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07話 薬屋の専属とトラブル
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朝は食事は作らず、通り道にある店で好きなパンを買い食いするのが習慣となっている。
一番好きなのはオレンジピールが生地に練りこまているパン。程よく甘く、苦い感じがたまらないのだ。
これ以上語り続けると、永遠に続きそうだったので頭の中で切り替える。
「今日の予定は薬を売りに行くことか。道具とか素材とかを買ったところで売ったら怪しまれるから、他の薬屋で売ることにするか」
前に行った薬屋に行き、回復薬を売りつけたりしたら怪しまれるのは明白だ。
熟練の薬師でも難しいというのに、駆け出しの薬師がどうしたら作ることが出来るのか聞かれるだろう。『はい! 薬のお陰です!』と言い返したりしたら、ますます怪しまれるのは間違いない。
そんな面倒ごとから遠ざけるためにも、他の薬屋で売ることにするのだ。
と言っても、こんな若い人が回復薬を作れるのかと怪しまれることから逃れることは出来ないので、そこはしっかりと考えておかなければいけない。
実に面倒だ。
昨日作り置きしておいた回復薬を数個リュックの中に入れ、目的地の薬屋へ向かう。
当然朝食のオレンジピール入りのパンを途中で買ってだ。
行き付けのお店に着くと、俺がしゃべる前に店主の方から話しかけてくる。
毎日、何度もお店に顔を出していたらか、自然と店主も顔を覚えてくれていたのだろう。
「よお! 今日もいつものだろう? ほれ、3個で2個はおまけだ」
いつもオレンジピール入りのパンを買っていたことを店主は覚えてくれており、サービスとして2個おまけしてくれたのだ。
何ともありがたい。3食に1つずつ食べることが出来る。ってことは明日も……まぁ無駄な期待はしないでおこう。
「ありがとうございます。これ本当においしいんですよね。ハマってしまいました」
「それは嬉しいことだな! これからもよろしくな! 来たらおまけを付けてやるよ」
「ありがとうございます。また来ます」
「おうよ!」
約束と友情を交わした後、パンを食べ歩きしながら薬屋に着いた。
この前行った薬屋より一回り大きな建物で少し見える内装は豪華なものに見える。
人気店なのか、冒険者や薬師の出入りが激しい。
店前で棒立ちしていると、奥に居る店員らしき人と目が合ってしまい、『来るなら来い』と言っているような視線を送られる。
『行くしかないのか……よし! 行ってみよう!』
店の中に足を踏み入れると、何故か一斉に視線を集めた。
それもそうだろう。
冒険者にしては体つきは良くなく、薬師にしては道具や薬草を持っていないので目立っている。しかも視線の中には一般人、村人からも向けられ、冒険者でもない薬師でもない村人でも無い様な空気感に包まれているので、不思議に思い視線を向けているのだろう。
背中がチクチクするような錯覚を覚えながら、何とか店員がいる所まで着いた。
「今日は何の用だい?」
「薬を売りに来ました」
「ほう? 見たところ君は新人だね? どれ薬を見せてみよ」
「はい。これです」
俺は店員に言われるままにリュックから薬が入っているビンを取り出し、台に置く。
置いたのは回復薬5個。
リュックの中にはまだ3個あったが、いきなり大量の回復薬を売りに来たとなれば、ある意味で目立ってしまう。今も目立っているのに。
それに今回お試しも兼ねて売りに来ているので、大量に売りつける必要も無いのだ。
「おお! これ回復薬!? しかも質も良い! 君! うちの店の専属にならないか!」
これ意外な答えであった。
想定していた中では『何故君が回復薬を作れるのだ?』や『怪しい……盗みか?』と色々考えていたが、店員が発した言葉は想定してなく、予想外であった。
しかもその内容が専属になってくれ、ということだ。
別に専属になるのは悪くない話しだと思っている。
しかし、その場合冒険者からの注文が入って自分の時間を作ることが出来なくなったり、オリジナルの薬の制作方法などが他者に伝わってしまう可能性がある。その為手を出したくても出せない状況でもあるのだ。
それに店員が専属にならないか? と言った瞬間から店内がざわつき始めている。あちこちから『滅多に誘わないあいつが誘ったという事は、余程の才能の持ち主なんだろう』という声が聞こえるので、この店は他の薬屋より薬師のレベルも薬の質も高いのだろう。
相手が焦っている様子から考えて、相当他には渡したくない人材なんだろう。
目は見開き充血している。そして鼻息が荒くなっている。ちょっと怖い。
ということは! だ。こちら側が条件を提示すればそれを飲んでくれるのではないか!
交渉してみるか。
「専属になっては良いですよ」
「本当ですか!?」
「ただし、条件があります」
「何でしょう? 大体のことなら聞けますけど」
「まずは、冒険者からの依頼は受け付けないことです。絶対にとは言いませんが、こちらは薬の時間が空けられないので。
そしてもう1つは私の事についてあまり調べないことです。深入りはしてほしくないので」
依頼はこの前行った薬屋の入り口に大きな木の板に『報酬1ゴル。回復薬を作れる薬師に5個作ってほしい。依頼主○○冒険者』と書かれた紙が打ち付けられているのを見たことで知り得た情報だ。どう考えても依頼と報酬が全く釣り合ってない。2ゴルは欲しいところだ。
ちなみに、これが緊急で報酬が破格の場合は即座に依頼を受けますけどね。
「分かりました! ですが少しぐらいは情報を貰わないと、こちら側も信頼関係で繋がりたいと思っているので……」
「そうですね。まだ名も名乗っていませんでしたしね」
自分の中も気持ちを切り替え、軽い自己紹介をはじめる。
名を伝えるため、辺りに聞こえる声量でだ。
「私の名前は有馬 光。職業は分かっているとは思うが薬師をやっている。年齢は今のところ16歳で、もう少しで17歳になる。基本的には何でも薬は作れる。よろしく」
伝え終わると同時に、俺は店員に手を差し出す。
興奮のあまりで、差し出している手に気づかなかったのか、慌てて手を服で拭き握手を交わす。
「私はセト。年齢は想像にお任せするよ」
『見た感じ若い』
「こう見えて店主を務めている。コウよろしくな」
セトは握手を交わしながら、自己紹介をした。
そして終わると同時に手に加わっていた力は緩んでいき、離される。
「さっきから気になっていたんですが、そのリュックの中には何が入っているのですか? まだ何か入っているようなので……あ! 言いたくなければ良いですよ」
リュックの重みで何か入っているのか聞かれてしまった……
別に隠すことでもないから良かったが、このタイプは少し間隔を空けたほうが良いな。
「自分用の回復薬が数個入っているだけだよ」
「もしかして、冒険者もしているのですか!? 薬師なのに」
セトの反応からして、この世界では冒険者と何かの職業を掛け持ちすることはないのだろう。
冒険者になれば、一般的に副業もせず討伐依頼をこなしたり、戦闘が主な仕事なる。その為か自然と副業に手を染める時間も無くなっていく。
だが俺の場合は主に冒険者として生きて、副業で薬師をやっている感じになる。薬に関しての知識は例の薬から得たので、そこら辺を考えずに冒険者を全う出来るので副業として出来ている。
簡単に言えば、俺だけがこの世界の例外。
特別な存在ということ。
「はい。冒険者兼薬師をやっています。と言っても冒険者はつい最近始めた駆け出しですけどね」
つい勢いで言ってしまった言葉に苦笑いするしかなかった。
何故かって? そりゃ回復薬を作ることが出来きる薬師兼冒険者は最近冒険者になった。それを聞いていた周りの冒険者どう行動するか。
勧誘に来る。
今はセトと会話中なので割り込んでくる可能性としては無いとは言い切れないが、低いはず。
面倒ごとを避けたいので、会話をしながら今後の行動をどうするか頭の中で考える。
――逃げる!
「では! これからもホープ薬屋をよろしくお願いします」
「こちらこそ」
「そして、遅くなりましたがこちらが回復薬5個分のお金です」
そう言い、差し出された金額は3ゴル丁度だった。
元の世界と比べたら少ないと感じてしまうが、実際はもの凄い大金を貰っている。
貰ったお金はリュックに投げ入れるように、雑に入れる。
そして、感謝の気持ちを沢山含んだ一礼。
頭を上げると同時に、俺は出口に全力疾走で向かう。1秒でも早く。外に出られれば建物の影に隠れる事が出来るので勝ったもの同然だ!
だが、相手もそう簡単には逃がしてはくれない。俺が後1歩でという時に1人の冒険者が立ちはだかった。
この際しょうがない。使いたくは無かったが、英雄薬を使おう。
服の内側に隠し持っていた薬を一口飲み、冒険者達の頭上を飛び越える。
「くっそ! あの薬師、身体能力上昇の薬を飲みやがった」
「逃すか! 追えー!」
「「「ウォォォーー!!」」」
薬屋の外を出たというのに、まだ追いかけてくる。
このままでは不味いと思い、反射神経的に足に力を入れると何故かさっきまで見ていた建物が見えなくなった。
「あれ? 足が地面に着いていない感覚……って空を飛んでる!? 少し足に力を入れただけで、こんなに飛べるのか……これも1つ学習だな」
丁度真下には冒険者がやって来ないそうな、高い建物があったので、そこに着地することにする。
普通の人間があの高さから着地したとなると、骨折以上の大怪我になる。が、俺の場合怪我一つしてないというか、痛みさえ感じない。
「これも薬の効果なのか。どうやったらこんな薬を作ることが出来たんだ? ますますあの元となった薬は謎だな。それにこの英雄薬も効果があまりにも絶大すぎている。誰にも知られてはいけないな」
一番好きなのはオレンジピールが生地に練りこまているパン。程よく甘く、苦い感じがたまらないのだ。
これ以上語り続けると、永遠に続きそうだったので頭の中で切り替える。
「今日の予定は薬を売りに行くことか。道具とか素材とかを買ったところで売ったら怪しまれるから、他の薬屋で売ることにするか」
前に行った薬屋に行き、回復薬を売りつけたりしたら怪しまれるのは明白だ。
熟練の薬師でも難しいというのに、駆け出しの薬師がどうしたら作ることが出来るのか聞かれるだろう。『はい! 薬のお陰です!』と言い返したりしたら、ますます怪しまれるのは間違いない。
そんな面倒ごとから遠ざけるためにも、他の薬屋で売ることにするのだ。
と言っても、こんな若い人が回復薬を作れるのかと怪しまれることから逃れることは出来ないので、そこはしっかりと考えておかなければいけない。
実に面倒だ。
昨日作り置きしておいた回復薬を数個リュックの中に入れ、目的地の薬屋へ向かう。
当然朝食のオレンジピール入りのパンを途中で買ってだ。
行き付けのお店に着くと、俺がしゃべる前に店主の方から話しかけてくる。
毎日、何度もお店に顔を出していたらか、自然と店主も顔を覚えてくれていたのだろう。
「よお! 今日もいつものだろう? ほれ、3個で2個はおまけだ」
いつもオレンジピール入りのパンを買っていたことを店主は覚えてくれており、サービスとして2個おまけしてくれたのだ。
何ともありがたい。3食に1つずつ食べることが出来る。ってことは明日も……まぁ無駄な期待はしないでおこう。
「ありがとうございます。これ本当においしいんですよね。ハマってしまいました」
「それは嬉しいことだな! これからもよろしくな! 来たらおまけを付けてやるよ」
「ありがとうございます。また来ます」
「おうよ!」
約束と友情を交わした後、パンを食べ歩きしながら薬屋に着いた。
この前行った薬屋より一回り大きな建物で少し見える内装は豪華なものに見える。
人気店なのか、冒険者や薬師の出入りが激しい。
店前で棒立ちしていると、奥に居る店員らしき人と目が合ってしまい、『来るなら来い』と言っているような視線を送られる。
『行くしかないのか……よし! 行ってみよう!』
店の中に足を踏み入れると、何故か一斉に視線を集めた。
それもそうだろう。
冒険者にしては体つきは良くなく、薬師にしては道具や薬草を持っていないので目立っている。しかも視線の中には一般人、村人からも向けられ、冒険者でもない薬師でもない村人でも無い様な空気感に包まれているので、不思議に思い視線を向けているのだろう。
背中がチクチクするような錯覚を覚えながら、何とか店員がいる所まで着いた。
「今日は何の用だい?」
「薬を売りに来ました」
「ほう? 見たところ君は新人だね? どれ薬を見せてみよ」
「はい。これです」
俺は店員に言われるままにリュックから薬が入っているビンを取り出し、台に置く。
置いたのは回復薬5個。
リュックの中にはまだ3個あったが、いきなり大量の回復薬を売りに来たとなれば、ある意味で目立ってしまう。今も目立っているのに。
それに今回お試しも兼ねて売りに来ているので、大量に売りつける必要も無いのだ。
「おお! これ回復薬!? しかも質も良い! 君! うちの店の専属にならないか!」
これ意外な答えであった。
想定していた中では『何故君が回復薬を作れるのだ?』や『怪しい……盗みか?』と色々考えていたが、店員が発した言葉は想定してなく、予想外であった。
しかもその内容が専属になってくれ、ということだ。
別に専属になるのは悪くない話しだと思っている。
しかし、その場合冒険者からの注文が入って自分の時間を作ることが出来なくなったり、オリジナルの薬の制作方法などが他者に伝わってしまう可能性がある。その為手を出したくても出せない状況でもあるのだ。
それに店員が専属にならないか? と言った瞬間から店内がざわつき始めている。あちこちから『滅多に誘わないあいつが誘ったという事は、余程の才能の持ち主なんだろう』という声が聞こえるので、この店は他の薬屋より薬師のレベルも薬の質も高いのだろう。
相手が焦っている様子から考えて、相当他には渡したくない人材なんだろう。
目は見開き充血している。そして鼻息が荒くなっている。ちょっと怖い。
ということは! だ。こちら側が条件を提示すればそれを飲んでくれるのではないか!
交渉してみるか。
「専属になっては良いですよ」
「本当ですか!?」
「ただし、条件があります」
「何でしょう? 大体のことなら聞けますけど」
「まずは、冒険者からの依頼は受け付けないことです。絶対にとは言いませんが、こちらは薬の時間が空けられないので。
そしてもう1つは私の事についてあまり調べないことです。深入りはしてほしくないので」
依頼はこの前行った薬屋の入り口に大きな木の板に『報酬1ゴル。回復薬を作れる薬師に5個作ってほしい。依頼主○○冒険者』と書かれた紙が打ち付けられているのを見たことで知り得た情報だ。どう考えても依頼と報酬が全く釣り合ってない。2ゴルは欲しいところだ。
ちなみに、これが緊急で報酬が破格の場合は即座に依頼を受けますけどね。
「分かりました! ですが少しぐらいは情報を貰わないと、こちら側も信頼関係で繋がりたいと思っているので……」
「そうですね。まだ名も名乗っていませんでしたしね」
自分の中も気持ちを切り替え、軽い自己紹介をはじめる。
名を伝えるため、辺りに聞こえる声量でだ。
「私の名前は有馬 光。職業は分かっているとは思うが薬師をやっている。年齢は今のところ16歳で、もう少しで17歳になる。基本的には何でも薬は作れる。よろしく」
伝え終わると同時に、俺は店員に手を差し出す。
興奮のあまりで、差し出している手に気づかなかったのか、慌てて手を服で拭き握手を交わす。
「私はセト。年齢は想像にお任せするよ」
『見た感じ若い』
「こう見えて店主を務めている。コウよろしくな」
セトは握手を交わしながら、自己紹介をした。
そして終わると同時に手に加わっていた力は緩んでいき、離される。
「さっきから気になっていたんですが、そのリュックの中には何が入っているのですか? まだ何か入っているようなので……あ! 言いたくなければ良いですよ」
リュックの重みで何か入っているのか聞かれてしまった……
別に隠すことでもないから良かったが、このタイプは少し間隔を空けたほうが良いな。
「自分用の回復薬が数個入っているだけだよ」
「もしかして、冒険者もしているのですか!? 薬師なのに」
セトの反応からして、この世界では冒険者と何かの職業を掛け持ちすることはないのだろう。
冒険者になれば、一般的に副業もせず討伐依頼をこなしたり、戦闘が主な仕事なる。その為か自然と副業に手を染める時間も無くなっていく。
だが俺の場合は主に冒険者として生きて、副業で薬師をやっている感じになる。薬に関しての知識は例の薬から得たので、そこら辺を考えずに冒険者を全う出来るので副業として出来ている。
簡単に言えば、俺だけがこの世界の例外。
特別な存在ということ。
「はい。冒険者兼薬師をやっています。と言っても冒険者はつい最近始めた駆け出しですけどね」
つい勢いで言ってしまった言葉に苦笑いするしかなかった。
何故かって? そりゃ回復薬を作ることが出来きる薬師兼冒険者は最近冒険者になった。それを聞いていた周りの冒険者どう行動するか。
勧誘に来る。
今はセトと会話中なので割り込んでくる可能性としては無いとは言い切れないが、低いはず。
面倒ごとを避けたいので、会話をしながら今後の行動をどうするか頭の中で考える。
――逃げる!
「では! これからもホープ薬屋をよろしくお願いします」
「こちらこそ」
「そして、遅くなりましたがこちらが回復薬5個分のお金です」
そう言い、差し出された金額は3ゴル丁度だった。
元の世界と比べたら少ないと感じてしまうが、実際はもの凄い大金を貰っている。
貰ったお金はリュックに投げ入れるように、雑に入れる。
そして、感謝の気持ちを沢山含んだ一礼。
頭を上げると同時に、俺は出口に全力疾走で向かう。1秒でも早く。外に出られれば建物の影に隠れる事が出来るので勝ったもの同然だ!
だが、相手もそう簡単には逃がしてはくれない。俺が後1歩でという時に1人の冒険者が立ちはだかった。
この際しょうがない。使いたくは無かったが、英雄薬を使おう。
服の内側に隠し持っていた薬を一口飲み、冒険者達の頭上を飛び越える。
「くっそ! あの薬師、身体能力上昇の薬を飲みやがった」
「逃すか! 追えー!」
「「「ウォォォーー!!」」」
薬屋の外を出たというのに、まだ追いかけてくる。
このままでは不味いと思い、反射神経的に足に力を入れると何故かさっきまで見ていた建物が見えなくなった。
「あれ? 足が地面に着いていない感覚……って空を飛んでる!? 少し足に力を入れただけで、こんなに飛べるのか……これも1つ学習だな」
丁度真下には冒険者がやって来ないそうな、高い建物があったので、そこに着地することにする。
普通の人間があの高さから着地したとなると、骨折以上の大怪我になる。が、俺の場合怪我一つしてないというか、痛みさえ感じない。
「これも薬の効果なのか。どうやったらこんな薬を作ることが出来たんだ? ますますあの元となった薬は謎だな。それにこの英雄薬も効果があまりにも絶大すぎている。誰にも知られてはいけないな」
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