25 / 35
25. 語らい
しおりを挟む
「ええと…よろしければ、ラグンフリズ様、こちらへ。」
「す、済まない…クラーラ嬢…。」
クラーラは、学院でカッコいいと言われているラグンフリズとこうやって二人で話すなんてととても緊張したが、同時に少し嬉しくもあった。以前も、学院で話し掛けてくれた事もあったけれど、それは本当に二人きりの時で、一度しかなかったのだ。だから、こうやって話が出来るなんてと体中の熱が顔に一気に集まってくるようだった。
(でも、シャーロテも格好いいと言っていたから…友人と同じ人を想うのはよくないわ。)
とクラーラは、自制を掛ける。
ラグンフリズもまた、緊張していた。本当はここへ来るのにも迷いがあった。弟のアスガーがどうしてもと言ったから先触れも出さず訪れたが、本当なら会わずに帰ろうと思っていたのだ。しかし図らずも、対応してくれたマグヌッセン家の使用人が、『せっかくでありますのでクラーラ様にお声を掛けてきます。少しお待ちいただけますか。すみませんが、そちらに掛けてお待ち下さい。』と言ってさっさとホールから続く階段を上って行ってしまった。
その申し出に、アスガーはとても喜んでいた。
いいのだろうかと思う気持ちと、会えるなら会いたいと思う気持ちもラグンフリズにはあり、思わず胸を高鳴らせて玄関ホールの長椅子に座っていたのだった。
学院でも、特に高身長で顔も整っている為に女子生徒から熱のこもった手紙をもらったり、中には下駄箱に刺繍されたハンカチが入っている事もあったラグンフリズ。自分でも女性にモテているという自覚は少なからずあり、だからこそクラーラへの想いが自分には戸惑っていた。
(しかし、こんなチャンスは二度と無いかも知れない…!)
年末年始の長期休暇に入る少し前に、クラーラとシャーロテが話していた会話の内容。あれを聞いてからはいてもたってもいられなくなったのだ。
普段から、ラグンフリズも生徒が登校してくる随分前に学院に到着するようにしていて、教室では主に本を読んでいた。生徒の登校時間にかち合うと、女子生徒に囲まれ前に進めなくなった事があったからだった。
クラーラとシャーロテも、朝の早い時間に教室で二人仲良く話しているのをラグンフリズは微笑ましく見ていた。
普段、別に会話を盗み聞いているわけではない。聞こえてくる会話は、胸に刻んでいる場合はあっても、読書に集中しているのだ。
しかしあの日は違った。
あの日の会話は、どう聞いても、婚約を白紙に戻したと言っていた。そして、シャーロテも『クラーラに婚約者が居なくなったと知ったら、男性から申し込みが殺到する』と言っていた。ラグンフリズはそれを耳にすると、それ以上聞いていられなくて慌てて教室を出たのだ。頭を冷やす為に。
自分はそれを聞いて、どうしたいのか。考える時間が必要だったのだ。
「…のよ。」
「ん?あ!す、済まない!もう一度言ってくれるか?」
考え込んでいたラグンフリズに、クラーラの心地よい声が最後の方だけ聞こえたので、咄嗟にそう言った。
(今は、この時間に集中をしなければ…!)
ラグンフリズは何故かそう気合いを入れ直し、クラーラへと視線を向けた。
いつの間にか庭園まで来ていた。クラーラはきっと律儀に花の名前を説明してくれているのかもしれないと思いながら。
「はい。ええと、この赤い花は、オキザリスと言うらしいです。花びらが五枚あって、小さくて可愛らしいですよね。」
「なるほど。オキザリス…置き去り?」
「フフフ。なんだか淋しい名前にも聞こえますよね。でも花言葉はそんな事ないのですよ?心の輝き、あなたと過ごしたい、とか…あ、明るい言葉ですよね!」
クラーラは、ラグンフリズの呟いた言葉を拾って繋いだのだが、途中から何故だかとても恥ずかしくなった。
(あなたと過ごしたい、ですって!やだわ!今の私の気持ちみたい…!)
クラーラもまた、このいきなりの状況に戸惑ってはいたが嬉しくもあったのだ。学院ではほとんど話した事のなかった人と、自分の家の庭で二人きりで語らえるなんてきっともう二度と無いのだろうと。
「そうか…クラーラ嬢は博識なのだな。あなたのような人と船に乗って異国へ行けたら、とても楽しそうだ。」
「え!」
「…え!?あ、いや…異国に行くのは、普段からいつもしている事で…別に特に深い意味は…(な、何を言っているんだ俺は!?)」
「そ、そうですか。先ほども、アスガー様がそう言われていましたものね。でも、異国の文化に触れられるのはとても楽しそうですわね。」
クラーラは、社交辞令よね、そうよきっと、と思い直し、そう無難に言葉を返した。
「そればかりではないが。子供の時はそれでよく辛く思ったものだ。海を越えた先に、一日も掛からない近い異国や、何ヵ月も海の上で過ごした先に辿り着く異国もある。近い異国でも、言葉のニュアンスが違ったりしてね、虐められたわけではないとは思うが、何度も心を閉ざそうと思った事がある。」
「そうですか…。私には想像も付かない世界です。でも、幼い頃より異国と触れ合ってきたラグンフリズ様はやはり素晴らしいですよ。そのような経験をされたからこそ、今のラグンフリズ様がお有りなのですから。」
「…ありがとう。オキザリスを、いつかクラーラ嬢に送っても許されるだろうか?」
「え?」
そう言われたクラーラは、ラグンフリズの顔を見つめる。ラグンフリズも、今度は思わず口走ったわけではなくクラーラを見つめ気持ちを込めて言葉を発した。
二人はしばし見つめ合った。
心地よい風が、二人の頬をくすぐる。クラーラの横髪を優しい風が、ゆっくりとなびかせている。
ラグンフリズは、クラーラが返事を返さないので、一歩前に進み出てもう一度気持ちを伝えようとしたその時。
「兄上、ありがとうございます!有意義な時間が過ごせました!」
「姉上、また来て貰う約束をしましたよ。手紙も送り合うつもりです!」
明るい、弟達の声が後ろから響いた。
「す、済まない…クラーラ嬢…。」
クラーラは、学院でカッコいいと言われているラグンフリズとこうやって二人で話すなんてととても緊張したが、同時に少し嬉しくもあった。以前も、学院で話し掛けてくれた事もあったけれど、それは本当に二人きりの時で、一度しかなかったのだ。だから、こうやって話が出来るなんてと体中の熱が顔に一気に集まってくるようだった。
(でも、シャーロテも格好いいと言っていたから…友人と同じ人を想うのはよくないわ。)
とクラーラは、自制を掛ける。
ラグンフリズもまた、緊張していた。本当はここへ来るのにも迷いがあった。弟のアスガーがどうしてもと言ったから先触れも出さず訪れたが、本当なら会わずに帰ろうと思っていたのだ。しかし図らずも、対応してくれたマグヌッセン家の使用人が、『せっかくでありますのでクラーラ様にお声を掛けてきます。少しお待ちいただけますか。すみませんが、そちらに掛けてお待ち下さい。』と言ってさっさとホールから続く階段を上って行ってしまった。
その申し出に、アスガーはとても喜んでいた。
いいのだろうかと思う気持ちと、会えるなら会いたいと思う気持ちもラグンフリズにはあり、思わず胸を高鳴らせて玄関ホールの長椅子に座っていたのだった。
学院でも、特に高身長で顔も整っている為に女子生徒から熱のこもった手紙をもらったり、中には下駄箱に刺繍されたハンカチが入っている事もあったラグンフリズ。自分でも女性にモテているという自覚は少なからずあり、だからこそクラーラへの想いが自分には戸惑っていた。
(しかし、こんなチャンスは二度と無いかも知れない…!)
年末年始の長期休暇に入る少し前に、クラーラとシャーロテが話していた会話の内容。あれを聞いてからはいてもたってもいられなくなったのだ。
普段から、ラグンフリズも生徒が登校してくる随分前に学院に到着するようにしていて、教室では主に本を読んでいた。生徒の登校時間にかち合うと、女子生徒に囲まれ前に進めなくなった事があったからだった。
クラーラとシャーロテも、朝の早い時間に教室で二人仲良く話しているのをラグンフリズは微笑ましく見ていた。
普段、別に会話を盗み聞いているわけではない。聞こえてくる会話は、胸に刻んでいる場合はあっても、読書に集中しているのだ。
しかしあの日は違った。
あの日の会話は、どう聞いても、婚約を白紙に戻したと言っていた。そして、シャーロテも『クラーラに婚約者が居なくなったと知ったら、男性から申し込みが殺到する』と言っていた。ラグンフリズはそれを耳にすると、それ以上聞いていられなくて慌てて教室を出たのだ。頭を冷やす為に。
自分はそれを聞いて、どうしたいのか。考える時間が必要だったのだ。
「…のよ。」
「ん?あ!す、済まない!もう一度言ってくれるか?」
考え込んでいたラグンフリズに、クラーラの心地よい声が最後の方だけ聞こえたので、咄嗟にそう言った。
(今は、この時間に集中をしなければ…!)
ラグンフリズは何故かそう気合いを入れ直し、クラーラへと視線を向けた。
いつの間にか庭園まで来ていた。クラーラはきっと律儀に花の名前を説明してくれているのかもしれないと思いながら。
「はい。ええと、この赤い花は、オキザリスと言うらしいです。花びらが五枚あって、小さくて可愛らしいですよね。」
「なるほど。オキザリス…置き去り?」
「フフフ。なんだか淋しい名前にも聞こえますよね。でも花言葉はそんな事ないのですよ?心の輝き、あなたと過ごしたい、とか…あ、明るい言葉ですよね!」
クラーラは、ラグンフリズの呟いた言葉を拾って繋いだのだが、途中から何故だかとても恥ずかしくなった。
(あなたと過ごしたい、ですって!やだわ!今の私の気持ちみたい…!)
クラーラもまた、このいきなりの状況に戸惑ってはいたが嬉しくもあったのだ。学院ではほとんど話した事のなかった人と、自分の家の庭で二人きりで語らえるなんてきっともう二度と無いのだろうと。
「そうか…クラーラ嬢は博識なのだな。あなたのような人と船に乗って異国へ行けたら、とても楽しそうだ。」
「え!」
「…え!?あ、いや…異国に行くのは、普段からいつもしている事で…別に特に深い意味は…(な、何を言っているんだ俺は!?)」
「そ、そうですか。先ほども、アスガー様がそう言われていましたものね。でも、異国の文化に触れられるのはとても楽しそうですわね。」
クラーラは、社交辞令よね、そうよきっと、と思い直し、そう無難に言葉を返した。
「そればかりではないが。子供の時はそれでよく辛く思ったものだ。海を越えた先に、一日も掛からない近い異国や、何ヵ月も海の上で過ごした先に辿り着く異国もある。近い異国でも、言葉のニュアンスが違ったりしてね、虐められたわけではないとは思うが、何度も心を閉ざそうと思った事がある。」
「そうですか…。私には想像も付かない世界です。でも、幼い頃より異国と触れ合ってきたラグンフリズ様はやはり素晴らしいですよ。そのような経験をされたからこそ、今のラグンフリズ様がお有りなのですから。」
「…ありがとう。オキザリスを、いつかクラーラ嬢に送っても許されるだろうか?」
「え?」
そう言われたクラーラは、ラグンフリズの顔を見つめる。ラグンフリズも、今度は思わず口走ったわけではなくクラーラを見つめ気持ちを込めて言葉を発した。
二人はしばし見つめ合った。
心地よい風が、二人の頬をくすぐる。クラーラの横髪を優しい風が、ゆっくりとなびかせている。
ラグンフリズは、クラーラが返事を返さないので、一歩前に進み出てもう一度気持ちを伝えようとしたその時。
「兄上、ありがとうございます!有意義な時間が過ごせました!」
「姉上、また来て貰う約束をしましたよ。手紙も送り合うつもりです!」
明るい、弟達の声が後ろから響いた。
42
お気に入りに追加
2,987
あなたにおすすめの小説
愛しき夫は、男装の姫君と恋仲らしい。
星空 金平糖
恋愛
シエラは、政略結婚で夫婦となった公爵──グレイのことを深く愛していた。
グレイは優しく、とても親しみやすい人柄でその甘いルックスから、結婚してからも数多の女性達と浮名を流していた。
それでもシエラは、グレイが囁いてくれる「私が愛しているのは、あなただけだよ」その言葉を信じ、彼と夫婦であれることに幸福を感じていた。
しかし。ある日。
シエラは、グレイが美貌の少年と親密な様子で、王宮の庭を散策している場面を目撃してしまう。当初はどこかの令息に王宮案内をしているだけだと考えていたシエラだったが、実はその少年が王女─ディアナであると判明する。
聞くところによるとディアナとグレイは昔から想い会っていた。
ディアナはグレイが結婚してからも、健気に男装までしてグレイに会いに来ては逢瀬を重ねているという。
──……私は、ただの邪魔者だったの?
衝撃を受けるシエラは「これ以上、グレイとはいられない」と絶望する……。
女性として見れない私は、もう不要な様です〜俺の事は忘れて幸せになって欲しい。と言われたのでそうする事にした結果〜
流雲青人
恋愛
子爵令嬢のプレセアは目の前に広がる光景に静かに涙を零した。
偶然にも居合わせてしまったのだ。
学園の裏庭で、婚約者がプレセアの友人へと告白している場面に。
そして後日、婚約者に呼び出され告げられた。
「君を女性として見ることが出来ない」
幼馴染であり、共に過ごして来た時間はとても長い。
その中でどうやら彼はプレセアを友人以上として見れなくなってしまったらしい。
「俺の事は忘れて幸せになって欲しい。君は幸せになるべき人だから」
大切な二人だからこそ、清く身を引いて、大好きな人と友人の恋を応援したい。
そう思っている筈なのに、恋心がその気持ちを邪魔してきて...。
※
ゆるふわ設定です。
完結しました。
【完結】探さないでください
仲 奈華 (nakanaka)
恋愛
私は、貴方と共にした一夜を後悔した事はない。
貴方は私に尊いこの子を与えてくれた。
あの一夜を境に、私の環境は正反対に変わってしまった。
冷たく厳しい人々の中から、温かく優しい人々の中へ私は飛び込んだ。
複雑で高級な物に囲まれる暮らしから、質素で簡素な物に囲まれる暮らしへ移ろいだ。
無関心で疎遠な沢山の親族を捨てて、誰よりも私を必要としてくれる尊いこの子だけを選んだ。
風の噂で貴方が私を探しているという話を聞く。
だけど、誰も私が貴方が探している人物とは思わないはず。
今、私は幸せを感じている。
貴方が側にいなくても、私はこの子と生きていける。
だから、、、
もう、、、
私を、、、
探さないでください。
私のドレスを奪った異母妹に、もう大事なものは奪わせない
文野多咲
恋愛
優月(ゆづき)が自宅屋敷に帰ると、異母妹が優月のウェディングドレスを試着していた。その日縫い上がったばかりで、優月もまだ袖を通していなかった。
使用人たちが「まるで、異母妹のためにあつらえたドレスのよう」と褒め称えており、優月の婚約者まで「異母妹の方が似合う」と褒めている。
優月が異母妹に「どうして勝手に着たの?」と訊けば「ちょっと着てみただけよ」と言う。
婚約者は「異母妹なんだから、ちょっとくらいいじゃないか」と言う。
「ちょっとじゃないわ。私はドレスを盗られたも同じよ!」と言えば、父の後妻は「悪気があったわけじゃないのに、心が狭い」と優月の頬をぶった。
優月は父親に婚約解消を願い出た。婚約者は父親が決めた相手で、優月にはもう彼を信頼できない。
父親に事情を説明すると、「大げさだなあ」と取り合わず、「優月は異母妹に嫉妬しているだけだ、婚約者には異母妹を褒めないように言っておく」と言われる。
嫉妬じゃないのに、どうしてわかってくれないの?
優月は父親をも信頼できなくなる。
婚約者は優月を手に入れるために、優月を襲おうとした。絶体絶命の優月の前に現れたのは、叔父だった。
貴方もヒロインのところに行くのね? [完]
風龍佳乃
恋愛
元気で活発だったマデリーンは
アカデミーに入学すると生活が一変し
てしまった
友人となったサブリナはマデリーンと
仲良くなった男性を次々と奪っていき
そしてマデリーンに愛を告白した
バーレンまでもがサブリナと一緒に居た
マデリーンは過去に決別して
隣国へと旅立ち新しい生活を送る。
そして帰国したマデリーンは
目を引く美しい蝶になっていた
愛のある政略結婚のはずでしたのに
神楽ゆきな
恋愛
伯爵令嬢のシェリナ・ブライスはモーリス・アクランド侯爵令息と婚約をしていた。
もちろん互いの意思などお構いなしの、家同士が決めた政略結婚である。
何しろ決まったのは、シェリナがやっと歩き始めたかどうかという頃だったのだから。
けれども、それは初めだけ。
2人は出会ったその時から恋に落ち、この人こそが運命の相手だと信じ合った……はずだったのに。
「私はずっと騙されていたようだ!あなたとは今日をもって婚約を破棄させてもらう!」
モーリスに言い放たれて、シェリナは頭が真っ白になってしまった。
しかし悲しみにくれる彼女の前に現れたのは、ウォーレン・トルストイ公爵令息。
彼はシェリナの前に跪くなり「この時を待っていました」と彼女の手を取ったのだった。
「婚約の約束を取り消しませんか」と言われ、涙が零れてしまったら
古堂すいう
恋愛
今日は待ちに待った婚約発表の日。
アベリア王国の公爵令嬢─ルルは、心を躍らせ王城のパーティーへと向かった。
けれど、パーティーで見たのは想い人である第二王子─ユシスと、その横に立つ妖艶で美人な隣国の王女。
王女がユシスにべったりとして離れないその様子を見て、ルルは切ない想いに胸を焦がして──。
拝啓、許婚様。私は貴方のことが大嫌いでした
結城芙由奈
恋愛
【ある日僕の元に許婚から恋文ではなく、婚約破棄の手紙が届けられた】
僕には子供の頃から決められている許婚がいた。けれどお互い特に相手のことが好きと言うわけでもなく、月に2度の『デート』と言う名目の顔合わせをするだけの間柄だった。そんなある日僕の元に許婚から手紙が届いた。そこに記されていた内容は婚約破棄を告げる内容だった。あまりにも理不尽な内容に不服を抱いた僕は、逆に彼女を遣り込める計画を立てて許婚の元へ向かった――。
※他サイトでも投稿中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる