37 / 90
第三十六頁
しおりを挟む
秋と言えば・・・
・スポーツの秋
・芸術の秋
・食欲の秋
そ・し・て、「読書の秋」!
これで、心置きなく読書を楽しむことが出来る!
秋はゆめにとって、最高の季節なんです。
学校の図書館へと、早歩き…
…この数ヶ月で解った事がある。
私が干渉出来る本は、童話・小説など「物語がある物」で、その他ビジネス書・参考書等は、干渉出来なかった…。
と、言う訳で、図書館の小説コーナーにて…
どの本にするか…まだ完全に使いこなせている訳ではないから、短編集にしようと吟味している。
パラパラ…っとページを捲って、中身を確認!
意識しなければ、無干渉だって分かったから、心配なし!
・・・結局、選んだのは「童話」になる…。
これが1番、落ち着くんだよね、話も短いし…。
今回は「北風と太陽」。
早速、家に持ち帰って、実験?をしなければ…
そんな帰り道に「誘惑」は潜んでいる。
「あっ、ゆめちゃーん!」
友達の声が聞こえる。
「今から皆で集まって遊ぼうってなっていてね、家の庭で焼き芋焼くんだ~」
・・・焼き芋。
落ち葉で焼く、焼き芋は香ばしい香りにトロッとした食感、これにバターなんて反則級の物でも持ってこようならアウトですよ。
「~ん、イヤ、今日は家で本を読むからね!またね!」
と、己の本能に勝利しなくてはいけないのです。
「今夜の夕飯は、サンマの塩焼きで~す!」
ママが満面の笑みで発表した!
サンマだと!?
しかも、七輪で焼いたと?
そんなの、美味しいに決まってる!
キノコと山菜の炊き込みご飯との相性、たまらんです!
「デザートは焼き芋で~す!只今、焼いてま~す!」
ヴッ!ここでも焼き芋・・・
これは、食べ過ぎてしまう…食べ過ぎると眠くなる…
本を読む時間がない!
せめて、焼き芋だけは止めておいて・・・
サンマ、美味しい…。
キノコの炊き込みご飯…。
…お代わり!…
豚汁、美味しい…
「ごちそうさま!」
そそくさと席を立とうとする私をガシッとママがホールド!
「ゆめちゃん、焼き芋、食べて行くわよね~」
「ゆめちゃんの為に、一杯焼いてるから、温かいうちに、いっぱい食べてね?」
「・・・はい…。」
これって、いつ本を読めるんだ?
そう思いながらも、美味しい美味しいと頬張る私でした。
・スポーツの秋
・芸術の秋
・食欲の秋
そ・し・て、「読書の秋」!
これで、心置きなく読書を楽しむことが出来る!
秋はゆめにとって、最高の季節なんです。
学校の図書館へと、早歩き…
…この数ヶ月で解った事がある。
私が干渉出来る本は、童話・小説など「物語がある物」で、その他ビジネス書・参考書等は、干渉出来なかった…。
と、言う訳で、図書館の小説コーナーにて…
どの本にするか…まだ完全に使いこなせている訳ではないから、短編集にしようと吟味している。
パラパラ…っとページを捲って、中身を確認!
意識しなければ、無干渉だって分かったから、心配なし!
・・・結局、選んだのは「童話」になる…。
これが1番、落ち着くんだよね、話も短いし…。
今回は「北風と太陽」。
早速、家に持ち帰って、実験?をしなければ…
そんな帰り道に「誘惑」は潜んでいる。
「あっ、ゆめちゃーん!」
友達の声が聞こえる。
「今から皆で集まって遊ぼうってなっていてね、家の庭で焼き芋焼くんだ~」
・・・焼き芋。
落ち葉で焼く、焼き芋は香ばしい香りにトロッとした食感、これにバターなんて反則級の物でも持ってこようならアウトですよ。
「~ん、イヤ、今日は家で本を読むからね!またね!」
と、己の本能に勝利しなくてはいけないのです。
「今夜の夕飯は、サンマの塩焼きで~す!」
ママが満面の笑みで発表した!
サンマだと!?
しかも、七輪で焼いたと?
そんなの、美味しいに決まってる!
キノコと山菜の炊き込みご飯との相性、たまらんです!
「デザートは焼き芋で~す!只今、焼いてま~す!」
ヴッ!ここでも焼き芋・・・
これは、食べ過ぎてしまう…食べ過ぎると眠くなる…
本を読む時間がない!
せめて、焼き芋だけは止めておいて・・・
サンマ、美味しい…。
キノコの炊き込みご飯…。
…お代わり!…
豚汁、美味しい…
「ごちそうさま!」
そそくさと席を立とうとする私をガシッとママがホールド!
「ゆめちゃん、焼き芋、食べて行くわよね~」
「ゆめちゃんの為に、一杯焼いてるから、温かいうちに、いっぱい食べてね?」
「・・・はい…。」
これって、いつ本を読めるんだ?
そう思いながらも、美味しい美味しいと頬張る私でした。
0
お気に入りに追加
4
あなたにおすすめの小説
絶対に間違えないから
mahiro
恋愛
あれは事故だった。
けれど、その場には彼女と仲の悪かった私がおり、日頃の行いの悪さのせいで彼女を階段から突き落とした犯人は私だと誰もが思ったーーー私の初恋であった貴方さえも。
だから、貴方は彼女を失うことになった私を許さず、私を死へ追いやった………はずだった。
何故か私はあのときの記憶を持ったまま6歳の頃の私に戻ってきたのだ。
どうして戻ってこれたのか分からないが、このチャンスを逃すわけにはいかない。
私はもう彼らとは出会わず、日頃の行いの悪さを見直し、平穏な生活を目指す!そう決めたはずなのに...……。
5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?
gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。
そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて
「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」
もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね?
3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。
4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。
1章が書籍になりました。
悪役令嬢になるのも面倒なので、冒険にでかけます
綾月百花
ファンタジー
リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。
どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします
文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。
夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。
エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。
「ゲルハルトさま、愛しています」
ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。
「エレーヌ、俺はあなたが憎い」
エレーヌは凍り付いた。
【完結】聖女にはなりません。平凡に生きます!
暮田呉子
ファンタジー
この世界で、ただ平凡に、自由に、人生を謳歌したい!
政略結婚から三年──。夫に見向きもされず、屋敷の中で虐げられてきたマリアーナは夫の子を身籠ったという女性に水を掛けられて前世を思い出す。そうだ、前世は慎ましくも充実した人生を送った。それなら現世も平凡で幸せな人生を送ろう、と強く決意するのだった。
旦那様、前世の記憶を取り戻したので離縁させて頂きます
結城芙由奈@12/27電子書籍配信中
恋愛
【前世の記憶が戻ったので、貴方はもう用済みです】
ある日突然私は前世の記憶を取り戻し、今自分が置かれている結婚生活がとても理不尽な事に気が付いた。こんな夫ならもういらない。前世の知識を活用すれば、この世界でもきっと女1人で生きていけるはず。そして私はクズ夫に離婚届を突きつけた―。
(完結)もふもふと幼女の異世界まったり旅
あかる
ファンタジー
死ぬ予定ではなかったのに、死神さんにうっかり魂を狩られてしまった!しかも証拠隠滅の為に捨てられて…捨てる神あれば拾う神あり?
異世界に飛ばされた魂を拾ってもらい、便利なスキルも貰えました!
完結しました。ところで、何位だったのでしょう?途中覗いた時は150~160位くらいでした。応援、ありがとうございました。そのうち新しい物も出す予定です。その時はよろしくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる