星降る夜にあなたは何を思う

嵯峨野 樹悠

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俺が騎士になってから、もうどれぐらい経っただろうか。
貴女は、次いつ来るのだろう。

それは誰にも予想が出来ないことだった。
きっと、彼女自身にも。


初めて会ったのは、まだ学院にいたころだ。
学業が終わり城内で見回りをしていると、殿下に呼ばれた。
来客中のはずだが、呼ばれた部屋に行くと、殿下以下5人がいた。

「急にすまない」

「いえ・・・でも、私がいても?」

「あぁ。まぁ、座ってくれ。」

長くなるのか、俺にも座るように言い、お茶を入れ直させて、人払いをし気配がなくなると
「前に、最近知り合った人がいたのは話したな。」

「えっと、こちらの世界の人達ではないという」

「あぁ。」

殿下達は、何がきっかけかが分からないが、自分達がいる世界とは違う別の世界に行くことが出来るようになったのだと、話してくれた。
もちろん、俺のことを信用してくれるからこそ明かしてくれた話だろう。
驚いたことに、殿下とその婚約者もだ。
そこまでは、聞いていた・・・・だが。
隣国の王子は違うらしいが、その婚約者と侍女の二人は関係があるらしい。
王子は、付き添いだ(苦笑)そりゃそうだな。
気心は知れてるとしても、侍女が付いていたとしても一人で来させるわけにはいかない。


最初、俺は信じられなかった・・・だって、どうやって信じろというのだ。
そんなの非現実的な話だろう?
でも、殿下もすごく真剣だし、他の方々も真剣なまなざしだった。
後々、俺は身をもって体験することになるのだが・・・

実際に、別の世界に行くことが出来る世界もあるが、ただ一カ所だけは生身の自分が行くことが出来ないといい、選ばれた依り代に入り込むのだという。
俺には謎が多すぎるのだが、殿下やその依り代達にも理由は分からないのだという。
その依り代達は、どの世界にも行くことが可能らしい。
本体とは別にもう一人の自分になるという。

結局、俺の中で消化できないまま終わってしまった。
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