アンデッドライン・フィクション

まめ

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一章 誰かを救うために世界を変えたとして

ーー独りで立つべきだからな

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雨が降っている。路地裏に柄の悪い男が、傘を手にした女の進路を遮っていた。

下卑た笑いで、下品な言葉で、女が萎縮するのを待つように。男は捕食者のつもりだった。

艶のある黒髪を肩で切り揃えた清楚な女は、だがしかし、見た目の印象を裏切って、怯えたそぶりを見せない。

「すみません、通してくださいますか?その子を迎えに来ただけなんです」

女が指差したのは、猫だった。確かに猫だった。一分の隙もなく、疑いの余地もなく、そこにいたのは何の変哲もない平々凡々とした黒猫であった。

ぐちゃりと粘度のある音がする。黒猫に間違いはない。

ずるずると何かを引き摺る音がする。愛らしい猫である、

ごりごりとすり潰すような音。黒猫は丸い目を向けている。

息遣いがした。明らかに猫の大きさではない、強大な蠢く何かの気配がする。鳥肌が立つ。心臓が早鐘を打つ。しかし、現実に目の前にいるのは呑気に欠伸した黒猫だ。

目を白黒させて、男の背に汗が伝う。わけがわからない。何かがおかしい。何がおかしい?ーーだって、猫が。息を忘れ、瞬きを忘れ、一歩も動けずーー不意に、女の澄んだ声が響く。

「ーー退いてくださいますか?」

ーー良い子ですね。

黒い瞳が細められ、柔らかく笑った。吸い込まれそうなほどに黒々とした瞳に、男は力が抜けて座り込む。何が恐ろしいのかすら、彼にはわからないままだった。

美しい黒髪の女は猫を抱いて去っていく。後ろに顔面蒼白で腰を抜かした柄の悪い男を残して。

男は首を傾げる。ーー




雨が降っている。差していた傘を閉じたのは、真っ黒な女だった。

鎖骨あたりで切り揃えた烏の濡れ羽色の髪、瞳は光を吸い込むように黒い。ふわりとしたシルエットのワンピースを着た女。楚々とした女に自然と目が吸い寄せられて、若い警官は一瞬言葉なく見惚れた。

「ーーこんにちは」
「サキユクさん」

鈴の鳴るような綺麗な声で、黒髪の女ーーサキユクは笑いかけた。

「傘はどうされたのですか?」
「パトロール中に急に降って来たんです」

若い男性警官は、サキユクに困った顔で笑う。この辺りは治安が良くないーー彼は彼女が心配だった。彼女に目を奪われてしまうという個人的な思慕は置いておいても、彼は職業を裏切らず正義感の強い男だった。

「最近女性を路地裏に連れ込んでっていう事件もありましたから、この辺りは危ないですよ、サキユクさん」
「ーーもう大丈夫ですよ」
「え?」

警官は首を傾げる。サキユクは微笑んでいる。

「私が大丈夫だったのも、貴方が見回りしてくださるおかげですね」

彼女はマイペースに柔らかい目で警官を見つめた。光を全て吸い込むような真っ黒の瞳。

「濡れてはいけません。良かったら」

傘を差し出すサキユクに、若い警官は飛び上がるように首を振った。たとえ彼女じゃなくとも自分の代わりに女性を濡らすなんてできない。だいたいそれでは男女が逆ではないかーー今時古い考えにしたって、目の前の華奢な女性を見れば、そういう心地になる。

「でしたら、送ってくださらない?傘はお貸しします、それなら構いませんか」

サキユクは黒々とした底のない瞳を細くして、見惚れて時を忘れるほどにーー溶けるほど優しく柔らかく笑った。漆黒の瞳が、光を殺す目が、若い警官を見る。


⭐︎


デッドラインの地下施設のキッチン。外に出てしまえば一般的とは言えないが、ここでは当たり前のように自動調理、3Dフードプリンターが料理を提供する。自分で作る必要はない。

ゆえに、キッチンは生きるための食事を作るというよりも、趣味のための料理をするための部屋である。各構成員の部屋に殺風景なカプセルが鎮座しているような場所のわりに、この施設には趣味や娯楽のための部屋が多い。

現実を守るデッドラインの構成員たちにも現実日常をーーという、トトノエの意向による。

「やあ、どうも」

振り向いた先にあったのは真っ黒な壁ーーではなく、重量ある胸板。ツムグは眉間に皺を寄せた。シナズの体躯が大きすぎて、見下ろされているようなのが気に食わない。

ーー気配を殺して足音なく近づいてまで、わざとやっている。ツムグはフライパンから皿にハンバーグを移して、苛立ちながら眼鏡を直す。

「ーー何だ、それは」
「楽しい楽しいお夕食ですが。私の会心の出来のディッシュです。お一ついかが?」
「家畜の餌を料理と呼ぶつもりじゃないだろうな?」

無表情とはノリがちぐはぐな台詞を棒読みで言いながら、生のじゃがいもを握っているシナズ。ツムグは眉を上げてみせた。

ーー剥いただけのじゃがいもや、火を入れていない鶏肉の塊を料理とは言わない。ボウルに山盛りになった芋と肉。調味料という文字は存在しない。そもそも切られていないので原型そのままの塊だった。

悲惨な料理以下の代物である。美味い不味い以前に料理という文明の発明の名を与えてはいけない。

ボウルから崩れ落ちないのが不思議なほどの山積みでも、見上げるほどの大男が持っていると丼か何かくらいに見える。素手なので当然ながらそのまま手掴みで食うらしい。

「腹を下すで済んだらいいな。生肉は下手すると死ぬぞ」
「腹は壊れないですよ。頑丈なので。まあなかったことになりますが」
「現実改変で壊れた腹をなかったことにするのは世界初なんじゃないか」

ーーくだらなすぎる。ツムグはそれ以上相手をしてやるのも億劫なので、完成したハンバーグを運ぶ。

レシピ本から抜き出してきたかのような完璧な造形のハンバーグである。焼き色も綺麗で、レストランで出てきてもおかしくない。

アッシュグレイの髪に眼鏡をした青年。金に鈍く光る瞳が謎めいた魅力を与える整った顔立ち。料理を手にしていれば、やや近寄りがたいその造形も、家庭的でとっつきやすい好青年に見えなくはない。

黙っていれば異性が放っておかない造形ーー外面だけは良いと、あまりその手の美しさの機微に頓着のないシナズですら思う。

デッドラインで一匹狼を許されたーー許されたというより、独りでできてしまうから、我儘を許さざるを得ないだけだがーー優秀な構成員。現実改変能力を封じられてすら、平気で一人で対峙していた男。隠す気もないプライドの高さを裏切らず、記録は出来すぎたオールA。

「貴方、料理をするんですね。ここではする必要がないのに。趣味ですか?意外です」

シナズの素直な気持ちだったが、顔には残念ながら1ミリも浮かばない。頑固な表情筋である。真顔でもしゃもしゃ芋を貪り食っている。ツムグは見なかったことにして応えた。

「趣味ではない。生活を人の手に委ねることに虫唾が走るだけだ」

ツムグは利き手でない腕で楽々料理をしているが、これはただ克服したからにすぎない。

無慈悲に身勝手な能力行使をしたあの時、利き手でない手で字を書くのに苦労した。だから、利き手と遜色ない字が書けるようになるまでわざわざ特訓し、それだけでは飽き足らず、日常生活を片手で遜色なく送ることができるまでにしたのである。

彼は"できない"ことが許せないーー病的なほどに。

ツムグは昔からそうだった。勉学運動、料理、外国語、運転、近接戦闘、射撃、芸術さえーーつまり、あらゆる分野で誰しもが必ずぶち当たる自分にできない何かを許すことができなかった。できない時に、できるようになろうとする男、つまり向上心があるーーというと聞こえは良い。

実態はポジティブとは言い難い。誰かに褒められたいとか認められたいとか、己に勝ちたいとか、理想の自分になりたいとか、そういうものだったらどれだけ良かったか。

ツムグにあるのは、自分ができないことを認められず、些細なできないことさえ寝ても夢に見るほど屈辱で、涙を滲ませながら克服せんとするプライドの高さ。そうでなければ自分が否定されるような強迫観念。健康的でないにも程がある我の強さ。

できないということは、人に頼らねばならないということで。劣っているということでーー

ツムグは完璧主義者だ。己の矜持の高さに脅迫されるように生きている。幼い頃から自分が優秀であるということへ異常な潔癖を抱いていた。自分で自分の首を絞め続けて大人になった。

独りで立つということに過度に拘る男は、生まれ持ったものがよかったのか、オールAのままで生きているーー対人関係は本人が徹底的に放棄しているので別として。人付き合いにしたってできないわけでなく、しないだけだった。事実、昔はーー。

「貴方、火傷して片手が使えないんでしょう。なんで無理してわざわざ料理してるんです」
「ーー独りで立つべきだからな。人間、最期はみんな独りで死ぬんだぜ。それなら独りで立てないと死に様がみっともない、そうだろう?」

ツムグは眼鏡の奥の金を細めて、シニカルに笑った。銀の髪の青年の見目によって、それはやけに様になっている。様になっているとはいえ、シナズにはそれを格好良いなどとは、それこそ死んでも思えなかったが。

「薄々気づいていたのですが、貴方、生きるの下手じゃありません?」
「で?」
「無駄に敵を作って、無意味に独りに拘った選択をして。そんなことをして何の意味があるんです?適当に愛想笑いして、無難な選択肢を選んでおけば、それなりに楽に生きられますよ、大人なんてそんなものです」

ツムグは盛大に顔を顰めた。何を考えているか欠片も読めない無表情の大男は、淡々と話していたことに興味をなくしたかのように、肉を咀嚼する。

生肉を肉食獣のように噛みちぎって、がらんどうの目で次に手を伸ばして。そのペースは気持ち悪いくらいに一定だった。ツムグはふつふつと湧き上がる怒りに似た嫌悪感に身慄いする。

「ーーさてはお前、か?」

シナズが目を瞬く。生肉と生の芋の山という人間の食事とは思えない献立を平らげていく手は全く止めなかった。ツムグが口を開く。囁くような、呪うような低い声。

「俺は善い奴が嫌いだ。意識的にせよ、無意識的にせよ、施してやろうとされることにはらわたが煮えくりかえる。優しくしてやらねばならない相手に見られることが侮蔑に等しい」

シナズは黙って口の中の調理皆無の食材を飲み込んで、死んだ目を瞬いた。

「前にも言いましたが、どうやって育ったら、それだけ捻じ曲がった受容をする人間になるのかには興味がありますねー……性格悪いぞー」

いつもの如く、重低音の棒読み。常ならぬ何かを疑うように、品定めするように、ツムグは彼を睨め付けた。

「ーー優秀になって独り立ちしろと育てられたんだ。独りで立つことに拘ることの何が悪い。

引かれたレールを突っ走った先にたまたまこういう生き方があっただけで、親孝行この上ないじゃないか。そう育てられたからこうなったんだぜ。

まあ、家庭環境を出しておけば否定もしづらいだろうから出しただけで、実のところ親はどうでも良いし、別段他人様がどう思おうと俺自身は不幸ってわけでもない。

今更覆せなんて土台無理な話だ。こう育ってしまったならもうそのまま生涯付き合うしかない。それを他人がどうこう言う謂れはないだろう?

そういう背景を理解した上で、口を開けなんて身勝手は言わないが、知らないなら黙れよ、クソ野郎」

流れるように一息で言い終える。そして、拗ねたように刺々しい美青年は目を逸らした。

その言葉や態度があまりに幼稚な子供じみたものに見えるのは、それだけ彼にとって感情の制御の効かない領域であるからだーーと、シナズには見えた。

冷静沈着みたいな顔立ちをしておいてすぐにトリガーを引く、彼の沸点は常に低いので、当てにはならないが。

シナズは山盛りの肉と芋のほとんどを胃に収めて、ボウルを置いた。素手で芋を一つ鷲掴んで立ち上がる。

唐突に、彼は叫ぶ。叫んでーー芋を綺麗なフォームで投げた。

「じゃがいも!」
「投擲をパンチとは呼ばん!」

反射で叫び返したツムグは豪速球で飛んできたじゃがいもに硬直した。アッシュグレイの髪を揺らすほどの風を纏って飛んできたただの芋は、銃声みたいな音を立てて壁にぶつかる。

ぶつかるというよりーー異常なスピードで衝撃を加えられたせいで、じゃがいもは壁で爆発四散した。

物理法則を無視した剛腕のせいで、木っ端微塵に消し飛んだ。

「ーー食べ物を粗末にするな……じゃない」

正論じみたことを思わず言いかけてツムグは慌てて打ち消した。あの芋は下手をしたら人を殺せた。わけがわからないが、事実なんだから仕方がない。

「当たってたら、死んでたが?」
「完全無欠の有能なんでしょう?ーー的確に避けてくださるかなあと思いまして流石ですねスゴイスゴイ」

やる気のない拍手が神経を逆撫でする。じっくりとツムグの不快感を隠さない顔と正気を疑う目を堪能しきってから、まるで変わらないトーンで、シナズは口を開く。

「ーー人は独りでは生きられないって言葉をご存知ですか?」

ツムグは大男を見上げる。沈黙。重みを増す空気。シナズのまだ芋が数個残るボウルと、ツムグが綺麗に食べ終えた皿が並んでいる。感情の乗らない黒い目。死んだ魚のような。

「独りでは生きられないから、みんな適当にそれなりに仲良くしてのらくらと恥を抱えて生きているもんですよ。人間なんて、そんなものです。それをわざわざ、よくそんな疲れそうな生き方できますね」

正論だった。大男の思想が透けて見えはするものの、それは間違いなく痛いほどに正論だった。正論であるからこそ、独りで立つを信条とするツムグにとって何より看過できない敵なのだ。

「知らないほど無知じゃないし、分からないほど馬鹿じゃない。そんなこと知っている。ーーとうの昔に、痛いほど」

ツムグは吐き捨てて、眼鏡を直した。シナズは気にした風もなく、抑揚なく続ける。

「ーーまあ、嫌いではないですよ、見てる分には面白いので」

シナズは真顔だ。そこに笑みはない。声にも抑揚はない。何一つ感情は見えない。

しかし、大男の文脈を知った以上ーー彼の纏う空気は、明らかに面白がったものだと、ツムグは敏感に感じとる。

ツムグは死ぬほど腹が立ったので、黙り込んだまま、強奪したじゃがいもを白々しい真顔にぶん投げた。
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