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第1弾 I am ■■■■■
12話
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……ふぅ、疲れた。あのハーバスの言葉がどうにも引っかかるけれど、絶対何か起こすのは確定しているだろう。そうだとしても、自分は恐らくハーバスと対決しなきゃならない。単なる空想に過ぎないのかもしれないけど、その空想が全部杞憂とは限らない。
バイクで帰路についているけれど、途中果物店を見つけたので何か買っていくことにした。んー……何が良いんだろ、オレンジでも買ってこうかな。マスカットの方が良いかもしれないし、ここはバナナという手もありか。
『While you’re considering souvenirs for Saki, I have a report from you.』
む……そういえばハーバスと話す前に言ってたな。何か面倒なことになっているってことだったけど、どんなことだ? あ、パイナップルにしようか。
「OK. Tell me.」
『I was looking inside the Vinigan Company, but I found two troublesome things. First of all──』
ん、こんな時に停電か? にしても急……いや急すぎるぞこんなの。まさかとは思うが、嫌な予感が的中したみたいだなッ。
外に出てみれば、街の灯りが一切見えない。家屋の灯りも、病院等の公共施設の灯りも見えない。……これは不味いことになった…………!病院の灯りが見えないってことは、病院へ電力が供給されてないことになる! だとしたら患者達に命の危険性がある!
……本当に使うのは久々になるな、権能は。あの時から頼ることをずっと控えていたが、こんな大きな非常事態の時に使わずにただ命を失っていく光景を見ることだけは絶対にさせない!
先ずは門の創造を使用して、先にパワードスーツのある自宅のラボまで向かう。一々呪文を唱えて移動するより、こっちの方が速い! 門を開けてバイクと共にラボへと移動すると門は消えていく。
すぐにパワードスーツ用の特殊スーツへと着替えて、自宅に設置してある予備電力を使用して全身に装着していく。多分この調子だと……迷ってる暇は無い!
EXコアのアンノウンガスを支配なんてしたことは無いけど、そもそも出来るかどうかも怪しいのは百も承知だ。でも、自分はニャルラトホテプの化身だ。宇宙の混沌の化身なら、このぐらい簡単なことだろ!
『Sir.』
「SOPHIA! We will get out right now! There is a high possibility that Herbus did something!」
『Where are you going?』
「All hospitals!」
『────Currently there are only four power outages. I will point to the map from now.』
「Thanks!」
装着完了! そのまま飛ぶぞ! マップにはポイントされた4つの病院の場所……マッハで行くのは無し、時速800kmで向かう! にしても非常用電力の設置はしていないのかよ!?
先ずは……1つ目! 配電盤にアンノウンガスと水素の混合気体を少量流し込んで、ここからが本版だ。アンノウンガスの【支配】を行う!………………いよっし、電力が復旧した!次行くぞ次!
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
場面はビニガンカンパニーの兵器工場へと戻り、その1室。その無骨で巨大な図体を持つ兵器は幾つもの電力供給用の巨大なケーブルで結合されており、遠くでその様子をハーバスは眺めていた。
「Charge amount reached 65%.」
「It’s gradual…… .」
エネルギーの全てが、高性能蓄電装置の入ったバックパックに注ぎ込まれていく。その電力量はアメリカ全土の62%に相当し、周囲の病院や家屋は勿論のこと軍や政府でも混乱が起きている。全てはこの力の為の、致し方ない犠牲だと考えているのだ。
「Charge amount reached 68%.」
「Charging is completed within the remaining 10 minutes.」
全てはこの時のために、この兵器に乗り込むために待ち焦がれていた。そしてこの兵器を使って、コールコーポレーションが造りあげたメガフロートを破壊しその本部をも破壊する。また軍需産業が元の通りに発展していくことを願って。
しかしその途中、警告アラームが全コンピューターから鳴り響く。赤い枠内に黒文字で“WARNING”と表記されている画面に呆気を取られていると、その充電中の兵器をクラッキングし始めた。
「Stop it immediately!」
「S,Sir!」
すぐにこちら側の操作を行うが時は既に遅く、猛スピードで相手側が電力供給を止めた。そしてシステムへの侵入を行い何やら書き換えを始めていく。
見かねたハーバスがその兵器に繋がれている電力供給ケーブルを引き抜き、ジャッキ以外に繋がれているコード全てを引き抜いた。するとクラッキングは強制的に中止され、ただ兵器だけが残った。
「You open the suit manually. You there, prepare the large transport machine right now.」
「B, But」
「Complete as instructed right now!」
「Y-Yes sir!」
苛立ちが募りながらも、ハーバスの命令で即座に行動していく職員達。輸送機へ運ぶ為に運搬用の機械がすぐに用意されていき、スーツは手動で開かせコックピット部分が現れた。ハーバスはそのままコックピットに乗り込み、職員達は何も言わずに閉じた。
ハーバスが乗り込み閉じられると、目の前にディスプレイが現れる。各種武装やシステムの状態、現在の電力残量が映し出されロックオンシステムが起動する。ジャッキにより乗り込んだ兵器が上げられると、運搬機がその兵器を輸送機まで運んでいった。
「《Head up near Cole Corp》.」
この兵器に飛行能力は無い。その代わり対空兵器などを完備しており、対処能力は優れている。陸限定というのがネックではあるが、いずれ常温核融合炉が小型化されれば飛行能力を追加できるという。
そうして30分後にその地点に到着すると、輸送機のハッチが開きそこから兵器が降り立つ。上空3mから降り立ったその兵器であるが、そもそもが2m50cmという巨体であるため ズドンッ という音が鳴った程度に収まるが、道路の一部が沈み地形が変わった。
その音や輸送機は周囲からはよく目立ち、人々が何か何かと集まり中には動画に撮る者まで現れ始めた。何を思ったのか、ハーバスは腕部に取り付けられているミニバルカンを向けて回転させ始める。
カラカラと回り高速回転させていき、その砲身から弾丸を射出していった。その弾丸が本物であることを理解した民衆は、慌てて逃げ始めた。叫び声が夜の街に響き、それに伴ってまた多くの人々が逃げていく。
その1つ目がある場所へと狙いを定める。そこにあったのはコールコーポレーション本部であり、それを見つけた途端ハーバスはそちらへと向きバルカンを停止させる。
背中に搭載されているミサイルが回転し、右肩に乗っている状態となる。本社ビルの最下層辺りに標準を定め、その大型ミサイルを発射した。そのミサイルを発射した瞬間、ハーバスはにやりと笑みを浮かべた。これで、邪魔するものは何も無くなると。
しかし、何かが猛スピードでやって来るとその射出されたミサイルを破壊し爆発を引き起こした。ギリギリ爆風の影響を受けただけのコールコーポレーションは、一先ずこれで無事となった。
そして爆風や爆炎が消え、煙だけが残っている場所から何かの姿が現れていく。右膝を地面に着け左膝を立てて地面に着地している“それ”は、避難しかけていた民衆の足を止めて注目させる。
煙が晴れていく。その場所からミサイルの残骸以外に、紫色が特徴的な全貌が見え始めていた。
その何かが立ち上がり、ゆっくりと歩みを進め煙から現れた。赤く光る2つの目は獲物を捉えているような視線を与え、胸と額にある黄色いコアらしき部分が特徴のそれ。
所々黒と赤、一部分が灰色であり紫色の体を持つそのモンスターは、眼前に映る1つ目の存在を睨みつける。
「What, that……?」
「That was…… the one shown in the movie?」
誰かがそう言い始めた。そのことによって、全員ニュースで報道されていた轟音の正体を知っていく。マッハの速度で飛んでいた、とても小さな正体不明の飛行物体のことを。
「Why did that come to such a place……?」
「No way, to defeat that monster……?」
「Perhaps…… it may have come to rescue us.」
「That's it…… absolutely! That came to save us!」
「That is a hero. …… The hero has come!」
その言葉を気に、その“ヒーロー”という存在が広まっていく。誰かが不意に口にした言葉が、その存在をヒーローという正義を作った。それはその場に広まり、高らかにヒーローを呼ぶ声が聞こえてくる。
その声は希望を求める声となり、人々は希望を求めて声を合わせた。
[Hero! Hero! Hero! Hero! Hero!]
その声が届いたのか、はたまた既に決まっていたのかは分からない。紫色の体をしたそれは手を向け、その鉄の塊を吹き飛ばした。
バイクで帰路についているけれど、途中果物店を見つけたので何か買っていくことにした。んー……何が良いんだろ、オレンジでも買ってこうかな。マスカットの方が良いかもしれないし、ここはバナナという手もありか。
『While you’re considering souvenirs for Saki, I have a report from you.』
む……そういえばハーバスと話す前に言ってたな。何か面倒なことになっているってことだったけど、どんなことだ? あ、パイナップルにしようか。
「OK. Tell me.」
『I was looking inside the Vinigan Company, but I found two troublesome things. First of all──』
ん、こんな時に停電か? にしても急……いや急すぎるぞこんなの。まさかとは思うが、嫌な予感が的中したみたいだなッ。
外に出てみれば、街の灯りが一切見えない。家屋の灯りも、病院等の公共施設の灯りも見えない。……これは不味いことになった…………!病院の灯りが見えないってことは、病院へ電力が供給されてないことになる! だとしたら患者達に命の危険性がある!
……本当に使うのは久々になるな、権能は。あの時から頼ることをずっと控えていたが、こんな大きな非常事態の時に使わずにただ命を失っていく光景を見ることだけは絶対にさせない!
先ずは門の創造を使用して、先にパワードスーツのある自宅のラボまで向かう。一々呪文を唱えて移動するより、こっちの方が速い! 門を開けてバイクと共にラボへと移動すると門は消えていく。
すぐにパワードスーツ用の特殊スーツへと着替えて、自宅に設置してある予備電力を使用して全身に装着していく。多分この調子だと……迷ってる暇は無い!
EXコアのアンノウンガスを支配なんてしたことは無いけど、そもそも出来るかどうかも怪しいのは百も承知だ。でも、自分はニャルラトホテプの化身だ。宇宙の混沌の化身なら、このぐらい簡単なことだろ!
『Sir.』
「SOPHIA! We will get out right now! There is a high possibility that Herbus did something!」
『Where are you going?』
「All hospitals!」
『────Currently there are only four power outages. I will point to the map from now.』
「Thanks!」
装着完了! そのまま飛ぶぞ! マップにはポイントされた4つの病院の場所……マッハで行くのは無し、時速800kmで向かう! にしても非常用電力の設置はしていないのかよ!?
先ずは……1つ目! 配電盤にアンノウンガスと水素の混合気体を少量流し込んで、ここからが本版だ。アンノウンガスの【支配】を行う!………………いよっし、電力が復旧した!次行くぞ次!
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
場面はビニガンカンパニーの兵器工場へと戻り、その1室。その無骨で巨大な図体を持つ兵器は幾つもの電力供給用の巨大なケーブルで結合されており、遠くでその様子をハーバスは眺めていた。
「Charge amount reached 65%.」
「It’s gradual…… .」
エネルギーの全てが、高性能蓄電装置の入ったバックパックに注ぎ込まれていく。その電力量はアメリカ全土の62%に相当し、周囲の病院や家屋は勿論のこと軍や政府でも混乱が起きている。全てはこの力の為の、致し方ない犠牲だと考えているのだ。
「Charge amount reached 68%.」
「Charging is completed within the remaining 10 minutes.」
全てはこの時のために、この兵器に乗り込むために待ち焦がれていた。そしてこの兵器を使って、コールコーポレーションが造りあげたメガフロートを破壊しその本部をも破壊する。また軍需産業が元の通りに発展していくことを願って。
しかしその途中、警告アラームが全コンピューターから鳴り響く。赤い枠内に黒文字で“WARNING”と表記されている画面に呆気を取られていると、その充電中の兵器をクラッキングし始めた。
「Stop it immediately!」
「S,Sir!」
すぐにこちら側の操作を行うが時は既に遅く、猛スピードで相手側が電力供給を止めた。そしてシステムへの侵入を行い何やら書き換えを始めていく。
見かねたハーバスがその兵器に繋がれている電力供給ケーブルを引き抜き、ジャッキ以外に繋がれているコード全てを引き抜いた。するとクラッキングは強制的に中止され、ただ兵器だけが残った。
「You open the suit manually. You there, prepare the large transport machine right now.」
「B, But」
「Complete as instructed right now!」
「Y-Yes sir!」
苛立ちが募りながらも、ハーバスの命令で即座に行動していく職員達。輸送機へ運ぶ為に運搬用の機械がすぐに用意されていき、スーツは手動で開かせコックピット部分が現れた。ハーバスはそのままコックピットに乗り込み、職員達は何も言わずに閉じた。
ハーバスが乗り込み閉じられると、目の前にディスプレイが現れる。各種武装やシステムの状態、現在の電力残量が映し出されロックオンシステムが起動する。ジャッキにより乗り込んだ兵器が上げられると、運搬機がその兵器を輸送機まで運んでいった。
「《Head up near Cole Corp》.」
この兵器に飛行能力は無い。その代わり対空兵器などを完備しており、対処能力は優れている。陸限定というのがネックではあるが、いずれ常温核融合炉が小型化されれば飛行能力を追加できるという。
そうして30分後にその地点に到着すると、輸送機のハッチが開きそこから兵器が降り立つ。上空3mから降り立ったその兵器であるが、そもそもが2m50cmという巨体であるため ズドンッ という音が鳴った程度に収まるが、道路の一部が沈み地形が変わった。
その音や輸送機は周囲からはよく目立ち、人々が何か何かと集まり中には動画に撮る者まで現れ始めた。何を思ったのか、ハーバスは腕部に取り付けられているミニバルカンを向けて回転させ始める。
カラカラと回り高速回転させていき、その砲身から弾丸を射出していった。その弾丸が本物であることを理解した民衆は、慌てて逃げ始めた。叫び声が夜の街に響き、それに伴ってまた多くの人々が逃げていく。
その1つ目がある場所へと狙いを定める。そこにあったのはコールコーポレーション本部であり、それを見つけた途端ハーバスはそちらへと向きバルカンを停止させる。
背中に搭載されているミサイルが回転し、右肩に乗っている状態となる。本社ビルの最下層辺りに標準を定め、その大型ミサイルを発射した。そのミサイルを発射した瞬間、ハーバスはにやりと笑みを浮かべた。これで、邪魔するものは何も無くなると。
しかし、何かが猛スピードでやって来るとその射出されたミサイルを破壊し爆発を引き起こした。ギリギリ爆風の影響を受けただけのコールコーポレーションは、一先ずこれで無事となった。
そして爆風や爆炎が消え、煙だけが残っている場所から何かの姿が現れていく。右膝を地面に着け左膝を立てて地面に着地している“それ”は、避難しかけていた民衆の足を止めて注目させる。
煙が晴れていく。その場所からミサイルの残骸以外に、紫色が特徴的な全貌が見え始めていた。
その何かが立ち上がり、ゆっくりと歩みを進め煙から現れた。赤く光る2つの目は獲物を捉えているような視線を与え、胸と額にある黄色いコアらしき部分が特徴のそれ。
所々黒と赤、一部分が灰色であり紫色の体を持つそのモンスターは、眼前に映る1つ目の存在を睨みつける。
「What, that……?」
「That was…… the one shown in the movie?」
誰かがそう言い始めた。そのことによって、全員ニュースで報道されていた轟音の正体を知っていく。マッハの速度で飛んでいた、とても小さな正体不明の飛行物体のことを。
「Why did that come to such a place……?」
「No way, to defeat that monster……?」
「Perhaps…… it may have come to rescue us.」
「That's it…… absolutely! That came to save us!」
「That is a hero. …… The hero has come!」
その言葉を気に、その“ヒーロー”という存在が広まっていく。誰かが不意に口にした言葉が、その存在をヒーローという正義を作った。それはその場に広まり、高らかにヒーローを呼ぶ声が聞こえてくる。
その声は希望を求める声となり、人々は希望を求めて声を合わせた。
[Hero! Hero! Hero! Hero! Hero!]
その声が届いたのか、はたまた既に決まっていたのかは分からない。紫色の体をしたそれは手を向け、その鉄の塊を吹き飛ばした。
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