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1)ショタコン扱いされてます
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「俺は信夫と結婚する!」
近所に引っ越してきた新しい家族の中に、どこか不思議な雰囲気を持つ少年、宮登がいた。彼の目には、どこか真剣な光が宿っており、無邪気な笑顔とは裏腹に、清水信夫に対する特別な思いを感じさせた。少年の一途な言葉に、信夫は最初こそ驚きながらも、軽く受け流していた。
「はいはい、結婚は女の子とするもんだよー」
信夫は苦笑しながら、その場を急いで離れるように歩き始めた。彼にとって、宮登の言葉は冗談のようにしか思えなかった。
普段、信夫は静かな日常を送っていたが、最近仕事が忙しくて心の余裕をなくしていた。趣味やペットを飼うこともすっかり後回しになり、ただ淡々と日々をこなしていた。彼が好きだったハムスターやリスといった小動物たちは、大学を卒業してからすっかり遠くなってしまっていた。何か物足りなさを感じながらも、忙しさにそれを埋める方法も見つけられずにいた。
そんな信夫の生活に、宮登が現れた。最初は何気ない言葉だったが、その後、宮登はますます信夫に迫ってくるようになった。
「俺たちは運命なんだ! 何度転生しても、信夫の傍にいるのは絶対運命だ!」
宮登の熱い言葉に、信夫は思わず笑いそうになったが、その真剣さにどこか引き込まれそうになる自分に気づいた。信夫は、宮登がどこか漫画やアニメから影響を受けているのだろうと考え、特に深く考えずにそのまま流していた。
信夫には「運命」だとか、「転生」だとか、そんな非現実的なものは縁遠い話だった。
二十七歳、平凡な体型に平凡な体力。取り柄もない、未婚の男。仕事に追われ、恋愛に割く余裕など無い日々を送っていた普通の男だ。
信夫は一人暮らしをしているが、隣の部屋はファミリー向けの広さで、騒音のトラブルが絶えなかった。それでも、この部屋はペット可で家賃も安く、信夫にとっては理想的な住まいだった。大学を卒業してからずっとここに住み続け、忙しさを言い訳にしてペットを迎えるタイミングを逃していた。
ある日、信夫が仕事から帰宅した時、ふと目にしたのは、隣の部屋が空室になっていたことだった。そして数か月後、ようやく新しい家族が引っ越してきた。
「駒井です。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします」
その時、信夫はまだ見ぬ隣人たちを一瞥した。若い夫婦が、赤ん坊と二人の小学生を連れて挨拶に来たのだ。その時、信夫は少しだけ、新たな登場人物が自分の生活に加わることを感じ取った。
しかし、信夫の生活に本当の変化が訪れたのは、それから数日後のことだった。
「のぶお!」
自己紹介をしている途中、突然、少年が信夫を呼び捨てにして呼んできた。信夫はその声に驚き、言葉が出なかった。
「え? 宮登……清水さんを知ってるの?」
信夫が尋ねると、宮登は少し焦った様子で答えた。
「ううん……前の学校で、のぶおくんに似てたから…」
信夫は思わず苦笑いを浮かべてしまった。自分が「のぶおくん」と似ているなんて、到底信じられなかったからだ。
「ごめんなさいね、こんな家族ですがよろしくお願いします」
母親は深々と頭を下げ、父親も軽く会釈をして部屋に向かっていった。信夫はその後ろ姿を見送りながら、少しだけ心に変化が訪れる予感を感じていた。
その後、信夫の予感は的中した。宮登は何度も何度も信夫に付きまとい、まるで影のように信夫の後を追いかけるようになった。以前の隣人の子供たちは挨拶を交わす程度だったが、宮登は違った。彼は毎朝、信夫と同じタイミングで家を出て、通勤路を一緒に歩くようになった。
「じゃあな、ちゃんと勉強してこいよ」
信夫は毎朝、宮登が学校へ向かう姿を見送る。しかし、ある日、宮登が振り返り、大声で叫んだ言葉に信夫は驚き、足を止めた。
「わかった!信夫とセックスするために勉強してくる!」
信夫は思わず振り返り、その言葉を聞いた瞬間、周囲の人々が一斉に自分を見つめていることに気づいた。
信夫は顔が赤くなり、驚きと恥ずかしさが交錯した。
「え?ちょっと、あの子…」
「やだ……子供に何教えてるのかしら」
近所の人たちや親たちが信夫を怪しむように見て、ヒソヒソと噂を始める。
「大丈夫です! 本当に何でもないですから!」
思わず叫んだ信夫は、顔を真っ赤にしながらその場を離れる。心の中では、どうしてこんなことになったのかと、深いため息をついた。
――――なんて日だ。
信夫は仕事の山を目の前にして、さっきの出来事が心に重くのしかかっていた。会社に着くと、無駄に感じるほど重い足取りでオフィスに入る。椅子に腰を下ろし、両手で顔を覆って深いため息をついた。
「おーどうした、清水?」
突然、背後から声がかかる。信夫が顔を上げると、逞しい体型の男、氏川直人 と、小柄な女性、高橋明美が隣の席から覗き込んでいる。二人とも、仕事中にもかかわらず、信夫の気を引こうとするのが日常だ。
「さっき見てましたよー、変質者扱いされてましたねぇ」
直人がニヤリと笑いながら言うと、明美がクスクスと笑った。信夫は心の中でため息をつく。この二人がからかうのは、まるで生き甲斐のようなものだ。
「え?ついに信夫、モテ期到来?」
「モテ期って、何を言ってるんだよ」
「ほら、お前、可愛いの好きだろ?小さくて丸いの」
「小動物が好きだからって、どうしてそう繋がるんだよ!」
信夫が顔を赤くしながら言うと、二人はさらに面白がってからかう。スマートフォンの画面に映し出されたハムスターたちが丸まって寝ている姿に、無意識に癒されている信夫。
その光景は、同僚たちにとっては笑いの種だった。
「小学生も小動物みたいで可愛いですよねー」
「お前、子供にまでスケベな顔するのか?ショタコンだったのか!」
「スケベな顔って、なんだよ!」
信夫は笑いながらも、彼らの冗談に苛立ちを覚える。明美がそのまま話を続ける。
「『セックスの勉強』とか言ってる子供がいたら、ウケるんだけど!」
「それは子供のただの言い間違えだ!」
信夫は怒りをこらえきれず、隣の席の明美を軽く突っつく。その腕の力は、彼の苛立ちがどれほど強いかを物語っている。
「私もあの道を通って出勤するから、よく見かけますけど、本当に子供に好かれてていいなぁって思いますよー」
明美は少し気まずそうに言うが、信夫はその言葉に顔をしかめる。
「明美ちゃん……そのフォロー、なんの意味もないから」
「サーセーン!」
明美は軽く頭を下げるが、その表情には全く反省の色が見えない。信夫はため息をつく。
「いるなら声かけてくれよ。」
「私、今忙しいんです!通勤時間の一人の時間も大事な時期なんですから」
明美はそう言いながら、スマートフォンを目の前に突きつける。その画面には、華やかなゲームの画面が広がっている。
「今日、推しの誕生日イベントなんで、今日限りの限定アイテムをゲットするために、卓を回しまくってるんです。命かけてるんで!」
「卓って?」
「あ、このキャラのジョブが雀士なんで、アイテムゲットには『卓回し』っていうんです!」
明美は目を輝かせながら、自分の好きなキャラクターについて熱心に語る。信夫と氏川は、その熱量に驚きながらも、顔を見合わせて苦笑いを浮かべる。
「さて、仕事しますか」
氏川が肩を回しながら、席に戻っていく。
「えー?もう始めるんすか?まだアイテム埋まってないんすよー、仕事休もうかな」
「来たならちゃんとやれ」
「へーい」
明美のダルそうな返事に、信夫は微笑ましく思いながらも、その姿を見守る。
「よし、やるか!」
朝の出来事の疲れなどすっかり忘れ、信夫は明美と直人から元気をもらいながら、忙しく賑やかな日常を送り始めるのだった。
近所に引っ越してきた新しい家族の中に、どこか不思議な雰囲気を持つ少年、宮登がいた。彼の目には、どこか真剣な光が宿っており、無邪気な笑顔とは裏腹に、清水信夫に対する特別な思いを感じさせた。少年の一途な言葉に、信夫は最初こそ驚きながらも、軽く受け流していた。
「はいはい、結婚は女の子とするもんだよー」
信夫は苦笑しながら、その場を急いで離れるように歩き始めた。彼にとって、宮登の言葉は冗談のようにしか思えなかった。
普段、信夫は静かな日常を送っていたが、最近仕事が忙しくて心の余裕をなくしていた。趣味やペットを飼うこともすっかり後回しになり、ただ淡々と日々をこなしていた。彼が好きだったハムスターやリスといった小動物たちは、大学を卒業してからすっかり遠くなってしまっていた。何か物足りなさを感じながらも、忙しさにそれを埋める方法も見つけられずにいた。
そんな信夫の生活に、宮登が現れた。最初は何気ない言葉だったが、その後、宮登はますます信夫に迫ってくるようになった。
「俺たちは運命なんだ! 何度転生しても、信夫の傍にいるのは絶対運命だ!」
宮登の熱い言葉に、信夫は思わず笑いそうになったが、その真剣さにどこか引き込まれそうになる自分に気づいた。信夫は、宮登がどこか漫画やアニメから影響を受けているのだろうと考え、特に深く考えずにそのまま流していた。
信夫には「運命」だとか、「転生」だとか、そんな非現実的なものは縁遠い話だった。
二十七歳、平凡な体型に平凡な体力。取り柄もない、未婚の男。仕事に追われ、恋愛に割く余裕など無い日々を送っていた普通の男だ。
信夫は一人暮らしをしているが、隣の部屋はファミリー向けの広さで、騒音のトラブルが絶えなかった。それでも、この部屋はペット可で家賃も安く、信夫にとっては理想的な住まいだった。大学を卒業してからずっとここに住み続け、忙しさを言い訳にしてペットを迎えるタイミングを逃していた。
ある日、信夫が仕事から帰宅した時、ふと目にしたのは、隣の部屋が空室になっていたことだった。そして数か月後、ようやく新しい家族が引っ越してきた。
「駒井です。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします」
その時、信夫はまだ見ぬ隣人たちを一瞥した。若い夫婦が、赤ん坊と二人の小学生を連れて挨拶に来たのだ。その時、信夫は少しだけ、新たな登場人物が自分の生活に加わることを感じ取った。
しかし、信夫の生活に本当の変化が訪れたのは、それから数日後のことだった。
「のぶお!」
自己紹介をしている途中、突然、少年が信夫を呼び捨てにして呼んできた。信夫はその声に驚き、言葉が出なかった。
「え? 宮登……清水さんを知ってるの?」
信夫が尋ねると、宮登は少し焦った様子で答えた。
「ううん……前の学校で、のぶおくんに似てたから…」
信夫は思わず苦笑いを浮かべてしまった。自分が「のぶおくん」と似ているなんて、到底信じられなかったからだ。
「ごめんなさいね、こんな家族ですがよろしくお願いします」
母親は深々と頭を下げ、父親も軽く会釈をして部屋に向かっていった。信夫はその後ろ姿を見送りながら、少しだけ心に変化が訪れる予感を感じていた。
その後、信夫の予感は的中した。宮登は何度も何度も信夫に付きまとい、まるで影のように信夫の後を追いかけるようになった。以前の隣人の子供たちは挨拶を交わす程度だったが、宮登は違った。彼は毎朝、信夫と同じタイミングで家を出て、通勤路を一緒に歩くようになった。
「じゃあな、ちゃんと勉強してこいよ」
信夫は毎朝、宮登が学校へ向かう姿を見送る。しかし、ある日、宮登が振り返り、大声で叫んだ言葉に信夫は驚き、足を止めた。
「わかった!信夫とセックスするために勉強してくる!」
信夫は思わず振り返り、その言葉を聞いた瞬間、周囲の人々が一斉に自分を見つめていることに気づいた。
信夫は顔が赤くなり、驚きと恥ずかしさが交錯した。
「え?ちょっと、あの子…」
「やだ……子供に何教えてるのかしら」
近所の人たちや親たちが信夫を怪しむように見て、ヒソヒソと噂を始める。
「大丈夫です! 本当に何でもないですから!」
思わず叫んだ信夫は、顔を真っ赤にしながらその場を離れる。心の中では、どうしてこんなことになったのかと、深いため息をついた。
――――なんて日だ。
信夫は仕事の山を目の前にして、さっきの出来事が心に重くのしかかっていた。会社に着くと、無駄に感じるほど重い足取りでオフィスに入る。椅子に腰を下ろし、両手で顔を覆って深いため息をついた。
「おーどうした、清水?」
突然、背後から声がかかる。信夫が顔を上げると、逞しい体型の男、氏川直人 と、小柄な女性、高橋明美が隣の席から覗き込んでいる。二人とも、仕事中にもかかわらず、信夫の気を引こうとするのが日常だ。
「さっき見てましたよー、変質者扱いされてましたねぇ」
直人がニヤリと笑いながら言うと、明美がクスクスと笑った。信夫は心の中でため息をつく。この二人がからかうのは、まるで生き甲斐のようなものだ。
「え?ついに信夫、モテ期到来?」
「モテ期って、何を言ってるんだよ」
「ほら、お前、可愛いの好きだろ?小さくて丸いの」
「小動物が好きだからって、どうしてそう繋がるんだよ!」
信夫が顔を赤くしながら言うと、二人はさらに面白がってからかう。スマートフォンの画面に映し出されたハムスターたちが丸まって寝ている姿に、無意識に癒されている信夫。
その光景は、同僚たちにとっては笑いの種だった。
「小学生も小動物みたいで可愛いですよねー」
「お前、子供にまでスケベな顔するのか?ショタコンだったのか!」
「スケベな顔って、なんだよ!」
信夫は笑いながらも、彼らの冗談に苛立ちを覚える。明美がそのまま話を続ける。
「『セックスの勉強』とか言ってる子供がいたら、ウケるんだけど!」
「それは子供のただの言い間違えだ!」
信夫は怒りをこらえきれず、隣の席の明美を軽く突っつく。その腕の力は、彼の苛立ちがどれほど強いかを物語っている。
「私もあの道を通って出勤するから、よく見かけますけど、本当に子供に好かれてていいなぁって思いますよー」
明美は少し気まずそうに言うが、信夫はその言葉に顔をしかめる。
「明美ちゃん……そのフォロー、なんの意味もないから」
「サーセーン!」
明美は軽く頭を下げるが、その表情には全く反省の色が見えない。信夫はため息をつく。
「いるなら声かけてくれよ。」
「私、今忙しいんです!通勤時間の一人の時間も大事な時期なんですから」
明美はそう言いながら、スマートフォンを目の前に突きつける。その画面には、華やかなゲームの画面が広がっている。
「今日、推しの誕生日イベントなんで、今日限りの限定アイテムをゲットするために、卓を回しまくってるんです。命かけてるんで!」
「卓って?」
「あ、このキャラのジョブが雀士なんで、アイテムゲットには『卓回し』っていうんです!」
明美は目を輝かせながら、自分の好きなキャラクターについて熱心に語る。信夫と氏川は、その熱量に驚きながらも、顔を見合わせて苦笑いを浮かべる。
「さて、仕事しますか」
氏川が肩を回しながら、席に戻っていく。
「えー?もう始めるんすか?まだアイテム埋まってないんすよー、仕事休もうかな」
「来たならちゃんとやれ」
「へーい」
明美のダルそうな返事に、信夫は微笑ましく思いながらも、その姿を見守る。
「よし、やるか!」
朝の出来事の疲れなどすっかり忘れ、信夫は明美と直人から元気をもらいながら、忙しく賑やかな日常を送り始めるのだった。
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