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降臨
27話
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──2019年6月20日 AM 6:30
……ふがっ、んむぅ。うん? 見慣れない場所……じゃないねうん、ここ自分の金で建てた家だねうん。起きて早々自分家忘れるって一体どういうことよ。そういうことだな、うん。
一時的に思考が何処かへtripしていたのは良いとして、広く設計されている建物は多少不便なことが多い。それでもSOPHIAや自分の技術をこの家に組み込めるのは1つの自由だな。それに、あのガスの使用方法の研究も進められるし。
とはいっても社長業を疎かにしている訳ではない。このガスを発見して以降は特に問題なく仕事も出来ているからねぇ、VRとAR技術自体も普及化が進んでいるおかげで世界の先進国の生活が大きく変わっていった。発展途上国は支援などによって技術の一部を与えたし発展はしている。
寝室の窓辺から海に建設中のメガフロートを眺める。まだ3年先になるにせよ、水上都市計画が完成する日は近いってね。あのメガフロートに商業施設や住宅、畑や太陽光発電などの電機供給施設も建てられるのだから凄い。まぁこちらの常温核融合技術も加わるけども。
電力は毎秒3.6EJ──1000TWh───、秒単位でこれほどの電力生成する能力があるトンデモな代物。あのメガフロートには大体Cole Corpの技術と発明品が提供されていて、かなり役立っているのだとか。
さて、もっと景色の良い場所に移動しますかね。部屋を出てそのままカーブの大きい螺旋階段を下りていく。にしてもホントここ良いね、見晴らしが良くて最高だ。
今自分が居るのはメイン州ブースベイ・ハーバーの崖の上、まぁそこに家を建てて遠目からメガフロートを見ているだけなんだけど景色が良いのなんの。
まぁ家族との時間が過ごせないってのは考えものだけど、秘密にしてることが多すぎてこうしでもしなきゃ隠し通せないのがネックで。本当に嫌になりそうだ。
『Good morning sir. Today you have a party schedule.』
……あぁ、そういえばそうだった。1ヶ月前に父さんからそんなこと言われてたっけ。確か大企業の社長やらセレブ俳優やらが集まって堅苦しいパーティーをするんだったわ……はぁ、最悪。あんまりパーティーには良い思い出が無い上に、今はアンノウンガスの研究で忙しいのに。といっても分かったことは、刺激を与えれば雷と同じぐらいの電力のプラズマを発生することと水素の凍結が行われること。あとはプルトニウムならばアンノウンガスの効果が遮断される点……この2年間で進捗状況はたったこれだけという事実には、ため息しか出ない。
その代わりといってはあれだが、去年大型量子コンピューターを製作し、その電力源にアンノウンガスを使用した。実質エネルギー消費量0のエネルギー効率100%の代物。アンノウンガス1ccに水素5Lの割合で配合した気体を、機械類や配線を入れたプルトニウム製チューブに流して一定の刺激を与えれば良い。
量子コンピューターに移転したSOPHIAはこれまで以上に生き生きとしている様子だ。かなり活発になったというか、それに伴って感情も増えたような気がする。何となくだけども。あと家にはホログラムの技術も利用しており、空間ディスプレイに投影すれば研究開発が楽になってる。
『Sir?』
「Don’t worry it's a thought. What time does it start?」
『Don’t you remember sir?』
「I will forget about things that are not interesting.」
『It will start at 9 PM.』
「Thanks.」
『Is not Saki like you invited?』
「Are you asking if she come in the state of jet lag?」
『Why do not you just let her stay at home?』
「Why did you come up with that idea?」
『I thought whether it was time for your couple alone.』
「I’m sorry but Saki doesn’t invite to the party. It is a decision.」
『……OK.』
何でそんな残念そうなんだよSOPHIA。お前大体あのパーティーに日本人を行かせるのは不味いと思うがな、いやまぁ来て欲しいのはこっちだってあるよ? でも1人だけ日本人の出席も考えられるし、変に目立つのも紗季は苦手だった筈。
一応友人招待コードみたいなピンバッジは渡されたけど、友人が居る前提で話しを進めないでくれ。思い付くの紗季とボブと芹沢教授、あと開発チームに日本支部の副社長ぐらいだし。……あれ、結構居たな。
まぁ言うなれば知り合いをこのパーティーには呼びたくない。そもそも空気が合わないし何よりセレブ事情が殆どだ、そんな会話が出来なければ一種の孤立へと至る可能性だってある……これだけ言えば自己擁護みたいな感じだが、決してそうではない。というよりそもそも自分もセレブ会話は苦手だし、どっちかと言えば新しい発明に着手したいのにこれだよ。
まぁ社交辞令程度に行けば問題無いだろう。そうと決まれば早速朝食を摂るとするか、今日はジャムトーストとコンソメスープにサラダとビーフ。1人分でちょうど良い。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
──13時間半後 午後8時
バイクで到着! 車だと思った? 残念、バイクが好きだからバイクで来ましたー。車も良いんだけど、こっちはバイクって決めてるんだよ。自分の愛車! 1200ccのハーレー スポーツスターXL1200Xフォーティーエイト!これに乗って風に当たる感覚が気持ちいいのなんの。
まぁライダースーツを脱げば普通にタキシードだし良いでしょ。それに車だと一々面倒だし、逆にこっちの方がバレない。大体車で来るもんなセレブどもって、自分もセレブだったわ。あぁそれと、ヘルメットにAR技術を組み込んでいるから交通状況や信号確認、近道とかもすぐに計算してくれる。勿論計算担当はSOPHIA、すぐにTB単位の計算してくれるから助かってる。
さて、会場に入るか。父さんと母さんは先に来ている筈だけど……あ、居た居た。そのまま近付いて肩を軽く叩いくと、自分の方に振り向いてくれる2人。
「Hi Thomas. You came later.」
「Are you doing well?」
「You don’t have to worry, I’m doing well this way. What were your doing now?」
「It's coverage. It is the secret of married couple.」
「Probably indeed. Dad and mom are good couple representatives. Who did the interview?」
「She is.」
父さんが退くと、言っていた彼女の姿が見えた。いや、見えてしまったというのが正しいだろう。確かに体付きは女性のものだ、だが顔が有り得ない。何故かって? グチャグチャしたものが顔辺りを延々と動いているのだ。それはもう気持ち悪いぐらいに蠢いている。かと思いきやその女性が片手で顔を覆い、その手を動かすとエキゾチックな美人顔に変わった。
自分はその間ずっと寒気を患っていたが、美人顔になったことで嘘みたいに引いた。息切れは無し、心拍数上昇と冷や汗が併発していたが、その女性は近付き握手を求めた。
「Nice to meet you, my name is Minogura・Wells. I’m writing reporters.」
「……Nice to meet you too.」
マイノグーラ……だと。あのニャルラトホテプの従姉妹の邪神が何故ここに居る? しかも記者だと、何か嫌な予感しかしないんだが。それでも握手を求められればそうせざるを得ないのが無性に腹立つ。握手したくないんだけど。
「Are you nervous, Thomas?」
「I guess because it is a beautiful woman.」
残念だけど違うんだよね。父さんと母さんはコイツを知らない、クトゥルフ神話を知っている者ならある程度は知っているだろうマイナーな邪神で外なる神のマイノグーラ。コイツはどちらかといえば人間に近い感性を持っているが、本性は男の魂を狙う奴だ。そして本当の姿を見れば男の心は虚ろな石へと変わるという、面倒な邪神だ。
「Excuse me, may I let a monopoly interview? I want to put your achievement in the newspaper.」
「……OK. Well then shall we change the place.」
そのまま父さんと母さんからマイノグーラと共に離れていき、上の階のテーブル席に座ると向こうから話しかけてきた。
「Have a fresh start. My Cousin's incarnation.」
「What did you come here for? And what purpose did you aim for your parents?」
「A man who asks right after meeting encounters me.」
「It doesn’t matter how I already have a wedding. Answer the question.」
「Impound you. But that's fine. I think that it is not the answer you want but I will answer.」
そこからはマイノグーラが一方的に話すだけになる。父さんと母さんに近付いたのは、伯父であるニャルラトホテプの化身の自分に会うため。そうすれば違和感なく会うことが出来るから。そしてもう1つは単なる様子見、勿論この世界を少しは楽しむ目的もあるらしい。本当にそれだけだ。情報なら何でも手に入るらしいので連絡先を勝手に交換させられ、用があれば呼んで欲しいとのこと。
……ニャルラトホテプにマイノグーラ、もしかしたら太平洋調べたら普通にルルイエ出てきそうで怖いんだけど。ダゴン教団とか暗黒のファラオとかの団体もありそうで眠れねぇ!
……ふがっ、んむぅ。うん? 見慣れない場所……じゃないねうん、ここ自分の金で建てた家だねうん。起きて早々自分家忘れるって一体どういうことよ。そういうことだな、うん。
一時的に思考が何処かへtripしていたのは良いとして、広く設計されている建物は多少不便なことが多い。それでもSOPHIAや自分の技術をこの家に組み込めるのは1つの自由だな。それに、あのガスの使用方法の研究も進められるし。
とはいっても社長業を疎かにしている訳ではない。このガスを発見して以降は特に問題なく仕事も出来ているからねぇ、VRとAR技術自体も普及化が進んでいるおかげで世界の先進国の生活が大きく変わっていった。発展途上国は支援などによって技術の一部を与えたし発展はしている。
寝室の窓辺から海に建設中のメガフロートを眺める。まだ3年先になるにせよ、水上都市計画が完成する日は近いってね。あのメガフロートに商業施設や住宅、畑や太陽光発電などの電機供給施設も建てられるのだから凄い。まぁこちらの常温核融合技術も加わるけども。
電力は毎秒3.6EJ──1000TWh───、秒単位でこれほどの電力生成する能力があるトンデモな代物。あのメガフロートには大体Cole Corpの技術と発明品が提供されていて、かなり役立っているのだとか。
さて、もっと景色の良い場所に移動しますかね。部屋を出てそのままカーブの大きい螺旋階段を下りていく。にしてもホントここ良いね、見晴らしが良くて最高だ。
今自分が居るのはメイン州ブースベイ・ハーバーの崖の上、まぁそこに家を建てて遠目からメガフロートを見ているだけなんだけど景色が良いのなんの。
まぁ家族との時間が過ごせないってのは考えものだけど、秘密にしてることが多すぎてこうしでもしなきゃ隠し通せないのがネックで。本当に嫌になりそうだ。
『Good morning sir. Today you have a party schedule.』
……あぁ、そういえばそうだった。1ヶ月前に父さんからそんなこと言われてたっけ。確か大企業の社長やらセレブ俳優やらが集まって堅苦しいパーティーをするんだったわ……はぁ、最悪。あんまりパーティーには良い思い出が無い上に、今はアンノウンガスの研究で忙しいのに。といっても分かったことは、刺激を与えれば雷と同じぐらいの電力のプラズマを発生することと水素の凍結が行われること。あとはプルトニウムならばアンノウンガスの効果が遮断される点……この2年間で進捗状況はたったこれだけという事実には、ため息しか出ない。
その代わりといってはあれだが、去年大型量子コンピューターを製作し、その電力源にアンノウンガスを使用した。実質エネルギー消費量0のエネルギー効率100%の代物。アンノウンガス1ccに水素5Lの割合で配合した気体を、機械類や配線を入れたプルトニウム製チューブに流して一定の刺激を与えれば良い。
量子コンピューターに移転したSOPHIAはこれまで以上に生き生きとしている様子だ。かなり活発になったというか、それに伴って感情も増えたような気がする。何となくだけども。あと家にはホログラムの技術も利用しており、空間ディスプレイに投影すれば研究開発が楽になってる。
『Sir?』
「Don’t worry it's a thought. What time does it start?」
『Don’t you remember sir?』
「I will forget about things that are not interesting.」
『It will start at 9 PM.』
「Thanks.」
『Is not Saki like you invited?』
「Are you asking if she come in the state of jet lag?」
『Why do not you just let her stay at home?』
「Why did you come up with that idea?」
『I thought whether it was time for your couple alone.』
「I’m sorry but Saki doesn’t invite to the party. It is a decision.」
『……OK.』
何でそんな残念そうなんだよSOPHIA。お前大体あのパーティーに日本人を行かせるのは不味いと思うがな、いやまぁ来て欲しいのはこっちだってあるよ? でも1人だけ日本人の出席も考えられるし、変に目立つのも紗季は苦手だった筈。
一応友人招待コードみたいなピンバッジは渡されたけど、友人が居る前提で話しを進めないでくれ。思い付くの紗季とボブと芹沢教授、あと開発チームに日本支部の副社長ぐらいだし。……あれ、結構居たな。
まぁ言うなれば知り合いをこのパーティーには呼びたくない。そもそも空気が合わないし何よりセレブ事情が殆どだ、そんな会話が出来なければ一種の孤立へと至る可能性だってある……これだけ言えば自己擁護みたいな感じだが、決してそうではない。というよりそもそも自分もセレブ会話は苦手だし、どっちかと言えば新しい発明に着手したいのにこれだよ。
まぁ社交辞令程度に行けば問題無いだろう。そうと決まれば早速朝食を摂るとするか、今日はジャムトーストとコンソメスープにサラダとビーフ。1人分でちょうど良い。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
──13時間半後 午後8時
バイクで到着! 車だと思った? 残念、バイクが好きだからバイクで来ましたー。車も良いんだけど、こっちはバイクって決めてるんだよ。自分の愛車! 1200ccのハーレー スポーツスターXL1200Xフォーティーエイト!これに乗って風に当たる感覚が気持ちいいのなんの。
まぁライダースーツを脱げば普通にタキシードだし良いでしょ。それに車だと一々面倒だし、逆にこっちの方がバレない。大体車で来るもんなセレブどもって、自分もセレブだったわ。あぁそれと、ヘルメットにAR技術を組み込んでいるから交通状況や信号確認、近道とかもすぐに計算してくれる。勿論計算担当はSOPHIA、すぐにTB単位の計算してくれるから助かってる。
さて、会場に入るか。父さんと母さんは先に来ている筈だけど……あ、居た居た。そのまま近付いて肩を軽く叩いくと、自分の方に振り向いてくれる2人。
「Hi Thomas. You came later.」
「Are you doing well?」
「You don’t have to worry, I’m doing well this way. What were your doing now?」
「It's coverage. It is the secret of married couple.」
「Probably indeed. Dad and mom are good couple representatives. Who did the interview?」
「She is.」
父さんが退くと、言っていた彼女の姿が見えた。いや、見えてしまったというのが正しいだろう。確かに体付きは女性のものだ、だが顔が有り得ない。何故かって? グチャグチャしたものが顔辺りを延々と動いているのだ。それはもう気持ち悪いぐらいに蠢いている。かと思いきやその女性が片手で顔を覆い、その手を動かすとエキゾチックな美人顔に変わった。
自分はその間ずっと寒気を患っていたが、美人顔になったことで嘘みたいに引いた。息切れは無し、心拍数上昇と冷や汗が併発していたが、その女性は近付き握手を求めた。
「Nice to meet you, my name is Minogura・Wells. I’m writing reporters.」
「……Nice to meet you too.」
マイノグーラ……だと。あのニャルラトホテプの従姉妹の邪神が何故ここに居る? しかも記者だと、何か嫌な予感しかしないんだが。それでも握手を求められればそうせざるを得ないのが無性に腹立つ。握手したくないんだけど。
「Are you nervous, Thomas?」
「I guess because it is a beautiful woman.」
残念だけど違うんだよね。父さんと母さんはコイツを知らない、クトゥルフ神話を知っている者ならある程度は知っているだろうマイナーな邪神で外なる神のマイノグーラ。コイツはどちらかといえば人間に近い感性を持っているが、本性は男の魂を狙う奴だ。そして本当の姿を見れば男の心は虚ろな石へと変わるという、面倒な邪神だ。
「Excuse me, may I let a monopoly interview? I want to put your achievement in the newspaper.」
「……OK. Well then shall we change the place.」
そのまま父さんと母さんからマイノグーラと共に離れていき、上の階のテーブル席に座ると向こうから話しかけてきた。
「Have a fresh start. My Cousin's incarnation.」
「What did you come here for? And what purpose did you aim for your parents?」
「A man who asks right after meeting encounters me.」
「It doesn’t matter how I already have a wedding. Answer the question.」
「Impound you. But that's fine. I think that it is not the answer you want but I will answer.」
そこからはマイノグーラが一方的に話すだけになる。父さんと母さんに近付いたのは、伯父であるニャルラトホテプの化身の自分に会うため。そうすれば違和感なく会うことが出来るから。そしてもう1つは単なる様子見、勿論この世界を少しは楽しむ目的もあるらしい。本当にそれだけだ。情報なら何でも手に入るらしいので連絡先を勝手に交換させられ、用があれば呼んで欲しいとのこと。
……ニャルラトホテプにマイノグーラ、もしかしたら太平洋調べたら普通にルルイエ出てきそうで怖いんだけど。ダゴン教団とか暗黒のファラオとかの団体もありそうで眠れねぇ!
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