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35. 番外編 ー僕は?ー
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フォントリアー侯爵家の屋敷は、港街からすこし登った高台にある。広い庭に、オキザリスの赤い花がたくさん咲いている。
少し高い所に造られた四阿は、港街まで一望出来る。そこに、五歳の男の子が座っていた。今は十二月で寒いのか身を縮めながら、顔を俯いていて少し悲しそうだ。
彼の名はクリストファ。
昨日港街に行った時、マリーアの友人に言われた心無い言葉に胸を痛めているのだ。
「お前ってさ、父親のラグンフリズ様に似てないよな!」
「そうだな、髪の色なんてお前は焦げ茶色なのに、ラグンフリズ様は明るいオレンジみたいな色だもんな!」
「お前、拾われた子じゃねーの?」
「ラグンフリズ様の子じゃねぇんじゃねーの?」
「やーい」
「やーい」
「…!」
悔しくなったクリストファは、唇を噛む勢いで歯を食いしばり駆けだした。
それから一目散に屋敷まで駆けてきて、母クラーラが庭先にいたのを見つけ、足元に飛びつきわんわんと泣いた。
確かに、姉のマリーアの髪は母クラーラに似た明るい茶色だが、クリストファは濃い茶色なのだ。
「あらあら、どうしたの?」
「ぼく…ぼく、父さまの子じゃないの?」
「え?」
「父さまと、母さまの子じゃないの?」
「…何か、言われたの?大丈夫よクリストファ。あなたは誰が何と言おうと、私とラグンフリズの子です。こんなに似ている親子、他に居ないわ。」
母であるクラーラは優しく微笑み、クリストファの頭をゆっくりと撫でた。
そう、母に言われたとしても、一度持った疑問はなかなか拭いきれなかった。
夕方、帰って来たマリーアが『なんでクリストファ先に帰ったのよ』とクリストファに聞いた。
クリストファは事の顛末を話すと、マリーアは鼻で笑う。
「あんた、お母様にそんな事効いたの?嘘でもそう言うわね。だって、『そうよ、あんたはお父様の子じゃありません』なんて言えるわけないじゃないの。」
そう言われたクリストファは、それも最もだと思って真っ青になり、すぐ自分の部屋に篭もってしまった。
そこから、使用人が『夜のご飯です』と言っても『お風呂の時間です』と言っても出て来なかった。
クラーラが見かねてクリストファの部屋の扉を叩いた。
「クリストファ?どうしたの?入っていいかしら?」
「お母さま、ごめんなさい。いまは一人にしてください。」
と返ってきた。
クラーラは無理矢理入っていこうかと思ったが、一人になりたい時もあるかと、そっとしておく事にした。
今日は遅くまでラグンフリズは帰って来ないから相談もできないなと思いながら。
マリーアは、クリストファを傷つけたくて言った訳ではなく、ただ思った事を口走っただけだ。だから、クリストファがなぜ、夕飯も食べずに篭もっているのか良く分からなかった。
そして次の日。
さすがにクリストファはお腹が空いたので、食事はする事にした。でも、食事を見ると何故が食欲が失せ、少し食べて残してしまった。
その後、マリーアはまた港街まで出掛けていったが、クリストファは四阿で、落ち込んでいたのだ。
マリーアは母からクリストファが落ち込んでいる事を聞き、昨日遊んでいた奴らを懲らしめてやろうと息巻いて朝出かけて行ったのだ。
「良い天気だなぁ…寒くないか?」
と、いつの間にかラグンフリズがクリストファの隣に座ってきた。
ラグンフリズは、クリストファの様子がおかしいとクラーラから聞き、仕事は午前中は休みにして、クリストファの様子を見に来てくれたのだ。
「父さま…。」
「どうした?何かあったか?」
クリストファは、また正直に言おうかと思ったが、マリーアが言ったように適当に言ってくるかなと思って沈黙を貫いた。
「…俺は、クリストファが大好きだ。ギューッといつまでも抱きしめていたいくらいなんだぞ。でもな、クリストファが悲しいと、俺まで泣けてくるんだ。」
そう言ったラグンフリズに、クリストファはハッとしてそちらを向く。
「ありのまま、ぐちゃくな気持ちのままでいいよ。クリストファが何を思っているか教えて欲しいな。」
そう言われ、クリストファはなんだかわからないけれど胸が締め付けられ、ポロポロと涙を零しながら吐き出すように話し出した。
「昨日、マリーアの友達に言われたんだ。ぼくの髪の色と、父さまの髪の色が全然違うって。だから、拾われた子なんじゃないかって。」
「なんだとー!!?」
クリストファは、ラグンフリズのその、大きな声が思いのほか低い声だったので身震いするほどだった。
「や、すまん…(誰だ!俺の可愛いクリストファを悲しませるのは…!二度と口の聞けないようにしてやる!!)クリストファ。いいか、よく聞け。お前の髪の色は、俺の弟アスガーに似てるよな?」
「うん。え!?ま、まさか…!」
「おい、最後まで聞きなさい?いいか、アスガーは、小さい頃体が弱くてずっと屋敷に居たんだ。対して俺は、いつも船の上だったんだよ。それは知っている?」
「ううん。知らなかった。」
「そうか。で、何が言いたいかって言うとな、クリストファも、船に乗って太陽の下にずっといれば、俺みたいな色になるって事だ。」
「そうなの!?」
「ああ。俺も昔はアスガーやクリストファみたいな色だったぞ。昔からこの土地に住んで俺を知っている奴は、皆分かってると思う。だんだんとこんな明るいオレンジのような髪になってったんだ。だから心配しなくてもいい。むしろ、俺の子供の頃にそっくりだぞ?クリストファは。」
「へへ…そっくり?」
「あぁ。じじぃ…じゃなかった!じいさまもばぁさまも、いつも良く言ってるだろ?俺の小さい頃にそっくりだって。」
「うん。」
「だから、お前をよく知らない奴に言われた言葉なんて気にしなくていいんだ。」
「うん!ありがとう!父さま!よかった!!」
「よし、今日は午前中は休みをもらったんだ。クリストファは少ししか朝食食べてなかっただろう?厨房へ行って、何かもらってこよう。」
「あら。元気になった?クリストファ。」
ラグンフリズがクリストファの元へと行って少しして、クラーラも心配になり来たのだ。
「母さま!」
「クラーラ!」
「ありがとう、ラグンフリズ。さすがだわ。私にはクリストファを元気づけるのは無理だったもの。ねぇ、クッキーをもらってきたから、一緒に食べましょう?」
「わーい、クッキーだー!」
「クラーラ、いやいや。君が教えてくれたからだよ。んー、じゃあご褒美が欲しいな。」
「もう、ラグンフリズったら…。仕方ないわね。はい、口開けて?あーん。」
クラーラは、ご褒美が欲しいというラグンフリズへとクッキーを食べさせてあげた。
「クリストファも、はい、口開けて?」
優しい父親と母親との時間が過ごせた事もあり、そしてラグンフリズがはっきりと自分と視線を合わせて答えてくれた事もあり、クリストファの憂いは晴れたようだ。
クラーラとラグンフリズは家族も増え、ますます楽しく温かい家庭を築きながら、今日も一緒に過ごしている。
☆★☆★☆★
これで、終わりです。
最後まで読んで下さいまして本当にありがとうございました。
少し高い所に造られた四阿は、港街まで一望出来る。そこに、五歳の男の子が座っていた。今は十二月で寒いのか身を縮めながら、顔を俯いていて少し悲しそうだ。
彼の名はクリストファ。
昨日港街に行った時、マリーアの友人に言われた心無い言葉に胸を痛めているのだ。
「お前ってさ、父親のラグンフリズ様に似てないよな!」
「そうだな、髪の色なんてお前は焦げ茶色なのに、ラグンフリズ様は明るいオレンジみたいな色だもんな!」
「お前、拾われた子じゃねーの?」
「ラグンフリズ様の子じゃねぇんじゃねーの?」
「やーい」
「やーい」
「…!」
悔しくなったクリストファは、唇を噛む勢いで歯を食いしばり駆けだした。
それから一目散に屋敷まで駆けてきて、母クラーラが庭先にいたのを見つけ、足元に飛びつきわんわんと泣いた。
確かに、姉のマリーアの髪は母クラーラに似た明るい茶色だが、クリストファは濃い茶色なのだ。
「あらあら、どうしたの?」
「ぼく…ぼく、父さまの子じゃないの?」
「え?」
「父さまと、母さまの子じゃないの?」
「…何か、言われたの?大丈夫よクリストファ。あなたは誰が何と言おうと、私とラグンフリズの子です。こんなに似ている親子、他に居ないわ。」
母であるクラーラは優しく微笑み、クリストファの頭をゆっくりと撫でた。
そう、母に言われたとしても、一度持った疑問はなかなか拭いきれなかった。
夕方、帰って来たマリーアが『なんでクリストファ先に帰ったのよ』とクリストファに聞いた。
クリストファは事の顛末を話すと、マリーアは鼻で笑う。
「あんた、お母様にそんな事効いたの?嘘でもそう言うわね。だって、『そうよ、あんたはお父様の子じゃありません』なんて言えるわけないじゃないの。」
そう言われたクリストファは、それも最もだと思って真っ青になり、すぐ自分の部屋に篭もってしまった。
そこから、使用人が『夜のご飯です』と言っても『お風呂の時間です』と言っても出て来なかった。
クラーラが見かねてクリストファの部屋の扉を叩いた。
「クリストファ?どうしたの?入っていいかしら?」
「お母さま、ごめんなさい。いまは一人にしてください。」
と返ってきた。
クラーラは無理矢理入っていこうかと思ったが、一人になりたい時もあるかと、そっとしておく事にした。
今日は遅くまでラグンフリズは帰って来ないから相談もできないなと思いながら。
マリーアは、クリストファを傷つけたくて言った訳ではなく、ただ思った事を口走っただけだ。だから、クリストファがなぜ、夕飯も食べずに篭もっているのか良く分からなかった。
そして次の日。
さすがにクリストファはお腹が空いたので、食事はする事にした。でも、食事を見ると何故が食欲が失せ、少し食べて残してしまった。
その後、マリーアはまた港街まで出掛けていったが、クリストファは四阿で、落ち込んでいたのだ。
マリーアは母からクリストファが落ち込んでいる事を聞き、昨日遊んでいた奴らを懲らしめてやろうと息巻いて朝出かけて行ったのだ。
「良い天気だなぁ…寒くないか?」
と、いつの間にかラグンフリズがクリストファの隣に座ってきた。
ラグンフリズは、クリストファの様子がおかしいとクラーラから聞き、仕事は午前中は休みにして、クリストファの様子を見に来てくれたのだ。
「父さま…。」
「どうした?何かあったか?」
クリストファは、また正直に言おうかと思ったが、マリーアが言ったように適当に言ってくるかなと思って沈黙を貫いた。
「…俺は、クリストファが大好きだ。ギューッといつまでも抱きしめていたいくらいなんだぞ。でもな、クリストファが悲しいと、俺まで泣けてくるんだ。」
そう言ったラグンフリズに、クリストファはハッとしてそちらを向く。
「ありのまま、ぐちゃくな気持ちのままでいいよ。クリストファが何を思っているか教えて欲しいな。」
そう言われ、クリストファはなんだかわからないけれど胸が締め付けられ、ポロポロと涙を零しながら吐き出すように話し出した。
「昨日、マリーアの友達に言われたんだ。ぼくの髪の色と、父さまの髪の色が全然違うって。だから、拾われた子なんじゃないかって。」
「なんだとー!!?」
クリストファは、ラグンフリズのその、大きな声が思いのほか低い声だったので身震いするほどだった。
「や、すまん…(誰だ!俺の可愛いクリストファを悲しませるのは…!二度と口の聞けないようにしてやる!!)クリストファ。いいか、よく聞け。お前の髪の色は、俺の弟アスガーに似てるよな?」
「うん。え!?ま、まさか…!」
「おい、最後まで聞きなさい?いいか、アスガーは、小さい頃体が弱くてずっと屋敷に居たんだ。対して俺は、いつも船の上だったんだよ。それは知っている?」
「ううん。知らなかった。」
「そうか。で、何が言いたいかって言うとな、クリストファも、船に乗って太陽の下にずっといれば、俺みたいな色になるって事だ。」
「そうなの!?」
「ああ。俺も昔はアスガーやクリストファみたいな色だったぞ。昔からこの土地に住んで俺を知っている奴は、皆分かってると思う。だんだんとこんな明るいオレンジのような髪になってったんだ。だから心配しなくてもいい。むしろ、俺の子供の頃にそっくりだぞ?クリストファは。」
「へへ…そっくり?」
「あぁ。じじぃ…じゃなかった!じいさまもばぁさまも、いつも良く言ってるだろ?俺の小さい頃にそっくりだって。」
「うん。」
「だから、お前をよく知らない奴に言われた言葉なんて気にしなくていいんだ。」
「うん!ありがとう!父さま!よかった!!」
「よし、今日は午前中は休みをもらったんだ。クリストファは少ししか朝食食べてなかっただろう?厨房へ行って、何かもらってこよう。」
「あら。元気になった?クリストファ。」
ラグンフリズがクリストファの元へと行って少しして、クラーラも心配になり来たのだ。
「母さま!」
「クラーラ!」
「ありがとう、ラグンフリズ。さすがだわ。私にはクリストファを元気づけるのは無理だったもの。ねぇ、クッキーをもらってきたから、一緒に食べましょう?」
「わーい、クッキーだー!」
「クラーラ、いやいや。君が教えてくれたからだよ。んー、じゃあご褒美が欲しいな。」
「もう、ラグンフリズったら…。仕方ないわね。はい、口開けて?あーん。」
クラーラは、ご褒美が欲しいというラグンフリズへとクッキーを食べさせてあげた。
「クリストファも、はい、口開けて?」
優しい父親と母親との時間が過ごせた事もあり、そしてラグンフリズがはっきりと自分と視線を合わせて答えてくれた事もあり、クリストファの憂いは晴れたようだ。
クラーラとラグンフリズは家族も増え、ますます楽しく温かい家庭を築きながら、今日も一緒に過ごしている。
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ご指摘ありがとうございました<m(__)m>至急直しました。
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最後まで読んで下さいまして、ありがとうございました(●^ー^●)
くろいゆき様、今回も感想ありがとうございます♪
はい、そう言って下さいまして嬉しいです(^ ^)あの二話だけでそう感じていただけたとの事、本当に嬉しいです(≧ヮ≦)短い中に、詰め込むのは難しく、でも長引かせるのも違うと思いましてああなりました☆
わ〜そう言っていただけて、本当に本当に、嬉しいです。゚・(>﹏<)・゚。いつもありがとうございます。励みになります(*´︶`*)
最後までお付き合い下さいまして、ありがとうございましたo(*´︶`*)o