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第1弾 I am ■■■■■
15話
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━━5日後 7月12日━━
……っあー、面倒だわ。記者会見は今したくないんだけどなぁ、つーかあれに関しては本当は言いたくないんだけど……でも結局こうなる。自業自得だってね。
──そういえば、あれからもう5日も経ってしまったのか。……ホント、救いが無かったな。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
━━4日前 戦いの後━━
あの時、自分が目覚めたらいつの間にか家の寝室の天井……いや何も見えなかったけど、肌に風が当たる感覚が無かった上に布ズレの音が聴こえたから部屋の中とは理解出来た。
自分の家だって分かったのは、隣でぐっすりと眠っている紗季の吐息が聞こえたから。そっちの方を見てみると紗季がシーツを握って傍に居たからそう確信できた。
シーツには涙が落ちた後、どうやら心配を掛けすぎてしまったらしい。……ところで、ここまで運んで来たのは誰なんだろうか。まだ居るのなら探さないと。
ゆっくりと紗季に気付かれないようにベッドから降りて、部屋から出る。リビングへと降りる途中に、あまり出会いたくない奴と目が合ってしまった。成程、アイツなら簡単にここまで来れるわな。
「I had better say thank you? I don’t want to be honest.」
「You say a horrible thing. I’m still God.」
「God is a god even a goddess. Minogura.」
あのクソッタレの従姉妹だ。確かにコイツなら簡単に運べるわな。ってか、自分をここまで運んできたことに何かしら裏でもあるんじゃないのかって疑ってしまう。
「I haven’t thought of taking anything and eating it. Already, interesting things are about to arise in this world without permission.」
「……What does it mean?」
「Well, what do you mean?」
面白いことが勝手に起こる? クトゥルフ勢が言ってる分嫌な予感しかしないんだが……っと、そういえば。
「What happened to Herbus?」
「Oh, you worry about enemies.」
「Waking will be worse if he die. ……So what?」
「Even if you don’t want it?」
「…………Really.」
はぁ……こうなんのか。いや、クトゥルフ勢は興味無い輩に関してはこのような非人道的な行動をなんの躊躇いもなくやれるんだったな。いや非人道的の時点で語弊があるな。コイツらそもそも人間を食料か、場合によっては信者としか見てないんだったな。
あぁ……ったく、てかそういえば。
「Where is my suit?」
「I brought it to your laboratory. Please be thankful.」
「Yeah, yeah thanks.」
まだ疲れが残ってるのだろう、少しだけ足取りが覚束無い状態だがそのままラボまで降りていく。入ってすぐ視界に、強制パージさせたスーツだけが残っていた。近付いても平気だから、アンノウンガスはまだプルトニウムチューブに保存されているみたいだ。
まぁ、そのプルトニウムチューブを確認しようとしたけど既に無かったってことは、SOPHIAが先に回収とプルトニウムチューブの製作に取り掛かっているのだろう。
『You’re an early awakening, sir.』
「Certainly it is early. It's three o'clock in the morning.」
『But, you slept all day.』
「Is it true?」
『Yes it is.』
そんだけ寝てたのか……あ、ヤバい腹減ってきた。な、何か簡単なファストフードが欲しい。あーヤバい、ハンバーガーとかチキンとか食いたくなってきた……!
「SOPHIA, I’ll eat something.」
『There is a hamburger brought by Ms. Wells in the refrigerator.』
「Wow, I don’t want to eat.」
『Is that rude?』
「I don't know.」
いやいやいや、こんぐらいで良いんだよ普通は。邪神からの支給品みたいなのって何か嫌な予感しかしないんだよ。呪文かけられてそうで。……まぁ、その呪文を解除すれば問題無いとは思うが。
……しかし空腹を満たすには食事を摂らなければ、嫌々だがマイノグーラが持ってきたヤツを食わせてもらうとするか。
足早に階段を昇っていき、マイノグーラには目もくれず冷蔵庫にあるバーガーショップのロゴのある紙袋を手に取り温めもせずに食べる。美味しく食べる前に空腹を凌ぎたいんだよこっちは。
フライドポテト、チキンナゲット、バニラシェイクにダブルチーズバーガーという満足出来る内容だったのですぐに全部食べ終えた。ゴミは色々と処理をして分別し、その後ソファで一休み。
「I’m going home.」
「I don’t want to see it anymore, if possible.」
「I’ll see you again at the press conference.」
うっわ……そうだわ、絶対さっきのことについて大体のこと話さなきゃならねぇじゃん。そもそもハーバスの狙いは本社だったし、成り行きで市民助けたみたいなことになってたけど付近にウチの会社あったからそっちのことについて聞かれるわぁ……。
……カンペ作ろ。出来れば自分と、昨日の出来事との関係性を少しでも無くしたい。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ってことがあって、準備が済む間ニュースでは色々と騒ぎが起きた。あの馬鹿デカイスーツが引き上げられたらハーバスの死体があってビニガンカンパニーは倒産の危機に瀕している。
そしてあの時の誰かが戦闘の一部始終を撮っていたおかげで、危害を加えていたのがハーバス・ビニガンであることが知られた。ジャクソンの方は向こうの会社で聞き込みやら捜索やらも行われたが結局今のところ見つからずじまい。
さらに自作スーツを着た自分の活躍などと題した映像があれやこれやと全部の報道局で流され、コールコーポレーションとの関係性の把握として今この場に自分は居る。控え室だけども。
「ほら、動かないで。」
「あーごめん。」
っとと、紗季の御機嫌を損ねたら不味い。お仕置きが待ってるからね。今は体力云々で悩みたくないし。
「はい、おしまい。」
「ありがとう。」
「……ねぇ、トム君。」
「ん?」
「……これからどうするの?」
「これから、ねぇ。流石にあれと自分とを結び付けさせたくないから、誤魔化すよ。アリバイ成立には紗季の証言も必要だけど。」
「そっか…………あっ、あとね。」
「ん?」
「──トム君がどんな道を選んでも、私はトム君の味方だからね。」
「……それは嬉しいな。」
紗季と軽い口付けを交わす。これから色々と迷惑をかけるかもしれないけど、その分紗季との時間も大切にしなきゃならないって意味でもあるけど。
「──Mr. Cole, it’s about time soon.」
「OK. 行こうか。」
「うん。」
秘書さんのあとを2人で手を繋ぎながらついて行く。歩幅を合わせて自分はゆっくりと歩かないと。記者会見の場に近付いてくるとボブの声が聞こえている。あぁそっか、そもそも戦闘に加入してハーバスの方を撃ったのか……って、それはそれで不味いな。勘で気付いているとはいえ、そのことはボブと紗季にしか知られていない。
────唯一無二の友達か、自分の保身か。そう考えたら、流石にもう決まってる。
〔Next will be Mr. Cole, CEO of Cole Corporation.〕
「それじゃぁ、行ってくる。」
「行ってらっしゃい。」
カメラのフラッシュを浴びながら壇上へと立つ。今の自分の視界には椅子に座ってる記者の他にテレビカメラや録音機など……これだと言い逃れなんて出来るわけ無いだろう。言い逃れる前に嘘を付けば良いけど。
「Amm…… I guess we all know Thomas・ Cole. It's a press conference and you can ask anything. Oh, but don’t listen to the night. It's embarrassing.」
[HAHAHAHA!]
「HaHaHa. OK…… who do you ask from?」
あ、早速最前列の……マイノグーラが手を挙げやがった。仕方ない、ここは頷きだけで良いか。
「What did you think about Herbus ・ Vinigan's news?」
「First of all, I feel sad about the fact that he died. Although there was a problem between companies long ago, there is only sadness about death rather than it.」
「Thank you.」
「Next?…… OK, come on.」
「I'm Ames・Granger of SNB. Do you know something about the "Violet" that was reflected in the videos posted by citizens?」
んー? ヴァイオレット……それって、あれのことだよね? 何かいつの間にか名付けられてるし。
「Is there a picture showing the Violet?」
「It’s a purple person in that movie. Did you know that?」
「I heard that there is a name for the first time.」
リツウェッドを取り出してその動画を見るフリをする。だって知ってるからね。
「Ah……OK OK, understood. Sure it’s violet. ……It's a nice name, but it's a bit too honest.」
「So, what kind of name is good?」
「Well…… If I call this is──」
自分の中で紫色だなんて安直な名前、あれには付けようとは思わないかな。たしかにカッコイイしシンプルで呼びやすいが、もう少し捻りがあった方が良い。ま、自分はモデルに使った名前にするけども。
「【TAXIM】.」
「Taxim? What does that mean?」
「It's the name of a monster. It’s an undead whose human resentment called the revenge night walker has changed. All names are capital letters.」
「……I never imagined the image of revenge.」
「No, No, No. What matters is "grudge".」
「Why on earth is that?」
「TAXIM is already have a hatred of Herbus.」
──おっとこれはマズかったか。流石にブラックすぎたな。
「Sorry it was unscrupulous. But I personally think that TAXIM is cooler than Violet.」
「OK. Thank」
「Wait, wait, wait. I have a question I have not answered yet.」
ふむ、こんな感じで良いか。さて──覚悟決めますか。
「Well, you were asked if I knew something about that TAXIM. About that ……」
一旦言葉を止める。記者全員とカメラ全てが変わらずに自分の方へと注目し続けている。
今から言う自分の発言で、確かに風当たりや辿る運命も変わるだろう。それでも、前に進むしかないのに変わりはない。だから────
「I am TAXIM.」
この暴風に立ち向かっていくことを選ぶ。
……っあー、面倒だわ。記者会見は今したくないんだけどなぁ、つーかあれに関しては本当は言いたくないんだけど……でも結局こうなる。自業自得だってね。
──そういえば、あれからもう5日も経ってしまったのか。……ホント、救いが無かったな。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
━━4日前 戦いの後━━
あの時、自分が目覚めたらいつの間にか家の寝室の天井……いや何も見えなかったけど、肌に風が当たる感覚が無かった上に布ズレの音が聴こえたから部屋の中とは理解出来た。
自分の家だって分かったのは、隣でぐっすりと眠っている紗季の吐息が聞こえたから。そっちの方を見てみると紗季がシーツを握って傍に居たからそう確信できた。
シーツには涙が落ちた後、どうやら心配を掛けすぎてしまったらしい。……ところで、ここまで運んで来たのは誰なんだろうか。まだ居るのなら探さないと。
ゆっくりと紗季に気付かれないようにベッドから降りて、部屋から出る。リビングへと降りる途中に、あまり出会いたくない奴と目が合ってしまった。成程、アイツなら簡単にここまで来れるわな。
「I had better say thank you? I don’t want to be honest.」
「You say a horrible thing. I’m still God.」
「God is a god even a goddess. Minogura.」
あのクソッタレの従姉妹だ。確かにコイツなら簡単に運べるわな。ってか、自分をここまで運んできたことに何かしら裏でもあるんじゃないのかって疑ってしまう。
「I haven’t thought of taking anything and eating it. Already, interesting things are about to arise in this world without permission.」
「……What does it mean?」
「Well, what do you mean?」
面白いことが勝手に起こる? クトゥルフ勢が言ってる分嫌な予感しかしないんだが……っと、そういえば。
「What happened to Herbus?」
「Oh, you worry about enemies.」
「Waking will be worse if he die. ……So what?」
「Even if you don’t want it?」
「…………Really.」
はぁ……こうなんのか。いや、クトゥルフ勢は興味無い輩に関してはこのような非人道的な行動をなんの躊躇いもなくやれるんだったな。いや非人道的の時点で語弊があるな。コイツらそもそも人間を食料か、場合によっては信者としか見てないんだったな。
あぁ……ったく、てかそういえば。
「Where is my suit?」
「I brought it to your laboratory. Please be thankful.」
「Yeah, yeah thanks.」
まだ疲れが残ってるのだろう、少しだけ足取りが覚束無い状態だがそのままラボまで降りていく。入ってすぐ視界に、強制パージさせたスーツだけが残っていた。近付いても平気だから、アンノウンガスはまだプルトニウムチューブに保存されているみたいだ。
まぁ、そのプルトニウムチューブを確認しようとしたけど既に無かったってことは、SOPHIAが先に回収とプルトニウムチューブの製作に取り掛かっているのだろう。
『You’re an early awakening, sir.』
「Certainly it is early. It's three o'clock in the morning.」
『But, you slept all day.』
「Is it true?」
『Yes it is.』
そんだけ寝てたのか……あ、ヤバい腹減ってきた。な、何か簡単なファストフードが欲しい。あーヤバい、ハンバーガーとかチキンとか食いたくなってきた……!
「SOPHIA, I’ll eat something.」
『There is a hamburger brought by Ms. Wells in the refrigerator.』
「Wow, I don’t want to eat.」
『Is that rude?』
「I don't know.」
いやいやいや、こんぐらいで良いんだよ普通は。邪神からの支給品みたいなのって何か嫌な予感しかしないんだよ。呪文かけられてそうで。……まぁ、その呪文を解除すれば問題無いとは思うが。
……しかし空腹を満たすには食事を摂らなければ、嫌々だがマイノグーラが持ってきたヤツを食わせてもらうとするか。
足早に階段を昇っていき、マイノグーラには目もくれず冷蔵庫にあるバーガーショップのロゴのある紙袋を手に取り温めもせずに食べる。美味しく食べる前に空腹を凌ぎたいんだよこっちは。
フライドポテト、チキンナゲット、バニラシェイクにダブルチーズバーガーという満足出来る内容だったのですぐに全部食べ終えた。ゴミは色々と処理をして分別し、その後ソファで一休み。
「I’m going home.」
「I don’t want to see it anymore, if possible.」
「I’ll see you again at the press conference.」
うっわ……そうだわ、絶対さっきのことについて大体のこと話さなきゃならねぇじゃん。そもそもハーバスの狙いは本社だったし、成り行きで市民助けたみたいなことになってたけど付近にウチの会社あったからそっちのことについて聞かれるわぁ……。
……カンペ作ろ。出来れば自分と、昨日の出来事との関係性を少しでも無くしたい。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
ってことがあって、準備が済む間ニュースでは色々と騒ぎが起きた。あの馬鹿デカイスーツが引き上げられたらハーバスの死体があってビニガンカンパニーは倒産の危機に瀕している。
そしてあの時の誰かが戦闘の一部始終を撮っていたおかげで、危害を加えていたのがハーバス・ビニガンであることが知られた。ジャクソンの方は向こうの会社で聞き込みやら捜索やらも行われたが結局今のところ見つからずじまい。
さらに自作スーツを着た自分の活躍などと題した映像があれやこれやと全部の報道局で流され、コールコーポレーションとの関係性の把握として今この場に自分は居る。控え室だけども。
「ほら、動かないで。」
「あーごめん。」
っとと、紗季の御機嫌を損ねたら不味い。お仕置きが待ってるからね。今は体力云々で悩みたくないし。
「はい、おしまい。」
「ありがとう。」
「……ねぇ、トム君。」
「ん?」
「……これからどうするの?」
「これから、ねぇ。流石にあれと自分とを結び付けさせたくないから、誤魔化すよ。アリバイ成立には紗季の証言も必要だけど。」
「そっか…………あっ、あとね。」
「ん?」
「──トム君がどんな道を選んでも、私はトム君の味方だからね。」
「……それは嬉しいな。」
紗季と軽い口付けを交わす。これから色々と迷惑をかけるかもしれないけど、その分紗季との時間も大切にしなきゃならないって意味でもあるけど。
「──Mr. Cole, it’s about time soon.」
「OK. 行こうか。」
「うん。」
秘書さんのあとを2人で手を繋ぎながらついて行く。歩幅を合わせて自分はゆっくりと歩かないと。記者会見の場に近付いてくるとボブの声が聞こえている。あぁそっか、そもそも戦闘に加入してハーバスの方を撃ったのか……って、それはそれで不味いな。勘で気付いているとはいえ、そのことはボブと紗季にしか知られていない。
────唯一無二の友達か、自分の保身か。そう考えたら、流石にもう決まってる。
〔Next will be Mr. Cole, CEO of Cole Corporation.〕
「それじゃぁ、行ってくる。」
「行ってらっしゃい。」
カメラのフラッシュを浴びながら壇上へと立つ。今の自分の視界には椅子に座ってる記者の他にテレビカメラや録音機など……これだと言い逃れなんて出来るわけ無いだろう。言い逃れる前に嘘を付けば良いけど。
「Amm…… I guess we all know Thomas・ Cole. It's a press conference and you can ask anything. Oh, but don’t listen to the night. It's embarrassing.」
[HAHAHAHA!]
「HaHaHa. OK…… who do you ask from?」
あ、早速最前列の……マイノグーラが手を挙げやがった。仕方ない、ここは頷きだけで良いか。
「What did you think about Herbus ・ Vinigan's news?」
「First of all, I feel sad about the fact that he died. Although there was a problem between companies long ago, there is only sadness about death rather than it.」
「Thank you.」
「Next?…… OK, come on.」
「I'm Ames・Granger of SNB. Do you know something about the "Violet" that was reflected in the videos posted by citizens?」
んー? ヴァイオレット……それって、あれのことだよね? 何かいつの間にか名付けられてるし。
「Is there a picture showing the Violet?」
「It’s a purple person in that movie. Did you know that?」
「I heard that there is a name for the first time.」
リツウェッドを取り出してその動画を見るフリをする。だって知ってるからね。
「Ah……OK OK, understood. Sure it’s violet. ……It's a nice name, but it's a bit too honest.」
「So, what kind of name is good?」
「Well…… If I call this is──」
自分の中で紫色だなんて安直な名前、あれには付けようとは思わないかな。たしかにカッコイイしシンプルで呼びやすいが、もう少し捻りがあった方が良い。ま、自分はモデルに使った名前にするけども。
「【TAXIM】.」
「Taxim? What does that mean?」
「It's the name of a monster. It’s an undead whose human resentment called the revenge night walker has changed. All names are capital letters.」
「……I never imagined the image of revenge.」
「No, No, No. What matters is "grudge".」
「Why on earth is that?」
「TAXIM is already have a hatred of Herbus.」
──おっとこれはマズかったか。流石にブラックすぎたな。
「Sorry it was unscrupulous. But I personally think that TAXIM is cooler than Violet.」
「OK. Thank」
「Wait, wait, wait. I have a question I have not answered yet.」
ふむ、こんな感じで良いか。さて──覚悟決めますか。
「Well, you were asked if I knew something about that TAXIM. About that ……」
一旦言葉を止める。記者全員とカメラ全てが変わらずに自分の方へと注目し続けている。
今から言う自分の発言で、確かに風当たりや辿る運命も変わるだろう。それでも、前に進むしかないのに変わりはない。だから────
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