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9. 私の生活
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あの後、ロイス様は私を魔力省の先ほど行った部屋へ送り届けると『じゃあばあちゃん…じゃなかった!アグネス、皆、ステイシーをよろしく!』と言って出て行った。
ばあちゃんって呼ぶとアグネス様は睨んでいるから、呼ばせないようにしているのかしら。だって言われなきゃおばあ様だなんて分からないくらいの見た目よ。
ロイス様の事ももう少し知りたかったけれど、仕方ないわ。きっととても偉い地位の人なのかもしれないもの。だって、第二王子を呼び捨てたり、騎士団の方達もご挨拶されていたもの。
雇ってやろうか、と言ったから人事権もあるのかと思ったけれど、オスカー様から隔離する為だったと分かったので、それはないのかもしれないわ。
ま、良く分からないものは考えても仕方ないわね!
あ、それから私の今の状況を家族に話してはいけないと言われた。
どこでどうバレるか分からないからみたい。死にたくはないから仕方ないけれど、私嘘を付くのが苦手なのよね…家族と話す時にバレないかヒヤヒヤするわ。
そして、アグネス様から一応その部屋で机に向かって魔力を流し込んでいる女性三人の紹介をしてもらった。
黒い髪がとても艶やかで腰まで真っ直ぐ伸びたビビィ、三十八歳。少しミステリアスな感じ。
ここで魔力を石に注ぎ込む仕事もしているが、他の所でも仕事をしているらしくよく部屋を留守にするらしい。
茶色の髪でくるくると内巻きに髪がカールしているサスィー、二十一歳。鼻筋が通っていて、とても落ち着いた雰囲気。
サスィーも、魔力を石に注ぎ込んでいる。よく部屋を留守にするらしい。
黄色の髪で、長い髪を首の所で一括りに縛っているココット、十七歳。テキパキと動き、よく話して元気なイメージ。
他に、部屋にあった魔力石をどこかへ持って行った女性と、どこかから魔力石を持ってきた女性もいた。
どうやら、辞めさせられた侍女は全員魔力省に来ているが皆魔力があるわけではないみたいで、違う仕事をしている子もいるらしい。
魔力石を持ってきたり、持っていったりした女性がやってる雑用やなんかをしてるのかもしれない。
そして、その後はアグネス様から魔力省の制服と言われた紺色のワンピースを渡され、私がこれから寝起きする部屋を案内された。
四階の、奥から三番目の部屋だ。扉を開けると、昨日までの使用人棟の部屋より一回り広い。
一人用のベッドと、机と椅子に衣装タンスがあるだけではあったが、素材が高級そうだ。奥には窓もあって明るくて景色がいい。
私は一目見て気に入った。
この棟から出る時は充分気をつけなさいと言われた。でも、この棟から出なくても生活は充分出来そうだわ。
小さいけれど図書室もある。生活に必要な洗濯室や浴室も一階に揃っていた。
ご飯は、一階の食堂で三食出るらしい。それは、使用人棟と同じだった。だけれど、あちらと違うのはここは無料なのだとか!
魔力を使う事は他の人がそうそう出来るものでもないみたいで、特別待遇らしい。お給料も手当てが少し上乗せされるみたいで、びっくりした。
私は、連れて来られただけなのだけれど、好待遇でとても有り難いわ!
オスカー様にクビって言われた時はどうしようかと思ったけれど、魔力が備わって、良かったわ!
ばあちゃんって呼ぶとアグネス様は睨んでいるから、呼ばせないようにしているのかしら。だって言われなきゃおばあ様だなんて分からないくらいの見た目よ。
ロイス様の事ももう少し知りたかったけれど、仕方ないわ。きっととても偉い地位の人なのかもしれないもの。だって、第二王子を呼び捨てたり、騎士団の方達もご挨拶されていたもの。
雇ってやろうか、と言ったから人事権もあるのかと思ったけれど、オスカー様から隔離する為だったと分かったので、それはないのかもしれないわ。
ま、良く分からないものは考えても仕方ないわね!
あ、それから私の今の状況を家族に話してはいけないと言われた。
どこでどうバレるか分からないからみたい。死にたくはないから仕方ないけれど、私嘘を付くのが苦手なのよね…家族と話す時にバレないかヒヤヒヤするわ。
そして、アグネス様から一応その部屋で机に向かって魔力を流し込んでいる女性三人の紹介をしてもらった。
黒い髪がとても艶やかで腰まで真っ直ぐ伸びたビビィ、三十八歳。少しミステリアスな感じ。
ここで魔力を石に注ぎ込む仕事もしているが、他の所でも仕事をしているらしくよく部屋を留守にするらしい。
茶色の髪でくるくると内巻きに髪がカールしているサスィー、二十一歳。鼻筋が通っていて、とても落ち着いた雰囲気。
サスィーも、魔力を石に注ぎ込んでいる。よく部屋を留守にするらしい。
黄色の髪で、長い髪を首の所で一括りに縛っているココット、十七歳。テキパキと動き、よく話して元気なイメージ。
他に、部屋にあった魔力石をどこかへ持って行った女性と、どこかから魔力石を持ってきた女性もいた。
どうやら、辞めさせられた侍女は全員魔力省に来ているが皆魔力があるわけではないみたいで、違う仕事をしている子もいるらしい。
魔力石を持ってきたり、持っていったりした女性がやってる雑用やなんかをしてるのかもしれない。
そして、その後はアグネス様から魔力省の制服と言われた紺色のワンピースを渡され、私がこれから寝起きする部屋を案内された。
四階の、奥から三番目の部屋だ。扉を開けると、昨日までの使用人棟の部屋より一回り広い。
一人用のベッドと、机と椅子に衣装タンスがあるだけではあったが、素材が高級そうだ。奥には窓もあって明るくて景色がいい。
私は一目見て気に入った。
この棟から出る時は充分気をつけなさいと言われた。でも、この棟から出なくても生活は充分出来そうだわ。
小さいけれど図書室もある。生活に必要な洗濯室や浴室も一階に揃っていた。
ご飯は、一階の食堂で三食出るらしい。それは、使用人棟と同じだった。だけれど、あちらと違うのはここは無料なのだとか!
魔力を使う事は他の人がそうそう出来るものでもないみたいで、特別待遇らしい。お給料も手当てが少し上乗せされるみたいで、びっくりした。
私は、連れて来られただけなのだけれど、好待遇でとても有り難いわ!
オスカー様にクビって言われた時はどうしようかと思ったけれど、魔力が備わって、良かったわ!
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