は10年前から大河は深月の心を掴んで離さないのだ
大河には本命がいるというのに
自分は大人になり前に進めたと思っていた
実際は目を反らして生き続けていただけで、あの日から一歩も動きだせていなかったのだ
浴室の用意が出来たらしく、大河は上機嫌で深月を迎えに来た
涙を流した深月に気付くと
「泣いてるの?また無理させ過ぎちゃったかな。大丈夫、俺が洗ってあげるから」
といい深月のおでこに自分のおでこをつけ、そのまま優しくキスをした
キスが終わると両手を深月の体の下にいれ横抱きして浴室へと向かった
深月を両手で抱えながら
「風呂に一緒に入るのなんて何年ぶりかな。もっと一緒に入れば良かったね」
と嬉しそうに話しだした
深月は返事も返さずに、大河をただじっと見ていた
電気もつけず暗いままの部屋の中には大河の荒い息づかいだけが響いている
月明かりだけが僅かに二人を照らしていた
路地裏で下着を汚してしまった深月は言われるがままに大河の部屋についてきた
玄関に入るなり大河は深月を後ろから羽交い締めにした
深月に抵抗する気が無いと知ると、その体勢のままズボンを剥ぎ取り、ボクサーパンツに指をかける
「みつ、見て」
深月が下を向くと、大河はボクサーパンツの前側を掴み中が見えるように引っ張った
深月のペニスと精子でベトベトになったパンツの内側が露になり、恥ずかしさのあまり一瞬で顔が紅潮する
そのまま大河は深月のペニスへと手を伸ばし
グチュグチュという音を立てながら弄り始めた
「ん...あ...」
深月の膝はガクガクし立っていられなくなったが
後ろから大河が左手で抱えるように支えている
「うっ…」
深月は大河の腕に抱えられたまま2回目の射精をした
放心したようにぼんやりしていると大河は深月のパンツから右手を引き抜いた
白くねばついた精子で汚れた大きな手を、深月の目の前にかざし、親指と人差し指をつけたり離したり繰り返す
その度に深月から出た精液はネチョネチョと音を立てて筋を立てる
それを敢えて深月に見せていた
羞恥に耐えられなくなった深月が小さく
「やめろよっ」
と言うと、それまで深月を支えていた腕は離され
玄関口の廊下に深月の体は打ち付けられた
仰向けにされ、パンツを下ろされる
両足を拡げられ深月の恥ずかしい部分は丸見えになった
「ほんとに、やめろ」
「そういうけど、みつの下の口は素直だよ。ピクピクしちゃって期待してる。かーわいい」
抵抗する深月を横向きにし、左足を自分の右肩にかけると、大河は腰を上げ一気に奥まで挿入した
「アーー!!」
「みつ、きもちい?」
「痛いっっっ」
深月は痛みで体を更に捻り、目から涙が口から涎が垂れてきた
大河はそのまま玄関で、リビングで、ベッドでと際限無く深月を求め、もう何回目なのもわからない程抱かれた
ーーー ーーー ーーー ーーー
意識がはっきりした時、部屋は電気が点けられ明るくなっていた
心配そうに覗きこむ大河が安堵したように微笑んだ
「深月、目が覚めた?」
深月は頷いた
「まだ夜中の3時だよ。体ベタベタで気持ちが悪いだろ、風呂入れてくるから」
大河は立ち上がると素っ裸のまま浴室の方へと歩き出した
(体中が痛くてベタベタする…)
深月は起き上がろうとしたが、腰と下半身に強烈な痛みが走りベッドにまた倒れこんだ
動こうとしたせいか、深月の孔からドロドロと精子が流れ出ていく
(俺は…)
その時、サイドテーブルに置いてあった携帯がブルルと震えた
右に頭を傾けてみると【里美さん】の文字が目に飛び込んできた
10回くらいブルブルと震えて携帯は静かになった
(俺は…また同じことを繰り返そうとしているのか…)
深月の目からは涙が溢れてきた
気付いてしまった
まだ、大河を好きだということに
離れれば忘れられる、忘れていると思っていたのに
実際は10年前から大河は深月の心を掴んで離さないのだ
大河には本命がいるというのに
自分は大人になり前に進めたと思っていた
実際は目を反らして生き続けていただけで、あの日から一歩も動きだせていなかったのだ
浴室の用意が出来たらしく、大河は上機嫌で深月を迎えに来た
涙を流した深月に気付くと
「泣いてるの?また無理させ過ぎちゃったかな。大丈夫、俺が洗ってあげるから」
といい深月のおでこに自分のおでこをつけ、そのまま優しくキスをした
キスが終わると両手を深月の体の下にいれ横抱きして浴室へと向かった
深月を両手で抱えながら
「風呂に一緒に入るのなんて何年ぶりかな。もっと一緒に入れば良かったね」
と嬉しそうに話しだした
深月は返事も返さずに、大河をただじっと見ていた
12
お気に入りに追加
16
あなたにおすすめの小説


目が覚めたら囲まれてました
るんぱっぱ
BL
燈和(トウワ)は、いつも独りぼっちだった。
燈和の母は愛人で、すでに亡くなっている。愛人の子として虐げられてきた燈和は、ある日家から飛び出し街へ。でも、そこで不良とぶつかりボコボコにされてしまう。
そして、目が覚めると、3人の男が燈和を囲んでいて…話を聞くと、チカという男が燈和を拾ってくれたらしい。
チカに気に入られた燈和は3人と共に行動するようになる。
不思議な3人は、闇医者、若頭、ハッカー、と異色な人達で!
独りぼっちだった燈和が非日常な幸せを勝ち取る話。


鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。

頭の上に現れた数字が平凡な俺で抜いた数って冗談ですよね?
いぶぷろふぇ
BL
ある日突然頭の上に謎の数字が見えるようになったごくごく普通の高校生、佐藤栄司。何やら規則性があるらしい数字だが、その意味は分からないまま。
ところが、数字が頭上にある事にも慣れたある日、クラス替えによって隣の席になった学年一のイケメン白田慶は数字に何やら心当たりがあるようで……?
頭上の数字を発端に、普通のはずの高校生がヤンデレ達の愛に巻き込まれていく!?
「白田君!? っていうか、和真も!? 慎吾まで!? ちょ、やめて! そんな目で見つめてこないで!」
美形ヤンデレ攻め×平凡受け
※この作品は以前ぷらいべったーに載せた作品を改題・改稿したものです
※物語は高校生から始まりますが、主人公が成人する後半まで性描写はありません

飼われる側って案外良いらしい。
なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。
なんでも、向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。
「まあ何も変わらない、はず…」
ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。
ほんとに。ほんとうに。
紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22)
ブラック企業で働く最下層の男。悪くない顔立ちをしているが、不摂生で見る影もない。
変化を嫌い、現状維持を好む。
タルア=ミース(347)
職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。
最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる